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釣りをする楽しみの中に、「新しい道具を買う」という要素がある。 朝食を食べる時に新しい茶碗や箸を使ったり、新しい車でドライブに出かけるのに似ている。新しい道具が、なんだか新しい出会いを導いてくれるような気がするのだ。 そんな新しい釣り道具との出会いが、3ヵ月に1度程度、僕のもとにやってくる。今回は、 リールだ。このリールが、大きなシーバスやヒラメなんかを連れて来てくれると信じている。 後輩S君も同じリールを同じ時期に発注し、しかも今日、到着。「明日には新しいロッドも届きますわ」と喜んでいるが、僕は既に同じロッドを購入済み。 ついでに、僕らは同じライン、同じルアーで釣ってやろうと考えている。ただ、まったく同じ製品でも、どちらにどんな魚が釣れるかは予測不可能。せめて、新しい道具の初獲物が、お互いが投げて絡まったルアー2匹でないことだけを祈ろう。
2008.07.31
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成長の遅かった今年の鮎が、ようやく大きくなってきたので、午前中だけ千曲川に行ってきた。 毎年、解禁日の鮎を叔母に届けるのが恒例となっていたけど、今年はお子様サイズばかりだったので、ほぼ1ヵ月も遅くなってしまった。遅咲きの鮎だけに、味も格別だろう。 その叔母の娘、平たく言うと僕の従妹が結婚することになった。お相手は僕と同じ大学の出身とのこと。 従妹も遅咲きの幸せを手に入れた。めでたし、めでたし。
2008.07.30
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毎年8月に開く町内のイベントがある。有志で作る会が主催して、飲食や物品を安価で販売する。おまけに、町内のお年寄りが唸る詩吟や、カラオケのステージもある。地元の高校生による吹奏楽演奏もある。まあ、簡単に言うと地域極力限定夏祭りだ。 タイトルを「にこにこフェスティバル」という。実にストレートかつ徹底的に単純で、これ以上のタイトルを期待するのは失礼なほど、都会的に洗練された匂いさえ感じられる。夜、その打ち合わせ会議があった。 今年から初めて参加する商業高校の校長先生と、担当の教員も出席。校長先生によると、「教員が地域に顔を出すことは誠に意義深い」とのこと。生ビールを重ねる校長の赤ら顔が、すでに「にこにこフェスティバル」の域に達している。 会議終了後、会場となったOさんが営むM食堂地下で、マージャン大会を実施。前回、役萬を上がって人生赤丸急上昇中のYさんは、オーラスで僕を抜いてまたまた優勝。蛍光灯に青白く輝く頭をナデナデしながら、ご機嫌よろしく「にこにこフェスティバル」模様。2時半帰宅。
2008.07.29
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寿司屋での宴会を終えたまでは良かった。 スナックに行って、居合わせたお客さんと医療問題の議論をしてから、急激に酔いが回りはじめ、家に帰ったのは午前3時過ぎだった。 その間の僕の行動は、デジカメが記録していてくれた。 さもありなん。居酒屋のお客さんと思われる女性や、行ったことのない店の店員さんとの記念写真が刻まれていた。おそらく3軒はハシゴしたと思われる。 こんな人生を月曜日から送っている。
2008.07.28
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埼玉県在住のB君は、週末の度に別荘がある信州へ来ては畑仕事を楽しむ僕の友人である。で、夏休みにはいっしょに海や山に遊びに行くことが恒例となっている。昨年、大失恋をしたこともあり、「今年はシミジミしたい」というので、新潟の漁村に宿泊しようと計画中だ。 で、海釣りの道具を買いに行きたいというので、「釣る対象は女性?それとも魚?」とたずねたところ、「できれば魚」とのこと。釣具屋さんであれこれ物色し、失恋した男性に最適な道具一式を取り揃えた。 ご満悦のB君と、釣具屋の近くで蕎麦屋を営むM君の店に立ち寄る。M君は先日バイクに乗っていたところ、女性が運転する車と正面衝突し、九死に一生を得た。が、その後の保障話が宙に浮いている。相手が中国人だったことがその理由。話が通じないらしい。M君は「中国語を習っておけば良かったと、シミジミ思う」と反省している。 女性に当らないB君と、当てられたM君。そんな彼らを前にして、僕はシミジミと飲むしかなかった。 いずれ、また元気に女性の話ができるまで、友よ「男女友好!再見!」。
2008.07.27
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老舗蕎麦屋のT君から、「26日に鮎が食べたいというお客さんがいるのでお願いします」との注文が先日入っていた。その客は昼食に立ち寄るというので、午前中が勝負だ。 後輩S君と、千曲川に向かう。連日の夕立で若干濁りが入っているけど、何とかなりそうだ。調子の上がらないS君を尻目に釣果を重ね、予約されていた分の鮎をどうにか釣る。 T君の蕎麦屋のイケスに鮎を入れ、一休み。 鴨肉の鉄板焼きで一杯やっていると、白髪のお爺さんと厚化粧の女性が店に入ってきた。えらく派手な格好をしている。 今日は、渥美清さんの13回忌イベントがある。ゲストは、「男はつらいよ」の山田洋次監督と、僕のまちがロケ地になった時のマドンナ役・三田佳子さんらである。先ほどの白髪のお爺さんと、厚化粧の女性の正体であった。 「まさか、山田監督や三田さんが来るとは聞いていなかったんで」とT君。 「けっこう歳いってるようですけど、オーラが出てますな。さすが女優ですな」というのがS君の感想。僕も同感である。 白髪のお爺さんと厚化粧の女性にとって、千曲の鮎の味はいかがだったろうか。
2008.07.26
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地元の学校の先生をしていたSさんという陶芸家の酒器を買った。 写真手前は僕のお気に入りの備前のぐい呑み。相性が良さそうだ。 で、この作品はたった1200円である。ぐい呑みよりも遥かに安いのに、とてもそんなに安く見えないところが一つの価値。初おろしは、安酒を冷やして楽しんでみるか。
2008.07.25
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夕方からの懇親会をやっつけて、次なる会場へ駆けつける。 ここは、まちはずれの一角にある「隠れ家的な」ダイニングバーで、K君が経営している。店の周りに木がたくさん植えてあって、木々の中から灯りがもれてくるようだ。 K君とはかれこれ数年の付き合いだが、僕は彼のお母様とは長年の付き合いである。僕の叔母と同級生だったことがことの発端だ。 お母様がまだ女子高生だった頃。僕の叔母と遊びに行く際に、「女の子だけではキケンだから、かっちゃんを連れて行こう」と、僕は散々酷使されていた。「火星人発見!」の証拠写真のように、僕は2人の女子高生に手をつながれ、しかも足を宙に浮かせて連れ歩かされたのだ。僕の幼少時代の思い出の中で、叔母とK君のお母様によって記されたこの切ない日々は、決して記憶から抹消することはできない。 さて、K君の店での宴会である。生ビールからワイン、焼酎、日本酒と、ほぼいつも通りのアルコールリレー。であるにも関わらず、どの酒もいつも以上にしょっぱく感じるのは、この思い出がしょっぱく醸造されているためである。
2008.07.24
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設備屋のS君が、水まわりのグッズを売る店を開いた。蛇口とか、シャワーヘッドとか、トイレの蓋なんかも売っている。見ていて楽しいが、実際マニアもいるそうだ。 便器にはあまり興味がないので、S君が企画した水垢取りのセットを買った。 僕の住むまちの水はとても硬質で、蛇口とか鏡に白い結晶が蓄積してしまう。S君は、「本当なら、新しい蛇口を買ってもらう方が商売上はありがたいんすけど、愛着あるものを長く使ってもらうのもプロの仕事っすから」という。偉い。 さっそく水垢取りセットを使ってみた。 新品同様の輝きが美しい。 こんなにきれいになるのなら、人体に併用できるともっとうれしいが、そうはいかない。設備屋的な見地から言うと、「シミやソバカスなどはトイレの蓋で隠すしかないっす」という。
2008.07.23
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レストランで、とりわけハンバーグやステーキを注文すると、焼きあがった料理にソースをかけてくれたり、律儀にカットしてくれたりする店がある。 僕は、これは不味いと思う。そこまでしてもらうほど僕はお子様ではないし、自分の好きな大きさに切ったり、焼きあがったばかりの料理にナイフを入れ、あふれ出す肉汁の流れ出す様を楽しみたい。 ただ、店員さんによって、この感覚は大きく変化する。 今回は、上品なおば様店員がカットしてくれたので、お子様になった気分ではしゃいでしまった。できれば、「あーん」もしてほしいが、それは高期高齢者になってからのお楽しみとしよう。
2008.07.22
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東京荻窪で「佐久信」というラーメン屋があったことを知る人は多いだろう。激戦地荻窪の有名店に挟まれ、「谷間のラーメン屋」だったこの店を、料理評論家の山本益博さんやコピーライターの糸井重里さんが知恵を出し合って有名店にのし上げたサクセスストーリーは、伊丹十三監督の「タンポポ」のモデルにもなった。 この店の主は、Oさんという。 毎年、夏になるとOさんは奥さんを連れて遊びに来る。千曲川畔の温泉宿N荘に泊まるのが恒例で、自分の子どもよりも年少の僕を誘ってくれる。 今日は今年最高の暑さだったのにも関わらず、浴衣の下にはしっかりと股引を履くOさんである。「かっちゃん、ラーメン屋だった僕が暑さに負けるわかないよ」と自慢する。 しかしOさんは、「もうラーメン屋はやらない」らしい。「あんなに忙しく仕事したんで、身体がラーメンのようにのびちゃった」そうである。
2008.07.21
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夏になると、各地で行われる「魚のつかみどり」。信州の地方都市でも、多くは水遊び用のプールを使ってニジマスを放す。ニジマスはすぐに弱るので、子どもでも簡単に捕まえられるのだ。 が、それはそれで良しとしても、僕はもうひとヒネリほしいと思う。ほしいものは何でも手に入ってはいけない。それなりの苦労があって、手中にしたモノが初めて宝物になるのだ。「魚のつかみどり」も、できれば捕まえにくいものが良い。 といった企画で「ウナギつかみどり」を町内の小川で始めた。もう5年にもなる。ウルサイ小学生を相手に、また「今晩のオカズになるんだから、しっかり捕まえて!」と絶叫するお母さんを横目に、今年も50匹のウナギに活躍してもらった。 大人だって、生きたウナギを触ることなんて滅多にない。軍手をして臨む子どももいるけど、そう易々とつかまらない生き様が、ウナギの真骨頂だ。 捕まえたウナギは、卸業をしているT君に手伝ってもらい、子どもの目の前でさばく。血だらけになって身悶えるウナギを見る経験も大切だ。ウナギの命をどうやって生かすかという捉えどころが、この遊びの「美味しいキモ」なのだ。 そんな会場で、僕は大人の遊び「炎天下マージャン大会」に参加。灼熱の陽を浴びながら、半ば焼死しそうな状態でマージャンを打つ。 なかなか良い手ができない。ウナギ以上につかみ所のないお遊びでした。
2008.07.20
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「ほおずき市」といえば江戸の文化かと思いきや、信州の片田舎でも似たようなことをやっていた。 まだ青々しいほおずきだけど、「どんな色付きになるのかな?」なんて思いながら、飲みながら、ほおずきを愛でるのも一興か。 この市は、最近になって始まったとのこと。会場には浴衣姿の中学生の姿もあって、どこか青々しいほおずきと共通していた。ただ、ほおずきのように「どんな大人になるのかな?」なんて思いながら眺めてはイケナイ。
2008.07.19
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千曲川畔の温泉宿N荘で、ヤギの赤ちゃんとアイガモの赤ちゃんが生まれた。放し飼いされている彼ら、彼女らは、旅行客の人気者になっている。今年は、例年よりも出産ラッシュが遅くなったそうだ。異常気象ならぬ「異常気性」が、ヤギの世界にも広がっているのだろうか。 これを見守る女将のY子さんは、最近、というか例年並みにダイエットを敢行中。しかし、このままでは一生ダイエットが必要と診断されてもおかしくない程度の効果しかあげていない。 「アタシもヤギやアイガモを産めば、もう少し痩せられるのになぁ」と、聞き捨てならない言葉を発したので、僕は「メー」と鳴いて訓告。Y子さんは、「ピヨピヨ」と泣いていた。
2008.07.18
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後輩2人と、市内のホテルで始めた「ランチバイキング」に行く。 海外では「バイキング大好き」というと、海賊ファンと間違われるケースがある。正しくは「ビュッフェ」が適当か。でも、あまり細かいことを言っていては食事が不味くなるので、おおらかに食べよう。 ここのホテルのランチバイキングは中華。少量ずつ、できれば全種類を食べるのが僕流バイキングである。 後輩2人は、「今イチ」派と「まあまあ」派に分かれた。僕は、バイキングはこんな程度だと思っているし、細かい注文をつけちゃいけないのが「バイキングのルール」だと考えている。要は、お腹いっぱい食べれば事は済むのだ。 食後、「今イチ」派の後輩がお腹を壊した。杏仁豆腐ばかりを狙った犯行が、バイキングの掟に触れたためだ。
2008.07.17
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ファミレスを好まない僕ではあるが、「モーニング」だけは別だ。 暑さをしのぎながら、前夜の飲み過ぎを反省するのに適当な場所だから。 このピザトーストは、美味しくもなければ不味くもない一品。胃もたれと頭痛を和らげるには、ちょいと濃いかもしれないが、適度なカロリーを摂取するのに向いている。「ドリンクバー」というサービスもあるので、飲み物と微調整しながら時間を過ごしたい。 ただ、残念なことに、この「ドリンクバー」にはアルコールが含まれていない。朝っぱらから生ビールを飲めるのがファミレスの武器なのだから、せめて「ドリンクバー」にはビールとサワー系ぐらいは追加してほしい。と、思う2日酔いの今朝である。
2008.07.16
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ラーメンには、なると巻きが必需品であると考えている。魚の練り製品が好きな僕は、場合によってはチャーシューよりも重視する傾向にある。必要以上に厚かったり薄かったりするだけで、胃袋が収縮してしまうことさえあるのだ。 1ヵ月に1回は通うラーメン屋のなると巻きが、今日に限ってずいぶん薄くなっているのに気がついた。 できれば、チャーシューはケチっても、なると巻きぐらいは厚くしてほしい。 幼少時代、僕の級友の大多数はこれを「のの字」と称していた。その後、鳴門海峡の渦潮のような人生を送り続けている僕ではあるが、未だに「なると巻き」と口にはしても、心の中では「のの字」と呼んでいる。
2008.07.15
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夏に負けてはいけないので、仲間とうなぎを食べることになった。 うなぎは、焼く匂いを楽しみたい。スーパーで売っているうなぎにはこれが欠けているのだ。高い、安いの問題ではない。国産、中国産の問題でもない。なりふり構わず、積極的にうなぎ屋に乗り込もう。「特上」「上」「並」の違いを議論しつつ、そのありがたみを噛み締めたいので、今回の宴は「2008うなぎ感謝祭」と銘打った。 宴会後、公務員のS君と肥料屋のN君を誘い、スナックO杯マージャン大会に流れ込む。僕の手は「並」。うなぎに精をつけてもらった初参戦のS君が、「特上」の手で大勝する。 夏に負ける前に、S君に負けてしまった僕は、いつもよりも早い深夜1時に帰宅。うなぎの寝床にもぐりこんだ。
2008.07.14
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午前3時半までマージャンをやっていたので、午前中はゆっくり休むつもりが、暑苦しくて目が覚める。午前8時の世の中は、既に猛暑の予告編をアピールしている。 千曲川に鮎釣りに行く。 川に浸かっていれば、さぞや涼をとれると思ったら大間違い。空にはギンギンのおてんとう様。川面から力いっぱいの照り返しに攻められ、体感温度は40度を超える。じっと見入っていた川の水が、生ビールに見え始め、いつしか心の中で「生ビール、生ビール」のコールが始まってしまった。もうガマンできない。 さっさと釣りをやめ、浅間山登山口、Y君の宿に向かう。 さすがに標高1400mともなると、下界と違ってめっぽう涼しい。釣った鮎をY君に渡す。活かしたまま持ち込んだので、ここで氷締めにする。 で、さっそく悲願の生ビール。それこそ拍手大喝采。キリリと冷えた黄金水と泡に救われ、推定体温18度に落ち着く。 さてY君の宿の名物は、赤褐色の温泉である。 いくら猛暑であろうが、温泉は実に心地よい。推定湯温40度の極楽である。
2008.07.13
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夏祭りの季節になった。 僕の住むまちでは、今日が神輿のパレードだ。大人と子どもの部があって、4000人近い人が神輿を担ぐ。神輿の数も大人と子ども合わせて60台近くにもなる。 見物に来る友人もお祭モードだ。 まずは床屋のH君。去年生まれたばかりの赤ちゃん神輿を担いでいる。 パン屋のK君も、子ども連れで会場に来た。子どもは「早く帰ろうよ」とせがんでいる。 通称萬田はんは、神輿の係員。そこへ、小学5年生になる萬田はんジュニアがやってきた。彼は3度の飯よりも団子が好きである。お父さんに「神輿団子」を買ってもらい、いたく喜んでいる。 夜は、焼肉屋に直行。野菜の上にホルモンを乗せ、こちらも神輿を象っている。 既存の換気扇では処理不能の煙が立ち込める。呼吸困難になる。 どうやら、おかしな焼き方をしていたらしい。祭の後の、後の祭である。
2008.07.12
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「風の向くまま気の向くまま」を地で行くIさんは、渥美清さんとの交友がきっかけになって、「寅さん会館」なる記念館を建ててしまった。渥美さんが亡くなる前年だったので、故人も開館記念式典に訪れたことがある。その渥美さんが亡くなって、13回忌の年を迎えた。 Iさんは70歳をとっくに超えているのに元気な人で、「男はつらいよ」を誘致したり、山田洋次監督に頼んで「釣りバカ日誌」のロケもさせた。 で、今月、この13回忌のイベントを開くことになった。「Iさん、何か手伝うことがあったら言ってよ」と聞くと、「オレ、映画会社に丸投げしたから、細かいことは何も知らないんだわ。それよりかっちゃん、当日はマドンナ役だった三田佳子さんが来るぞ。一緒に飲みにいくかい?」なんてことを言っている。 細かいことは言わない。大雑把だが、気持だけで人と接するところがこの人の魅力で、渥美さんが何度もプライベートで遊びに来た理由もここにある。 Iさんは酒好きでお酌好き。僕は何回か殺されそうになったことがあるが、最後に「やばい、このまま飲んだら死ぬ」と記憶している夜から数え、今年で13回忌ぐらいになる。
2008.07.11
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近所の高校が、文化祭の打ち上げに花火を打ち上げた。僕の家から目と鼻の先で、大輪の光の粒が暮れかけの夜空に咲いた。 花火は、目に映るだけではつまらない。腹筋が振動するような「ズドーン」という音を楽しみたい。ここで、「玉屋」「鍵屋」の掛け声でもかければ、蒸し暑い空気がすっとぶこと請け合いだ。 ただ、公立高校だけに予算がない。花火の打ち上げは、ものの3分で終了。僕の熱気と興奮は、消化不良の夜空に散った。
2008.07.10
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記憶に残らない飲食店がある。 昼食に「どーしてもラーメンが食べたいっす」という後輩A君が、「前から気になっていた店」として指定したのがIというラーメン屋さんだった。僕はこの店に以前入ったことがあるが、どんな味だったかの記憶がない。それでも、美味いか不味いか、はたまたその中間かぐらいの差しかないと思い、入店に同意した。 昼時だというのに、店内には1組しかいない。店の入り口にある本棚には、「浪速金融道」とか「業界の裏話」といった裏社会科の教科書ばかりが積んである。おそらく店主の趣味に違いない。 チャーシュー麺を注文する。 見た目はいい。が、食べはじめると、口から食道、胃腸にかけて、言いようのない後悔が回っていく。 A君は押し黙っている。僕もモノがしゃべれない。しゃべったら最後、2度とモグモグしたくなくなる。 はたと気がつく。この店は、「記憶の残らない店」ではなく、「記憶から抹消したい店」として僕の体が処理していたのだ。 A君は、途中でコショウや醤油を足して微調整をかけた。しかし、既に後の祭りであるということは、どんぶりに並々と残された麺らしき物体が物語っていた。 店を出てから、僕とA君は大笑いした。人間、どうしようもなくなると、なぜか大笑いしてしまうものである。記憶を消すスイッチのような行動でもある。
2008.07.09
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ツバメの巣が「不衛生」と言う人がいる。ふんの後始末が大変とのこと。僕の家にはツバメの巣がないので、当事者の苦労は想像の範囲でしか理解できないが、おそらくツバメの巣に対する恨みつらみは何年も続いているのだろう。「幸せを運んでくれる」というツバメを、追い払うわけにもいかなかったこれまでの民俗風習を、根底から揺るがす意見として僕は注目している。 そんなツバメが巣立つ時期になった。 この巣は、とある飲み屋さんの軒先に今年初登場した。 親のスネをかじって暮らしてきたヒナが、親鳥と同じ大きさに成長している。飲み屋さんもお客さんも「ホッ」とする巣立ちが、もうそこまで来ている。
2008.07.08
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スナックの女性店主は、通常「ママ」と呼ばれる。「かあちゃん」や「お母さん」、「お袋」ではない。例えそう呼びたくても、グッと我慢しなくてはならないのが大人のスナックの過ごし方だ。が、とても不思議な呼び方だと思う。 世の中では、金銭的援助をする人を「パパ」と呼ぶが、これも「とうちゃん」や「オヤジさん」では通らないようだ。 いずれも、甘えん坊が口にする呼び方だな。 夜半にスナックOに向かう。この店の店主は本名Yちゃん、通称「肝試しの局」なのだが、僕はあえて「ママ」とは呼ばない。僕はYちゃんに産んでもらったわけではないからだ。 と、見慣れぬ店員さんがお酒を運んでくれた。 僕は、店主を「ママ」とは呼ばないが、色々と気を遣ってくれる店員さんは「お姉さん」とあえて呼ぶ。肉親ではないし歳上でもないけれど。
2008.07.07
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千曲川で鮎を釣りながら、あまりの釣れなさに心のスタミナ不足を感じた。 こんなに釣れない夏はない。ここはひとつ、心身ともに現実に立ち向かうスタミナ補給が必要だ。 で、この夏の土用の丑は24日らしい。産地がどうだとか、中国産がどうだとかを問わない僕だが、土用にウナギを食べることだけは譲れない。冬や春に食べたところで、美味しいことには変わりない。 がしかし、この時期に食べないといけないものだと、昔っから決まっているのだ。「今年の夏はなんですな。冷夏なのか猛暑なのかわかりませんな」みたいなことを言いながら、「ああ暑い、おお熱い」とか意味のない言葉を発しながら、季節のものを食べることが大切なのだ。 さて、ここ数日暑い日が続いている。夏バテしないように、精をつけなくてはならない。ただ、24日まで2週間以上もある。もう待てない。ウナギ屋Hに駆け込む。 大きな声で言えないが、僕は3度の冷や飯よりもウナギが好きだ。 ついでに、この店に来る時は、3度のお新香よりも好きな焼き鳥を食べている。ウナギのタレが格別である。 満足、満腹、満面の笑みである。後は、土用の丑の日が来るのを待つのみである。
2008.07.06
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常日頃、酒浸りになっている我が身。年に数回は毒素を排出し、加えて脱メタボな生き様を求めたくなる。天気もいいので、川岸まで自転車をこいだ。 ここは、かつて「千曲川サイクリングロード」と呼ばれた道。遥か10km先まで川沿いの細い道路が続いていた。今では所々が一般道に変わってしまい、部分的にしか残っていない。 サイクリング専用の駐輪場やトイレもあるけど、どこもほぼ閉鎖状態。維持管理には結構費用がかかるそうで、道を含めた施設は放置状態になっている。自転車に、「放置」はご法度だと思うけど。まあ、仕方ない。 サイクリングの最中、足の筋肉が悲鳴を上げた。悲鳴を直訳すると、「これまで私を放置しておいたくせに。いきなり『サイクリングの後のビールが美味い』という思いつきで労働させられる身にもなってくださいよ」。
2008.07.05
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このたび晴れて1ヵ月の入院生活を辞したKさんは、仕事よりも飲酒に励む50代。飲酒歴もさることながら、痛風歴も長い。それでも、足しげく居酒屋に通う頑張り屋である。退院祝いを兼ねて、Kさんが「どうしても行きたい」という場末の居酒屋Hに行く。 この店は、常連客でガチガチに固められている。ママさんが1人で切り盛りしていて、多くの客がこのママさん目当てでやってくる。当然、Kさんもその1人、というか代表選手である。 今夜のお通しはワラビだった。退院祝いの乾杯はビールからだったけど、「こりゃ日本酒だな。お酒、お酒、お酒ちょうだい」と切り替える。 さすがに、ママさんのお酌は板についている。お通しもよし、お酌もよしで、一心不乱に酔っ払う。 この後、僕とKさんは3軒ハシゴ。その後は2人別れたが、僕は2軒追加。Kさんも、1度帰宅してからまた飲みに出かけたらしい。その間、僕の携帯電話にはKさんからの着信がズラリと並び、留守電には「今どこぉ?」のメッセージがイヤと言うほど連なっていた。Kさんの再入院も近いと感じた。
2008.07.04
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千曲川は、千回も曲がりくねりながら日本海へと流れ込むのがその名の由来と聞いたことがある。千回も曲がるので、さほど急流でもない。なのに、なぜか今年の千曲川は水の濁りが消えず、水量が多い。おまけに水温も低いとなれば、鮎が大きくなるわけがない。 せっかく平日に釣りに出かけたのに、例年よりも1回り小さいサイズしか釣れないのだ。解禁間もないこの時期、去年だったら1時間に最低10匹は確実だったのに。 「雨が降った後の水の出方がちょっとおかしい。昔はこんなことなかった」と、川岸で畑を耕しているおじいさんも首をかしげていた。僕も、あまりの釣れなさに、いっしょになって首をかしげた。 そういえば、浅間山登山口のY君も、「朝晩が肌寒いし、雑草の伸びが遅いんですよ」といっていた。異常気象でもないんだろうけど、何か変だな。 帰り道、T君の蕎麦屋に立ち寄る。この店には井戸があって、料理に出すイワナを飼っている。去年から、僕が釣った鮎はここで活かしておいてもらっている。鮎釣りの度に、この井戸からオトリ鮎を持ち出して行けるので、すこぶる便利。 で、この井戸の水は絶えず清い。千曲川に見習ってほしい。
2008.07.03
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宴会の後、マージャン大会が恒例化している昨今、勝ち負けの波が激しくなっている。 今夜も今ひとつの手ばかり。これといった記憶がないまま、午前4時半を迎えていた。 始まる時間はマチマチなのに、終わる時間はいつも同じ。マージャンの奥深さが、この辺りに隠されている。
2008.07.02
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一期一会の喜びを、僕だけでなく居酒屋の店主や店員さんまでが噛みしめているかのように思うことがある。「せっかくだから」と、いっしょに写真を撮った時、そこに刻まれている笑顔がそう思わせてくれるのだ。 この居酒屋に、ほぼ2年ぶりで訪れた。50代の女性店主が中心になって、京料理を意識した惣菜を食べさせてくれる。清潔感のある店作りは、女性陣ならではの気遣いが感じられる。 居酒屋は、良い酒ばかりがネタではない。若い女性がいれば良いというものでもない。客と店主が、楽しく作り上げる空間が何よりも大切だ。と、思う。 この写真を見ると、そんな空気が感じられるのだ。お見せすることはできない僕の顔は、それを強調するかのように破笑している。
2008.07.01
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