まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2019.06.25
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カテゴリ: 漫画・アニメ
アニメはほとんど見ないのですが、


今回は、いわゆるコロニー落とし…

人間が居住しているアイランド・イフィッシュを、
住民もろとも地球に落下させるという
衝撃的な「ブリティッシュ作戦」が描かれました。
あまりのことに呆然としてしまいます。




ここには、いくつかの現実の事例が複合的に反映されています。

1.毒ガスによるジェノサイド


2.民間施設の兵器化
もともとスペースコロニーというのは、地球外で人間が生活するための施設です。それを兵器代わりに使ってしまう。これは、旅客機をミサイル代わりに使用した9・11のテロを思わせます。基本的な発想は同じです。実際に、人間はそういうことをやりかねない。

3.基地を守るための迎撃
スペースコロニーが地球に落下する前に、地球連邦軍は、これを同胞の住民もろとも迎撃しました(すでに中の人たちは毒殺されていましたが)。さらに上空で破壊されたコロニーが地球各地に落下した結果、地球人口の約半数が犠牲になりました。おそらく、人類史上最大の悲劇です。
もしかして、連邦軍の指導部は、中枢基地ジャブローを守るために、それを承知で迎撃したのでしょうか? それとも、地球への大損害を予測できぬまま、やみくもに同胞たちの住む施設を破壊したのでしょうか? かつての日本の戦争では、本土防衛のために沖縄やサイパンなどが「捨て駒」にされたことがありました。現在の日本のミサイル迎撃システムも、米軍主要施設の防衛を優先させるのではないかと思われ、その場合は基地の周辺住民が犠牲を払う可能性があります。もはや何を守ろうとしているのか意味不明です。

4.指導者が訴追を逃れるための戦争継続
地球人口のじつに半数が死滅するという悲劇にもかかわらず、指導者たちは厭戦的になるどころか、「負ければ戦争犯罪人として訴追される」と恐れるあまり、まったく絶望的な戦争へと邁進していきます。まさに原爆が落とされて天皇が決断するまで戦争をやめようとしなかった旧日本軍の《判断》に酷似しています。









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最終更新日  2024.06.17 17:38:28


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