まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2019.12.27
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カテゴリ: 政治
NHKの所ジョージの番組で、


ビッグデータとAIによるマッチング技術が発展しているようです。



この技術は、たんに恋愛や結婚だけでなく、
もちろん職業とのマッチングにも応用できるわけですね。

結婚とか職業とかの組み合わせを最適化していくことは、
個人の幸福にとっても、社会の発展にとっても、
まさに一石二鳥です。


個々人の適性や資質を重視すべき時代になってるから、
やはりマッチングは大切な要件になります。

すべての子供を一律に教育するのが果たして正しいのか、
その実効性をあらためて検証したほうがいい。

それは、大人の人材育成の場合も同じですよね。



わたし個人としては、
自分が、より快適に健康に生活できるような、
身体と「食事」や「医薬」とのマッチング、
さらに「環境」や「住居」とのマッチング、
そういうことに期待します。


食事と運動療法だけで、
たいていの人は健康になれる気がする。

とにかく、近い将来のAIは、
主治医のように処方しはじめるのでしょうし、
占い師のように人生の進路の助言をはじめるのでしょう。



マッチングの技術が発展すると、
人間の幸福の追求モデルは大きく変わります。

「競争」とはまったく違った原理で、幸福を追求するようになる。

かつては、
他人に勝利するような優越感や、
ギャンブルに勝つような満足感が、
「幸福」と同義であるかのように見なされましたが、

これからは、
1つの幸福を多数の人々で取り合うのではなく、
10人いたら10通りの異なる幸福を追求するようになる。

この変化は大きいと思います。

ルネ・ジラールが言うように、
人間が他人の欲望を模倣せざるを得ないのは、
そもそも自分が何を欲望すべきかを人間が知らないからです。
人間は、けっして自由に欲望しているわけではありません。

つねに他人の欲望やコマーシャリズムに惑わされてきたのだし、
いわゆる自己承認欲求も、そうした模倣の一種だといえます。
社会的な美男美女の基準が画一的になるのも、模倣の結果ですね。

マッチングの技術によって、そうした状況は大きく変わります。



マッチングの技術は、
社会全体が「最適化」していくための根幹をなすもので、
公益性が高い。

むしろ民間企業よりも、
自治体などが婚活のためにAIを導入したりするのは、
とても善いことじゃないかと思います。
そのほうが信頼性もある。

ただし、脳科学者の澤口俊之は、
AIのマッチングの精度は「せいぜい10%」と言ってました。
精度については、たえず検証して公表していく仕組みが必要でしょう。





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最終更新日  2023.07.20 06:38:39


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