まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.07.06
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カテゴリ: 漫画・アニメ
2004年にNHKが制作した「火の鳥・黎明編」を観ました。
GYAOの無料動画ですが。

主人公は、火の国に住む少年ナギ。
(原作では熊襲の国のイザ・ナギ)
火の山には火の鳥が棲んでいます。

姉の婚礼の夜に、
海の彼方の不知火のように見えたものは、
じつは猿田彦が率いる邪馬台国の軍勢だった!
…てなところから話がはじまります。

たぶん火の国は「肥国」 (熊本)
火の山とは「阿蘇山」のことであり、
不知火の海は「八代海」のことでしょう。

かたや、
邪馬台国を治めているのは女王の卑弥呼。

彼女は、
政権運営を巡って弟のスサノオと対立。
スサノオは目をつぶされて流刑にされる。
彼が辿り着いたのは出雲海岸 (稲佐の浜) のように見えました。



やがて、

ニニギが率いる騎馬の民 (原作では高天原族) に滅ぼされます。
しかし、火の国ではナギの甥のタケルが生き残る。



面白いのは、

…ってことは、卑弥呼=アマテラスなのですね。

わたしは、
箸墓の百襲姫こそ卑弥呼と思ってるわけですが、
そうなると吉備津彦 (桃太郎) がスサノオ?

卑弥呼の御所も、
纏向の宮殿のように見えたけど、
遺跡が発掘されたのは2013年ですから、
アニメの制作時点ではまだ知られていませんよね…。

なので、邪馬台国=九州説に基づいてるのかもしれません。

しかも、ニニギに滅ぼされるのだとすれば、
この邪馬台国は、天孫族の国でもないしヤマト国家の前身でもない?

さらに、
神話ではイザナギの娘がアマテラスですが、
この物語ではナギよりも卑弥呼のほうがずっと年上で、
ナギにとっては姉の仇になります。

うーん、…どゆこと?


原作(COM版)は江上波夫の騎馬民族征服王朝説に則ってるらしい。







話は変わりますが、
先日、NHKの「知恵泉」を見ていたら、
最初の遣隋使を送ったアメタリシヒコの話が出てきました。

7世紀の人物ですけれど、
名前から察するに、この人がアマテラスなのでは?
…などと勘繰ってしまいます。

中国の『隋書』によると、
この人は、妻のいる男性の王らしいので、
聖徳太子とも同一視されたりするそうですが…
(聖徳太子=天皇説)

一方では、
女性の推古天皇と同一視する考えもあるそうです。




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最終更新日  2024.06.17 17:24:52


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