まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.07.29
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カテゴリ: ドラマレビュー!
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ。

満島ひかりの「江戸川乱歩」や、高橋一生の「岸辺露伴」のように、
大胆な脚色に期待したのだけれど、
思ったほどの斬新さはない。

原作の古臭さもあいまって、
おおむねレトロなSFといった感じでした。

たとえば「薄暗い星で」は、
ロボットにも《退屈》や《懐かしさ》や《死の観念》があるといった内容。
わりと古典的なSFの発想ですよね。





昔なら、
SF というのは架空の物語と思っていたけど、
最近では SF もすっかり現実味を帯びてしまって、
むしろ「どれだけリアリティがあるか」を吟味するようになっています。

たとえば荒川良々が主演した「ものぐさ太郎」などは、
アナログな声帯模写を用いた詐欺 (詐欺返し?) の話でしたが、
あれをフェイク動画やフェイク音声の技術と読み替えれば、
それなりに現代的なリアリティがあるかもしれない。




石橋静河が主演した「見失った表情」。

いい意味で、星新一らしからぬ世界。
ダンスシーンも素敵だった。

整形した男女が、表情までをも機械で操作するというお話。
これはある意味で、メタバースにおけるアバターの世界といえる。


なにやら良識的なハッピーエンドになっていたけれど、

わたしはむしろ、
自分のアバターの表情を人工的に制御する時代が、
それほど遠くない未来の現実になるだろう、という気がします。





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最終更新日  2022.07.29 17:23:13


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