まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.08.04
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カテゴリ: 政治
公明党の北側一雄は、
統一教会のことを「反社会的な団体」だと言ったのですが、

これに対して、
すかさず官房副長官の木原誠二は、
「反社会的勢力という言葉を あらかじめ 限定的、統一的に定義することは困難」
だと述べて、
政権与党の見解の修正をはかりました。



この言い方は、もともと、
2019年に「桜を見る会」の参加団体が問題になったとき、


なお、
ここでの 「あらかじめ」 というのは「事前に」という意味です。



しかし、

統一教会の問題は、
霊感商法であれ、巨額献金であれ、
現に国民の深刻な被害が出ているのだから、
すでに「事前」ではなくて「事後」の話です。

もし、
事前にも定義できず、

自公政権はいつ「反社」の定義をするつもりなのでしょう?

このレトリックは、
政権と関わった団体を「反社」としないための逃げ口上だったのですが、
かりに「反社」の定義を永久に逃れ続けるとしたら、
事実上、暴対法さえ免れれば反社にならないことになる。



岸田文雄は、
社会的に問題になっている団体 との関係は、
 政治家の立場からそれぞれ丁寧に説明していくことが大事」だとし、
茂木敏充も、
社会的に問題が指摘されている団体 との関係は、
 国会議員としての立場を踏まえ、厳正かつ慎重であるべき」だとし、

苦しまぎれに「反社」という表現を回避しています。

しかし、その結果、
統一教会についての自民党の見解は、
社会的に問題はある けれど、 反社会的とは言えない
という、ほとんど理解不能なレトリックに帰着しました。

そして、今後3年間にわたって、
自民党議員たちは、この意味不明な日本語を繰り返していくのです。






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最終更新日  2022.08.10 06:01:41


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