まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.05.24
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カテゴリ: ドラマレビュー!
赤楚衛二×錦戸亮「Re:リベンジ」第7話。

なんとも不思議なドラマだと感じてましたが、
今回もまた予想に反するえげつない展開!

乃愛ちゃん、こういう役なのね…

TBS「恋つづ」の天堂先生だけでなく、
日テレ「Dr.チョコレート」の唯ちゃんも逆手に取ってる??

どんな結末へ向かうのか分かりませんが、
よくもわるくも目が離せなくなってる。




いまや権力に目を眩ませたダークヒーロー。

その意味では「白い巨塔」の財前五郎みたい。

しかし、財前と天堂では、
もとのキャラがだいぶ違う。
人物の類型はほぼ真逆じゃないかと思います。


財前の場合は、
はじめから野心の塊だったし、
およそ正義や善からは遠い人間で、
他人の苦しみを何とも感じないサイコパスでした。

それに対して、

赤楚くん演じる天堂海斗は、

事実誤認や復讐心にもとづく正義感に駆られて、
はじめて権力を志向しはじめた人ですよね。

正義感も強いし、
他人の痛みに共感できる善人だけれど、
端的にいえば《アホなダメ男》なのです。



日テレ「こっち向いてよ向井くん」でも、
赤楚くんは《善人だけどダメ男》という役だったし、
NHK朝ドラ「舞いあがれ!」の貴司くんも、
おおむね《善人だけどダメ男》だったと思う。

さらに、
TBS「ペンディングトレイン」の優斗も、
どこかしら《正義感の強いアホ》っぽかったのです。

本作では、
そのダメっぷりやアホっぷりが許容範囲を超え、
もはや笑えない次元の「悪」にまで達してる。

ある意味、赤楚くんは、
新しいジャンルというか、
今までにない人物類型を確立してるかもしれません。



海斗は、
視聴者を困惑させる主人公だし、
通常のドラマのセオリーを逸脱してます。

でも、それがとてもリアルでもある。

悪意が「悪」を生むのではなく、
誤った正義や愚かな善意が「悪」を生む。
人間の「悪」って、そういうものかもしれません。


たとえ悪意がなくても、
弱くて愚かな人間が《器以上の力》をもってしまうと、
結果的に「悪」になってしまう。

これって、
政治にも経済にも、
科学技術にも言えることだと思います。



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最終更新日  2024.06.19 15:27:22


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