まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.10.06
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NHK「ドキュメント72時間」で、
鳥取の《花見潟 はなみがた 墓地》の回を見ました。

中世ごろから存在した墓地だそうです。
高さ3mほどの鎌倉時代の石塔などもある。

おそらく、
江戸の檀家制度よりも前の、
古い祖先供養の形が残ってるのでしょうね。

現在は、

キリスト教のお墓があったりもする。



位置的にいうと…

背後に大山があり、
前方に隠岐の島が見える海岸です。

松江の黄泉平坂や、
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202310070000/
島根半島の加賀の潜戸からも遠くない。
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/202405110000/
その意味では出雲文化圏なのかもしれません。

ネットの情報によれば、
小泉八雲も新婚旅行でこの墓地に来たそうです。





お盆になると一斉に「迎え火」「送り火」を灯す習わし。

海岸でおこなわれる「迎え火」にも、
川でおこなわれる「燈籠流し」にも、
あるいは「不知火」「龍灯」などの伝承にも言えますが、
海の向こうに死者の世界があるという考え方ですよね。


水平方向の海の彼方に、文字どおりの「彼岸」がある。

そう考えると、
あの世への入口である「黄泉平坂」も、
賽の河原である「加賀の潜戸」も、
海に面した場所にある点で共通してます。




ちなみに、
檀家制度のなかった沖縄でも、
お寺とは無関係な場所に墓地があって、
海辺にお墓が建ってることも多いのではないかしら?
沖縄には海辺の洞穴に遺体を置く風葬もあった。

今回の番組によれば、
花見潟墓地では昭和の半ばまで土葬だったとのこと。



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最終更新日  2024.10.06 14:30:26


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