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昨今多くの不祥事にあえぐ角界を励ます小説…ではありません。日本とフィリピンの混血児である主人公の少年が相撲部屋に入り成長していく物語です。父親の商売の失敗によって身売り同然で相撲部屋に入門した旭山太郎を主人公に話は進みますが、フィリピンでの日本人社会や”マニアーナ”というフィリピン人気質のことは詳しく書かれているのに対して、相撲のしきたりや“大和魂“の方は結構…取材不足なのか?まぁ大和魂なんてそれこそ人それぞれだからなぁ。大和魂・マニアーナ
2008.08.31
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本格推理小説なんですが、ワタクシにはもはや文字で表現されたパズル…とまで言うと言い過ぎでしょうか。謎解きに特化した小説というか物語としての“型“をなしていないように気がしてきます。まぁパズルと見れば上出来なんですけどねぇ。法月倫太郎(作中の)さんは一体”なぜ”犯人を追い詰めるのか?ワタクシにはそこがどうも感情移入できへんのですわ。犯罪ホロスコープ(1)
2008.08.30
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ファーストコンタクト物、宇宙での引きこもり物、時間物(かな?)、”生”と“死“はなんぞや?物、など珠玉の短編を集めたSFです。ミステリー疲れした頭に少し軽めのものを…と考えたのですが結構重かったワ。面白いですよねぇ、こうその先を考えてしまう短編というのも。ちなみに“フリーランチ“は無料の昼食ではなく…ネタバレだヨねぇ表紙のイラストといい。フリーランチの時代
2008.08.29
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高知はよさこい祭りを舞台にした青春ラブストーリーor自分探し物語ですな。よさこい祭りの仕組みというか、醍醐味がわかります。楽しそう。爽やかなボー・ミーツ・ガールの物語が熱血ダンス(そう、よさこい祭りはダンスだったのだ)とうまく融合して心地よい眠りに読者を…眠っちゃ駄目よ。でもって主人公の篤史くんが探す女性の手がかりが少なくてちょっとしたミステリー気分と共に少年の成長も堪能できます。あぁ毒はないので、清涼剤として楽しく読めます、ハイ。ちなみに“毒”がほしいという意味ではありせんです(念の為書いとこ)夏のくじら
2008.08.28
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久々にやられましたね、ガツンとどんでん返し。誘拐物で傑作といえば(割と最近でいえば)東野圭吾さんの「ゲームの名は誘拐」でしょうかね、映画化もされたしね。で、この五十嵐貴久さんの“誘拐”は巻き込まれ型とでもいいましょうか…書けば書くほどネタバレなんですがね。格差社会という世相への批判を根底に秘めつつも痛快に仕上がっております。ちゃんと伏線は張ってあるのにすんなりスルーして読めてしまう、自分の才能(弱点かも?)に感謝しますワ。このスカーン!と抜かれた”感じ“が心地よいですね。誘拐
2008.08.27
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塚崎多聞を主人公にした短編集です。読んだ後に不安感に襲われます。出てくる謎には一応の解決が見られるんですが、その解決というかもともとの事件自体がすっきりしないものなので爽快感がなく、不安感が残ります。で、この塚崎多聞さんはその不安感をただただ受け流しています。この”不連続“感がこの作品の魅力でしょう。謎を解決することだけがミステリーの楽しさではない、と感じ入らせてくれます。不連続の世界
2008.08.26
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講談社のミステリーランド(“かつて子どもだったあなたと少年少女のための“というレーベル)に書き下ろされた一作です。と言う訳で読みやすいというか、スラスラっと物語が流れていきます。ミステリーというほどの物は鏡を通って別世界に行ける、微妙に季節などが異なった反転世界へ。そこでまぁ野球少女だったアリスが中学生になったことを機に野球から“卒業“ってのも変かな?、していく成長ものみたいなもんです。ちっともミステリーって程のものではありません。子供向け成長小説としては復古調の良い作品(あとがきに筆者自身が子どもの頃に感動したドラマの話なんぞを書いています)だと思います。野球の国のアリス
2008.08.25
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榊原健三シリーズの3巻目です。しかも東直己の札幌を舞台とする主なシリーズのキャスト総出演の贅沢な…というか統一されているんですよね、シリーズキャラが。で、東直己さんの小説は題名のごとく疾走感にあふれ、そして背筋が寒くなるというか、気分の悪くさせる腐った役人が出てくるんですが、この作品でもテンコ盛りです。主人公の榊原健三さんも元殺し屋と言うことで禁忌感なくどんどん人を殺していきます。恵太というかつて愛した女性の子供を救うため・・・ですがそこに爽快感はありません、登場人物の皆さん後悔にあふれているように感じられます。気持ち悪くなるのと紙一重の所で読み終えることができるのはそのためでしょうかね。疾走
2008.08.24
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ぱっと読みでは”逆転裁判”?なって感じもしてしまう、どんでん返し物ですね、深谷忠記さんの小説には多い、のかな。3章立てで事件が起こる1章以外の2幕は弁護士が語り手の中心なので“逆転裁判“なんて書きましたが、裁判自体はただの舞台で悲劇か喜劇か、という主役は・・・実は・・・というヤツです。書いちゃうとねたばれだからネェ。ですが、この裁判で罰せられなかった”人“こそ諸悪の根源でよくもまぁこの程度の…なんて余計な心配をしてしまう今日この頃です。さてホントの主人公は一体誰なのだろうか???悲劇もしくは喜劇
2008.08.23
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ついに、とうとう、というか、ようやく“黒“と”白”のヒーロー揃い踏みです。ここまでの前振りの長かったこと、桂先生も偉いもんです。ですが、ここまできても物語の底は未だ知れず、ひょっとしたら描かれずにこのまま進んでも影響なしってくらいに盛り上がってきましたね。おぢさん、としては”このはちゃん”の活躍シーンを見たいと思いつつもストーリーの進捗具合も気になるところです。しかし何といってもエボルの”エビ”具合がいいですよね、この巻は。ZETMAN(10)
2008.08.22
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物語の前に“序“という形で「オヤジバナシ」を書くとあったので、少し身構えてしまいました。うっとしい話がクドクド続くんかいな、と。しかしまぁそれは杞憂にしか過ぎませんでした。確かに2本目の短編にそれらしき”親の愛情の押し売り話”がありますがそれほど鼻につきません。ただただ”オヤジ”と言われる人たちを主人公にした心暖まる(のか?)連作短編集です。主人公は元極道で足を洗ったお風呂屋さんの経営者兼飲み屋のマスターみたいな感じの方で、ちょっと後ろ暗い話もきれいにまとめております。まぁでもやっぱりみっともない、というか自業自得で身も蓋もないオヤジの話もあって逆にほっとしたりもするんですがね。そんなワタクシも年齢だけはオヤジの資格がありそうだ。上を向いて歩こう
2008.08.21
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途中までは恋愛小説、つーか新婚生活小説みたいな甘ったるーい雰囲気で気持ち良く話が進んでいきます。奥さんである真緒さんの記憶喪失を除けば…で、オチが、と書いてしまうとこの小説の良さが吹っ飛んでしまうので書きませんが。書きたい。すごくハートウォーミングないいお話です。ラストもおセンチでワタクシは非常に気に入りました。べたべたの恋愛小説で癒されたい人向き、なのかな。でもこの程度で”べたべた”というのもあれかなぁ、言い過ぎかもしれん。陽だまりの彼女
2008.08.20
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一言で言うと、つまらない。こちらの頭が暑さボケでうまく働いていないせいもあるのでしょうが、13個の短編がつながって最終的に誰が犯人なのか…わからなくなりました。つーかこの短編集でドコがつながってるの?、とネタばれ級の種明かしが必要なほどおぢさんの頭はもうろくしたのか。蒼井上鷹さんの他の作品は結構トリックとかが面白いと思ったんですが、こいつはどうなんでしょう。個人的には”13”というのは明らかに多すぎでマニアック過ぎる、と思いたいなぁ。ホームズのいない町
2008.08.19
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ついに最終巻まできました。おぢさんの記憶通りのラストだったので少しばかり自分の記憶力に安心しております。上がったり流されたりの主人公スークは自分の正義感を貫いて…市井の人のために戦った…というか最後は玉突き、いや伝書鳩みたいな扱いにも耐えます。そして最後は若くして隠棲した、ようですが…こんなフィオみたいな女性は都合よすぎんかね~あと最初にローマ時代みたいと書きましたが実はモンゴル帝国に近いかもしれませんね。おまけについている外伝は、時代をすっ飛ばし過ぎなのね。でも安彦良和さんが馬が好きだ!というのが良く伝わってきました。ということは、ガンダムも“馬“なのか???まさか。
2008.08.18
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全てを失った主人公スークは再生を果たします。ってのがこの4巻なんですが、結構真面目なSFしてますね。ヒロイックファンタジーなんですがキチンと設定が…当たり前の話なんですがね。そして怒涛の最終巻へと向かうのでしょうが、おぢさんの記憶からはこの巻のストーリーは全く抜け落ちています。ホンマにオレは二十年前によんだんやろか・・・鋼馬章伝(4)
2008.08.17
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さて流され主人公の成り上がりスークはこの巻で全てを失います。嫁も国も仲間のほとんどもといいつつ鋼馬のヴァロと二人(ってのもおかしいか?)で荒野に残されてしまいます。ここら辺の話の持っていき方は”うまい”というか“子供向け“ではないようですね。全く覚えていませんでした。というか、ちょっとこの手のレーベルにしてみたら辛気臭くないかい?おぢさんには結構面白いが…まだまだ浮き沈みが感じられる第三巻です。
2008.08.17
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流れ流れてスークは“王”になります。初めは虐げられた民の為、という大義名分がありましたがどんどん情況に流されて、ちゃっかり、なんていうと語弊がありますがお姫様を娶って王様です。お姫様は高慢なあばずれだし、仲間はどんどん入れ替わっていくしヒロイックファンタジーとしては大作過ぎるような気がするのはまだ全5巻中の第2巻とわかっているからかな。主人公スークの流されっぷりに心引かれますよね。本来ならもっとギラギラとした野望の人でないと王にまでなれないと思うんですが、そこを気持ちよく話を読ませてくれます。
2008.08.17
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あまりにもの懐かしさに思わず手にとってしまいました。ガンダムのアニメーターとして、そして「アリオン」や「王道の狗」などの漫画でも有名な安彦良和さん。じつは小説も書いていたのです、しかも自分で挿絵も入れてます。20年前に世に出たときはさほど話題にならず、この徳間デュエル版も2002年と「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」人気に便乗した感はありますがそれほど目立っていたような…記憶は全くないですな。出版当事は“王道“であった(今もか?)ヒロイックファンタジーです。決してラノベではない。中世気風というかローマ帝国末期のような世界観(地球ではない惑星)になぜか馬(とか牛)だけがロボット(らしきもの)で、主人公である馬丁のスークはその鉄の馬=鋼馬ドルーをひょんなことから手に入れて成り上がって行く。たしかそんな話です。第1巻ではそんな顛末と上がったり下がったり、というか逃げ回る羽目になったスークくんの活躍が始まるところです。いやぁもう、スパっとこの世界に入りこみ冒険、とそしてスークの後悔を楽しむ小説ですね。スークは何時まで負い目を背負って生きていくのか?さすがに20年前の記憶はあいまいなので楽しみです。
2008.08.16
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記憶喪失、それも前向性記憶喪失といえば小川洋子の「博士の愛した数式」で有名になりましたからいちいち述べません。この作品ではその前向性記憶喪失になった青年のそばにいた女性が記憶喪失なってしまい自分自身を探すんですがメンドクサーイ、トリックと意外な展開で謎が謎呼びます。そう、本格ミステリーですね、わざと時系列をずらした章立でワタクシを混乱に陥れてくれました。そりゃーあんた都合よすぎだよって設定の後出しは…本格ならではなんでしょうかね。六月六日生まれの天使
2008.08.15
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ちゃくちゃくと進みゆく物語、頭の中で勝手にBGMが流れます。あぁUC、ユニコーンであろうとユニバーサルセンチュリーであろうと、お約束通りに大気圏突入しちゃうのですよね。で、あのひ弱そうなお兄さんがラプラスの真実を知ってしまった!ってのも常道なのでしょうか。伏線も色々と張られつつ登場人物の整理(戦死)も行われていきます。いかん!このペースではガンダム30周年に合わせて物語が完結しない恐れが・・・大丈夫なのか。と本筋から無関係なところで心配してしまうのでした。機動戦士ガンダムUC(5)
2008.08.14
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「漂流巌流島」 「亡霊忠臣蔵」 「慟哭新選組」 「彷徨鍵屋ノ辻」の四つの短編からなる歴史(時代劇?)ミステリーです。どの事件も日本史好きにはおなじみの題材ですが、高井忍さんはキチンと参考文献を収集し、読みこみ、思いきった新説を披露してくれます。べべんべんべん!!!(講談調で)時代劇の小編映画(オムニバス物)を撮る監督にプロットを提案する脚本家、調べてまとめて作者の分身ですな、を主人公にしてその脚本家と監督の会話から推理が構築されていきます。オモシロいっすね。難点は資料として江戸時代の文献を現代語で書いてくれているんですが…漢字が多すぎて頭が痛い、古文の授業を思い出して眠たくなる。という極めてワタクシ的な事情だけですな。でも日本史好きな方やチャンバラ物好きな方は読んで!漂流巌流島
2008.08.14
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題目からは想像のつかない滑り出しからあれよあれよという間にジェットコースターに乗せられて急降下、息もつかせぬ“悲しみ“がワタクシを襲います。あぁ世の中は悲しみに満ち溢れているんだ。馳星周さんはそんな“悲しみ”をぶちかますためにテロという手段を提示しているのか?あの9・11以降変わってしまった世界を生きていこうと応援するのではなく、破壊するんだ!別に主人公の救命士は自分の妻子を地下鉄サリン事件で失ったからといって復讐しようとするわけではありません。ただ失われた“幸せ”をつかの間取り戻したかっただけかもしれません。そこをコテンパンに砕いてしまうのが馳星周の魅力なんでしょうかネ。9・11倶楽部
2008.08.13
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音楽にまつわる短編集です。アメリカの有名歌手へのオマージュっぽいものやら、どうやらドリフターズのパロディやら(実は実話なのか?)ふんわりと優しく読める短編集です。奥田英朗の「ウランバーナの森」を短編にしたもの、と言ってしまうと乱暴過ぎるのかな?でもワタクシにはそんなテイストが感じられました。音楽に対する愛情といいましょうか、激情ではなく情の濃い物語だと。うたうひと
2008.08.12
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映画の原作本です、というと語弊がありますが、一番の感想はこれってファンタジー?ですか。余命半年と突然告げられたサラリーマン藤山幸弘さん(49歳)は妻と大学生の息子、高校生の娘、そして愛人に残された日々を…結果はありそうでなさそうなファンタジーに仕上がっております。世の50前後の皆様はこんなに“発情”しっぱなしなんでしょうか。“愛ルケ”以来かどうかは知りませんが妙に不倫について優しすぎるような気がしてなりません。やっぱこれも“文化“なんでしょうか。象の背中
2008.08.11
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情報化社会の先にある恐怖を描いた小説、と言えるのでしょう。”エクサバイト”というのは情報量の単位でもうすぐパソコンのハードディスクにでも実現しそうな勢いの昨今です。20年ほど前は20MBあれば十分だったPCのハードディスク、せいぜいテキストデータ(文字のみ)だったのが、写真付きになり、今や携帯電話ですら動画が当たり前で20GBでも少ないのです。ざっと千倍ですな…しかも違法コピーや偽造は出まわる、そして盗聴から・・・一体何を信じて良い世の中になるのか。服部真澄さんは2025年をメインの舞台として描いておられます。ですがちっともSF的な感覚がしない、まさに日常の延長としての未来がここにはあります。あー、コワ。エクサバイト
2008.08.10
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久々に全巻一気読みが新刊と重なったんです!(だからどうした)ストリート系格闘漫画とでもいいましょうか、いじめられっこだった神代ユウという少年が居場所を求めて“街“でヤンキー狩りをはじめます、なぜか?そんでもって友達ができたり高校間の争いに巻き込まれたりライバルとの争いがあったり女の子とも仲良くなったりして対戦相手がだんだんスケールアップして、最後は伝説になるというストーリーです。ハァハァゼイゼイ18巻一気読みは中々にツライです、頭の中が暴力色に染まりそうですが、そこが行き過ぎにならないように描かれているのです。でもまぁマンガの一気読みは10巻程度が適当なようです。【新刊】 ホーリーランド (1-18巻 全巻)
2008.08.09
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よくあるお話です。働き盛りで仕事人間の中年が、突如、小学生の息子がいじめ→不登校に陥ったことを知り、偶然重なった祖母のお葬式で帰省する際に自分の過去を思い出し、そんな話を息子としつつ家族との対話を取り戻す。で、主人公の父ちゃんは息子と同い年の頃父の仕事の都合で転校して以来の帰省で昔の友達とばったり…会ったり会わなかったり。そして息子と不登校の解決策について話はするがその結末のことは書いていない。なんか似たようなお話を読んだ気がしてなりません。そうと判っていてもこの手のお話ずきなワタクシにはストライクです。昭和三十年代から四十年代にかけての風俗や子供心の淡い恋などグッときますよねぇ。 タチコギ 三羽 省吾
2008.08.08
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なんかもう泣きそうッス。桐野夏生さんは世の中に怨み辛みでも溜まっているのでしょうか。ある娼館に生まれた女の子を主人公に、これでもか、これでもか、と爆弾を投げ落としてきます。つい最近まで世間にはきっと清純な女性が存在すると信じていた(大笑い)ワタクシにはつら過ぎます。で、どこらへんがI'm sorry.ナンでしょうかねぇ。アイムソーリー、ママ
2008.08.07
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題名の通り第2次世界大戦末期に行われた特攻作戦に従事した若者の視点で描かれている小説です。特攻といってもメジャーな“回天“とか潜水艇ではなく”伏龍”という潜水服を着込んで爆弾を抱えてアメリカの上陸艇の底へぶち当てるという肉弾戦で、それなのに、というかそれゆえに訓練中に死亡事故が起こったりします。その描写がなんか“軽い“のです。熊谷達也さんの書く「マタギ」シリーズの描写に比べても格段にするりと読めてしまいます。主人公達が特攻について重苦しく語る場面なんかは少なくて、なんか導入書のようにも感じられました。そうですよねいきなり重いのは辛いですからね。戦後60年たっても、いやこの先ずっとこのジャンル”戦記”物の一つとして新しいものが書き継がれいくのでしょう。忘れてはならない歴史として、あるいは中高生の読書感想文の為に。群青に沈め
2008.08.06
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nanaco☆さんの記事でみて読みました。服部真澄さんと服部まゆみさんとごっちゃになっていたようですねワタクシは。幻想小説で始まり、本格推理で終わる。見事などんでん返しですねぇ。もう新作が読めないのかと思うと残念でなりませんわ。冥福を祈ります、ナームー。
2008.08.05
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ホラーっぽい作品でデビューされた道尾秀介さんですが、今作はすっかりミステリ、それもコン・ゲーム小説です。この手の小説は“ドコ“でどんでん返しがあるかが最大の楽しみであると思うのですが、この小説では2段階どんでん返しみたいな…あんまり書くとネタバレになるかな。どんでん返しの更にひっくり返し、勝ちと思っていたら負けた!でも実は。というのではなく、一回ひっくり返されて命拾いしたと思っていたら、実はその“仕掛け“自体が・・・なんとなく心暖まるお話に仕上がっております。カラスの親指
2008.08.04
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出ました!火村”准”教授シリーズの新作です。助教授から准教授になりました。二編の中篇が合わさって一冊の長編となりました、珍しいパターンです。そう一作目の”直接ではないが犯人”である女性=”妃”がまたしても…今度は自ら手を下してしまった!ばらすとあれなんで書きませんがありふれたトリックも劇中で火村准教授が説明してくれると、「なるほど!!!」と手を打ちたくなってしまうから不思議です。この“火村シリーズ”は本格の中では唯一といっていいほどすっきりとした読後感を覚えます。火村准教授と有栖川有栖さんの立ち位置が絶妙ですよね。妃は船を沈める
2008.08.03
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あぁ・・・ゲジヒトさんまで死んでしまって、謎は増えるばかりですね。元ネタは知っているのになんでこんなに気になるんでしょうか?月一連載が恨めしいです。はやく続きを・・・PLUTO(6)
2008.08.02
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読んでいるとなんとなく懐かしい気分にひたれます。解説にも書いてあるのですが、福田さんの他の作品を読んでもそれを感じます。日常の謎を解決、というほど大した物ではなくてドコか日本には存在しない田舎で暮らす普通の人間の生活がほのぼのと語られております。”ほっこり”とした幸せに包まれる物語です。あぁでもきっと現実にはこの主人公の菜美さんみたいな気持ちの良い女性は存在しないのだろうなァ。とおっちゃんは思ったりもするんです。そう、康孝君みたいな好青年もなかなかにいないでしょうなぁ…晴れた日は、お隣さんと。
2008.08.01
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