2010年12月の記事
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「壱里島奇譚」 梶尾真治
今年の締めの本は、ホンワカなハッピーエンドのＳＦファンタジーです。えぇ人ばっかし出てくるんです、パワースポットなのに胡散臭い人が出てこないんです。ちょっとゆるゆるで”締まりのない”と物足りなさを感じるワタクシはナニカ毒されているのでしょうか。それともカジシンを読む心構えが足りないのでしょうか。はてさて？【送料無料】壱里島奇譚
2010.12.31
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「セイギのチカラ」 上村佑
悪に立ち向かう異能者たち、それぞれが身につけ磨いた”しょぼい技”で悪のテロから日本を守るのだ！なんかもうひたすらにハチャメチャで突っ込みながら読むと楽しいかも、です。小ネタに走る仲間がいるのもやっぱ”お約束”なんですね、きっと。【送料無料】セイギのチカラいや文庫本が異様に安いなぁ～いいぞ宝島社！【送料無料】セイギのチカラ
2010.12.30
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「和菓子のアン」 坂木司
ちょっと珍しい目の日常の謎系のミステリ連作短編集です。主人公はぱっと身のよろしくない女の子で特技はない、周りには知識豊富で推理の得意な、それでいて奇矯な趣味・性向を持つ大人を配置する。でお客様の深読みをしたりトラブルになりかけの事件みたいなものや近くの人の謎の行動の訳を言い当てる。あ、すごくありがちなミステリでした。和菓子の世界の奥深さに触れられたのは幸運でしたが、結局この人の本では主人公が将来的にどうなる、ってのをはっきりさせないのですな。和菓子職人を目指したり・・・しないんだよねぇ。ワタクシとしてはなんかすっきりしないんですけどね。この方がいまどきの不況の世の中には受けるのかな？【送料無料】和菓子のアン
2010.12.29
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「人体工場」 仙川環
人死にもあります、殺人事件も起こります。その割りにサクサクと話が進んでいきます。登場人物の描写に”女ジャイアン”とあります。注射一本で人体工場になっちゃう設定です。いやぁ～結構”トンデモ”系の小説になってますねぇ。そう思うと結構楽しい本かもしれません。【送料無料】人体工場
2010.12.28
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「Ｄカラーバケーション」 加藤実秋
キャラの立ち具合、ハナシのぶっ飛び加減、パターン通りの短編配置。まさにＴＶ向けの軽い小説ですなぁ～しかしドラマ化したからハードカバーで値上げとは如何なものであろうか？ちょっとあこぎ過ぎませんか！【送料無料】Dカラーバケーション
2010.12.27
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「白虹」 大倉崇裕
こぎれいにまとまったミステリ、「過去」を背負い「山」に逃げた主人公の元警察官が今度は逃げずに事件を解決に導きます。事件の規模の割りにちょっと人死が多すぎる気もしますし、アクションシーンも大人し目ですなぁ。山もそんなに本格的でないし・・・なんか、こうもどかしさが先にたちました。その割には結構面白かったです。なんでだろ？【送料無料】白虹
2010.12.26
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「長い廊下がある家」 有栖川有栖
すっかりおなじみの火村英生准教授の推理が冴える”本格”短編集です。長らく続くシリーズながら手を変え品を変えマンネリ化を防ぎつつ新たな犯罪（トリック）が描かれています。毎度毎度のコトながら感心するばかりです。【送料無料】長い廊下がある家
2010.12.25
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「ロードムービー」 辻村深月
しっとりとしんみりと読書を楽しむ一冊。女の子の成長物語を集めた短編集かもしれませんねぇ～【送料無料】ロードムービー
2010.12.24
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「徳川家康 トクチョンカガン」 荒山徹
先人へのオマージュなんでしょうが、いかにも”軽い”んですなぁ。筆者が書きたいことはあとがきを読めば分かります。そう勝者の歴史にかかれなかった視点から史実を見直す。秀吉の朝鮮出兵で蹂躙された朝鮮人の恨み”ハン”を理解することはできましたが、こう胸に迫る”モノ”がなかった。残虐シーンやアクションシーンも多く描かれていますが”軽い”んです。たぶん筆者にとっても他人事だからなんでしょうなぁ。独自視点から歴史を見ているだけで、そこに”熱”、”あつさ”が伝わらない。すいません、評論家みたいなことを書きました。隆慶一郎の「影武者徳川家康」を読んだ時の様な感動はなかった、ことだけは確かです。【送料無料】徳川家康（上）【送料無料】徳川家康（下）
2010.12.23
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「アンリアル」 北國浩二
善悪とは！バーンと大きな命題に真っ向からぶち当たるラノベです。王道です。筆者である北國浩二さんはミステリ作家ですが、どうしてどうしてラノベらしいラノベになってますよ。って、褒めてることになるのかしら？？？【送料無料】アンリアル
2010.12.22
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「人造救世主」 小林泰三
題名通りにクローン人間が大暴れするオハナシなんですが・・・救世主っても”あの人”のクローンが主役ではありません。表紙も関係ない。ちょっとがっかりのラストからどうやってシリーズ化させるのか、というかシリーズにできるのか？？？頑張れっ！【送料無料】人造救世主
2010.12.21
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「狙撃 地下捜査官」 永瀬隼介
いわずと知れた警察庁長官狙撃事件を題材にした警察ミステリ。地下捜査官は監察を指しているようですが、ちょっとひねりすぎてるような気もします。日本の警察小説でも一大派閥をなす”公安モノ”のひとつであります。ワタクシとしてはこの手の陰謀説みたいなハナシは大好きなので楽しく読みました。んが、主人公の行動やオチのつけ方がある意味理想主義的な匂いもしますので･･･売れへんやろうなぁ。【送料無料】狙撃
2010.12.20
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「月夜にランタン」 斉藤美奈子
月夜にランタン、夏にヒーターの心意気で本の売れ筋から世の中を窺います。そうか、あのブームはそういった最後を迎えたのですか。なんかもうすっかり時代の流れについて行けてないおっさんとしては、ムフフっと読むだけでおなか一杯です。【送料無料】月夜にランタン
2010.12.19
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「伏 贋作・里見八犬伝」 桜庭一樹
和風ファンタジーですな、時代小説ではありません。元ネタの里見八犬伝を知らなくても十分に楽しめますよ、コレハ。ぜひとも続きを、”狩る”側の因果も読みたいなぁ。【BOOK】伏 贋作・里見八犬伝 桜庭 一樹／著
2010.12.18
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「折れた竜骨」 米澤穂信
えーそんなんアリですか！！！っっっーラストでしたが、そんな意外感もたっぷりと味わえる特殊設定ものミステリ（あとがきより）です。ファンタジーの匂い漂う、つーか魔法が飛び交う中でのクラシカルな犯人当てゲームが始まるのです。あぁ騎士道とは小難しいのぉ～【送料無料】折れた竜骨
2010.12.17
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「歌舞伎町セブン」 誉田哲也
新宿･歌舞伎町ならなんでもありなんか、それとも誉田哲也さんがなんでもありなんか。なんかこう３６０度回転してみたら元の木阿弥です・・・みたいな。ある意味「デスノート」的な自分でルールは作る、ルールを守れないものは自壊して行くのだ。ということなんでしょうか。盛り上がりもアクションもしっかり決まってラスボスにも納得の一冊ですが、妙に気になる一冊です。【送料無料】歌舞伎町セブン
2010.12.12
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「華竜の宮」 上田早夕里
良質のＳＦです。それ以外にコメントのしようがない名作だ！うん、まさに小松左京賞の受賞作家です。おっちゃんのココロにずしんとグサッと迫りくるものはタダモノデハございません。【送料無料】華竜の宮
2010.12.11
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「エコイック・メモリ」 結城充孝
中途半端で乱暴なミステリだね。もっと丁寧に書いて貰いたいもんだ。【送料無料】エコイック・メモリ
2010.12.10
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「白銀ジャック」 東野圭吾
東野圭吾の名前だけでこんなに売れるんやなぁ～季節を先取りした題材といい、いきなり文庫といい、色々考えてますねぇ出版社も。で話は、ちょっと強引にハッピーエンドにもっていきすぎじゃないかな、と感じましたが十分楽しめマシタ。 【送料無料】白銀ジャック
2010.12.08
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「リアル・シンデレラ」 姫野カオルコ
誰もが知ってる童話のシンデレラですが、最後は王子様と結婚して幸せに・・・いやいや結婚してからも、ってのがこのオハナシですが結構ちまちました話なんで気分が下がります。いや幸せってナンナンダロウカ？【送料無料】リアル・シンデレラ
2010.12.05
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「善人長屋」 西條奈加
江戸時代の人情話連作短編集です。主役は題名とは逆の”小悪人”なのがミソですかな。ラストが予想通りに行かない、ハッピーエンドにならないのも結構新鮮に感じるんです。【送料無料】善人長屋
2010.12.04
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「誇り」 今野敏／東直己／堂場瞬一
ちょっと薄すぎます、物足りんなぁ。三人とも特徴ある、というか得意のタッチの警察小説を書いてありますがね。インパクトがないよねぇ～でも逆に”薄く安く”で新しい読者層を取り込もうというなら、えぇ感じかも。【送料無料】誇り価格：998円（税込、送料別）
2010.12.01
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- 私の好きな声優さん
- 声優の川浪葉子さん(67歳)死去
- (2025-04-08 00:00:18)
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- この秋読んだイチオシ本・漫画
- 『 REAL 15 』 井上雄彦
- (2025-11-24 15:48:35)
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- 今日どんな本をよみましたか?
- がんを消す免疫薬の真実
- (2025-12-01 05:00:07)
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