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7月31日(木) 華々しい仕事の陰で 海外部門を担当するM氏は、一年の三分の一を国外で過ごしています。そんなM氏を羨望の眼差しで見つめているのが、同僚のT氏です。T氏は、出張帰りのM氏に、「君はいつも外国に行けていいよな。毎日会社で、事務作業をしているのが嫌になるよ」と、愚痴をこぼしました。 するとM氏から、「T君が内勤で支えてくれているおかげで、安心して海外で仕事ができるんだよ」と答えが返ってきました。さらに、言葉の壁や生活習慣の違いに苦労しながら、必死で仕事をしている様子も語ってくれました。 M氏の海外出張に、観光気分は一切ありません。数多くの商談をこなし、常に準備や後始末を繰り返しながら、様々な重圧に耐えてきたのです。 M氏の境遇をただ羨んでいたT氏でしたが、と思い直しました。 「やればできる」とよくいわれますが、その前に、しなければならない努力があると自覚したいものです。 今日の心がけ◆目の前のことに努力しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月31日
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7月30日(水) ホンダの挑戦 本田技研工業を一代で築き上げた本田宗一郎氏は、経営者として、様々な名言を遺しています。次の言葉もその一つです。 「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」 ホンダがFIレースに参戦するようになって、今年で五十周年を迎えます。FI参戦を決めた昭和三十七当時、ホンダはまだ二輪車専門のメーカーでした。 四輪車を一台も販売したことがない会社のチャレンジは、無謀だといわれましたが、昭和三十九年にFIレースに初参戦。翌年のメキシコGPで、みごと初優勝という快挙を成し遂げたのです。 「日本の弱小メーカーが世界のレースに参加しても歯が立つわけがない」といわれながらも挑戦したのは、本田宗一郎氏の熱き思いの表われでしょう。 最初から無理だと諦めてしまうことは簡単です。しかし、チャレンジしなければ得られないものはたくさんあります。 何もせずに悔やむより、チャレンジして得られる失敗を喜びたいものです。 今日の心がけ◆悔いを残さず挑戦しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年07月30日
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7月29日(火) 暑さを乗り切る 今日は「土用の丑の日」です。「土用」の期間は年に四回ほどあり、春夏秋冬の四季の間に、それぞれ十八から十九日間あります。 土用の中でも、夏の土用は、夏バテをしやすい時期にあたり、昔から「精の付くもの」を食べる習慣がありました。また「丑の日に、”う”の付く物を食べると体に良い」との言い伝えもあったようです。 丑の日にうなぎを食べる習慣が定着したのは、江戸時代からです。幕末の学者・平賀源内が、夏に売れないうなぎの販売法を相談され、「本日丑の日」の張り紙をしたところ、大繁盛したのがきっかけだといわれています。 夏にうなぎを食べるのは、暑さをしのぐために生まれた先人の知恵でした。私たちも、身の回りでできる消夏法を考えてみましょう。道路に打ち水をしたり、ゴーヤ棚を作って温度を下げたり、様々な方法があるものです。 暑さを嫌がっても涼しくなりません。今いる環境で創意工夫をして、夏の暑さを前向きに乗り切っていきましょう。 今日の心がけ◆暑さをしのぐ工夫をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年07月29日
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7月28日(月) 社風をつくる 人の心は場によってつくられる、といわれます。 象徴的な例が、国民性や県民性でしょう。文化や伝統、習慣、気候など、生活している場の様々な要素に、人は自ずと影響を受けるものです。 それは、場の大小を問いません。国や都道府県のみならず、市町村、さらには、職場や家庭も自分の心に影響を与えます。家庭や職場の雰囲気によって、そこにいる人の気持ちは、暗くも明るくもなるでしょう。 また、人と場は相互に影響し合っています。人は場によってつくられるのと同様に、人によって場も変化していきます。 場が人をつくり、人が場をつくり、職場においては「社風」と呼ばれるものがつくり上げられていくのです。 明るい社風は、働く人にも良い影響を与えます。それをつくるのは、他の誰でなく、そこで働く一人ひとりでしょう。 まずは自分から、明るい社風づくりを始めてはいかがでしょう。 今日の心がけ◆明るさを意識して働きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
2014年07月28日
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7月27日(日) 地域で見守る 六十五歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、およそ四二六万人にも上ることが、厚生労働省研究班の調査によってわかりました。軽度の四百万人を加えると、高齢者の四人に一人という割合です。 福岡県の大牟田市では、地域で認知症の高齢者を見守る取り組みを進めています。年に一度の訓練では、徘徊者役の人に、すれ違った人が親切に対応します。十年前に始まった模擬訓練には、今や千人以上が参加するようになりました。 もし、自分の職場に訪れたお客様が迷っていたら、社員として、笑顔で声をかけて応対するはずです。 今後は、自社だけではなく、地域社会の一員として、路上や公共の場でも、と思った時は声をかけるなどの行動が必要な時代となるでしょう。 昔から「子供嫌うな来た道じゃ、年寄り嫌うな行く道じゃ」といわれます。徘徊者には、笑顔で声をかける勇気を持ちたいものです。そして、年長者への尊敬を忘れず、敬意を伴った言動で接するよう心がけましょう。 今日の心がけ◆声をかける勇気を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2014年07月27日
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7月26日(土) 時間外の訪問者 Nさんはあるレクリエーション施設で働いています。閉館後、戸締りを後輩に任せて帰宅しようとすると、外に若い男女の姿が見えました。 敷地内に入ってきた二人に近づき、「どうなさいましたか?」と質問をすると、「この建物がとても素晴らしいので、外から見ていました」との返答でした。 Nさんの心の中ではという思いと、という二つの思いが葛藤しました。迷った末、「どうぞご見学ください」と、二人を案内しました。 話を聞くと、二人は一級建築士で、たまたま通りかかった建物の外観に興味を引かれたそうです。Nさんの解説に感銘を受けて帰っていきました。 その後、Nさんが改めて館内を見回ると、後輩に任せた戸締りの不備が発見されたのです。もし、あのまま帰宅していれば、どうなっていたことでしょう。 見学者の偶然の訪問に感謝するとともに、人に任せきりではなく、最後まで自分で確認することの大切さを肝に銘じたNさんでした。 今日の心がけ◆自分で確認しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
2014年07月26日
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7月25日(金) 福沢通り 大分県中津市は、福沢諭吉の出身地です。 中津駅の数百メートル先から、諭吉の旧居に至るまでの直線道路は、「福沢通り」と呼ばれています。この通りの辻ごとに、諭吉の名言を掲げた看板がいくつも立っています。 その中の一つに、「家の美風その箇条は 様々なる中にも 最も大切なるは家族団欒」と書かれたものがあります。 幕末から明治の初期にかけて活躍し、日本の黎明期を担ってきた偉人が、「それぞれの家庭にそれぞれの美風があるが、その中でも、最も大切なのは家族の団欒である」と言い切っているのです。 社会で存分に活躍するためには、帰った時にホッとできる家族の団欒が大切だというのです。明治初期の封建的な雰囲気が強く残る社会で、新しい時代に向けた新しい家庭の姿を示したことは、意義深いことだったでしょう。 家族団欒の時間を大切にして、仕事に邁進したいものです。 今日の心がけ◆家族との時間を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月25日
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7月24日(木) 喜びの連鎖 人の話を聞いて、と思ったことをすぐ実行に移す人と、ただ聞きっぱなしの人と、人間には二つのタイプがあるようです。そして、それに応じて、人生も大きく分かれていくのではないでしょうか。 Aさんは、職場の朝礼でリーダーとなったTさんの話に感銘を受け、話の中で紹介された本を読んでみたいと、触発されました。すぐにTさんから正確な書名や著者の名前を教えてもらい、インターネットを通じて書籍を購入したのです。 果たしてその本には、今解決すべき生活改善の大切なヒントが、いくつも示されていました。Aさんはと、Tさんに感謝すると共に、早速、実践に取り組み始めたのでした。 もし、Aさんが、Tさんの話を聞いても、で終わっていたら、このような展開にはならなかったはずです。 チャンスはいつも目の前にあります。それを摑むのもまた、自分次第だといえるでしょう。 今日の心がけ◆良いと思ったらすぐにしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月24日
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7月23日(水) 危険を予知する 職場での事故や災害を防ぐことを目的に、工事や製造の作業にどんな危険が潜んでいるかを発見し、解決するための訓練を「危険予知訓練」といいます。 「危険」のK、「予知」のY、「訓練(トレーニング)」のTをとって、KYTやKY訓練とも呼ばれます。KYTは、特定の業種のみならず、どのような職場においても、必要な訓練でしょう。 I食品では、作業工程で髪の毛などが入り込まないように、仕事を始める前の朝礼で確認を徹底しています。 二人でペアになり、「髪良し!」「爪良し!」「身だしなみ良し!」と指差しながら確認をします。最後の「笑顔良し!」で厳しい表情が和みます。 事故や災害を未然に防止するには、日頃の訓練に加えて、細部まで意識を向ける繊細さ、起きてくる状況を前向きに受け止める明朗さも大切です。 危険や空気を読めないKYではなく、危険を予知するKY力を高めて、より良い職場作りを目指しましょう。 今日の心がけ◆安全への意識を高めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年07月23日
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7月22日(火) 苦手意識 「それは無理です」「私にはできません」と、やる前から「できない」と決めつけてしまうことがあります。 Aさんは、人前で声を出すことが苦手でした。職場の朝礼では、毎日スピーチの時間があるのですが、頼まれても引き受けたことがありません。と、いつも思っていました。 ある日、先輩から「自分の能力は、案外、自分ではわからないものだよ。できる、できないと決めずに、まずやってみたらいいよ」とアドバイスを受けました。 一瞬、反発心を覚えましたが、たしかに、やる前から「できません」と即座に否定してしまう癖がありました。 「誰でも最初は自信がないもの、経験して、失敗を重ねて、ようやく自信が持てるようになる」と先輩に教わったAさん。その後は、苦手だと思っていた事柄でも、とチャレンジする意欲が芽生えています。 何事も、「できる、できない」ではなく、「やるか、やらないか」です。 今日の心がけ◆まずやってみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。楽天ブログはこちらhttp://plaza.rakuten.co.jp/monoski/
2014年07月22日
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7月21日(月) 海の日 今日は、国民の祝日「海の日」です。 「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨として、平成七年に制定されました。 古来から日本人は、海の美しさを歌に詠み、讃えてきました。 沖つ島 荒磯の玉藻 潮干満ち い隠りゆかば 思ほえむかも 日本最古の歌集『万葉集』を代表する歌人・山部赤人の歌です。「沖の島の岩に見えている美しい藻も、潮が満ちて海の中に隠れてしまったら、その姿がしみじみと思われることだろうな」という意味です。 この歌は、神亀元年(七二四年)二月に即位した聖武天皇が、国の平安を祈念するために紀伊国(現在の和歌山県)に行幸された折、お供をした赤人が、天皇を讃える歌と共に詠んだ歌です。 万葉集の時代から千二百年もの時が経っても、海の美しさは変わらないでしょう。美しく豊かな日本の海を大切にしたいものです。 今日の心がけ◆自然の恩恵に感謝しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月21日
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8月31日(日) 美しいトイレでおもてなし 高知県は、独自の認定制度を設置して、トイレの美化を図っています。 店舗や民間施設などのトイレを清潔にして、地域の印象を良くすることで、観光客の満足度向上につなげています。 音楽を流す、花を飾るなどの工夫や、清潔さ、明るさなどの基準で「おもてなしトイレ」に認定されたトイレは、県内で六二〇ヵ所に上っています。 四国八十八ヵ所霊場の一つ、高知県南国市の禅師峰寺は、駐車場と境内のトイレが認定されました。「お遍路さんに心置きなく使ってもらえれば」と、日々、入念な掃除に精を出しています。 職場でも、全員が一致協力してやれることの一つに、清掃があります。店や社内がきれいになると、スタッフのモチベーションも上がります。 中でも、トイレがきれいになると、自信を持ってお客様を迎えられるものです。サービスも向上し、それが良き結果にも結びついていきます。 トイレを美しく保ち、おもてなしの心を育んでいきたいものです。 今日の心がけ◆清掃で気分爽快になりましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2014年07月20日
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8月30日(土) 名前を呼び合う Hさんがある企業を訪問した時、正門をくぐるや否や、「H様、おはようございます」と挨拶されました。 Hさんは驚くと共に、何とも言えぬ感動を受けました。自分の訪問が、この会社全体から歓迎されているような、良い印象を持ったからです。 それに比べて、今の自分の挨拶は、形だけのおざなりになっているな、と思ったHさん。さっそく自分も真似をしてみようと思いました。 まずは家庭で、妻の名前を呼んで挨拶するようにしました。妻も、Hさんの名前を呼んで、挨拶を返してくれるようになりました。 名前を呼ぶことで、言葉だけの挨拶より、心の距離が縮まるように感じます。また、自分を認めてもらっているような温かい気持ちが湧いてきました。 やがて、職場でも社員の名前を呼んで挨拶するようになりました。時にはフルネームで呼ぶこともあります。名前を呼び合う挨拶が飛び交うことで、職場全体に覇気が出てきたようでした。 今日の心がけ◆挨拶に工夫をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月20日
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8月29日(金) 歩調を合わせる 夫婦で北海道へ旅行に出かけたM氏。二泊三日の過密なスケジュールです。 妻の歩くスピードが遅く、観光スポットを効率よく回れません。M氏は心の中で、妻に対して苛立ちを覚えていました。 その日の夕食時、M氏は妻にこう告げられました。「あなたの歩くスピードが早すぎて、ついて行くのがやっと。せっかくの旅行なのに、ちっとも楽しめない。ゆっくり景色を眺めたり、楽しくおしゃべりしながら歩きたいのよ」 数日後、M氏は、職場で指示した通りの仕事ができない部下の姿に、ハッとしました。家庭に限らず、職場でも、と、部下を責めていたことに気づいたからです。 相手と歩調を合わせることは、その人の生き方や考え方に歩調を合わせることにつながります。そこから良好な人間関係を築くことができます。 人間関係の要点を知ったM氏は、その後、家庭でも職場でも相手に合わせるよう心がけて、周囲の人から頼られる人物へと成長したのです。 今日の心がけ◆相手と歩調を合わせましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月28日(木) 思いやりのパス 営業歴六年のFさんは、取引先との商談を数多くこなしています。 後輩へ商談を引継ぐ際は、多忙のあまり、細部まで指示できません。たとえ取引が破談になっても、と思っていました。 仕事で疲れて、くたくたになった帰り道、ふとFさんの脳裏に、高校時代のバスケットボール部の練習風景が蘇ってきたのです。 真夏の蒸し暑い体育館の中、激しいフットワークや、コートを何回も往復しながらの練習でした。その後、試合に出場したFさんは、決定的なチャンスの場面で、タイミングの悪いパスを出してしまったのです。試合終了後、顧問の第一声がFさんに向けられました。「苦しいのはみんな同じだ。なぜチームのために、もっと思いやりのあるパスが出せないんだ」。皆の前で一喝され、悔しさと情けなさにかられたことを思い出しました。 苦しい時は、つい自分本位になりがちです。いかに思いやりのあるパスを出せるか。仕事が忙しい時ほど、その人の真価が問われるのでしょう。 今日の心がけ◆思いやりを持って人に託しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年07月20日
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8月27日(水) 行き詰まり お客様とのトラブルが続き、気持ちが落ち込んでいたYさん。家庭内の心配事も重なって、まさに八方塞がりの状態でした。 そんな状況の中、知人から、「窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず」という言葉を教わりました。古代中国の占い書である『易経』の一文です。 「事態がどん詰まり状態まで進むと、そこで必ず情勢の変化が起こる。変化が起こると、そこからまた新しい展開が始まる」という意味の言葉に、Yさんは希望の光を見いだしました。 と、気持ちを切り替えたYさん。お客様に手紙を書き、要望があれば即対応して、何度も足を運びました。やがて誠意がお客様に伝わり、大のお得意様になったのです。 誰しも、Yさんのように身動きができない状況に陥ることがあるでしょう。たとえ先が見えなくとも、『易経』の言葉のように、と信じて、今できることに心を向けたいものです。 今日の心がけ◆今できることに全力を尽くしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年07月20日
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8月26日(火) ゲニウス・ロキ 「ゲニウス・ロキ」とは、古代ローマ人が持っていた観念です。「ゲニウス」とはラテン語で守護する霊、「ロキ」は場所や土地を意味します。 「地霊」「土地の精霊」から転じて、現代では、ゲニウス・ロキとは、ある場所特有の雰囲気とか、土地柄などを指すようになりました。 ビルが立ち並ぶ都会でも、田園風景が続く郊外であっても、それぞれの土地なりの歴史があります。その一つひとつが、長い時間と共に「刻まれた記憶」となって、訪れる人に独特の印象を与えるのかもしれません。 ゲニウス・ロキは、私たちの職場がある土地にも当てはまります。ここに拠点を置き、一つの企業が栄えたという事実が、この土地の歴史として刻まれるのでしょう。連綿と続く老舗であれば、なお深く、しっかりと、企業の歩みがその土地の記憶に刻まれるはずです。 今日のこの一日も、私たちの企業風土が、この土地の良き歴史となるように願いつつ、真摯な態度と精神で業務に臨みたいものです。 今日の心がけ◆地域に根づいた仕事をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月25日(月) 先入観にご用心 物事を判断する際、「先入観」が邪魔をする場合があります。 K氏がホテルに宿泊した時のことです。朝、ホテルの部屋を出ようとすると、ドアが開きません。鍵はたしかに解錠したのです。 フロントに連絡をすると、「ドアを手前に引いていませんか。外側に押してみてください」と説明されました。その通りにドアを押すと、あっさり開きました。K氏はそれまでの経験から、と思い込んでいたのです。 笑い話のようですが、先入観が自由な発想を妨げ、行動を制限してしまうことがあります。自分の能力や性格も、思い込みで限界を決めてしまいがちです。 人間関係も同様でしょう。「あの人はこういう人間だ」と決めつけていることはありませんか。「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」という諺のように、付き合ってみないと、人柄はなかなかわからないものです。 先入観や思い込みを捨て、苦手な人にこそ積極的に接して、良き人間関係を築いていきたいものです。 今日の心がけ◆思い込みを捨てましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月24日(日) 暮らしの知恵 Fさんは、都市部のマンションから、郊外の一戸建てに引っ越しました。 ある休日、草刈りをしようと庭に出ると、隣の家の老婦人も草刈りをしています。「こんにちは、刈っても刈ってもすぐに生えてきますね」と声をかけました。 婦人は、「草を根っこから刈り取った後、竹箒で庭の土を均すと、草が生えてくるのが少し遅くなるのよ」と教えてくれました。 さっそく竹箒を買ってきて、教えられた通りに均してみました。すると、いつもは二~三日もすると、雑草が生え始めていましたが、一週間以上たっても、ほとんど生えてこなかったのです。 その結果に驚くと共に、婦人の生活の知恵に興味を持ったFさん。その後、何かわからないことがあるたびに、隣の家を訪ねては、いろいろなアドバイスをもらうようになりました。 お年寄りの話の中には、仕事や生活に活かせる暮らしの知恵がたくさんあります。人生の先輩から、積極的に学びたいものです。 今日の心がけ◆人生の大先輩に学びましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2014年07月20日
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8月23日(土) 子育て支援 出産後、女性がスムーズに職場に復帰できる環境作りや、男性が積極的に育児に参加できる仕組み作りが求められています。 日本能率協会が、新入社員を対象に出産と育児に関する調査を行ないました。「子供が生まれた場合、仕事を続けたいと思うか」との質問に、女性の三八%が「ぜひ続けたい」、五一・八%が「環境がそろえば続けたい」と回答しました。 また「共働きで育児をする場合、自身が育児休暇を取得するか」という質問に、男性は「会社で前例があれば取得したい」との回答が三二・五%で、最も多くなりました。 少子高齢時代を迎え、日本の総人口は次第に減少、国力低下の危惧も叫ばれています。仕事と子育てを両立させる上で、企業は大きな役割を担っています。 支援対策や仕組み作りと共に、働く人の意識も大切でしょう。職場環境とは、与えられるものではなく、社員一人ひとりの意識が集積して作られるものです。 新しい命の誕生を温かく迎え、皆で支える職場を目指したいものです。 今日の心がけ◆より良い職場環境を作りましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月20日
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8月22日(金) 水掛け論 ある病院の、待合室での一幕です。 「こんなに待たせるなんて、どうなってるんだ!」と、突然、男性の大きな声が響きました。対応した看護師は、「『○○様は本日予約なしの外来ですので、診察が遅くなりますよ』と、受付の際に言ったじゃないですか」と応えます。 しかし、男性は「そんなことは聞いていない」の一点張りです。互いに言い分を譲らず、口論は平行線。周囲も二人の様子をあきれた目で見始めました。 些細なことがきっかけで、水掛け論に発展してしまうケースはよくあります。この二人のように、自分の主張を通そうと、つい我を張ってしまいがちです。 こうした場合、「自分は正しい」「相手が間違っている」ということばかりに意識が向いていると、解決の糸口はなかなか摑めません。 「どちらが正しいか」よりも、「今、この状況で自分に何ができるか」という考え方ができたら、事態収拾への一歩前進でしょう。 もし、この男性や看護師の立場だったら、どのようにその場を収めますか。 今日の心がけ◆今できることを考えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2014年07月20日
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8月21日(木) カツ丼誕生 カツ丼の発祥には諸説ありますが、元早稲田大学教授の中西敬二郎氏らが考案した、という次のようなエピソードがあります。 学生の頃、中西氏は、昼食を摂るために、ある洋食屋へ通っていました。その店のメニューは、カレーライスとカツライスしかなく、中西氏はこの二つを交互に食べていました。 ある時、同じものを食べることに飽きてしまい、お店の人に頼んで調理場に入らせてもらいました。皿盛りのご飯を丼に移し、その上にカツをのせて、手作りのソースをかけた自己流の料理がカツ丼の始まりだといわれます。 ここで注目したいのは、「飽き」が新しいものを作るチャンスになった、ということです。「飽き」をそのままにせず、「工夫」という選択を取ったことが、カツ丼という新しいメニューを創造することにつながったのです。 仕事でも同じことを繰り返していると、飽きが生じます。飽きこそ改善のチャンスと受け止めて、次の行動に移しましょう。 今日の心がけ◆飽きを活用しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
2014年07月20日
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8月20日(水) 上司の苦言 「君はもう少し早く出勤しなさい」「○○社には電話したのか?」「おい、ネクタイが曲がっているぞ」と口うるさい上司の苦言にうんざりして、やる気をなくしている人はいませんか。 小言を言われて気分のいい人はいません。しかし、受け止め方によって、将来は大きく変わります。拒否反応を示す前に、と、冷静に振り返ってみましょう。 たとえ上司の立場とはいえ、嫌われるかもしれないことを覚悟の上で、あえて注意をしてくれるのです。本当は愛情の深い人なのかもしれません。部下に対する思いやりがあるからこそ、叱ってくれるのでしょう。 単に癖のように小言を言う人もいますが、要は受け止め方です。「私が気づいていない癖を教えてくれている」と受け止め、改善すれば、自己の成長につながります。拒否したり、聞き流してしまっては、先の進歩はありません。 植物が雨風を成長の肥やしにする如く、苦言を成長の糧としましょう。 今日の心がけ◆苦言を冷静に受け入れましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月19日(火) 曲がったペン先 Aさんが愛用している万年筆は、就職した時のお祝いに、両親からプレゼントされたものです。手入れを怠らず、二十年間大切にしてきました。 ある日の職場での出来事です。会議で同僚のBさんと口論し、怒りが治まらないまま、自分のデスクに戻りました。机の上には、お得意様からの郵便が届いていました。内容は、Bさんに対するクレームでした。 そのお得意様は、AさんとBさんが二人で担当していました。Bには言いづらいことだから、私に言ってきたのだろうと感じ、Aさんはお詫びの手紙を書き始めました。しかし、書いているうちに、また怒りがこみ上げてきました。 と思うと、手に力が入りました。その瞬間、万年筆のペン先が曲がり、便箋にインクが飛び散ったのです。 「あっ」と思わず声が出たAさん。その後、ペン先は修理しましたが、以前と違う書き味に、万年筆を手にするたびに、その日のことを思い出します。 と反省しているAさんです。 今日の心がけ◆心を平静に保ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年07月20日
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8月18日(月) 妖怪ウォッチ 「妖怪ウォッチ」が子供たちの間で大ブームです。昨年夏に発売されたゲームソフトは、累計販売数百万本を突破。関連するアニメや玩具も大ヒット中です。 主人公ケータの設置は、成績もスポーツも真ん中くらいの小学生です。開発を手がけたレベルファイブ社長・日野晃博氏によれば、現代の子供たちが共感できるのは、そんな「いつもふつう」の小学生だと言います。 また、氏の発想のヒントは、今の作品ではなく、子供時代の自分にあるとのこと。「ここが面白い」という根っこは、昔も今も変わらないと捉えて、「基本の部分だけは、忠実に動かさないように心がけています」と語ります。 共感を呼ぶための工夫や変化は、どのような事業・商売にも必要でしょう。同時に、基本をしっかり押さえることも欠かせません。 古くから伝承されてきた「妖怪」と、新しい「ウォッチ」を組み合わせた発想に倣って、自分の仕事を見直してみましょう。世の中に合わせて変えていくべき部分、ぶれてはいけない軸はどこにあるでしょうか。 今日の心がけ◆ぶれない軸を確立しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月17日(日) ピーマンのできるまで 皆さんは食べ物の好き嫌いはありますか。 五十五歳のTさんは、三十歳の頃まで大嫌いな野菜がありました。それはピーマンです。と思うほど嫌いでした。 あるセミナーで、Tさんは、「食物も、衣服も、身の周りにあるものは、一人の力では作れない。多くの人たちの手がかかっている」という話を聞きました。 Tさんは、その話をピーマンに当てはめて考えてみました。畑を耕してピーマンを育てる人、市場で競売にかけ販売する人、運搬する人、小売店で購入する人、料理する人・・・など、たしかに沢山の人の手がかかっています。 ピーマン一つでも、ルーツを辿れば、多くの人の働きがあります。と思えて、Tさんは少しずつピーマンを食べるように努力しました。そのうちに、生でも食べられるようになりました。 食物だけでなく、職場で使っている物すべてが、多くの人たちの働きの結晶です。物の由来や成り立ちに思いを寄せ、好き嫌いをなくしたいものです。 今日の心がけ◆食べ物への感謝の心を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2014年07月20日
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8月16日(土) 先施の心 上杉鷹山は、財政改革と殖産興業を図って、米沢藩の藩政を立て直しました。鷹山が生涯にわたり師と仰いだのは、細井平洲という尾張生まれの儒者です。 平洲は江戸に嚶鳴館という私塾を聞きました。また、米沢藩の藩校・興譲館を鷹山と共に再興。後に尾張藩にも仕え、明倫堂の総裁として、尾張藩九代藩主・徳川宗睦に重用されました。 平洲の教えの一つに、「先施の心」があります。先施とは、先に施すという意味です。相手が働きかけてくるのを待つのではなく、自分の方から先に働きかけていくことが大切だ、という教えです。 挨拶なら、自分から進んで挨拶をする。相手に親切を求めるより、まず自らが進んで親切を行なう。自分から先に相手を敬う。どれも、自分の方から働きかけることにより、相手の心を動かします。 良いことは人に先駆けて行ないましょう。人間関係をより円滑にするだけでなく、自らの人間性をも高めることができるからです。 今日の心がけ◆自分から先に行ないましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月20日
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8月15日(金) 同僚の過ちを詫びる テレビのニュース番組などで、謝罪の場面を目にすることがあります。私たちの仕事上でも、詫びなければならない状況はあるでしょう。 中間管理職のAさんは、立場上、謝罪を求められる場面があります。自分自身の失敗なら素直に非を認め、詫びることができますが、自分以外の社員の失敗を素直に詫びることができませんでした。 ある日、取引先との会合の際、過去の同僚の失態について、担当者から厳しく叱責を受けました。と、いつものように不満が込み上げてきました。 しかし、次の瞬間Aさんは、自分が叱責を受けた意味を考えました。その日は自分が会社の代表として出席しています。同僚の失敗は、会社の失敗であり、会社の代表として参加している自分は叱責を受ける立場にある、と思ったのです。 Aさんは、誠心誠意、担当者にお詫びをしました。その誠実さが伝わったのか、今も取引先との良好な関係が続いています。 今日の心がけ◆詫びる勇気を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月14日(木) 言葉の力 暑い日が続いていますが、どのような暑さ対策をしていますか。言葉ひとつで暑さが増したり、涼しさを感じたりすることもあります。 Yさんは鹿児島出身で、今は東京に住んでいます。実家では、母親が一人暮らしをしています。母親は昔ながらの生活をしていて、エアコンは使いません。夏でも水分を控えていることが心配で、定期的に電話をしていました。 ある日の電話で、「ぬっか日が続くね」という母に、「ほんと、ぬっか日が続くね」と応えたYさん。そばにいた息子から、「ぬっかって何?」と聞かれました。 Yさんは、あらためて故郷の言葉を思い出しながら、「ぬっかというのは、暑いという意味だよ」と息子に教えました。それ以来息子は、暑くなると、「ぬっか、ぬっか」と言うようになったのです。 以前は「暑い」という言葉を聞くと、余計に暑く感じて、余計に暑く感じて、イライラしていたYさん。「ぬっか」という言葉には、懐かしさと共に、涼しさも感じます。 生まれた地方の言葉を見直し、大切にしようと思ったYさんです。 今日の心がけ◆方言を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
2014年07月20日
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8月13日(水) 沈黙不能症 コミュニケーション上手とおしゃべりは、似て非なるもののようです。 二千年近く前、ローマ帝国の著述家・プルタルコスは、おしゃべりな人間を「沈黙不能症」と呼び、饒舌になりすぎることに警鐘を鳴らしました。 プルタルコス自身、「何かを言って後悔したことはたびたびあるが、何かを言わずに後悔したことは一度もない」という先人の言葉を心に留めていたそうです。 公共の喫煙場所や会社帰りの車内、職場の近所の飲食店では、業務に関連する様々な話題が飛び交っています。しかし、そこには多様な人の耳があることを忘れてはいけません。 インターネットの普及により、不特定多数の人に向けて、気軽に言葉を発信することが可能となりました。情報社会だからこそ、情報の守秘が求められます。 業務時間内に限らず、プライベートでも、TPOに応じた、節度のあるコミュニケーションを図りたいものです。 沈黙不能症に陥らないよう、一つひとつの言葉を大切にしましょう。 今日の心がけ◆言葉に慎みを持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年07月20日
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8月12日(火) フォローミー アメリカの士官学校では、指揮官のあり方として、「アフターユー、フォローミー」という精神を教えられるそうです。 平時は「お先にどうぞ」(アフターユー)と人を尊重する。有事の際は、自分が先頭に立って「ついて来い」(フォローミー)の精神が必要だということです。 この言葉を日常生活に置き換えると、しばしば逆の光景を目にします。満員電車でわれ先に座ろうとする人、渋滞する車線で無理やり割り込もうとする人、バイキング形式のレストランで人に先んじて料理を取ろうとする人。 その一方で、何か面倒なこと、嫌なこと、難しいことが起きると、自分は身を引いて、できるだけ関わろうとしない人。 右のような例は、誰でも思い当たることはあるでしょう。人間はいつも強くいられません。理想通りには、なかなかふるまえないものです。 しかし、目指すは「アフターユー、フォローミー」の精神です。特にリーダーは、問題が起きた時こそ、「ついて来い!」と率先して行動したいものです。 今日の心がけ◆いざという時は真っ先に行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月11日(月) 通勤の法則 毎朝、車で通勤しているMさんは、ある法則を発見しました。 家を出る時間が十分遅れただけで、渋滞のピークに巻き込まれます。会社までの所要時間はおよそ一・五倍になり、焦れば焦るほどイライラが募ります。車線の合流では道を譲る余裕もなくなり、黄色信号でも強引に通過してしまいます。 そんな日は、仕事の上でも、同僚や取引先に対して、イライラした心が反映してしまい、トラブルになることもありました。 一方、余裕をもって出発した朝は、ほかの車に快く道を譲ることができ、信号でも無理な通過はしません。ゆったりと運転をして職場に着くと、心の余裕が生まれるのはもちろん、不思議なことに気がつきました。 優先的に道を譲って運転していると、今度はほかの車がこちらに道を譲ってくれます。また、交通ルールを守って、ゆったりとした気持ちで運転していると、他の約束もきちんと守られていくのでした。 譲る心、決まりごとを守ることで、物事は好転していくと知ったMさんです。 今日の心がけ◆余裕を持って出発しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
2014年07月20日
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8月10日(日) 問題解決の道筋 身の回りで何か問題が発生すると、前向きに解決への道を探る人もいれば、逃げ腰になる人もいます。 逃げ腰になる原因の一つとして、自分を守ろうとする姿勢があります。自分を守ろうとして、苦しいことや嫌なことから逃げれば逃げるほど、問題はこじれて、さらに悪化してしまいます。 問題の中身によっては、自分の力ではどうにもならないことがあるでしょう。もしそうなら、ありのまま、そのままを受け入れていくよりほかはありません。 もし自力で変えられるのであれば、知恵と勇気を振り絞って、解決に向けて努力しましょう。どちらにしても、事態を好転させるには、起きてきた問題から目を背けないこと、嫌がらないことです。嫌うものには余計悩まされます。 下手に小細工をせず、嫌がらず、憎まず、焦らず、イライラせずに、今やれることを、前向きに全力を尽くすことです。 一歩前へ踏み出す勇気が、人生を大きく変えていくのです。 今日の心がけ◆寛容の精神を養いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2014年07月20日
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8月 9日(土) 書類整理の要点 必要な書類が見つからず、慌てて捜した経験は誰しもあるでしょう。これは書類の要・不要を見極めずに、溜め込んで整理できない人に多いようです。 机の上や引き出しに溜めてしまった書類を整理すると、仕事の効率が上がります。頭の中も整理されて、良いアイデアにもつながります。 とはいえ、要・不要の見極めが苦手、という人もいるでしょう。と思うと、結局、溜め込んでしまいます。 まず、書類を「要る・要らない」で二分しましょう。要らないものは処分します。続いて「要る」ものをもう一度見直していきます。ここがポイントです。 改めて見直すと、と判断できる場合が案外多いものです。それを処分すると、本当に必要な書類だけが残ります。 必要な書類は、内容別にファイルに閉じて、誰が見てもわかるようにラベリングします。インデックスを貼れば、取り出しやすさが増すでしょう。書類に限らず、道具や備品も必要なものを整理整頓して、効率よく仕事をしたいものです。 今日の心がけ◆必要なものを整理整頓しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月20日
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8月 8日(金) ワイコインランチ 「帰宅してうがい手洗い皿洗い」「やられたらやり返せるのはドラマだけ」 第一生命保険が募集する「第二十七回サラリーマン川柳コンクール」の、投票上位十作品が発表されました。現在の流行や夫婦関係の機微、サラリーマンの悲哀などが、思わず笑いがこぼれるセンスで綴られています。 第十位に選ばれたのはこんな川柳です。「わんこより 安い飯代 ワンコイン」。Dさんは、川柳を見て苦笑しながら、自分の昼食と重ね合わせました。 Dさんの昼食代も、五百円以内が基本。たいてい外食か弁当です。と、丼ものや麺類、揚げ物などが多くなりがちです。 働く人にとって、昼食は楽しみであり、午後の仕事に向かう活力の源です。毎日のことだけに、健康にも直結します。Dさんも近年、健康診断を受けるたびに、食生活への注意を受けています。 同じ五百円なら、品数が多いものを選んだり、メニューが偏らないようワンコインなりの工夫をしてみましょう。その工夫も、また楽しみになるでしょう。 今日の心がけ◆昼食をしっかり摂りましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
2014年07月20日
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8月 7日(木) 自分流のルール と、日々、業務改善の工夫を凝らすことは大切です。 山形新幹線つばさで、車内販売アルバイト歴二十二年の斎藤泉さんは、時に同僚の四倍を売り上げ、カリスマアテンダントとも呼ばれています。 駅の構内に売店もある中、「ここで買わなくてもいいもの」をどう手にとっていただくか。心地良いサービスを提供するため、斎藤さんは毎日、五つのルールを自身に課しています。 「予測する」「準備する」「確認する」「修正する」、そして、「反省する」ことです。特に、一日の業務を終えた後、小さな後悔を重ねつつも、次なる工夫や手段を考える振り返りを怠りません。 こうした自分流のルールを設定することは、易きに流されないため自らに課す、向上への足掛かりとなるでしょう。一日の業務の後始末として、今日の働きを省みる時間を割く習慣を身につけたいものです。 今日の心がけ◆振り返る時間を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月20日
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8月 6日(水) 一見さんも大事なお客様 常連客や昔ながらの取引先はもちろん大事です。では、一度きりのお客様には、どのように接しているでしょう。 Mさんが初めての土地へ出かけた時の話です。たまたま入店した飲食店で、昼食を摂るために滞在できる時間は三十分程度でした。 店から駅までの所要時間も、道順もわかりません。食事をしながら気にかけていると、女性の店員が声をかけてくれました。 「○○駅から電車でお帰りですか?」と聞かれ、「はい、十三時半の電車に乗る予定です」とMさんは答えました。女性店員は、注文した料理を運びながら、自分の時計をさりげなく確認して、Mさんの時間を気にかけてくれていたのです。 電車の時間に間に合うようにお茶を出し、わかりやすく道を教えてくれた店員の心配りに、Mさんは感銘を受けました。 おそらく再び訪れることがないだろう来客に対して、状況を見極めて、丁寧に応対してくれた女性店員に、プロ意識を感じたのでした。 今日の心がけ◆お客様の状況を見極めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月 5日(火) あわや大事故 建設現場に勤務するEさんは、朝礼時に、道具の指差し確認をしています。 ある朝、安全帯の紐が擦れていることに気がつきましたが、そのまま修理も新調もしませんでした。それから数ヵ月後、まもなく工事完了という時に事故が起こりました。二メートル弱の高所作業中に、バランスを崩して落下したのです。 コンクリートの床を叩きつけられたEさんは、ヘルメットのおかげで大事には至りませんでした。しかし、命綱の役割を果たす安全帯の紐が引きちぎれていたことに、と、肝を冷やしました。 事故の前には、必ず気の緩みが発生しているものです。安全帯の不良に気づいていながら、 と、放置していたことを反省しました。 小さな出来事や気づきを見逃さず改善していくことが、事故を防ぎ、職場環境をより良くしていきます。Eさんはその後、同僚と共に、道具の点検整備を徹底して、無事に工事を完了させました。 今日の心がけ◆小さな気づきを行動に移しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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8月 4日(月) 仕事の急所 精一杯やっているのに仕事がはかどらない、成果が十分に上げられないなど、スランプに陥ることは誰しもあるでしょう。 どのような仕事であれ、そこには押さえ所や勘所があります。仕事がうまくいかない時は、往々にして、それを外している場合があるようです。 たとえば、仕事をする上で 1目的、2準備、3順序、4方法、5後始末、などのあり方を見直し、改善するだけで、仕事の出来は変わってきます。しかし、本当の急所は、1から5を行なう際の心持ちにあるのです。 1から5のポイントに、心持ちを当てはめてみましょう。1世のため人のためという思い、2関係者の心の一致、3約束を守ろうとする積極性、4働きの勢いと喜び、5仕事を終えた際の感謝、などの程度が問われることになります。 心は目に見えないだけに隠すことができます。また、その影響は気づきにくいものです。しかし、間違いなく、働きとその結果を左右する力を持ちます。 仕事の形を磨き整えると共に、良き心を添えて働きたいものです。 今日の心がけ◆喜んで働きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。
2014年07月20日
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8月 3日(日) 打ち水の効用 八月に入り、暑さも盛りの時期を迎えました。 環境意識の高まりから、近年、オフィスや家庭で、節電・省エネ対策が実施されています。電気をこまめに消したり、エアコンの電力消費を抑えるため、設定温度を高めにしている家庭も多いことでしょう。 涼しさを呼ぶ工夫として、昔から行なわれている「打ち水」も効果があります。昨年の夏、Nさんの家庭では、エアコンが故障してしまいました。部屋の窓を開けて過ごしていましたが、暑さは増すばかりです。 イライラしている時、子供の頃にしていた「打ち水」を思い出しました。早速行なってみると、熱気が和らぎ、自然の涼風を感じたのです。 季節を楽しむ余裕もなく、毎日慌しく過ごしていたNさんでしたが、ほのかな風を感じる、心のゆとりの大切さを実感しました。 天候気候を嫌がっても、人の力ではどうにもなりません。暑さ、寒さを受け入れ、季節を楽しむ心の余裕を持ちたいものです。 今日の心がけ◆季節を楽しみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2014年07月20日
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8月 2日(土) 包容力 ある夜、K氏が帰宅すると、妻から「エアコンの調子が悪くて、冷房が効かないのよ」と言われました。 と妻の言葉を疑いながら、リモコンを手にすると、表示が「暖房」になっていました。 日頃から、妻のことを機械音痴だと思っていたK氏は、「リモコンの設定を冷房へ切り換えていないからだ」と語気も鋭く伝えると、エアコンの構造について、延々とレクチャーを始めてしまいました。 下を向きながら話を聞いていた妻の口から出たのは、「あなたのことを思って、部屋を涼しくしておこうと思ったのに」という、か細い声でした。 その様子を見て、K氏は、事あるごとに「あなたはいつも理屈で責めるんだから」と、妻から言われていることを思い出しました。 数日間気まずい雰囲気が続く中、夫婦喧嘩が絶えない原因は、相手の気持ちを汲み取る包容力のない自分にあるのだ、とつくづく反省したK氏です。 今日の心がけ◆相手の気持ちに寄り添いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月20日
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8月 1日(金) 変化は常に テレビで野球中継を観ていると、「○○投手のカーブの曲がり端を見事に打ちました」と、解説者が語っていることがあります。 打者の手元で鋭く曲がるように見えるカーブですが、実際には、投手の手を離れた後、緩やかに曲がり始めていることが、様々な実験で実証されています。 原因は眼の錯覚によるものですが、人の感覚や思考についても、似たようなことが起こり得ます。急に変わったように思える出来事も、気づかないだけで、実は以前から変化が始まっていた、ということがあるのです。 「急速に高齢化が進む社会」「急劇に円安が進行した」などと耳にする場合も、必ずしも正しい表現とはいえないかもしれません。 社会情勢や文化、経済、自然環境など、変化は常に起こっています。特に、経営者や幹部社員には、変化に敏感であることが求められるでしょう。 魅力あるサービスや商品開発のため、時代の要求をいち早く察知して、タイムリーな業務改善を押し進めていきたいものです。 今日の心がけ◆変化に敏感に対応しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
2014年07月20日
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7月20日(日) 病からの気づき S子さんは昨年、ガンの手術を受けました。手術は無事成功し、再発の不安はあるものの、家族の温かい励ましを受けながら療養しています。 現在は、自宅で、玄米菜食を取り入れた自然療法を中心とした生活を送っています。自分の置かれた状況を静かに振り返りながら、S子さんは、自分自身の内面の変化に気づきました。 「太陽の温かい光、四季の移ろい、草花の芽吹きや美しい花々、大自然の大きな恵みや美しさんに、大きな感動を受けています。すべての生き物が、それぞれに今を精一杯生きている、とつくづく感じます」 S子さんは今、これまで気づかなかった身近な幸せや大自然の恵みを感じられるようになったといいます。病気になるのは辛いことですが、病気をして得られる気づきもまた、かけがえのないものでしょう。 病気のあるなしに関わらず、今自分がここにあることへの感謝を胸に、今日を精一杯生きていきましょう。 今日の心がけ◆今に感謝しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月20日
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7月19日(土) 一円単位の清算 消費税率が8%に引き上げられたことを受け、ICカードを利用した際の交通機関の運賃が、一円単位の計算になりました。 ICカードの利用は、硬貨を取り出す必要がないため、一円単位の運賃になっても手間は増えません。ところが、Nさんの職場では、出張などの交通費を手書きの伝票で清算するため、計算が少し複雑になります。 清算のたびにと感じていたNさんでしたが、ある時、と気づかされたのです。 交通費の一円単位の清算を面倒に感じたのは、先入観だったと気づき、苦笑いのNさん。これ以外の業務でも、こうした思い込みでチャンスを逃がしたり、失敗したり、偏見を持っていないか、振り返る良い機会となりました。 時々刻々と姿を変える業務に対し、常にまっすぐな気持ちで向き合い、先入観や思い込みが招く失敗を未然に防ぎましょう。 今日の心がけ◆先入観を捨てましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月19日
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7月18日(金) 相手に学ぶ 今から三十年以上前のことです。就職が内定したN子さんは、実業家の父が「心の師」と仰いでいる、著名な老師のもとに連れて行かれました。 父親との話が済んだ後、老師は、N子さんに語りかけました。 「あなたはいい奥さんにもなれるが、大きな仕事をしていく人のようじゃ。人間の器量というものは、その時その場の、どんな相手からも良い情報を咀嚼し、学んでこそ養われる、わしの本当の師匠は悪人達じゃったよ」 月日が経つほどこの言葉が胸にしみ込んだ、というN子さん。その後は、業界トップを走る大企業の副社長に就任するまでに成長しました。 彼女に出会った人は、異口同音に「何と謙虚な、優しい人だろう」と、その魅力を讃えます。N子さんは、誰に対しても「ありがとう」ではなく、「ありがとうございます」と頭を下げる習慣を守ってきました。 人は年を取ると、言葉遣いが尊大になりがちです。常に謙虚さを忘れず、誰からも人生を学びながら、N子さんのように、人としての器量を育てたいものです。 今日の心がけ◆謙虚に学び続けましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2014年07月18日
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やっと71kgを下回ってきました。「挫折だらけのアル中お気楽ダイエット日記」この日記は7月17日の朝 昨日の日記を書いています。 今朝の体重:70.8kg 前日との差 プラス0.1kg昨日の飲酒量:缶ビール1個、赤ワイン大き目のコップになみなみ2杯久々に日記を書きます。2ヶ月程まえの5月22日に7年越しの目標68kgを達成しました。わずか10日で5.9kgの減量をして達成したものだから、リバウンドも大きかったです。しばらく、日記を書く気がしないほどでした。このところ、やっと71kgを下回ってきました。この調子で安定して68~70kgの間を維持できるようにと思っております。☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★2007年4月30日 ダイエットスタート時82.5kgでした。 2014年5月22日 目標の68.0kgを切り、67.9kg BMI=21を達成しました。 あとは、70kg未満をずっと維持し続けます。70kgを越えたら、7号食&ノーアルコールにします。 ♪♪♪ 私のダイエット方針 ♪♪♪ 朝と昼は、玄米を中心に少量でもきちんと食べる。夜は極力減らす。 出来るだけ節酒につとめ、お酒は3つ(個、本、杯)までとする。 6時間きっちり寝る。失敗してもめげない。いつも笑顔でいる。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2014年07月17日
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7月17日(木) 挨拶は自分から 挨拶は、コミュニケーションの第一歩です。 人と人の距離を縮め、より良い人間関係を生み出すことから、「挨拶は心を結ぶ金の鎖」と言われます。 しかし、習慣的に、日々何気なく交わしているだけに、つい形だけになって、本質が伴わないことがあります。 挨拶の本質とは何でしょう。挨拶とは、自分から心をひらき、相手を受け入れる姿勢を表明するものです。「私はあなたに対して心をひらいていますよ」という真心のこもった挨拶は、必ず相手の心に届きます。 また、「されたから応える」「好きな人にだけ挨拶をする」では、本当の挨拶とはいえません。自分から進んで挨拶をする、すなわち、自分が先に心をひらくところにこそ、値打ちがあります。 たかが挨拶、されど挨拶です。誰に対しても、先手で明るくはっきりと、相手の顔を見ながら、朗らかに美しい挨拶を交わしましょう。 今日の心がけ◆先手で挨拶をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年07月17日
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7月16日(水) 目標を持ち続ける Kさんの叔母は、今年で百歳です。今も一人暮らしで、大変元気です。 一日おきにデパートへ出かけ、週に二回は、朝市に行って魚を買って来ます。料理が好きで、人に食べてもらうことが生き甲斐です。 週末になると、Kさんと妻は、叔母に会いに行きます。いつも料理を作って迎えてくれる叔母は、「人の喜ぶ顔を見ていると、自分も嬉しくなる」と言います。料理をしている時の叔母は、実にいきいきとしているのです。 「若い時から今まで、仕事をする時は、いつも喜んでしているの。後ろは振り向かないし、止まったことはない。目標を持って生活することが元気の秘訣よ」と、百歳の叔母はニコニコ笑っています。 Kさんの叔母のように、目標を持って前向きな人の表情は喜びに満ち、明るい雰囲気を醸し出しています。自然と周囲に人が集まってきます。 叔母の笑顔と、前向きな人柄に魅かれているKさんは、週末のたびにと心に誓うのでした。 今日の心がけ◆目標を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年07月16日
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7月15日(火) モチベーションアップ 大手外食チェーンに就職したBさん。本部勤務の事務職として三年目を迎えました。入社当初は、仕事を覚えることに手一杯で、心の余裕はありませんでした。 二年目になると、業務にも慣れ、少し余裕が出てきました。交友関係が広がり、いろいろな人の話を聞く中で、他の仕事が羨ましく思えることもありました。 なぜなら、Bさんは普段、お客様と接する機会がなく、決まりきった仕事内容にマンネリ感を抱いていたからです。 Bさんは、先輩の事務員に、自分の気持ちを正直に伝えました。すると、先輩も時々同じような心境になるといいます。 仕事にマンネリを感じた時、先輩は、自社の店舗に足を運んで、食事をしながら、来店者を観察するそうです。「自分の仕事がお客様の喜ぶ顔につながっていると自覚することで、モチベーションを上げている」ということでした。 その話を聞き、Bさんも、先輩のやり方を真似るようになりました。「お客様に喜んでいただくための仕事なんだ」と思いながら、目前の業務に励んでいます。 今日の心がけ◆やりがいを高める工夫をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年07月15日
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7月14日(月) まず自分から 「隗より始めよ」という中国の故事があります。 中国の戦国時代、燕の王は、天下の人材を集める方法を側近の郭隗に尋ねました。郭隗は「賢者を求めるなら、まずこの私、隗を優遇してみてください」と言いました。 郭隗によれば、「私のような凡庸な人物が重用されれば、自分より優れた人物が自然に集まってくる」ということでした。早速、王が郭隗の教えを取り入れると、噂を聞いた天下の逸材が、王のもとに多く集まったといいます。 この言葉は、「大きな事業を始めるには、まず手近なことから手をつけよ」という意味の他に、「事を始める時には、まず言い出した人から実行せよ」という意味のたとえとしても使われています。 「隗より始めよ」を職場に当てはめてみましょう。新たなプロジェクトや新企画を立ち上げる時は、まず自分から範を示し、行動に移すことが第一です。 その率先垂範の精神が、人を動かし、状況を好転させるからです。 今日の心がけ◆自ら行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年07月14日
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