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6月30日(月) 掃除をする心 K社長は、ある会合で、「毎朝、会社の内外を掃除している」という講師の話を聞きました。 「続けていると清々しい気持ちになり、やる気が湧いてくる」という講師の言葉に、K社長も、翌朝から社内外の掃除を始めました。 最初はという満足感があったものの、数日を過ぎた頃から、不満が出てきたのです。 「せっかく掃除をしたのに、駐車場に吸殻を捨てる奴がいる」「社長が掃除をしているのに、なぜ社員は手伝わないんだ」と、腹を立てるようになりました。 K社長は、講師に「不平不満が出て仕方がない」と相談しました。すると、「ではなくて、と思ってやってごらんなさい」と教えられたのです。 気持ちを明るく切り替えて掃除を続けた結果、職場での事故が激減し、業績も上昇したそうです。良い行ないをするには、その時の心持ちも大切です。 今日の心がけ◆明るく物事に取り組みましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
2014年06月30日
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6月29日(日) 親孝行 「孝行のしたい時分に親はなし」という諺があります。 両親が健在の時は、そのありがたさに気づかず、親の心がわかる年頃にはもうこの世にいないので、親が生きている間に孝行しなさい、という意味です。 親に感謝し、大切にしたいと思っても、実行することはなかなか難しいものです。親孝行の出発は、恩を自覚することから始まります。自分を見つめて と感じられたら、それが恩の自覚です。 続いて という感謝の念が湧き上がってくるなら、それを言葉や行動で表現してはいかがでしょう。 Hさんには、故郷で一人暮らしをする九十歳の母がいます。数年前から毎月母を訪ねて、話し相手になり、励ますようになりました。毎回、花を持って行き、「今月も会えたね」と声をかけて、握手するのが習慣です。 最近は「楽しみに待っている母が若返っている」と感じるほどです。心の内の感謝の気持ちは、形に表わし、行動に移して、相手に伝えたいものです。 今日の心がけ◆感謝を形に表わしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月29日
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6月28日(土) 間髪を容れず 「気づいたらすぐ行なう」「目が覚めたらさっと起きる」「返事は即答」「使った道具はただちに片づける」。これらは成功の秘訣、健康の秘法です。 経営者は決断の連続です。働く人も選択の連続です。判断を誤るわけにはいきません。その即決力は「即行」で養われます。日常において、気づいたことや依頼されたことを、瞬間、瞬間に、サッと処理する行動によって磨かれます。 「朝、目覚めたら気軽にサッと起きる生活を続けることで、大事な商談をまとめられえた」「使った道具をただちに元の位置に片づける習慣をつけたことで、機械の効率が上がり、良い製品ができあがった」などの体験談も多数聞かれます。また、返事を即座にすることも「即行」です。受け切って応えるまで、仮に0・二秒を要したとしたら、それは即行ではありません。間髪を容れず応える。気づくと同時に行なう。そこに栄冠は訪れます。 億劫がったり、面倒がったり」、心配して手を出さない心を払拭して、直感を生かし切りましょう。日常は宝の山、今日は最良の一日であることが実感できます。 今日の心がけ◆気づくと同時に行ないましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月28日
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6月27日(金) ももちゃんとたまちゃん 新人のM子さんは、先輩と訪問した営業先に、会社の傘を忘れてしまいました。商談を済ませると、雨が止んでいたので、つい置いてきてしまったのです。 「すぐ先方へ連絡して取りに行くように」と、先輩に指示されたM子さん。とりあえず「わかりました」と返事をしました。 しかし内心は、と、心を燻らせていたのです。 先方の会社へ向かう途中、M子さんは、幼い女の子とお母さんにすれ違いました。女の子は桃色の合羽を着て、水玉模様の傘をさしていました。その姿に、幼い頃の自分を思い出しました。 当時は、買ってもらったばかりの桃色の合羽と、水玉模様の傘を使いたくて早く雨が降らないかと待ち望んでいました。合羽に「ももちゃん」、傘には「たまちゃん」と名前をつけて、大切に使っていたのです。 大人になって、使い捨てに慣れてしまった自分に気がついたM子さんです。 今日の心がけ◆物への愛着を深めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月27日
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6月26日(木) 花の根を愛する 「ありがたい」「おかげさまで」「恩に着ます」といった、感謝の気持ちを表わす言葉を、普段どのくらい使っていますか。 直接的に何かをしてもらった時は、「ありがとう」という言葉は出てきやすいものです。しかし、目に見えないけれど、自分を陰で支えてくれる人や物には、なかなか心が向きません。 「花を愛する人はあるけれど、根を愛する人は少ない」という言葉があります。植物は、大地から栄養を与えられることによって、美しい花を咲かせます。天高くそびえる大樹も、地中に深く根を張っているからこそ揺るがないのです。 そうした自然の摂理は、私たちの生活にも当てはまります。親や祖先という根があるからこそ、今こうして暮らしていけるのでしょう。 自分の命を陰で支えてくれる、親や祖先に心を向けましょう。感謝の念が深まることで、表情や態度が明るくなり、心が素直になって、より豊かな人間関係を築けるはずです。 今日の心がけ◆感謝の気持ちを深めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2014年06月26日
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6月25日(水) 大げさ過ぎた表現 「君のレポートは、難しい言葉をいくつか使っているね。失礼な質問かもしれないが、自分で理解して使っているのだろうね」 業務報告書をまとめて、課長に提出したAさんは、課長からそう指摘されました。難しい言葉とは、「コペルニクス的転回」でした。実は、コペルニクスのことはよく知らないままに、何となく良い表現だと思って使ったのです。 続けて課長から、辞書を引くことを勧められました。「辞書を引く習慣をつけると語彙が広がるし、漠然と使っていた言葉の本当の意味を知ることで、勉強にもなる。手間を惜しむなよ」と助言されたのです。 さっそくAさんが辞書を引くと、コペルニクス的転回とは、「当時の常識だった天動説に対して、地動説を唱えた、コペルニクスの天文学説上の転換に例えて、ものの考え方が正反対に変わること」を意味すると知りました。 「そうした意味なら、今回のレポートには大げさ過ぎる」と悟ったAさん。改めて辞書を引いて、もっと適切な言葉をあてて、報告書を完成させたのでした。 今日の心がけ◆辞書を引く習慣をつけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年06月25日
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6月24日(火) 雑談力 職場内のデジタル化が進むと、社員間での会話が減りがちです。そんな中、雑談は会話を弾ませ、コミュニケーションを活発にするきっかけにもなります。 山梨県職員のN氏は、略語づくりの名人です。例えば、N氏が部下に伝える「ソノカク」は、「その後どうなったか確認してください」の略語です。 雑談を意識したN氏の略語をきっかけに、会話が弾み、「次にはどんな略語が飛び出すか」など、職場の話題にもなっているそうです。 日本能率協会の調査によると、職場でコミュニケーションが不足している相手のトップは「上司」で、親睦を深める有効な方法は「雑談」という声が最も多く挙がりました。 上司の立場で、多彩な部下をまとめていくのは、仕事以上に大変でしょう。また、部下の立場に立てば、上司の言葉はそれだけで権威的に聞こえます。 適度な雑談は、職場内のコミュニケーションを促します。特に上司からの雑談は、張り詰めた空気を和ませ、仕事の効率を高める力も秘めているのです。 今日の心がけ◆雑談力を磨きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月24日
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6月23日(月) 働く人が幸せに 実業家・稲盛和夫氏には、京セラ創業時からJAL時代まで、一貫して掲げてきた経営理念があります。 京セラ創業三年目の、労使交渉による苦悩の末、稲盛氏は、「全従業員の物心両面の幸福を追求すること」が会社経営の理念だと決定しました。 その理念は、JAL再建時にも引き継がれました。「従業員が幸せになれば、サービスも向上し、業績も上がる」という信念が、社員の求心力につながり、わずか三年で再上場に導いたのです。 「お客様は神様です」という言葉があるように、顧客第一主義というスタンスは、企業にとって重要です。ここを見失えば、プロとはいえません。 しかし、提供する側に「嫌々」「仕方なく」「義務的な」心があったとしたら、はたして、お客様の喜ぶサービスが提供できるでしょうか。 職場の一人ひとりが幸せを感じながら、積極的に仕事に向き合う時、そのプラスの波動が波及して、初めてお客様の笑顔が得られるのでしょう。 今日の心がけ◆笑顔をお客様に広げましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。一般の方や社員のかたの参加も無料です。年に一度、倫理経営講演会があります。
2014年06月23日
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6月22日(日) 今を生きる 「若い時にもっと努力をしておけばよかった」といくら後悔しても、過去に戻ってやり直すことはできません。 それでも、過去の過ちを嘆き悔やんだり、楽しい思い出を懐かしんでばかりいる人が実に多いものです。戻らない過去に固執するだけの「今」では、良い未来へとつながってはいかないでしょう。 過去をやり直したいと思うなら、「今」を一所懸命に生きることです。良いことも悪いことも丸ごと吸収して、自分の力へと変える努力をしている人が、素晴らしい今を作り、自分自身を輝かせるのです。 今日はまたと巡ってきません。昨日は過ぎ去った今日であり、明日は近づく今日です。今日のほかに人生はありません。 過去にとらわれ、未来への期待ばかりで、今を疎かにしたのでは、幸せをつかむことは難しいでしょう。 今の一瞬一瞬を大切に生きたいものです。 今日の心がけ◆心を今に集中させましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月22日
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6月21日(土) 年末の賀状 数年前、Uさんに一枚の年賀状が届きました。年賀状は手書きで作られていました。届いたのは年末です。 とUさんは思いました。ところが、「年賀」と印刷された文字の上には、シールが貼ってありました。 Uさんは、一足先に届いた年賀状に、じっくり目を通しました。そこには一年を締めくくる挨拶と、新年への思いが、丁寧な言葉と書体で綴られていました。 世の中のデジタル化が急速に進み、様々な分野で大きな力を発揮しています。その反面、アナログの良さも見直されています。 年末に届いた年賀状は、手のぬくもりが感じられると共に、正月前の郵送という工夫が、Uさんを驚かせました。毎年たくさんの年賀状が届く中で、今もUさんの印象に強く残っています。 仕事やプライベートに限らず、相手の心に残る秘訣は、受け手の気持ちをしっかり捉え、手間隙と工夫を惜しまないことでしょう。 今日の心がけ◆手間隙惜しまずやり抜きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月21日
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7月27日(日) 地域で見守る 六十五歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、およそ四二六万人にも上ることが、厚生労働省研究班の調査によってわかりました。軽度の四百万人を加えると、高齢者の四人に一人という割合です。 福岡県の大牟田市では、地域で認知症の高齢者を見守る取り組みを進めています。年に一度の訓練では、徘徊者役の人に、すれ違った人が親切に対応します。十年前に始まった模擬訓練には、今や千人以上が参加するようになりました。 もし、自分の職場に訪れたお客様が迷っていたら、社員として、笑顔で声をかけて応対するはずです。 今後は、自社だけではなく、地域社会の一員として、路上や公共の場でも、と思った時は声をかけるなどの行動が必要な時代となるでしょう。 昔から「子供嫌うな来た道じゃ、年寄り嫌うな行く道じゃ」といわれます。徘徊者には、笑顔で声をかける勇気を持ちたいものです。そして、年長者への尊敬を忘れず、敬意を伴った言動で接するよう心がけましょう。 今日の心がけ◆声をかける勇気を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2014年06月20日
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7月26日(土) 時間外の訪問者 Nさんはあるレクリエーション施設で働いています。閉館後、戸締りを後輩に任せて帰宅しようとすると、外に若い男女の姿が見えました。 敷地内に入ってきた二人に近づき、「どうなさいましたか?」と質問をすると、「この建物がとても素晴らしいので、外から見ていました」との返答でした。 Nさんの心の中ではという思いと、という二つの思いが葛藤しました。迷った末、「どうぞご見学ください」と、二人を案内しました。 話を聞くと、二人は一級建築士で、たまたま通りかかった建物の外観に興味を引かれたそうです。Nさんの解説に感銘を受けて帰っていきました。 その後、Nさんが改めて館内を見回ると、後輩に任せた戸締りの不備が発見されたのです。もし、あのまま帰宅していれば、どうなっていたことでしょう。 見学者の偶然の訪問に感謝するとともに、人に任せきりではなく、最後まで自分で確認することの大切さを肝に銘じたNさんでした。 今日の心がけ◆自分で確認しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月20日
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7月25日(金) 福沢通り 大分県中津市は、福沢諭吉の出身地です。 中津駅の数百メートル先から、諭吉の旧居に至るまでの直線道路は、「福沢通り」と呼ばれています。この通りの辻ごとに、諭吉の名言を掲げた看板がいくつも立っています。 その中の一つに、「家の美風その箇条は 様々なる中にも 最も大切なるは家族団欒」と書かれたものがあります。 幕末から明治の初期にかけて活躍し、日本の黎明期を担ってきた偉人が、「それぞれの家庭にそれぞれの美風があるが、その中でも、最も大切なのは家族の団欒である」と言い切っているのです。 社会で存分に活躍するためには、帰った時にホッとできる家族の団欒が大切だというのです。明治初期の封建的な雰囲気が強く残る社会で、新しい時代に向けた新しい家庭の姿を示したことは、意義深いことだったでしょう。 家族団欒の時間を大切にして、仕事に邁進したいものです。 今日の心がけ◆家族との時間を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。
2014年06月20日
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7月24日(木) 喜びの連鎖 人の話を聞いて、と思ったことをすぐ実行に移す人と、ただ聞きっぱなしの人と、人間には二つのタイプがあるようです。そして、それに応じて、人生も大きく分かれていくのではないでしょうか。 Aさんは、職場の朝礼でリーダーとなったTさんの話に感銘を受け、話の中で紹介された本を読んでみたいと、触発されました。すぐにTさんから正確な書名や著者の名前を教えてもらい、インターネットを通じて書籍を購入したのです。 果たしてその本には、今解決すべき生活改善の大切なヒントが、いくつも示されていました。Aさんはと、Tさんに感謝すると共に、早速、実践に取り組み始めたのでした。 もし、Aさんが、Tさんの話を聞いても、で終わっていたら、このような展開にはならなかったはずです。 チャンスはいつも目の前にあります。それを摑むのもまた、自分次第だといえるでしょう。 今日の心がけ◆良いと思ったらすぐにしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2014年06月20日
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7月23日(水) 危険を予知する 職場での事故や災害を防ぐことを目的に、工事や製造の作業にどんな危険が潜んでいるかを発見し、解決するための訓練を「危険予知訓練」といいます。 「危険」のK、「予知」のY、「訓練(トレーニング)」のTをとって、KYTやKY訓練とも呼ばれます。KYTは、特定の業種のみならず、どのような職場においても、必要な訓練でしょう。 I食品では、作業工程で髪の毛などが入り込まないように、仕事を始める前の朝礼で確認を徹底しています。 二人でペアになり、「髪良し!」「爪良し!」「身だしなみ良し!」と指差しながら確認をします。最後の「笑顔良し!」で厳しい表情が和みます。 事故や災害を未然に防止するには、日頃の訓練に加えて、細部まで意識を向ける繊細さ、起きてくる状況を前向きに受け止める明朗さも大切です。 危険や空気を読めないKYではなく、危険を予知するKY力を高めて、より良い職場作りを目指しましょう。 今日の心がけ◆安全への意識を高めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年06月20日
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7月22日(火) 苦手意識 「それは無理です」「私にはできません」と、やる前から「できない」と決めつけてしまうことがあります。 Aさんは、人前で声を出すことが苦手でした。職場の朝礼では、毎日スピーチの時間があるのですが、頼まれても引き受けたことがありません。と、いつも思っていました。 ある日、先輩から「自分の能力は、案外、自分ではわからないものだよ。できる、できないと決めずに、まずやってみたらいいよ」とアドバイスを受けました。 一瞬、反発心を覚えましたが、たしかに、やる前から「できません」と即座に否定してしまう癖がありました。 「誰でも最初は自信がないもの、経験して、失敗を重ねて、ようやく自信が持てるようになる」と先輩に教わったAさん。その後は、苦手だと思っていた事柄でも、とチャレンジする意欲が芽生えています。 何事も、「できる、できない」ではなく、「やるか、やらないか」です。 今日の心がけ◆まずやってみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年06月20日
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7月21日(月) 海の日 今日は、国民の祝日「海の日」です。 「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨として、平成七年に制定されました。 古来から日本人は、海の美しさを歌に詠み、讃えてきました。 沖つ島 荒磯の玉藻 潮干満ち い隠りゆかば 思ほえむかも 日本最古の歌集『万葉集』を代表する歌人・山部赤人の歌です。「沖の島の岩に見えている美しい藻も、潮が満ちて海の中に隠れてしまったら、その姿がしみじみと思われることだろうな」という意味です。 この歌は、神亀元年(七二四年)二月に即位した聖武天皇が、国の平安を祈念するために紀伊国(現在の和歌山県)に行幸された折、お供をした赤人が、天皇を讃える歌と共に詠んだ歌です。 万葉集の時代から千二百年もの時が経っても、海の美しさは変わらないでしょう。美しく豊かな日本の海を大切にしたいものです。 今日の心がけ◆自然の恩恵に感謝しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月20日
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7月20日(日) 病からの気づき S子さんは昨年、ガンの手術を受けました。手術は無事成功し、再発の不安はあるものの、家族の温かい励ましを受けながら療養しています。 現在は、自宅で、玄米菜食を取り入れた自然療法を中心とした生活を送っています。自分の置かれた状況を静かに振り返りながら、S子さんは、自分自身の内面の変化に気づきました。 「太陽の温かい光、四季の移ろい、草花の芽吹きや美しい花々、大自然の大きな恵みや美しさんに、大きな感動を受けています。すべての生き物が、それぞれに今を精一杯生きている、とつくづく感じます」 S子さんは今、これまで気づかなかった身近な幸せや大自然の恵みを感じられるようになったといいます。病気になるのは辛いことですが、病気をして得られる気づきもまた、かけがえのないものでしょう。 病気のあるなしに関わらず、今自分がここにあることへの感謝を胸に、今日を精一杯生きていきましょう。 今日の心がけ◆今に感謝しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2014年06月20日
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7月19日(土) 一円単位の清算 消費税率が8%に引き上げられたことを受け、ICカードを利用した際の交通機関の運賃が、一円単位の計算になりました。 ICカードの利用は、硬貨を取り出す必要がないため、一円単位の運賃になっても手間は増えません。ところが、Nさんの職場では、出張などの交通費を手書きの伝票で清算するため、計算が少し複雑になります。 清算のたびにと感じていたNさんでしたが、ある時、と気づかされたのです。 交通費の一円単位の清算を面倒に感じたのは、先入観だったと気づき、苦笑いのNさん。これ以外の業務でも、こうした思い込みでチャンスを逃がしたり、失敗したり、偏見を持っていないか、振り返る良い機会となりました。 時々刻々と姿を変える業務に対し、常にまっすぐな気持ちで向き合い、先入観や思い込みが招く失敗を未然に防ぎましょう。 今日の心がけ◆先入観を捨てましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月20日
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7月18日(金) 相手に学ぶ 今から三十年以上前のことです。就職が内定したN子さんは、実業家の父が「心の師」と仰いでいる、著名な老師のもとに連れて行かれました。 父親との話が済んだ後、老師は、N子さんに語りかけました。 「あなたはいい奥さんにもなれるが、大きな仕事をしていく人のようじゃ。人間の器量というものは、その時その場の、どんな相手からも良い情報を咀嚼し、学んでこそ養われる、わしの本当の師匠は悪人達じゃったよ」 月日が経つほどこの言葉が胸にしみ込んだ、というN子さん。その後は、業界トップを走る大企業の副社長に就任するまでに成長しました。 彼女に出会った人は、異口同音に「何と謙虚な、優しい人だろう」と、その魅力を讃えます。N子さんは、誰に対しても「ありがとう」ではなく、「ありがとうございます」と頭を下げる習慣を守ってきました。 人は年を取ると、言葉遣いが尊大になりがちです。常に謙虚さを忘れず、誰からも人生を学びながら、N子さんのように、人としての器量を育てたいものです。 今日の心がけ◆謙虚に学び続けましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2014年06月20日
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7月17日(木) 挨拶は自分から 挨拶は、コミュニケーションの第一歩です。 人と人の距離を縮め、より良い人間関係を生み出すことから、「挨拶は心を結ぶ金の鎖」と言われます。 しかし、習慣的に、日々何気なく交わしているだけに、つい形だけになって、本質が伴わないことがあります。 挨拶の本質とは何でしょう。挨拶とは、自分から心をひらき、相手を受け入れる姿勢を表明するものです。「私はあなたに対して心をひらいていますよ」という真心のこもった挨拶は、必ず相手の心に届きます。 また、「されたから応える」「好きな人にだけ挨拶をする」では、本当の挨拶とはいえません。自分から進んで挨拶をする、すなわち、自分が先に心をひらくところにこそ、値打ちがあります。 たかが挨拶、されど挨拶です。誰に対しても、先手で明るくはっきりと、相手の顔を見ながら、朗らかに美しい挨拶を交わしましょう。 今日の心がけ◆先手で挨拶をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2014年06月20日
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7月16日(水) 目標を持ち続ける Kさんの叔母は、今年で百歳です。今も一人暮らしで、大変元気です。 一日おきにデパートへ出かけ、週に二回は、朝市に行って魚を買って来ます。料理が好きで、人に食べてもらうことが生き甲斐です。 週末になると、Kさんと妻は、叔母に会いに行きます。いつも料理を作って迎えてくれる叔母は、「人の喜ぶ顔を見ていると、自分も嬉しくなる」と言います。料理をしている時の叔母は、実にいきいきとしているのです。 「若い時から今まで、仕事をする時は、いつも喜んでしているの。後ろは振り向かないし、止まったことはない。目標を持って生活することが元気の秘訣よ」と、百歳の叔母はニコニコ笑っています。 Kさんの叔母のように、目標を持って前向きな人の表情は喜びに満ち、明るい雰囲気を醸し出しています。自然と周囲に人が集まってきます。 叔母の笑顔と、前向きな人柄に魅かれているKさんは、週末のたびにと心に誓うのでした。 今日の心がけ◆目標を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年06月20日
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7月15日(火) モチベーションアップ 大手外食チェーンに就職したBさん。本部勤務の事務職として三年目を迎えました。入社当初は、仕事を覚えることに手一杯で、心の余裕はありませんでした。 二年目になると、業務にも慣れ、少し余裕が出てきました。交友関係が広がり、いろいろな人の話を聞く中で、他の仕事が羨ましく思えることもありました。 なぜなら、Bさんは普段、お客様と接する機会がなく、決まりきった仕事内容にマンネリ感を抱いていたからです。 Bさんは、先輩の事務員に、自分の気持ちを正直に伝えました。すると、先輩も時々同じような心境になるといいます。 仕事にマンネリを感じた時、先輩は、自社の店舗に足を運んで、食事をしながら、来店者を観察するそうです。「自分の仕事がお客様の喜ぶ顔につながっていると自覚することで、モチベーションを上げている」ということでした。 その話を聞き、Bさんも、先輩のやり方を真似るようになりました。「お客様に喜んでいただくための仕事なんだ」と思いながら、目前の業務に励んでいます。 今日の心がけ◆やりがいを高める工夫をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年06月20日
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7月14日(月) まず自分から 「隗より始めよ」という中国の故事があります。 中国の戦国時代、燕の王は、天下の人材を集める方法を側近の郭隗に尋ねました。郭隗は「賢者を求めるなら、まずこの私、隗を優遇してみてください」と言いました。 郭隗によれば、「私のような凡庸な人物が重用されれば、自分より優れた人物が自然に集まってくる」ということでした。早速、王が郭隗の教えを取り入れると、噂を聞いた天下の逸材が、王のもとに多く集まったといいます。 この言葉は、「大きな事業を始めるには、まず手近なことから手をつけよ」という意味の他に、「事を始める時には、まず言い出した人から実行せよ」という意味のたとえとしても使われています。 「隗より始めよ」を職場に当てはめてみましょう。新たなプロジェクトや新企画を立ち上げる時は、まず自分から範を示し、行動に移すことが第一です。 その率先垂範の精神が、人を動かし、状況を好転させるからです。 今日の心がけ◆自ら行動しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月20日
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7月13日(日) ボランティアの成果Cさんは二ヵ月に一度、地域のボランティアをしています。普段は車椅子で、施設と自宅を往復している人を、行きたい所に連れて行くお手伝いです。 行きたい場所や買いたい物、食べたい物は、極力本人の希望に沿うようにしてあげたいと考えていますが、自分が知らないことばかりなので、Cさんは毎回必死です。 普段の仕事であるデスクワークと異なり、車椅子を押し、食事やトイレの介助も行なうので、真冬でも汗だくになるくらい動き回ります。 しかし、不思議とあまり疲れません。むしろ、すっきりした気持ちで、翌日の仕事にも取り組むことができるのです。 ということだけを考え、自分のことはどこかに飛んでしまうからではないか、とCさんは思っています。 日々の仕事では、自分のことだけで手一杯になってしまうCさん。職場でも、という欲を捨てて、仕事にも取り組もうと思うのでした。 今日の心がけ◆相手が喜ぶことをしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2014年06月20日
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7月12日(土) 弁当の思わぬ効果 Hさんへの昼食は、いつもコンビニ弁当が外食でした。長男が高校生となり、弁当持参になったことから、妻がHさんの分も作ってくれるようになりました。 同僚に「愛妻弁当ですか。いいですね」などと冷やかされることもあり、最初は照れくさかったHさん。毎日手作り弁当を食べているうちに、忙しい朝に二人分の弁当を作ってくれる妻に、感謝の気持ちが湧いてきました。一ヵ月ほど経過して、さらに気づいたことは、毎日同じような弁当でも飽きがこないことです。また、 昼食後、眠気が差すことがなくなり、仕事にも意欲的に取り組んでいる自分がいました。 手作り弁当が、心や体調に良い影響を及ぼすという科学的な根拠はありません。しかし、夫を思う妻の愛情と、その愛情を受け止める夫の感謝が一つになって、Hさんの日々に、いい影響を及ぼしたのでしょう。 とつい錯覚しがちですが、家族をはじめ、周囲の人々の支えがあって、自分の働きがあることを忘れたくないものです。 今日の心がけ◆身近な人への感謝を深めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月20日
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7月11日(金) 日本人と海 七月に入り、全国の海岸で海開きの時期を迎えました。 四方を海に囲まれた日本は、漁業や物流をはじめ、古くから海を利用し、恩恵を受けて発展してきました。 その一方で、海に関連する災害や事故も絶えることがありませんでした。日本人にとって海は、様々な恵みを与えてくれる感謝の対象であり、「畏れ」を持って付き合う自然の脅威でもあるのです。 海上安全を祈願するため、古来から、航海の安全を守る様々な祈りも全国各地で捧げられてきました。海洋の拠点である函館や鹿児島には、船魂神社があり、今も地域の中で大事にされています。 人は自然の中で生かされています。どんなに科学や文明が進んでも、自然を切り離して生活することはできないでしょう。 海に出かける機会も増えるシーズンです。安全に十分配慮すると共に、海の恵みに思いを馳せ、自然への畏敬の念も忘れずにいたいものです。 今日の心がけ◆海の恵みに思いを寄せましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
2014年06月20日
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7月10日(木) 理念を形にする 職場で行なう朝礼の内容には、情報共有や接客に関する基本動作の習得、チームワークの強化の他、業務の目的および目標の確認などがあります。 目的や目標は、経営理念、社是・社訓や経営計画書などに表わされているもので、朝礼で唱和する職場も多いのではないでしょうか。 会社の理想を掲げた経営理念の言葉は、社員一人ひとりの立場と役割に応じた働きとして、行動に表われて初めて会社の力になります。そのイメージを作り上げる場こそ、毎朝の朝礼に他なりません。 「今日一日、自分はどのような働きをするか」ということを、 朝礼での経営理念の斉唱時に、はっきりと思い描きます。さらに終礼で、その実現度合いを確認します。この小さな積み重ねは、個々の実力アップにもつながるでしょう。経営理念や社是・社訓は、自分と無関係の遠いものではありません。私だけの、今日だけの経営理念実現のイメージを朝礼で確認し、自社の理想を自らのものとして、仕事に臨みたいものです。 今日の心がけ◆理想の仕事ぶりをイメージしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年06月20日
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7月 9日(水) おしゃべりが止まらない Sさんの息子が通う小学校の、授業参観日での出来事です。 教室には児童、教室の後ろと廊下には保護者がいます。授業が終わり、ホームルームが始まるまで児童は騒がしかったのですが、先生から注意をされ、すぐに静かになりました。ところが、一部の保護者は、おしゃべりを止めません。 ホームルームが始まり、先生が児童に連絡事項を伝え始めても、保護者グループの声は教室に響き渡っていました。 わが子の参観に来ていたSさんもと思いながら、ふとわが身を省みました。。 子供の躾も、職場での教育も、指示や命令するばかりでは、相手の心には響きません。まずは自ら模範を示し、実際に行なっている姿を見せることです。その中で、無言のうちに伝わっていくものがきっとあるでしょう。 子供は、大人が思うよりずっと、大人の姿をよく見ているものです。言動が一致しているか、自分で時々チェックしてみましょう。 今日の心がけ◆行動で手本を示しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年06月20日
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7月 8日(火) 遠慮は上品な強情 この春から、Cさんは新しい部署に配属されました。 前任者から引継ぎを受けて、いざ業務に当たることになりました。しかし、これまでとはまったく畑違いの仕事で、わからないことばかりです。 前任者に尋ねたり、同僚に確認したり、果ては、取引先の業者にまで質問をするCさん。しかし、見栄を捨て、わからないことは何でも聞いているうちに、仕事がスムーズに運ぶようになりました。また、Cさんが聞くことによって、コミュニケーションがはかられ、社内も良いムードになりました。 新入社員であろうと、ベテランであろうと、わからないことがあれば、聞くことや尋ねることが肝心です。遠慮をしてわからないままにしたり、わかったような顔をして自分で抱え込み、周囲に迷惑をかけては元も子もありません。 遠慮は上品な強情です。仕事の上で不明な点があれば、ためらわず人に尋ねましょう。 今日の心がけ◆過度な遠慮はやめましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月20日
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7月 7日(月) 七夕の願い 七月七日は七夕です。子供の頃、短冊に願いごとを書いて、笹竹に飾った経験がある人もいるでしょう。 七夕は、もともと中国で行なわれていた行事が日本に伝わり、日本の文化と融合したものが原型とされています。 奈良時代に日本に伝わった当初は、織姫星にあやかって、はた織りや裁縫が上達するようにと祈るものでした。やがて、はた織りだけでなく、芸事や書道の上達を願って短冊に和歌を書き、お供えするようになった、といわれます。 願いごとを掲げることは、そこに向かって不断の努力を続けようとするエネルギーになります。やる気や積極的な行動にも結びつきます。 願いや希望を文字に書き起こすことで、達成するまでの困難を乗り切る覚悟も固まるでしょう。 現在では何を願っても自由です。今年は、高い目標を短冊に書いて、空高く掲げてみてはいかがでしょうか。 今日の心がけ◆目標を高く掲げましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月20日
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7月 6日(日) 雨もまた良し 六月から七月にかけて、例年、不安定な天候が続きます。 雨が続いたり、湿気が多かったり、真夏のように暑い日もあれば、肌寒い日もあって、体調を保つのが難しい時期です。 また、天候や気候への不満も、体調に影響を及ぼすものです。 天候は本来、自分の力ではどうすることもできないものです。人知を越えた自然現象に対しては、まずその事実を謙虚に受け止め、その上で、適当な対策を立てるという柔軟さが大切でしょう。 風も雨も、寒さも暑さも、作物の成長をはじめ、私たちが生きていく上でなくてはならないものです。そうした自然の活動に対し、反発したり、嫌がったりしていると、自然の恩恵を受け取ることもできなくなってしまいます。 「蒸し暑くて嫌だな」「また雨か」とマイナスの心が働いた時こそ、自然の恵みに感謝する時、と心を切り替え、雨や太陽に「ありがとう」の言葉を向けてみましょう。 今日の心がけ◆自然現象を柔軟に受け止めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2014年06月20日
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7月 5日(土) 自由はどこにあるのか 「自由と束縛は相反しているようだけど、光と影のようなもの。どちらが欠けても成り立たない。束縛が自由を生んでいる」 斬新な作風で知られ、NHK大河ドラマの題字なども手がける書道家・武田双雲氏の言葉です。個性的で力強い作品は、墨の色や書き順など、書道ならではの制限があるからこそ生まれる、といいます。 これは、どのような場面でも当てはめられるでしょう。社会には法律があり、会社には社則、家には家族の間での決め事や約束事があります。 時にはそれらを息苦しく感じることもあります。しかし、そこに制限がなければ、個性や持ち味も発揮されないのです。 まずはその制限を受け切り、与えられた仕事に喜んで取り組む時、そこに初めて、独創性や自分の型が生まれてくるのです。 与えられた仕事は、間髪容れずに「ハイ」の返事で受けましょう。その姿勢が自分の持ち味を発揮させ、職場の活性化にもつながっていくのです。 今日の心がけ◆決まりを受け入れましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月20日
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7月 4日(金) 一事が万事 Aさんは最近、書類の判子を丁寧に押すように心がけています。きっかけは、『職場の教養』四月号で読んだ文章でした。 「捺印は自分の顔だと思い、上下は正しいか、偏っていないか、しっかりと確認して捺印しましょう」という趣旨の内容に、と思ったAさん。実はこれまで、捺印に対して、そのような意識を持っていなかったのです。 改めて意識してみると、十分な確認をしないまま捺印をしており、斜めに傾いて押す癖があることに気がつきました。 また、自分以外の人の捺印を見ると、インクが薄い人、濃すぎて滲んでいる人、上半分しか押せていない人などがいました。こうした人たちは、仕事の上でも配慮に欠けていたり、雑な面があることにも気づきました。 一事が万事というように、捺印一つにも、その人の心の姿勢がはっきりと表われることに、Aさんは納得しました。と、わが身を振り返ったAさんです。 今日の心がけ◆何事にも心を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月20日
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7月 3日(木) 脳のスイッチ 前例のない出来事が起きたり、想定外の仕事を命じられたりすると、「大変だ、困ったな」と頭を抱え込んだりするものです。 ネガティブな思考に陥った時、私たちの脳は、「できない理由」を盛んに探し始めます。ますます後ろ向きな気持ちになり、消極的になって、厳しい状況が増大していきます。 反対に、と、ポジティブに捉えた場合はどうでしょうか。 前向きな思考にスイッチが入ると、私たちの脳は「どうしたらできるか」という方向に働き始めます。そして、様々な気づきが生じてくるのです。 気づきを得たら、即行動に移していきましょう。やがて、事を成し遂げて振り返った時、以前の自分より成長していることを実感するはずです。 物事を受け止める時に、ポジティブな思考の習慣を身につけ、想像力を高めて、難関を突破したいものです。 今日の心がけ◆物事を前向きに捉えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月20日
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7月 2日(水) 「慣れる」と「馴染む」 七月になり、新しく入社した人や部署が変わった人も、職場に慣れた頃でしょう。ところで、「慣れる」と「馴染む」の言葉の意味を知っていますか。 辞書を引くと、それぞれ同じような意味を持つ他に、異なる意味もあります。慣れるは「なじんでうちとけすぎる」、馴染むは「しっくりする。調和する。とけあう」です。 職場に慣れることは大切ですが、慣れ過ぎると先輩や上司に対する礼節を欠き、人間関係や仕事で思わぬトラブルを招くことがあります。 一方、馴染める人は、礼節を疎かにしません。緊張感を程よく保ちながら、良い人間関係を築いて、仕事上のミスも少ないものです。 職場に馴染める人に共通する特徴は、さわやかな挨拶ができることです。「親しき仲にも礼儀あり」という格言は、現代でもそのまま通用するでしょう。 これまでの仕事ぶりを自分で客観的に評価して、職場に慣れ過ぎず、しっかり馴染んでいきたいものです。 今日の心がけ◆程よい緊張感を保ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年06月20日
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7月 1日(火) 安全第一 毎年、七月一日は「国民安全の日」に定められています。今日から一週間は「全国安全週間」です。 全国安全週間は、昭和三年に初めて実施されました。「人命尊重」という基本理念のもと、労働災害を防止するため、全国の職場で、安全推進のための様々な活動が展開されています。 毎年スローガンが掲げられ、八十七回目を迎える今年は、「みんなでつなぎ高まる意識、達成しようゼロ災害」となっています。 「安全第一」という言葉は、一九〇六年にアメリカの製鉄会社社長、エルバート・ヘンリー・ゲーリーが唱えた言葉です。 工場でのケガ人があまりに多かったため、スローガンを「生産第一」から「安全第一」に変えると、ケガ人が減り、生産効率も上がったのだそうです。 安全はすべてに優先します。と、安全確認や始業点検を疎かにせず、健康管理にも留意しましょう。 今日の心がけ◆ゼロ災害を目指しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
2014年06月20日
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7月 1日(火) 安全第一 毎年、七月一日は「国民安全の日」に定められています。今日から一週間は「全国安全週間」です。 全国安全週間は、昭和三年に初めて実施されました。「人命尊重」という基本理念のもと、労働災害を防止するため、全国の職場で、安全推進のための様々な活動が展開されています。 毎年スローガンが掲げられ、八十七回目を迎える今年は、「みんなでつなぎ高まる意識、達成しようゼロ災害」となっています。 「安全第一」という言葉は、一九〇六年にアメリカの製鉄会社社長、エルバート・ヘンリー・ゲーリーが唱えた言葉です。 工場でのケガ人があまりに多かったため、スローガンを「生産第一」から「安全第一」に変えると、ケガ人が減り、生産効率も上がったのだそうです。 安全はすべてに優先します。と、安全確認や始業点検を疎かにせず、健康管理にも留意しましょう。 今日の心がけ◆ゼロ災害を目指しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
2014年06月20日
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6月20日(金) おふくろの味 昨年末、ユネスコの無形文化遺産として「和食、日本人の伝統的な食文化」が登録されました。日本からの登録は、歌舞伎や能楽などに続き二十二件目となり、食関連の登録は、世界で五件目です。 農林水産者は、和食の特徴として、「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」「栄養バランスに優れた健康的な食生活」「自然の美しさや季節の移ろいの表現」「正月などの年中行事との密接な関わり」の四点を挙げています。 食は文化であり、歴史でもあります。誰にも、思い出の料理や味があるでしょう。特に「おふくろの味」は、幼い頃の記憶と共に、忘れ難いものです。 おふくろの味が記憶に残る理由について、新宿調理師専門学校校長の上神田梅雄氏は、「それは見返りを期待しない、心と身体に優しい料理だからです」と述べています。母親の料理は、我が子への深い愛情が込められているのです。 自然からの恵みと、料理を作ってくれる人への感謝を忘れずに、慎みを持って、命のもとである食事をいただきましょう。 今日の心がけ◆日々の食事を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。
2014年06月20日
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6月19日(木) 仕事は楽しく 会社には、様々な仕事があります。 その仕事が楽しく、好きなものであれば、真剣に取り組むことができ、成果も上がるに違いありません。 しかし、自分に都合のよい仕事は、どれだけあるでしょう。会社全体を見回すと、嫌な仕事、つまらないと思われる仕事が少なくないものです。 嫌な仕事は、きっと誰もが嫌がるものです。だからこそ、そうした仕事に一所懸命に取り組む人がいたら、周囲はどう思うでしょうか。上司から信頼され、部下からは尊敬されるでしょう。 一所懸命取り組むうちに、その仕事の奥深さに触れ、人が知らない分野の知識を得たり、意外な自分の能力が開花するかもしれません。そして、いつの間にか、嫌だと思っていた仕事が、楽しい仕事に変わっているのです。 どんな仕事でも、取り組み方次第で、愛着が湧いてくるものです。「この仕事は何のためにするのか」と常に自覚して、楽しく仕事をしましょう。 今日の心がけ◆今の仕事を楽しみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年06月19日
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6月18日(水) 電話番号の聞き間違い 聞き間違いや言い間違いは、誰にでもあります。しかし、時にトラブルの原因となり、企業の信用問題につながることもあります。 入社当初、Sさんは電話応対が苦手でした。社会人としてのマナーや言葉遣いに自信がなく、電話が鳴るたびに緊張していました。 それでも、二ヵ月が過ぎた頃には仕事に慣れ、電話をとることにも慣れてきました。そんな折り、お客様からの問い合わせがあり、すぐに回答ができないため、確認をして後ほどかけなおす旨を伝えたのです。 その後、メモをした番号へ電話をしたのですが、何度かけてもつながりません。番号を聞き間違えたようです。幸い、以前にも問い合わせのあったお客様だったため、先輩から番号を聞いて、連絡を取ることができました。 番号の復唱確認をしていれば、起きなかったミスです。仕事に慣れた分、緊張感が緩んでいたことを反省し、と、真摯に受け止めたSさんです。 今日の心がけ◆丁寧に応対しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年06月18日
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6月17日(火) 落ちないりんご 平成三年九月 台風十九号が 津軽地方全域に大被害をもたらしました。 建物は損壊し、屋根も吹き飛んでしまうほどの強烈な台風で、その凄まじい状況は、連日のようにテレビ中継されました。 特に甚大な被害を被ったのが、りんご農家の人たちでした。収穫前のりんごが木から落ち、九割ものりんごが出荷できなくなったのです。 りんごの生産に見切りををつける人も出るほど危機的な状況の中、ある農家の経営者から、「暴風に耐え忍んだりんごを、受験に落ちない縁起物として売り出そう」というアイデアが生まれました。 全国数ヵ所の神社で「落ちないりんご」を販売したところ、瞬く間に完売しました。経営に行き詰まっていたりんご農家は、最悪の事態を回避できたのです。 落ちてしまったりんごを嘆くより、残ったりんごに着目して、ピンチをチャンスに変えたエピソードです。どのような苦境にあっても、「必ず解決の道はある」と諦めずに取り組む、実行力と発想力を身につけたいものです。 今日の心がけ◆苦境をチャンスに変えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月17日
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6月16日(月) 両親への手紙 今年の春、工業高校を卒業して、他県へ就職することになった青年は、出立の日の朝、両親への手紙を渡しました。その中には、こう綴られていました。 「お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとうございました。これからは自分の力で生きていきます。来年の正月には帰ってきます。その時、一回り大きくなった私を見るのを楽しみにしていてください。私は今、本当にお父さんとお母さんの子供に生まれてよかったと思っています。ありがとう」 手紙を読み終えた母親の目からは、字がかすんで見えないくらい、涙があふれ出ました。中学生の頃から、ずっと素行が悪く、心配の種だった我が子の姿が、蘇ってきたからです。 数日後、母親は、自分は一度も両親にという感謝の意を伝えてこなかったことに思い至りました。 大事なことを教えてくれた我が子に感謝しつつ、母親は、その日のうちに両親宛に感謝の手紙を書き送ったのでした。 今日の心がけ◆感謝を言葉にして伝えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月16日
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6月15日(日) イメージは結果の予言者 と思っていたN子さんでしたが、見る見るうちに成長し、わずか三年で、後輩の指導を任されるほどになりました。 実はN子さんは、入社して間もない頃、上司に厳しく注意されたことがあります。書類上のケアレスミスを、妥協のない指導で評判の部長に目撃されたのです。すっかり落ち込んでしまったN子さんに、翌日、部長から助言がありました。 「注意されたことをと、まずは素直に受け止めること。そして、気づいたことをノートに記録して、成長した自分のイメージを書き続けていくこと」 部長の助言をそのまま実行に移したN子さん。新しい発見をした喜びや、課題をクリアした自分の未来のイメージをノートに綴り、三年間で五百ページ近くにもなりました。このノートが成長の支えになりました。 イメージは結果を予言し、深い嬉しさが未来を拓きます。苦しい時も楽しい時も、嬉しいイメージで、未来を切り拓いていきましょう。 今日の心がけ◆自分の未来を切り拓きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2014年06月15日
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6月14日(土) 水のように 五月の連休が明けた頃、新入生や新社会人が、無気力状態に陥ってしまうことを「五月病」と呼ぶことがあります。 また最近では、「六月病」という言葉もあるようです。実際に職場に配置され、仕事の厳しさに直面して、仕事や人間関係にうまく対応できずに、ストレスを抱え込むような場合です。双方とも、まじめな人が陥りやすいと言われます。 「水は方円の器に随う」という故事があります。形のない水は、器によって丸くもなり四角にも変わるように、人間も、環境や人間関係によって、善くも悪くもなるという例えです。 水はまた、温度によって、液体から気体、固体へと変化する物質です。人間も水のように、場所や環境に応じて、しなやかにその姿を変えることができます。 今、辛い思いを抱えている人は、これまで作り上げた生活の形をいったん横において、職場という器に身を添わせてみましょう。ふっと気持ちが楽になり、新しい自分の可能性を発見できるかもしれません。 今日の心がけ◆状況を素直に受け入れましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年06月14日
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6月13日(金) T先生の魔法 小学校に勤めて二十五年になるベテランのT先生。出席をとる際は、名前を読み上げるだけではなく、児童一人ひとりに、「たかふみ君、熱下がったの」「ゆきちゃん、いい返事だね」というような声かけをします。 ある日、T先生は、代理で隣のクラスの出席をとりました。そのクラスには、いつも遅刻してくる児童がいて、その日も遅れて教室に入って来ました。 授業が始まってから教室に入るのは、勇気がいるものです。T先生はと思ったので、「マキちゃん、よく来たね」と心から褒めたのです。 すると、遅刻の多かったマキちゃんが、その日を境に遅刻をしなくなりました。そのクラスの担任から「T先生、どんな魔法をかけたの?」と聞かれて、「誰も遅刻をしたいと思って遅刻する子はいないんですよ」と答えたそうです。 人は と思えた時、やる気や元気が出てくるものです。職場においても、同僚や後輩のことをきちんと見て、良いところを見つけて、声をかけたいものです。 今日の心がけ◆良いところを見つけて声をかけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月13日
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6月12日(木) 一日の長 四月に入社した皆さんは、二ヵ月が過ぎ、職場生活にも少しずつ馴染んできたことでしょう。当初の不安も薄らぎ、仕事に余裕が出てくる頃です。 しかし、慣れと同時に気が緩んだり、慢心が湧いてくる時期でもあります。先輩の指示を素直に受け入れられなかったり、独りよがりな仕事をして、それが失敗につながることも少なくありません。 知識や技術などが、他の人と比べて少し優れていることを、昔から「一日の長」といいます。年齢に関わらず、職場の先輩は長く仕事に携わっている分、「少し」ではなく「多く」優れているかもしれません。 すでにわかっていることを教わるとしても、「一日の長」を重んじるべきでしょう。先輩が有する知識や技術に敬意を表し、素直に教えを請う謙虚さを、新人は持ちたいものです。 その姿勢が、物事の吸収力を高め、ひいては、先輩の有する経験や技術技能が自分の中に取り込まれて、自己の成長につながっていくのです。 今日の心がけ◆謙虚さを保ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年06月12日
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6月11日(水) お父さんが欲しいもの 父の日には、「物」より「気持ち」を求めているお父さんが多いようです。 インターネットの調査によると、「父の日に欲しいプレゼント」を尋ねたところ、「感謝の気持ち」や「一緒に食事をする」などの回答が多く挙がりました。 これはという父親の心情でもあるでしょう。また、家族間のコミュニケーションがうまく取れない、という声にも聞こえます。 家庭内のコミュニケーションは、仕事にも影響を及ぼすものです。「出勤しても集中できない」「普段では考えられないミスをする」といったことも、背景には、家庭内の心配事やトラブルが少なからずあるものです。 仕事は、家庭という土台の上に成り立っています。家族のコミュニケーションは、求めるばかりでは得られません。仕事の効率化をはかり、父親自ら、家族と過ごす時間を作ることも必要でしょう。 職場での能力をさらに発揮できるように、和やかな家庭の雰囲気作りを心がけ、積極的に、家族間のコミュニケーションを深めたいものです。 今日の心がけ◆定時退社を目指しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年06月11日
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6月10日(火) 時間の決めごと 今日は「時の記念日」です。天智天皇の時代、水時計を使って初めて時を知らせた日という『日本書紀』の故事にちなんで、大正九年に制定されました。 勤務時間、集合時間など、私たちの生活には、様々な時間の決めごとがあります。二人以上の人が、同じ目的で、何らかの行動をする際、なくてはならない最低限の約束が、時間の決めごとでしょう。 勤務時間は職場ごとに定めがあり、スポーツでも、時間のルールが決められている場合があります。これらは守らないと罰則や減点の対象となるため、皆、守ろうとします。一方、口約束で決めた時間や、「発表は五分以内」といった時間は、減点や罰則がなければ、おざなりにされがちです。 たとえ罰則がなくても、時間を守らないことが続くと、信用を損ないます。という甘えは、仕事上のミスにもつながるでしょう。 「先手必勝」と言われるように、後手に回ってばかりでは、いい仕事はできません。何事も早めの行動を心がけ、心身の準備を万全にして臨みたいものです。 今日の心がけ◆時間の約束を守りましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月10日
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6月 9日(月) 節目をつける 日本では昔から、竹の節のように、一年の流れの中に節目をつける風習があります。例えば、正月や節句、彼岸や土用、暮れなどです。 節目をつける背景には、物事の始めと終わりを大切にする、日本人ならではの特性があるのでしょう。 日常生活でも、出かける時には「行ってきます」、帰って来ると「ただいま」、食事の際は「いただきます」「ごちそうさま」と挨拶をします。 職場では日々の「朝礼」や「終礼」があり、「仕事始め」や「仕事納め」で、一年を区切る慣わしがあります。これは、始めと終わりの決まりをつけ、締めくくりをよくするために、心と物事にけじめをつけるということです。 反対に、決まりがつかないこと、けじめがつかないことを「始末が悪い」「首尾よくいかない」といいます。 一日の中でけじめをつけ、節目をつけるのは、明るい挨拶です。仕事を充実させるためにも、「行ってきます」「ただいま」の挨拶から実行してみましょう。 今日の心がけ◆けじめのある生活をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年06月09日
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