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9月30日(火) 鯛に声をかける 真鯛の漁獲量が多い愛媛県は、養殖真鯛の生産量も全国一となっています。特に、宇和島エリアは、全国の養殖真鯛の半数を占める一大生産地です。 この地で養殖業を営むのが、有限会社徳弘水産の代表取締役・徳弘多一郎氏です。十三年の年月をかけて、ブランド鯛「鯛一郎クン」を開発しました。 かつて養殖の真鯛は、天然物に比べて評価が低い時代がありました。これを克服するため、徳弘氏は、次のような工夫をしています。 餌を食べる時、鯛は水面に近づきます。太陽光にあたって体が黒くなり、味が落ちてしまうのを防ぐため、いけすに黒い布を張り、日よけにしました。 餌は天然素材を使います。体調をチェックするため、フンの状態も観察します。 特に画期的なことは、鯛に向かって声をかけることです。それは「おはよう、いつもありがとう」という言葉です。科学的には証明されていないものの、これもおいしさを増す秘訣かもしれません。 やってみて初めてわかること、実証されることは、たくさんありそうです。 今日の心がけ◆まずはやってみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月30日
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9月29日(月) 応援とゴミ拾い 六月から七月にかけて開催された、サッカーのFIFAワールドカップ・ブラジル大会。日本は一次リーグで敗退したものの、試合後、サポーターがスタジアムのゴミを拾う姿が世界中のメディアに紹介され、称賛されました。 その美しい行為の裏側には、サッカー日本代表のサポーター集団「ウルトラス・ニッポン」のアイデアがありました。 前大会までの応援で使用していた青い風船が、ブラジル大会では持ち込み禁止だと知り、代用品として、六千枚の青いゴミ袋を利用したのです。 青いゴミ袋は、試合中、スタジアムを日本代表の象徴カラーである青色に染め、日本代表選手を励ましました。さらに試合後、サポーターは、そのゴミ袋を持って、自発的にゴミ拾いに勤しんだのです。 後輩や部下を指導する際、「○○しなさい」と指示をすれば、仕事をやらせることはできるでしょう。しかし、やる気にさせるのは工夫が必要です。 喜んでやりたくなるような環境を整えるのは、リーダーの采配次第です。 今日の心がけ◆やる気を高める工夫をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。この「職場の教養」は書店で販売していません。倫理法人会に入会すると30冊(無料で?)もらえます。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。日本各地にある倫理法人会では、毎週モーニングセミナーという経営者向けの勉強会をやっています。毎月1回「経営者の集い」があります。経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。年に一度、倫理経営講演会があります。
2014年09月29日
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9月28日(日) 欠点を指摘する前に Tさんが駅の待合室で電車を待っていた時のことです。四、五歳くらいの子供が、床に落ちていた空き缶を拾って、お父さんのところへ走って行きました。 お父さんは子供をしっかり抱きしめて、頭をなでながら、「良いことをしたね」と褒めていました。子供は、にこにこ笑って喜んでいます。 その姿を見ていたTさんは、職場での自分を思い出しました。Tさんも、ある上司に褒められたことから、自信が生まれ、大きく変わったのです。 上司は、その人の良いところを見つけて、まず褒めます。その上で、注意するべきことがあればきちんと告げていました。という思いがあるので、たとえ注意されても、素直に耳を傾けることができたのです。 Tさんも、上司にならって、まず部下の良いところを見つけるように努めました。部下にやる気が生まれ、やがて業績も良くなりました。 人は誰でも、褒められたらうれしいものです。相手の欠点を指摘するなら、その何倍も相手の良いところを見つけて、プラスの言葉をかけましょう。 今日の心がけ◆褒めることから始めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月28日
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9月27日(土) さりげない労い 大手外食チェーン店での修業を終え、二代目として、自社のレストランに戻ったFさん。帰社間もない頃は、従業員と馴染めず、苦慮していました。 ある日、厨房に入ると、年配のパートさんが皿洗いをしていました。Fさんは下積み時代を思い出し、「おばちゃん、皿洗いは腰が痛くなって大変じゃのう。ご苦労さん、ありがとなー」と、労いの言葉をかけたのです。 まさか声をかけられるとは思わず、驚いたパートさんでしたが、「よくわしらの苦労がわかるのー」と、親しみのこもった笑みを返してくれました。 その後、さりげなく労いの言葉をかけるFさんの周りには人が集まり、相談や改善のアイデアが寄せられ、会社全体が活性化していきました。 共感は円滑な人間関係を生みます。共感力が乏しいと、心から労うことはできないでしょう。共感力は、1実際に他者と同じ経験を積む、2日常の些事を心に留める洞察力や観察力を養うことで高めることができます。 互いに共感力を高め、円滑な人間関係を築いて、職場を活性化したいものです。 今日の心がけ◆共感力を高めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月27日
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9月26日(金) とことん付き合う 東京のNPO法人「ふるさとの会」は、路上生活者の支援を行なっています。特に、福祉施設も受け入れをためらうような人を積極的にサポートしています。 暴れたり、心身に問題を抱える人を受け入れることで、毎日トラブル続きだという同会の水田恵さん。それでも、「人に迷惑をかけずに生きられる人は、すでに誰かが支えている。迷惑をかける人にこそ福祉が必要」と語ります。 問題行動を起こす人に対して、水田さんが実践しているのは「抱き合いゲンカ」という方法です。 飲んで暴れる人や怒鳴る人を「大丈夫やからな」と、一晩中でも抱きかかえます。そうするうちに、相手の気持ちも次第に収まってくるそうです。 「つながりたい」という欲求から、さまざまなコミュニケーションの形態が生まれている現代ですが、ともすれば、広く浅いつながりになりがちです。 辛い時、ただ寄り添ってくれることが、どれほど力になるでしょう。狭くても深い、とことん付き合う関係を忘れずにいたいものです。 今日の心がけ◆良い人間関係を築きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月26日
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9月25日(木) 二円の気配り 一年で最も多忙な時間に、Eさんは異動してきました。 新しい部署の同僚は、忙しい業務の合間を縫って、丁寧に仕事を教えてくれました。そんな姿勢に刺激を受け、自分も精一杯仕事を覚えようと決意しました。 しかし実際は、覚えることが多すぎて、すぐにはできないことだらけです。やる気はあるものの、行動にはなかなか移せないEさんでした。 ある時、ハガキを書いている先輩を見かけました。消費税が引き上げられたので、書いたハガキに二円切手を貼っています。Eさんはと思いつきました。 後日、「これ、誰が貼ってくれたの?」という先輩に、「Eさんですよ」と女性職員が告げると、部署の仲間は驚き、とても喜んでくれました。ほんの些細なことでしたが、誰も思いつかない気配りだったのです。 自分の仕事ばかりに集中しがちですが、仕事は与えられるものだけではありません。ちょっとした気配りもまた、職場に欠かせない大切な働きです。 今日の心がけ◆気配りのできる人になりましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月25日
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9月24日(水) 断らない力 元外務官僚で作家の佐藤優氏は、若手社員に向けて、「『断る力』も大切ですが、二十代、三十代の若い時期は『断らない力』こそ大切だ」と強調します。 「人間の能力は不思議なもので、負荷をかけるほど鍛えられ、思いがけないほど伸びる」と佐藤氏。現実の仕事の場でも、若手ほど、上司や先輩から急な用事や、細かな仕事を頼まれることが多いでしょう。 その時につい、と、尻込みしてしまいがちです。しかし本当は、忙しい時に仕事を頼まれた時こそ、自身を成長させるチャンスなのです。 「断らない力」を伸ばすポイントは、返事の仕方にあります。何かを頼まれた時は、という心配や不安が生じる前に、間髪容れずに「ハイ」と元気よく返事をしましょう。 ハイと受け切ってしまうと、かえって肝が据わるものです。頼まれた仕事に冷静に取り組めるようになり、やがて自分の成長へとつながっていくのです。 今日の心がけ◆「まず返事」を心がけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年09月24日
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9月23日(火) 初物 果物がおいしい季節になりました。 「梨はもうお店に並んでいるかな?」「この頃桃を見かけなくなったけど、もう時期じゃないのかな?」といった会話をする家庭もあるのではないでしょうか。 今日では、栽培技術や保存方法が進歩して、多くの食べ物が一年中出回るようになりましたが、日本には、旬を味わうことで季節を感じる文化があります。 その季節に初めて収穫された野菜・果物・魚などを「初物」といいます。江戸時代には、「初物を食べると七十五日寿命が延びる」という言葉があるほど珍重されました。高値でも、無理をして初物を食べる人は多かったそうです。 現代でも、「初物を食べたら、東を向いて笑え」という言い伝えがあります。地域によって向く方角は異なるようですが、「初物を笑顔で食べると、新たな生命力を得て、福が来る」などのご利益があるといわれています。 食べ物の旬を知り、旬のものをいただくことは、自然を愛で、四季のサイクルに沿って生活する、ひとつのきっかけにもなるでしょう。 今日の心がけ◆食べ物の旬を知りましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月23日
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9月22日(月) たくましい雑草 地域の行事に、久しぶりに参加したIさん。その日は神社の清掃活動で、Iさんは、境内と道路に生えている雑草取りを担当しました。 境内の土から生えている雑草は、手で引っ張ると、すんなり抜けました。ところが、道路の雑草は、強く引っ張ってもなかなか抜けません。鎌を使って、やっとの思いで抜いていきました。 境内と道路に生えている雑草は、同じ種類で、ほぼ同じ長さです。しかし、道路の雑草は、アスファルトの亀裂の隙間を突き破るように生えているせいか、根と茎が太く、頑丈になっていました。 Iさんは最近、仕事上のトラブルや問題が多発して、気が滅入っていました。それでも、夢中になって雑草を取っているうちに、心が晴れてきたのです。 困難やトラブルはないに越したことはありません。しかし、壁があるほど、それを乗り越えていく中で、得るものはあるはずです。と思うと、問題もプラスに受け止められるのではないでしょうか。 今日の心がけ◆困難を成長の糧と受け止めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月22日
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9月21日(日) すべては患者さんのため 順天堂大学教授の外科医・天野篤氏は、患者への負担を減らすため、心臓を動かした状態で心臓手術を行なう第一人者です。天皇陛下の心臓バイパス手術も執刀し、これまで六千を超える手術で、98%以上の成功率をおさめています。 著書の中で、天野氏は「患者さんの訴えているところを、親身になって聞き、さらに症状を引き出して本質に迫るのがいい医師の条件」と述べています。 そして、診察時に患者の顔すら診ずに、カルテやパソコンモニターに向かって話す人は医師になってはいけない人、と喝破します。 また、病院内での挨拶の励行など、大学病院改革を訴える傍ら、自身はほぼ一週間病院に泊り込み、「すべては患者さんのため」という姿勢を貫いています。 私たちは、今の仕事に、どれほどの情熱を注いでいるでしょうか。「○○のため」という意義を再確認することは、さらなる仕事への原動力となります。 自らを活かしてくれる場があることへの感謝を忘れず、情熱を持って仕事に取り組みましょう。 今日の心がけ◆仕事に情熱を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月21日
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10月10日(金) 子供たちの未来のために 新聞の「子育て相談コーナー」に、このような記事がありました。 相談内容は「子供にルールやマナーを教えたいが、目の前でゴミを捨てたり、信号無視をする大人がいっぱいいる、どう教えればよいか」というものでした。 回答者の”こどもコンサルタント”原坂一郎氏が勧めたのは、次のようなクイズごっこです。 赤信号で渡っている人を見かけたら、「さてクイズです。あの人は何か間違えてしまいました。何を間違えたでしょうか?」と子供に問いかけます。ゴミのポイ捨てを見てしまったなら、「さっき車から変なことをした人がいます。どこが変だったでしょうか?」と、クイズの要領でルールを教えるというものです。 子供たちは大人の行動をきちんと見ています。まず、大人が良き模範を示さずして、教育はありえないでしょう。 日本の未来を託す子供たちに素晴らしい社会を残すため、私たち一人ひとりがルールやマナーを大切にしていきましょう。 今日の心がけ◆良き手本を示しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 9日(木) 妖精の雫 Iさんは、珈琲店に勤めて半年になりますが、お客様に珈琲を淹れることはありません。来る日も来る日も、店先の清掃や開店の準備作業ばかりです。 ある日、閉店の後片付けをしていると、「I君、ちょっといいかな」とオーナーに声をかけられました。と不安になりながら、奥の部屋へ行くと、オーナーが珈琲の淹れ方を教えてくれたのです。 毎日オーナーの手元を熱く見ていたIさんにとって、願ってもない機会でした。ハンドドリップで抽出される珈琲の香り、珈琲の雫が一滴一滴飛び跳ねて、グルグルと踊っているように見える光景は、まさに生命が宿っているようでした。 オーナーは「珈琲の表面で踊っているように見える雫は、”珈琲の妖精”といって、おいしい珈琲にしか現われない。やさしく、やさしく・・・I君の真心を注ぐ気持ちでやってごらん」と教えてくれたのです。 技術だけではなく、珈琲一杯にも真心を込めることを教わったIさん。今ではカウンターで、笑顔と真心の一杯をお客様に提供しています。 今日の心がけ◆真心を込めた働きをしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 8日(水) 光と影 今日は、日本全国の広い範囲で、皆既月食が観測できる可能性があります。 皆既月食とは、太陽、地球、月が一直線に並び、月がすべて地球の影に覆われる天体現象です。 「太陽」と「月」は、「光」と「影」の象徴のようにいわれます。私たちの仕事にも、多くの人に注目され、直接賞賛される「光」のような仕事と、あまり目立たず、評価もされにくい「影」の仕事があります。 光があるから影が生まれ、影があるからこそ光の明るさが際立ちます。誰もが憧れる「光」の仕事も、それを支える「影」の仕事があってこそ成り立ちます。 また、「光」の仕事によって会社が多くの人に注目されることで、「影」の仕事の存在意義がさらに増すのです。対をなす「光」と「影」が、互いに支え合い、補い合いながら、私たちの仕事は進んでいきます。 光として、影として、「自分の仕事がこの会社を支えている」ということを自覚して、日々の業務に取り組んでいきましょう。 今日の心がけ◆自分の仕事に誇りを持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 7日(火) 一体感を生む工夫 「宅配クック123」は、高齢者専門の宅配弁当チェーンです。沼津三島店を営むO店長は、全国に約三百あるフランチャイズ店の中で、第二位となる宅配食数を誇る店舗に発展させました。 夫婦二人でも加盟店になれる形態の中、同店は、約四十名の女性パートを擁する規模で営業を行なっています。地域の高齢者に、身体に良いお弁当と、近隣付き合いの笑顔を届けながら、安否確認の見守り役も果たしています。 地域に喜ばれる事業所を目指す上で、店長が知恵を絞ったのは、働き手に店長と同じ理念を共有してもらうための工夫と、チームワークの向上でした。 「有り難うで溢れる会社を作ろう」をスローガンに定め、パート仲間に伝えたいお礼や感謝、嬉しかった出来事をカードに記します。記入者には二ポイント、もらった人には一ポイントを加算し、合計を換算して寸志として手渡します。 毎日書くのもOK、時間外作業なので参加しないのもOK、一日何枚書いてもOKです。ルールは簡単ですが、今日も店内には笑顔が絶えません。 今日の心がけ◆互いを尊び合いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 6日(月) 物の上を跨ぐな 道具や機械が「生きている」と聞いたらどう思いますか。 Tさんは、ある研修会で「道具や機械は人間が作ったものだが、皆生きている。扱う人の心や態度が、物の働きに反映する」という話を聞きました。しかし、よく理解できずにいました。 話を聞きながら、Tさんはふと亡くなった叔父を思い出しました。叔父は大工で、職人気質がそのまま表われたような人でした。 Tさんが幼少の頃、住居の新築工事があり、叔父が建築を請け負っていました。建築中の家を見に行った時のこと、叔父が使っている鋸の上を跨ごうとした瞬間、「コラッ! 俺の大事な物の上を跨ぐな!」と一喝されたのです。 叔父は人一倍大工道具を大切にしており、仕事が終わると、布できれいに拭いていたことを懐かしく思い出しました。 と、Tさんの物に対する意識が変わったのです。 今日の心がけ◆物の命を活かしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 5日(日) 新大関の誕生 日本相撲協会は、七月三十日、豪栄道の大関昇進を満場一致で決めました。 埼玉栄高校時代には高校横綱のタイトルを獲得し、将来を嘱望されていた豪栄道。入門から十年、伸び悩みと言われた時期もありましたが、黙々と稽古に励み、現状を打破していったのです。 大関昇進伝達式では「これからも大和魂を貫いてまいります」と決意を述べました。大和魂という言葉には、日本人固有の我慢強さや潔さなど、様々な意味が込められています。それは、いかなる困難にも耐えてひたすら努力し、一つのことを成し遂げようとする精神でもあります。 大和魂の精神は、仕事に向き合う心構えにも通じるでしょう。コツコツと粘り強く、一つの物事にあたること、一度目標を定めたら、たとえ小さな一歩でも、そこに近づく努力を怠らないことです。 今いる場所こそ自分の最高の働き場所だと捉え、自己実現に向かって目標をしっかり立て、日々、自分自身を磨いていきましょう。 今日の心がけ◆コツコツと努力しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 4日(土) 資源は有限 十月は「3R推進月間」です。 3Rとは、ゴミを減らし、循環型社会を実現するためのキーワードで、リデュース(減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(再資源化する)の頭文字Rを取ったものです。 ゴミはすべて元をたどれば貴重な資源です。空気も水も、生きとし生けるものすべての共有財産であり、地球の貴重な資源です。そうした資源に感謝しながら生活し、日常生活で心がけたい事柄を紹介しましょう。 1庭やベランダに木を植える 2緑を大切にする 3清掃を徹底する 4ゴミを持ち帰る 5紙を大切にする 6電気を節約する 7ガソリンを節約する 8水を節約する 9水を汚さないようにする 10物のリサイクルをはかる これは本誌の発行元・倫理研究所の故・丸山竹秋会長が、「地球をよくする十の実践」として提唱した十項目です。「資源は有限」を肝に銘じて、職場や家庭で無駄はないか点検して、資源を有効に使う工夫を心がけましょう 今日の心がけ◆資源を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 4日(土) 資源は有限 十月は「3R推進月間」です。 3Rとは、ゴミを減らし、循環型社会を実現するためのキーワードで、リデュース(減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(再資源化する)の頭文字Rを取ったものです。 ゴミはすべて元をたどれば貴重な資源です。空気も水も、生きとし生けるものすべての共有財産であり、地球の貴重な資源です。そうした資源に感謝しながら生活し、日常生活で心がけたい事柄を紹介しましょう。 1庭やベランダに木を植える 2緑を大切にする 3清掃を徹底する 4ゴミを持ち帰る 5紙を大切にする 6電気を節約する 7ガソリンを節約する 8水を節約する 9水を汚さないようにする 10物のリサイクルをはかる これは本誌の発行元・倫理研究所の故・丸山竹秋会長が、「地球をよくする十の実践」として提唱した十項目です。「資源は有限」を肝に銘じて、職場や家庭で無駄はないか点検して、資源を有効に使う工夫を心がけましょう 今日の心がけ◆資源を大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 3日(金) 金木犀の香る道 Iさんは、片道二十分かけて、車で通勤をしています。 秋のある日、車を車検に出しました。あいにく代車を借りられなかったため、今日だけは自転車通勤です。いつもより一時間早く家を出ました。 早朝の風は気持ちよく、どこからともなく金木犀の香りが漂ってきました。その香りにつられるように、学生時代の思い出が蘇ってきたのです。 この道は、中学校へ通う時の通学路でした。秋になると、運動会の練習と部活で汗を流し、ヘトヘトになってペダルを漕いだ道です。 と、懐かしい人々の顔が浮かんでくるのでした。 社会人となり、マイカーを購入したIさん。と思ってきましたが、多くの人に支えられて今があることを思い出した朝のひと時でした。 今日の心がけ◆支えられていることを自覚しましょう。職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 2日(木) 「どうも」と「これだけ?」 Fさんは、妻と幼い二人の息子の四人家族です。妻の家事を少しでも軽減しようと、自分が疲れていても、夕食後に食器洗いをしています。 ある日の夕食後、洗い終わった皿を見て、妻が一言「どうも」と言いました。と思いましたが、と思い直して、「いつもお疲れさま」と労いの言葉をかけました。 数日後、同僚との雑談の中で、食卓の話題が持ち上がりました。「奥さんが一番気に障るのは、料理を出した時の『これだけ?』という夫の言葉らしいよ」という同僚の言葉に、Fさんはハッとしました。 「これだけ?」は、最近のFさんの口癖だったのです。妻思いの優しい夫だ、と自負していましたが、無意識に妻を傷つけていたのでした。最近の妻の冷たい態度も、ここに原因があったのかもしれません。 疲れていると、つい無意識に人を傷つける言葉を発してしまいがちです。日頃から感謝の念を持っていれば、無意識の言葉もきっと変わってくるでしょう。 今日の心がけ◆言葉を省みましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年09月20日
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10月 1日(水) 仕事の稽古 「稽古」という言葉を、最近、耳にすることが少なくなりました。 「稽古」は、「学習」や「練習」と同じような意味で捉えられることが多いようです。また、「お稽古ごと」というと、書道やそろばん、茶道や華道、あるいは武道などを身につけることと、一般的には考えられています。 しかし、「稽古」が学習や練習と違うところは、「昔の物事を考え調べる」という意味があることです。 つまり、時を遡って過去を学ぶことであり、先人の経験や知恵、ひいてはその思想や哲学にまで想いを馳せるという、深い意味を含んでいるのでしょう。 翻って、私たちが日々向かい合っている仕事を見つめ直してみましょう。職場の先輩たちが積み重ねてきた努力の結晶が、自社製品や仕事の手順など、そこかしこに数知れず詰まっていることに気づかされます。 今日一日、仕事や製品の一つひとつに、多くの先輩の努力や誠意が込められていることに感謝を向け、真剣に業務にあたりたいものです。 今日の心がけ◆先輩たちの努力に報いましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年09月20日
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9月20日(土) 黄昏時は要注意 九月も半ばを過ぎ、日没の時間が一段と早くなりました。 昼間の明るさから急に暗くなる秋の日没は、井戸に落とす釣瓶の速さにたとえられて、「秋の日は釣瓶落とし」といわれます。また、日没前後はすれ違う人の顔が見えないことから、「誰そ彼時」を語源として「黄昏時」といいます。 秋の夕暮れ時、特に気をつけたいのが交通事故です。時間帯別の交通事故件数をみると、十六時から十八時の夕方に、最も多く事故が発生しています。 九月二十一日から三十日までの十日間は、秋の全国交通安全運動週間です。各地に交通安全のスローガンが掲げられ、旗を持った地域の人たちが、通学の子供たちに声をかけてくれます。 交通事故は、決して他人事ではありません。車やバイク、自転車を運転していても、また自分が歩行者であっても、加害者または被害者として巻き込まれる可能性は誰にでもあるのです。 一人ひとりの意識と自覚で、一件でも交通事故を減らしましょう。 今日の心がけ◆交通事故に気をつけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月20日
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9月19日(金) いのちをいただく 女性でありながら狩猟免許を取得し、新米猟師として、罠を使った狩猟をしている畠山千春さん。 普段はペジタリアンですが、猪などがとれた時は、自分が解体した肉を食べるというスタンスです。畠山さんは次のように語ります。 「自分でとってきた動物のお肉を食べる生活を続けていると、『命をいただいている』という気持ちを持ちやすくなります。同じように、身の回りにあるファー製品・フェザー製品・革細工などもすべて、もともとは動物の体の一部だったのだということを強く感じます」 動物の「いのち」を、興味本位で殺めることは論外ですが、自分が生きるために、他の「いのち」をいただいているという意識を持ちにくい現代社会です。 植物連鎖の頂点に立つといわれる人類の一人として、食事をいただく時には、「ありがとう。いただきます」と、感謝を言葉に表わしましょう。 心で思うだけではなく、たとえ小さな声でも言葉に出して言うことが重要です。 今日の心がけ◆感謝を言葉にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月19日
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9月18日(木) 通勤電車の人間観察 朝の通勤時間をどのように過ごしていますか。電車通勤なら、睡眠をとる。本や新聞を読む、スマートフォンを見るなど、いろいろな人がいます。 世界有数の高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」で、かつて日本支社長を務めていた高野登氏は、通勤電車内を仕事のトレーニングの場にしていました。 目の前にいる乗客を見て、とイメージします。そして、全身をよく観察します。 たとえば、暑い日なのにクールビズではなくスーツを着込んでいたなら、と、行動パターンを推定します。と、考え続けるというのです。 そうやって顧客のニーズを先読みする力を身につけた、という高野氏。アスリートの筋トレになぞらえて、こうした努力を「心の筋トレ」と呼んでいます。 心のトレーニングは、いつ、いかなる場所でもできるのが特徴です。通勤時間のわずか数十分でも、毎日積み重ねれば大きな力になるでしょう。 今日の心がけ◆地道な努力を積み重ねましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月18日
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9月17日(水) 一事が万事 Kさんは仕事の関係で、日本全国のビジネスホテルに宿泊します。 ホテルには、使い捨て歯ブラシが備え付けられていますが、Kさんはいつも歯ブラシを持参していました。かつてはホテルの歯ブラシも使っていたのですが、どうにも使い心地が悪かったからです。 ところがある時、自分の歯ブラシを忘れてしまいました。やむを得ず、そのホテルの歯ブラシを使ってみると、大変具合が良いのです。 感動したKさんは、その歯ブラシを持ち帰り、家でも使用するようになりました。一ヵ月もすると毛先が痛んでしまいましたが、出張するたびにそのホテルに泊まり、歯ブラシをもらって帰るようになりました。 ホテルの仕入れ担当者は、恐らく自分で使って、仕入れることに決めたのでしょう。Kさんはそのホテルに泊まるたびに、館内の案内文やスタッフの手際の良さにも気がつくようになりました。 歯ブラシ一本から波及して、このホテルのファンになっていったのです。 今日の心がけ◆上質な物を提供しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2014年09月17日
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9月16日(火) ライバル歓迎 今や夏の風物詩となった全国高校野球選手権大会。今年も、全国の約四千校が、甲子園出場、真紅の大優勝旗を目指して、熱戦を繰り広げました。 大会が始まったのは大正四年のことです。第一回の参加校は、予選も含めて七十三校だけでした。回を重ねるごとに参加校数は増加し、野球を国民的な人気スポーツに押し上げていきました。 参加校数の増加は、過剰な競争を生むと問題視される面もあります。確かに一理ありますが、「負けたくない」と互いに切磋琢磨する競争の中で、高校球児の技術力は、確実に向上してきたのでしょう。 私たちの仕事でも、競争相手が存在することで、品質の保持や技術力の向上に結びついている場面は多くあります。競争相手の不在は、楽なようでいて、かえって自己制御能力を強く求められます。 もしライバルが現われたら、「邪魔だな」「嫌なヤツだな」と否定せず、「応援者が来た」と捉えて、自らの力に変えていきたいものです。 今日の心がけ◆競争を肯定的に活かしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年09月16日
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9月15日(月) 敬老の心 今日は「敬老の日」です。長年にわたって社会に尽くしてこられた老人を敬愛し、長寿を祝う、という趣旨で制定された国民の祝日です。 かつては毎年九月十五日が「敬老の日」でしたが、平成十五年からは、九月の第三月曜日になりました。 少子高齢社会の影響は職場にも及び、今後ますますその傾向は強まるでしょう。その一方で、定年後も、働く意欲と能力のある人が増えています。高齢世代の人たちが、長く働けるような社会の仕組み作りが喫緊の課題となっています。 若い世代はつい「高齢者」と一口に括りがちですが、これまでのキャリアや技能、就労志向、健康状態、家庭環境は、一人ひとりに固有のものです。何より、長い人生で身につけた経験や生活の知恵を豊富に持っています。 若い世代は、高齢者一人ひとりに対する敬意と、深く学ぶ姿勢を持ち続けたいものです。そして、年齢差を超えて、互いに良い影響を及ぼすような職場作りを目指していきましょう。 今日の心がけ◆人生の先輩に学びましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月15日
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9月14日(日) 妻から尊敬されるには Dさんがある講座を受講している時、次のような一文が目に留まりました。 「妻が夫を大切にし、尊敬すれば、主人の力はいよいよ世の中にあらわれ、事業はますます栄えます」 これは、本誌を発行する倫理研究所の創設者・丸山敏雄が、ある婦人にあてた手紙の中の一文です。Dさんは、この文章に感銘を受けました。そして、妻にも読ませたいと思いました。 すると、Dさんの気持ちを見透かしたかのように、「夫が妻を労わるから妻が尊敬するのです。まず夫が妻を尊敬しなくてはいけませんよ」と、講師から告げられたのです。 Dさんは、妻に文章を読ませようとしたことが恥ずかしくなりました。と思ったのです。 夫婦は一対の鏡のような関係です。相手に対する言動や自分の心構えを変えない限り、相手は決して変わらないものです。 今日の心がけ◆まず自分が変わりましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2014年09月14日
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9月13日(土) 出口でのトラブル A氏は休日に、車で大型スーパーマーケットへ出かけました。 国道沿いのスーパーの駐車場には、入口と出口があります。入口付近はいつも混雑して、なかなか駐車できません。出口付近は比較的空いています。 A氏は入口付近をやっと通り抜け、出口付近の駐車場に車を停めました。すると、男性二人が口論をしています。出口から出ようとした車と、出口から入った車が鉢合わせになり、あわや事故寸前だった様子です。 これは明らかに、出口から入った車のルール違反です。しかし、違反をした人は、これくらいなら許される、とばかりに非を認めません。おそらく、空いている出口から入れば、すぐに車を停められると思ったのでしょう。 間もなく店員が駆けつけて、違反した人を説得し、事なきを得ました。A氏をはじめ、口論を耳にした人たちには、後味の悪さだけが残りました。 車の駐停車に限らず、社会には様々なルールがあります。という安易な行動は、和を乱し、大きな事故にもつながりかねません。 今日の心がけ◆決められたルールを守りましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月13日
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9月12日(金) 活路は足元にあり 次から次に新しい製品や商品が誕生します。 最新の商品は魅力的ですが、日本の伝統的なものの良さを見逃してはいないでしょうか。特に、地域の中で伝統的に作られてきた工芸品には、優れたものが多くあります。 たとえば、大分県日田市の下駄です。日田はもともと杉の産地で、様々な木工製品が作られてきました。ところが、いくら良いものでも、時代とともに、下駄の需要は少なくなっているのが現状です。 そこで、「下駄を履くか履かないか」ではなく、「下駄を履いたらどういうメリットがあるか」に職人は注目しました。そして、伝統的な下駄をスカートやジーンズに合うようにデザインし、新しい客層を広げることができたのです。 伝統的な工芸品を現代のニーズに合わせたアイデアの賜物でしょう。 新しいものばかりに目を奪われがちですが、足元を見つめて、身近なものの良さを活用していきたいものです。 今日の心がけ◆地域の産業を見直しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用するととっても効果が高いと思います。 書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2014年09月12日
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9月11日(木) 朝のスタート 何かに気づいた時、それは、そのことを処理する最高のチャンスです。 たとえばと気づく。その時が返事を書く好機です。後に延ばすと、かえって面倒になったり、書く内容が浮かばなかったりします。 では、一日の中で、最初の気づきはいつ起こるでしょう。それは、朝の目覚めです。「起きろ」という自然からの信号を悩が受け取って、目が覚めるのです。 目が覚めた時の起き方次第で、一日の生活や仕事も決まります。たとえ目が覚めてもとか と、甘い誘惑が脳裏をかすめます。そして、二度寝、三度寝をして、寝覚めの悪さが残り、結局不機嫌な一日を過ごしてしまいます。 たかが朝の目覚めですが、その一瞬が、その日一日に影響し、一瞬の積み重ねは、一生を左右するほどの力を持ちます。 目が覚めたら、サッと起きましょう。気づいたことがあれば、すぐ行動に移しましょう。その威力は、やってみなければわかりません。 今日の心がけ◆良い一日のスタートをきりましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。
2014年09月11日
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9月10日(水) FAX送付状 出張中の上司から、資料送付を頼まれたYさん。「はい、わかりました」と、電話を切りました。 「至急FAXを」ということですが、上司に送る文章です。Yさんは、言葉を選び、送付状を丁寧に作成して、指定の宛先にFAXを送りました。 すると、上司から「一枚の資料を送るのに、どれだけ時間がかかっているんだ! 余計なことに時間を割いているから遅いんだ」と、送付状に対する指摘を受けたのです。 Yさんは、その言葉を受け、自分の対応を振り返ってみました。と反省しました。 FAX一枚とはいえ、形式的にならずに、丁寧に仕事をすることは大切です。しかし、丁寧さも、時と場合によっては、的外れな頑張りになってしまいます。 相手の気持ちを考え、相手の立場に立って、適切な行動を取りましょう。 今日の心がけ◆今するべき行動を考えましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年09月10日
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9月 9日(火) 朝露の季節 白露に 風の吹きしく秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける この歌は、百人一首の中の一首、文屋朝康の歌です。 「草の上に光っている露の玉に、風がしきりに吹きつける秋の野原の様子は、その露が散り乱れて吹き飛んで、まるで紐に通していない真珠がちらばっているようだなあ」という意味です。 九月は台風の季節です。激しい風に吹き飛ぶ水滴を、ほどけた真珠が散るさまにたとえた美しい歌です。また「白露」は、一年を二十四に区分して、季節の名称を付した「二十四節気」のひとつです。 まだ暑さの残る九月ですが、朝夕は涼しくなり、肌寒さを感じ始める時期でもあります。「白露」という名称は、夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。 昔の人は、季節の変化を敏感に感じ取っていました。仕事に追われ、心の余裕を失っているなと感じたら、休日こそ自然に親しみ、リフレッシュしましょう。 今日の心がけ◆自然に親しみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年09月09日
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9月 8日(月) 「おもてなし」の心 ちょうど一年前、「おもてなし」という言葉が日本中で話題になりました。 「おもてなし」は、「もてなす」を丁寧に言った言葉です。二〇二〇年の東京オリンピック招致の際、滝川クリステルさんのスピーチで使われました。 滝川さんは、「おもてなし」の意味について、「相手を慈しみ、心を配る日本の精神的文化」と紹介しました。そして、「その精神は先祖代々受け継がれ、現代日本の最先端技術にまで及んでいる」とスピーチしました。 さて、私たちは日常の業務において、「おもてなし」の心をどのくらい体現しているでしょう。いわゆる「いい仕事をした」と賞賛を得る人には必ず、この「おもてなし」の心(こころ)が潜(ひそ)んでいるものです。 逆に、周囲の人からクレームがつけられるような仕事ぶりには「相手を慈しむ心」や「細部に及ぶ心配り」が欠落していることが多いようです。 六年後に開催される東京オリンピックまでに、眼には見えない「おもてなし」の精神を、わが社にも深く浸透させていきたいものです。 今日の心がけ◆日常業務に真心を込めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月08日
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9月 7日(日) 人生もまた遍路 千二百年もの間、脈々と受け継がれている四国遍路。八十八箇所の霊場を歩いて巡る若者が、近年、増えているそうです。 遍路をする若者の中には、自分に自信を持てなかったり、対人関係に壁を感じていたり、現代社会で生きづらさを感じている人も多くいます。 一四〇〇キロに及ぶ山あり川ありの過酷な行程の中で、心身と向き合い、地元の人々から無償の接待を受ける中、自信が湧き、自分を肯定できるようになる。 作新学院大学教授・福嶋明子さんは、こうした心の動きを「つながりの回復」と呼んでいます。 心と体のつながり、地元の人とのつながり、遍路仲間とのつながり、自然とのつながり、これらのつながりの中で自信を回復していくという分析です。 私たちは日々、一対一で顔と顔を向き合わせる関係、自身の内面を深く見つめる時間をどれだけ持っているでしょうか。忙しい仕事の中でも、確かなつながりを実感して、一歩ずつ歩みを進めていきたいものです。 今日の心がけ◆つながりを大切にしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月07日
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9月 6日(土) 初心 入社して半年、Mさんはようやく仕事にも慣れてきました。先輩から新しい仕事を任され、その仕事に必死に取り組んでいました。 ある時、Mさんは仕事で失敗をしてしまいました。ミスをしたのは、新しく任された仕事ではなく、入社当初から与えられていた業務です。 「慣れてくるとそうしたミスをする。仕事に習熟するのはいいが、慣れることで、かえって慢心して油断が生じる」と、先輩から諭されました。 慣れによる油断を戒めるには、「初心」を忘れないことが重要です。初心とは、最初の志のことですが、十分に慣れておらず未熟である、という意味もあります。 「初心忘るべからず」という格言も、始めた頃の失敗や未熟さを肝に銘じて、「どんなに年数を重ねても、自分は常に初心者である」という謙虚さを忘れないことを説いています。 慣れた仕事こそ、落とし穴があるものです。未熟であった時の自分の姿を常に心に刻み、謙虚な姿勢で仕事に臨みましょう 今日の心がけ◆初心を心に刻みましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月06日
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9月 5日(金) 日曜日の現場 Sさんの長年の夢だったマイホームの建築が始まりました。完成までの期間を楽しむため、現場に足を運びたいところですが、なかなか時間がとれません。 ようやく時間ができ、建築現場に行った時のことです。日曜日のため工事は休みでしたが、Sさんは愕然としました。前日の工事の片付けが不十分で、資材や工具類が散乱しているのです。 どんな仕事であっても、通常、一日の終わりには後始末をして、区切りをつけるものです。翌日の仕事の、スムーズな始まりにもつながるからです。 また、後始末がきちんとできていないということは、最後の最後で大きな失敗を引き起こすことにもなりかねません。 Sさんは施工業者に電話を入れて注意をしました。先方は平謝りでしたが、心の奥に芽生えた施工業者への不信感は消えませんでした。 「九仭の一簣に虧く」のことわざのように、最後のわずかな油断で大失敗をすることがないよう、日々の仕事にけじめをつけていきましょう。 今日の心がけ◆一日の仕事に区切りをつけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月05日
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9月 4日(木) 防災自主訓練 今から九十一年前、マグニチュード七・九の大地震が関東地方を襲いました。 関東大震災の発生日にちなんで、毎年九月一日は「防災の日」、防災の日を含む一週間は「防災週間」とされています。関東大震災では、大きく揺れるS波の前に、初期微動と呼ばれるP波が数秒から数十秒続いたと言われています。 P波は、S波より先に空気の振動で伝わるため、この時間帯に安全を確保しながら避難する判断や行動力が鍵になります。しかし実際は、カタカタと窓や扉が音を立て始めたら、身をすくめて様子を伺うケースが案外多いようです。 かつての防災訓練では、揺れを感じたら、まず机の下にもぐり、安全を確認してから避難することが原則とされました。震源が遠いほどP波の時間も長くなるため、現在ではむしろ、その間にできる行動を重視する傾向にあります。 防災システム研究所の山村武彦所長は「微動を感じたら、すぐ避難するような自主訓練を何度でも繰り返そう」と呼びかけています。いざという時に身を守るのは、個々の防災意識と日々の訓練の蓄積です。 今日の心がけ◆防災意識を高めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月04日
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9月 3日(水) 口約束 「今度、ぜひ食事でもしましょう」とは、別れ際によく聞く言葉ですが、意外に実現することはありません。 たいていの場合は、口約束で終わってしまい、そのまま平然としている人も多いのではないでしょうか。 しかし、「言葉の軽い人」という印象や、かすかな不信感は、相手の心に残ってしまうものです。人間関係にも影響を及ぼしかねません。 その一方で、どのような小さなことでもいい加減にせず、約束したことをしっかり守る人は、相手の心をつかんで離しません。 「食事しましょう」と約束したことは、きちんと手帳に書き込んでおき、数ヵ月先になっても忘れずに実行する。そうした一つひとつの丁寧な対応が、人の心に感動を与え、人間関係も良いほうに変化していきます。 ポイントは、できない約束はしないこと、約束したら必ず守ることです。 それは、相手だけでなく、自分自身を大切にする行為なのです。 今日の心がけ◆言葉に責任を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年09月03日
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9月 2日(火) 勝負の後に 囲碁棋士の井山裕太さんは、現在、囲碁界の七大タイトルのうち、六冠を保持しています。 井山さんは子供の頃から負けず嫌いで、負けるといつも泣いて悔しがっていたそうです。ある時、井山さんのもとへ、師匠から手紙が届きました。 「負けて泣いているだけでは、何万回対局しても強くならない。なぜ負けたか、それを自分なりに反省して次に生かさないと成長しないよ」 私たちの仕事でも、いつも完璧にこなせるとは限りません。うまくいかずに失敗した場合、誰かのせいにしたり、失敗をそのままにして、同じ過ちを繰り返していないでしょうか。 プロ棋士の世界では、対局後に、勝因、敗因を検討する感想戦が行なわれます。 失敗を省みるのは辛いものですが、という思考の中に、職場人として成長する秘訣が隠されているのでしょう。 今日の心がけ◆失敗から学びましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月02日
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9月30日(火) 鯛に声をかける 真鯛の漁獲量が多い愛媛県は、養殖真鯛の生産量も全国一となっています。特に、宇和島エリアは、全国の養殖真鯛の半数を占める一大生産地です。 この地で養殖業を営むのが、有限会社徳弘水産の代表取締役・徳弘多一郎氏です。十三年の年月をかけて、ブランド鯛「鯛一郎クン」を開発しました。 かつて養殖の真鯛は、天然物に比べて評価が低い時代がありました。これを克服するため、徳弘氏は、次のような工夫をしています。 餌を食べる時、鯛は水面に近づきます。太陽光にあたって体が黒くなり、味が落ちてしまうのを防ぐため、いけすに黒い布を張り、日よけにしました。 餌は天然素材を使います。体調をチェックするため、フンの状態も観察します。 特に画期的なことは、鯛に向かって声をかけることです。それは「おはよう、いつもありがとう」という言葉です。科学的には証明されていないものの、これもおいしさを増す秘訣かもしれません。 やってみて初めてわかること、実証されることは、たくさんありそうです。 今日の心がけ◆まずはやってみましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月01日
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9月29日(月) 応援とゴミ拾い 六月から七月にかけて開催された、サッカーのFIFAワールドカップ・ブラジル大会。日本は一次リーグで敗退したものの、試合後、サポーターがスタジアムのゴミを拾う姿が世界中のメディアに紹介され、称賛されました。 その美しい行為の裏側には、サッカー日本代表のサポーター集団「ウルトラス・ニッポン」のアイデアがありました。 前大会までの応援で使用していた青い風船が、ブラジル大会では持ち込み禁止だと知り、代用品として、六千枚の青いゴミ袋を利用したのです。 青いゴミ袋は、試合中、スタジアムを日本代表の象徴カラーである青色に染め、日本代表選手を励ましました。さらに試合後、サポーターは、そのゴミ袋を持って、自発的にゴミ拾いに勤しんだのです。 後輩や部下を指導する際、「○○しなさい」と指示をすれば、仕事をやらせることはできるでしょう。しかし、やる気にさせるのは工夫が必要です。 喜んでやりたくなるような環境を整えるのは、リーダーの采配次第です。 今日の心がけ◆やる気を高める工夫をしましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月01日
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9月28日(日) 欠点を指摘する前に Tさんが駅の待合室で電車を待っていた時のことです。四、五歳くらいの子供が、床に落ちていた空き缶を拾って、お父さんのところへ走って行きました。 お父さんは子供をしっかり抱きしめて、頭をなでながら、「良いことをしたね」と褒めていました。子供は、にこにこ笑って喜んでいます。 その姿を見ていたTさんは、職場での自分を思い出しました。Tさんも、ある上司に褒められたことから、自信が生まれ、大きく変わったのです。 上司は、その人の良いところを見つけて、まず褒めます。その上で、注意するべきことがあればきちんと告げていました。という思いがあるので、たとえ注意されても、素直に耳を傾けることができたのです。 Tさんも、上司にならって、まず部下の良いところを見つけるように努めました。部下にやる気が生まれ、やがて業績も良くなりました。 人は誰でも、褒められたらうれしいものです。相手の欠点を指摘するなら、その何倍も相手の良いところを見つけて、プラスの言葉をかけましょう。 今日の心がけ◆褒めることから始めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月01日
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9月27日(土) さりげない労い 大手外食チェーン店での修業を終え、二代目として、自社のレストランに戻ったFさん。帰社間もない頃は、従業員と馴染めず、苦慮していました。 ある日、厨房に入ると、年配のパートさんが皿洗いをしていました。Fさんは下積み時代を思い出し、「おばちゃん、皿洗いは腰が痛くなって大変じゃのう。ご苦労さん、ありがとなー」と、労いの言葉をかけたのです。 まさか声をかけられるとは思わず、驚いたパートさんでしたが、「よくわしらの苦労がわかるのー」と、親しみのこもった笑みを返してくれました。 その後、さりげなく労いの言葉をかけるFさんの周りには人が集まり、相談や改善のアイデアが寄せられ、会社全体が活性化していきました。 共感は円滑な人間関係を生みます。共感力が乏しいと、心から労うことはできないでしょう。共感力は、1実際に他者と同じ経験を積む、2日常の些事を心に留める洞察力や観察力を養うことで高めることができます。 互いに共感力を高め、円滑な人間関係を築いて、職場を活性化したいものです。 今日の心がけ◆共感力を高めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2014年09月01日
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9月26日(金) とことん付き合う 東京のNPO法人「ふるさとの会」は、路上生活者の支援を行なっています。特に、福祉施設も受け入れをためらうような人を積極的にサポートしています。 暴れたり、心身に問題を抱える人を受け入れることで、毎日トラブル続きだという同会の水田恵さん。それでも、「人に迷惑をかけずに生きられる人は、すでに誰かが支えている。迷惑をかける人にこそ福祉が必要」と語ります。 問題行動を起こす人に対して、水田さんが実践しているのは「抱き合いゲンカ」という方法です。 飲んで暴れる人や怒鳴る人を「大丈夫やからな」と、一晩中でも抱きかかえます。そうするうちに、相手の気持ちも次第に収まってくるそうです。 「つながりたい」という欲求から、さまざまなコミュニケーションの形態が生まれている現代ですが、ともすれば、広く浅いつながりになりがちです。 辛い時、ただ寄り添ってくれることが、どれほど力になるでしょう。狭くても深い、とことん付き合う関係を忘れずにいたいものです。 今日の心がけ◆良い人間関係を築きましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月01日
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9月25日(木) 二円の気配り 一年で最も多忙な時間に、Eさんは異動してきました。 新しい部署の同僚は、忙しい業務の合間を縫って、丁寧に仕事を教えてくれました。そんな姿勢に刺激を受け、自分も精一杯仕事を覚えようと決意しました。 しかし実際は、覚えることが多すぎて、すぐにはできないことだらけです。やる気はあるものの、行動にはなかなか移せないEさんでした。 ある時、ハガキを書いている先輩を見かけました。消費税が引き上げられたので、書いたハガキに二円切手を貼っています。Eさんはと思いつきました。 後日、「これ、誰が貼ってくれたの?」という先輩に、「Eさんですよ」と女性職員が告げると、部署の仲間は驚き、とても喜んでくれました。ほんの些細なことでしたが、誰も思いつかない気配りだったのです。 自分の仕事ばかりに集中しがちですが、仕事は与えられるものだけではありません。ちょっとした気配りもまた、職場に欠かせない大切な働きです。 今日の心がけ◆気配りのできる人になりましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。
2014年09月01日
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9月24日(水) 断らない力 元外務官僚で作家の佐藤優氏は、若手社員に向けて、「『断る力』も大切ですが、二十代、三十代の若い時期は『断らない力』こそ大切だ」と強調します。 「人間の能力は不思議なもので、負荷をかけるほど鍛えられ、思いがけないほど伸びる」と佐藤氏。現実の仕事の場でも、若手ほど、上司や先輩から急な用事や、細かな仕事を頼まれることが多いでしょう。 その時につい、と、尻込みしてしまいがちです。しかし本当は、忙しい時に仕事を頼まれた時こそ、自身を成長させるチャンスなのです。 「断らない力」を伸ばすポイントは、返事の仕方にあります。何かを頼まれた時は、という心配や不安が生じる前に、間髪容れずに「ハイ」と元気よく返事をしましょう。 ハイと受け切ってしまうと、かえって肝が据わるものです。頼まれた仕事に冷静に取り組めるようになり、やがて自分の成長へとつながっていくのです。 今日の心がけ◆「まず返事」を心がけましょう職場の教養は社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2014年09月01日
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9月23日(火) 初物 果物がおいしい季節になりました。 「梨はもうお店に並んでいるかな?」「この頃桃を見かけなくなったけど、もう時期じゃないのかな?」といった会話をする家庭もあるのではないでしょうか。 今日では、栽培技術や保存方法が進歩して、多くの食べ物が一年中出回るようになりましたが、日本には、旬を味わうことで季節を感じる文化があります。 その季節に初めて収穫された野菜・果物・魚などを「初物」といいます。江戸時代には、「初物を食べると七十五日寿命が延びる」という言葉があるほど珍重されました。高値でも、無理をして初物を食べる人は多かったそうです。 現代でも、「初物を食べたら、東を向いて笑え」という言い伝えがあります。地域によって向く方角は異なるようですが、「初物を笑顔で食べると、新たな生命力を得て、福が来る」などのご利益があるといわれています。 食べ物の旬を知り、旬のものをいただくことは、自然を愛で、四季のサイクルに沿って生活する、ひとつのきっかけにもなるでしょう。 今日の心がけ◆食べ物の旬を知りましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日に取りまとめて掲載します。
2014年09月01日
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9月22日(月) たくましい雑草 地域の行事に、久しぶりに参加したIさん。その日は神社の清掃活動で、Iさんは、境内と道路に生えている雑草取りを担当しました。 境内の土から生えている雑草は、手で引っ張ると、すんなり抜けました。ところが、道路の雑草は、強く引っ張ってもなかなか抜けません。鎌を使って、やっとの思いで抜いていきました。 境内と道路に生えている雑草は、同じ種類で、ほぼ同じ長さです。しかし、道路の雑草は、アスファルトの亀裂の隙間を突き破るように生えているせいか、根と茎が太く、頑丈になっていました。 Iさんは最近、仕事上のトラブルや問題が多発して、気が滅入っていました。それでも、夢中になって雑草を取っているうちに、心が晴れてきたのです。 困難やトラブルはないに越したことはありません。しかし、壁があるほど、それを乗り越えていく中で、得るものはあるはずです。と思うと、問題もプラスに受け止められるのではないでしょうか。 今日の心がけ◆困難を成長の糧と受け止めましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2014年09月01日
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9月21日(日) すべては患者さんのため 順天堂大学教授の外科医・天野篤氏は、患者への負担を減らすため、心臓を動かした状態で心臓手術を行なう第一人者です。天皇陛下の心臓バイパス手術も執刀し、これまで六千を超える手術で、98%以上の成功率をおさめています。 著書の中で、天野氏は「患者さんの訴えているところを、親身になって聞き、さらに症状を引き出して本質に迫るのがいい医師の条件」と述べています。 そして、診察時に患者の顔すら診ずに、カルテやパソコンモニターに向かって話す人は医師になってはいけない人、と喝破します。 また、病院内での挨拶の励行など、大学病院改革を訴える傍ら、自身はほぼ一週間病院に泊り込み、「すべては患者さんのため」という姿勢を貫いています。 私たちは、今の仕事に、どれほどの情熱を注いでいるでしょうか。「○○のため」という意義を再確認することは、さらなる仕事への原動力となります。 自らを活かしてくれる場があることへの感謝を忘れず、情熱を持って仕事に取り組みましょう。 今日の心がけ◆仕事に情熱を持ちましょう職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。入会すると、毎週のモーニングセミナーの他、経営者の集い(イブニングセミナー)などなどいろんな学びの場に無料で参加出来ます。
2014年09月01日
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