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この前の日曜日、香港科学館(Science Museum)で最近始まったばかりの、「中国恐竜・古生物展」に行ってきました。この展示会「飛龍在天 Soaring Dinosaurs」は、香港返還10周年の記念イベントのひとつで、中国本土で出土した化石など約200点が展示されています。これらは、もちろん香港では初公開という事もあり、そもそもこれだけの恐竜の化石を見たことがなかった私は、とても楽しみでした。飛龍在天・香港恐竜展 posted by (C)Nao会場は尖東にある香港科学館の特別展示ホール。まだこの25日から始まったばかりのせいか、それほど混雑していなくて良かったです。展示会場に入る手前のホールにも、一体の恐竜の化石が飾られていて、存在をアピールしています。下あごから出ている牙が、ちょっと凄いですね。飛龍在天・香港恐竜展 posted by (C)Naoそれでは、中に入りましょう。展示は年代別になっていて、自然に進化の歴史を理解できるようになっています。最初に恐竜の種類と進化についての説明や、化石が出土した場所、年代についてのパネルがあり、おおまかに全体像をつかむことが出来ます。まずは古生代(約4億年前)からです。下の左の絵のように、この頃は海の中が舞台、奇妙な生物が泳いでいますね。ここには、古生代に生きていた生物や植物の化石が展示されています。古生代の海底 posted by (C)Naoそして、次はいよいよ中生代、恐竜の登場です。右の写真はディロフォサウルス、頭の上の二列のでっぱりが特徴です。体長は6mくらいあり、動きの俊敏な肉食恐竜だったようです。ディロフォサウルス posted by (C)Naoつづいては、プロトケラトプス(写真右)です。まるで鎧をかぶっているような感じですね。この頃には、かなり巨大な恐竜も現れてきたようですね。余談なんですが、ここの恐竜の絵はみんなちょっとかわいらしくて、恐ろしい?恐竜のイメージがしませんでした(笑)プロトケラトプス posted by (C)Naoこの頃になると左の絵のように、鳥に似た羽と毛が生えた恐竜も現れます。でも今の鳥類とはちょっと違うようです。中生代 posted by (C)Nao下の写真は「古似鳥龍」と言って、白亜紀末(6500万年前)ごろの恐竜です。ダチョウみたいな感じにも見えますが、これも恐竜です。足がとても速くて、時速80kmで走りまわったらしいです。古似鳥龍 posted by (C)Nao次の写真は、イグアノドン(奥)とバクトロサウルス(手前)です。大きいので、なんだか凶暴そうな肉食恐竜に見えますが、実は草食恐竜です。恐竜で一番最初に発見されたのが、このイグアノドンなんだとか。大きいものは15mくらいあったようです。やはりこちらも、白亜紀末頃のものです。イグアノドン(奥)とバクトロサウルス(手前) posted by (C)Nao白亜紀は恐竜全盛の時代ですね。いたるところに大きな恐竜が歩いていたんでしょうね。白亜紀の恐竜 posted by (C)Naoそして新生代になると、哺乳動物も現れます。この頃の哺乳動物には、鋭い牙が目立ちますね。新生代の哺乳動物 posted by (C)Naoでもこの哺乳動物、今の哺乳動物とは少し様子が違うようです。長い進化の過程で、こうした牙も不要になり、今の動物のような形になったんでしょうか。新生代の哺乳類 posted by (C)Naoさて、突然ですがここで問題です。下の写真を見てください、これは何だかわかりますか?ティラノサウルス・レックス posted by (C)Naoそうですね、あの凶暴と言われる肉食恐竜「ティラノサウルス・レックス」の頭部です。これ、頭だけでも1m以上はありました。ホント大きいですよね~口の中には鋭い牙がぎっしりと生えていて、丈夫そうなあごが、いかにも肉食恐竜と言う感じです。これを見ると、あの映画のジュラシック・パークを思い出します。我が家はあの映画が好きで、ビデオを何回も見ました。2F(3階)にもまだあると言うので行って見ると、そこにいたのがこの巨大な恐竜です。これは「ヌオエロサウルス」と言って、体長は26m、高さは9mもあります。白亜紀初期の恐竜で、世界の恐竜の中でも最も大きなもののひとつです。この恐竜は、ゴビ砂漠から発見されたようです。ヌオエロサウルス posted by (C)Naoこの展示フロアは吹き抜けになっていて、相当天井が高いのですが、それでも頭が届いてしまいそうです。実際に近くで見ると、そのスケールに圧倒されてしまいます。こんな巨大な恐竜が歩き回っていた世界とは、一体どんな感じだったんしょうね。大きなマンモスもいました。体長は9mもあるそうで、長い見事な牙が生えています。そういえば愛知万博には、シベリアから冷凍マンモスが来たんでしたね。見ていて、突然、アイスエイジを思い出してしまいました(笑)マンモスも絶滅してしまったんですよね。マンモス posted by (C)Nao恐竜は地球上で最も長く繁栄した生物と言われ、一億5千万年もの長い間、進化しながら生きてきたようです。その恐竜も、今から6500万年前に絶滅したのですが、その原因は隕石の落下による地球環境の変化が有力な説ですが、はっきりしたことはまだ判っていないようです。その恐竜が生きた期間に比べたら、人類の歴史なんて本当に短いものですよね。しかし今、世界では異常気象が各地で起きています。このままだと、この地球はどうなってしまうんだろうなどと考えさせられました。これだけ数多くの恐竜の化石を見ることは、なかなかできないので、今日はとても満足でした。この恐竜展は、11月25日まで開催しているようですので、もし興味のある方は、是非ご覧になってください。場所 香港科学館 HONGKONG SCIENCE MUSEUM 開催期間 2007年5月25日~11月25日入場料 45HKD
May 29, 2007
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今日、ZARDの作詞・ボーカルの坂井泉水(さかいいずみ)さんの訃報を知りました。この27日に入院先の病院で、不慮の事故で亡くなったと言うことです。40歳という若さで、まだこれからと言う時に、、ZARDの存在を初めて知ったのは、多分90年代前半だと思います。彼女の爽やかで、アコースティックな歌声を聴いて、すっかり惹かれました。またメディアにほとんど姿を現さないことで、どこか神秘的なイメージを掻き立てられました。もちろん曲も素敵だったのは言うまでもありません。「負けないで」「君がいない」「揺れる想い」「きっと忘れない」「マイフレンド」、、どれも明るく爽やかで、そして元気づけられる曲でした。香港へ来る前の何年かは、アルバムを買ってよく聴いたものでした。ベストアルバム「軌跡」を買った時は、車の中で何度聴いたかわかりません。「永遠」は、ドライブにもよく似合う曲でした。最近は海外にいることもあって、あまり情報もなく、1年も入院しているのを知りませんでした。体調も回復してきた矢先と言う事だったようで、とても残念に思います。これからは、もう彼女の新しい歌が聴けないのはとても寂しい事です。若くして亡くなった歌手と言えば、尾崎豊やテレサ・テンを思い出します。二人とも、亡くなってからも、なお多くの人に愛され、その歌は今でも歌い継がれています。ZARDも90年代の日本を代表するPOPシンガーであり、その歌はきっと大勢の人の心に刻まれ、これからも歌い継がれていく事と思います。今夜は久し振りにZARDの歌を聞きましたが、いつもは元気が出るはずの曲が、今日だけは悲しみに落ち込んでしまいますね。この1年の闘病生活も、きっと大変だったでしょう。心からご冥福を祈ります。 ZARDの曲から(You Tube) 「揺れる想い」 ZARD オフィシャル・ウェブサイト
May 28, 2007
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これから向かう六和塔は、銭塘江のほとり、月輪山の麓に建つ古い塔です。到着すると、その狭い駐車場は、観光バスでかなり混雑していました。その駐車場から塔への入り口にかけて、お土産屋さんが並んでいます。入り口はかなり混雑していましたが、何とか入場料(20元)を払い、門をくぐって林の中の石段を上っていきました。しばらくすると視界が開け、そこには赤茶色のどっしりとした塔が現れました。この六和塔は高さが60メートルもあり、中は七層ですが外観は13層と言う珍しい造りをしています。970年(北宋の時代)に、銭塘江の氾濫を鎮めるために、呉越王の銭イ叔の命により建造されましたが、その後破壊されたので、現存するものは1163年(南宋の時代)に建てられたものです。最初の塔は灯台としても利用されたようで、その高さはなんと170メートルもあったと伝わっています。塔身はレンガ造りですが、外観は木で囲われており、この囲いが出来たのは19世紀末のことです。下から見上げると、さらにその高さを感じる事が出来ます。境内はかなり広くて緑が多く、また塔の後方は月輪山と一体となり、散策できるような道もあるようで、まともに見たら2~3時間はかかる感じです。もし時間あれば、歩いてみたいところですね。せっかくなので、塔に登ってみる事にしました。塔へ登るのには、別に料金(10元)が必要です。中へ入ると、さすがに古いレンガ造りが、この塔の歴史を感じさせます。階段はかなり急で、登るのには結構骨が折れますが、上に行くに従って眺めが良くなっていくのがわかります。日頃の運動不足から、最上段まで行く前に息が切れてしまいました(笑)何せ60メートルと言えば、ビルで言うと15階くらいになるわけですから、、、などと勝手に自分に言い訳をして、結局最上階まではあきらめ、途中外を眺めることにしました。それにしても、ここからはとてもいい眺めです。前方には銭塘江が良く見え、そこには長い鉄橋が架かっていてました。この鉄橋はかなり歴史があるらしく、第2次大戦前に、中国人の設計で中国人が建設した最初の鉄橋とのことでした。この銭塘江は、すぐ先で杭州湾と繋がっていますが、夏になると「銭江潮」と呼ばれる河の大逆流現象が見られることで有名です。これは、旧暦の8月18日頃に発生するようですが、昔はこの地方に甚大な被害をもたらしたそうです。それも今では護岸が整備され、杭州観光のひとつの目玉となっているようです。「銭江潮」、どんなものか一度見てみたいものですね。再び下へおりて、境内を歩いてみます。緑豊かな境内には、椅子とテーブルが並べられ、そこで休んだりお茶を飲んだり出来ます。りっぱな茶館もあって、そこでお茶を飲んでいる人たちも多かったです。ここ杭州は、緑茶の最高銘柄である「龍井茶」の産地としても有名です。私も飲みたかったのですが、楽しみはあとに取っておこうと、ここでは我慢しました。境内の一角には、先ほどお話したような、塔の建設された由来を記した碑がありました。その脇に立つ女の子の像がとても印象的で、この前で写真を撮っている人も多かったです。昔はこのあたりも、洪水に脅かされ大変だったことが、この碑から偲ばれます。ところで、この「六和」の名前は、仏教の「六合」に由来するようです。(中国語では音が同じ)「六合」とは、日本の仏教で「六方」と言い、天と地に東西南北の4つを加えた6つの方角を礼拝するインド仏教の習慣と関係があるようです。私はこの方面はあまり詳しくないのですが、中国でさまざまなお寺などを見ていると、少なからず興味がわいてきますね。さて、六和塔を見てきましたが、ここはこれまでに見たことの無い、とても存在感のある塔でした。杭州に行く機会があれば、一度行ってみてもいいのではないかと思います。中国の他にもよくある塔とは全く違った特徴で、見てみる価値はあると思います。先ほどの駐車場へ戻ってきました。次に向かうのは、西湖三大名泉のひとつ虎[足包]泉です。来た時のタクシーには、例によって交渉して待っててもらう事にしてあったので、それに乗って行きます。天気はそれほど良くないのですが、それにしても外は暑いです。やっと車に乗り込み、ほっとしたのもつかの間、駐車場が大渋滞でなかなか出られません。それでも何とかようやく抜け出し、さわやかな緑の森の中を走り始めました。
May 26, 2007
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杭州は、日本ではあまり名前が知られていませんが、中国人で杭州の名前を知らない人はまずいないでしょう。中国人をして、行きたい場所の常に上位にあげられる杭州とは、いったいどんなところなのか、、これはここ数年、私の関心事のひとつでした。杭州は人口約640万人、美しい湖「西湖」のほとりにある風光明媚な都市です。中国6大古都のひとつに数えられ、その歴史も古く、さまざまな逸話も残っています。その杭州が歴史の表舞台に登場するのは春秋時代の紀元前500年頃です。その頃、現在の蘇州を都とする呉の国と、杭州の隣にある会稽(現在の紹興)を都とする越の国の間で、戦いが始まります。その時の登場人物が、呉王の夫差と越王の勾践です。あの有名な「臥薪嘗胆」のお話しの舞台ですが、世界史の授業で習った方も多いのでは。このお話しは、また後ですることにしましょう。二人の争いは最終的に、越王勾践に軍配が上りますが、そのときに登場するのが、「西施」という名の絶世の美女です。その西施の名前にちなんで「西湖」と名づけられたこの湖は、周りに山や緑の多いとても美しい湖です。さて、その後も杭州はあまり目立った存在ではなく、隋の時代になって589年に今の杭州の名前になり、その後煬帝の時(610年)に、北京と杭州を結ぶ「京杭大運河」が開通すると、杭州は江南地方(長江=揚子江)一帯における交通・交易の拠点して発展を遂げます。300年にわたる唐の時代が終わり、五大十国の混乱の時代には、このあたりを治めた呉越国の都となります。やがて宋の成立により平和な時代が来ますが、宋は武力が弱く度々北方民族に領土を脅かされます。そしてついに1127年には、北方の金が宋の都であった開封を占領、宋は滅びます。このときやっと逃れた一部の王族たちが、都を臨安(現在の杭州)におき、南宋を建国します。それから杭州は、南宋の都として、また経済・文化・貿易の中心として栄える事になります。13世紀には、人口が90万人にもなっていたと言われ、世界の大都市ととして、当時マルコポーロも、「世界で最も美しく華やかな街」と絶賛したようです。南宋は、1279年に元によって滅ぼされ、その後の元・明・清は都を北京に移しました。しかし、その後も杭州は、穀物・絹織物の生産拠点として重要な位置を占め、その風光明媚な景観は、歴代の皇帝をはじめ、多くの人を魅了してきました。その杭州の見どころは、西湖をはじめ他にもたくさんあります。とても一日や二日では見てまわれるものではないのですが、残念ながら仕方ありません。今回はポイントを絞って、効率よく回ることにしました。これから行く「六和塔」は、その大きさと独特の形から、是非行って見てみたいと思っていた場所です。ホテルからタクシーで20分ほどで、銭塘江のほとりに立つ「六和塔」に到着しました。
May 25, 2007
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上海南駅から列車で2時間、杭州駅へ到着しました。駅から早速タクシーで今日のホテルへ向かいます。杭州の街の印象は、「大都会ではないけど洗練された綺麗な街」という感じ。街中には緑も多く、あちこちで花も咲いていて歓迎ムードいっぱい、さすが観光都市です。そんな景色を楽しんでいるうちに、予約している解放路にあるホテルへ到着。フロントでチェックインしようとすると、いきなりトラブルが、、、スタッフ:「本日、そのような名前の予約は入っていません。」私 :「おいおい、そんなはずないよ。確かに自分で電話して、間違いなくこのホテルで、予約 も取れたって言ったんだから。」スタッフ:「他のホテルではないですか?」私 :「ここ解放路○○番だよね、電話でもそう確認した」スタッフ:「料金はいくらと言っていましたか?」私 :「○○元だ、メモもしてある」スタッフ:「その値段はあり得ません、うちでは最低○○元です」私 :「でも確かにそう聞いた」スタッフ:「多分聞き間違えたんでしょう」こんなやり取りで、埒が明かないので私 :「じゃ、今部屋は空いているの?」スタッフ:「ありますが、、」私 :「いくら?」スタッフ:「××元です」この料金は、私の予約した時の値段の1.5倍のお値段でした。他にも空いているホテルはあるだろうから、他を探そうかとも思ったが、これからホテル探しに時間を取られたのでは、何をしに来たの判らない。納得できないところはあったが、このホテルに宿を取ることにしました。まあ、個人でしかも電話予約だけでは、ちょっと心配ではあったのだが、、、いきなり着いた早々このトラブルに、ちょっと出かける気分も萎えてしまった。今回、旅行社でホテルが取れなかったことがそもそもの原因だが、行けば実際ホテルは空いているという話だった。確かにその通りだったが、それにしても予約が入っていないとは、どういうことなのか。一応4ッ星ホテルなので、信用していたのに、、英語だったから、値段を聞き間違えるはずはない。でも、今考えると中国語で予約した方が良かったのかもしれない。まあ、いろいろ言っていても仕方ないので、気を取り直して出かけることに。ホテルのすぐそばにバスのチケット売り場があると聞き、まずそこで明日の蘇州行きのチケットを買いました。明日午前中は杭州を見て、午後に移動しようと昼のバスにしました。さて、宿は取ったし切符も確保したので、いざ出かけようということで、タクシーに乗って、まず向かった先は、街からは少し離れた場所にある巨大な塔「六和塔」です。
May 24, 2007
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先週末の夜、日本からのメンバーと一緒に行ったのは、香港島の中環(セントラル)にある蘭桂坊(ランカイフォン)。ここは欧米人が好んで行く香港の酒場ですね。狭くて短い通りの両側には、しゃれたバーが並んでいます。今回のメンバーは、以前来た時にSOHOへ食事に行ったメンバーで、また行こうかということになったのですが、折りしもこの日は夕方から雨降り。止みそうもないので、近場にしようと言う事で、蘭桂坊方面へ歩いて行って、その入り口にある屋外テント席のあるレストランへ入りました。ここにはいくつかレストランが軒を並べていて、歩いていくと客引きがスゴイです。我々が行ったところは、マレーシア料理のレストラン。前回がSOHOのタイレストランだったので、今回はちょっと珍しいマレーシア料理にしようということになりました。でもこのお店はタイ料理もあるようなので、ひょっとしたらそちらが出てくるかもしれません。一緒に行ったメンバーのうちの一人は、マレーシアにいたことがあるので、彼にオーダーを任せました。私自身、マレーシアには一度も行った事がなく、マレーシア料理もほとんど未体験です。最初に出て来たのがこれですが、何と言う名前なのか忘れました。(どなたかわかりますか?)細長いもやしのようなものは、野菜のようなフルーツのような不思議な感じ。味はかなり甘くて、個人的にはちょっと苦手です。お次はご存知の方も多いでしょうか、ラクサ。ラクサには大きく2種類あるようですが、ここのはココナッツミルクカレーのラクサでした。カレーといってもほとんど辛くなくて、どちらかと言うとどこかで甘い感じです。牛肉と鶏肉の串焼きもありました。日本の焼き鳥みたいな感じですが、これってマレーシア料理?次は海老をカレーで炒めたもの。この色から見てもお判りのように、これはかなり辛かったですね。それから今日は食べなかったのですが、ナシゴレン(炒飯?)と言うのも有名なんですね。我々が行った時は、まだ時間も早めだったので、席はガラガラでしたが、ふと気がつくといつの間にか周りは欧米人でいっぱいになっていました。さて、食事を食べ終わった後は、そのまま近くのバーへ。そこでは2時間近く飲んで、おしゃべりしてしまいました。再び外に出てみると、あたりは大勢の欧米人客で賑わっています。この界隈はいつ行っても外国にいるような錯覚に陥り、そして少し浮かれたエネルギッシュな雰囲気があふれる、とても楽しいエリアです。
May 23, 2007
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皆様、しばらくご無沙汰しておりました。ここ一週間ほどアパートでネットへの接続がスムーズに出来ず、ブログがなかなかアップが出来ませんでした。この場を借りてお詫びいたします。さて、先週は日本から知人が来ていたのですが、マカオのカジノへ行ってみたいというので、週末にちょっと遊びに行ってきました。マカオはご存知のように、もともとはポルトガルの植民地でしたが、1999年に中国に返還されました。その美しい街並みは、世界文化遺産にも認定され、多くの観光客も訪れる観光都市です。私もこれまで何度か行った事があるのですが、香港とはまた違った趣があって、なかなか面白いところです。さて、そのマカオのもうひとつの顔は、「カジノの街」です。ここ数年のマカオのカジノ産業の伸張は著しく、2006年度のマカオの賭博収入は69億ドル(8400億円)で、ラスベガスを抜いてついに世界一になりました。ここ数年マカオでは、新しいホテルやカジノが続々とオープンしています。そして、そのお客の大半は中国人の富裕層と言う事ですので、世の中も変わったなあと思わずには入られません。こうしたマカオのカジノ急成長の背景には、これまで地元資本に独占されていたカジノの経営権が2002年に開放されたことが影響しています。この開放によって、巨大な米国資本のカジノが続々参入して来た事により、それまで独占してきた地元資本を巻き込んで競争が激化、それが中国人を中心とした新規のカジノ客増加につながっているようです。今やマカオでは、カジノテーブルを仕切るディーラーという人達は引っ張りだこで、サラリーも高騰しているようです。当然ながら、マカオでの最も花形の人気職業となっていて、大学へ行かずにそのままディーラーになる人達が後を絶たず、これには教育機関もお手上げのようです。こうした偏った傾向が今後のマカオにとって本当に良いことなのかは難しいところです。さて、話をカジノに戻して、外国資本の進出に危機感を募らせた地元資本のカジノも、ここへ来て大規模な投資を行なって集客に躍起です。今回行った「リスボア・ホテル」も、かつて「マカオのカジノと言えばここ」というくらい名前が知れていたのですが、やはり危機感は相当なものだったようです。そしてこの2月には、道を挟んだ向かいに新しく「グランド・リスボア」と言う新しいカジノビルをオープンさせました。そこで今回は、この「グランド・リスボア」へ初めて行ってみる事にしました。マカオへは、香港の上環から、ターボジェットと言う高速フェリーで一時間です。フェリーターミナルからは、そのままタクシーでリスボアへ。旧館のロビーは、ゴールドのゴージャスな造りのなかに、博物館級の高価な飾りモノが、これでもかというくらい展示されています。こちらのカジノへは以前に行ったことがあったのですが、今回は新しく出来た「グランド・リスボア」へ行きます。この建物は新館とは、道路上に掛けた連絡通路でつながっています。さてその「グランド・リスボア」ですが、8階建てのフロアに巨大なカジノやレストランがあって、さらにその上層には、現在44階建ての高層ホテルを建築中でした。そのホテルも、今年の末にはオープンするんだとか。外観は、巨大なミラーボールのような派手な形で、かなり目立ちます。ホテル部分のタワーは、マカオの象徴である蓮の形を意識したユニークな形となるようです。まずはロビーに入り、荷物検査をしてから、中に入ります。こちらのロビーもとても立派ですが、ここから先は写真撮影禁止なので、中の様子がお伝えできずとても残念です。ここには何と400台ものカジノテーブルと、500台近いスロットマシンが設置されているそうで、それはとても壮観な眺めです。入ったところには、まず巨大なルーレットがあって、大勢の人が群がっています。私たちはエスカレーターで、すぐ上の階へ向かいました。ところで、マカオでのカジノの遊びにはいくつか種類がありますが、一番人気は「バカラ」と言うものでしょう。これはバンカーとプレイヤーがいて、それぞれがカードを2枚引いて、その一桁目の合計が大きい(9が最大)方が勝ちというもので、このどちらが勝つかを自分で掛けるのです。ちなみに絵札はカウントされません。他にも「大・小」と言う、3つのサイコロの出た目の合計を当てるものや、ブラックジャック(これはご存知の方も多いでしょう)などがあります。バカラには、実際のカジノテーブルでやるのではなくて、大画面モニターにコンピューターグラフィックのディーラー(美人のお姉さん)が出てきて、20サイトくらいの客席に座って遊べる最新式のタイプもありました。ちなみにこのディーラーのお姉さん、当然ですが言葉は広東語でした(笑)ここのカジノの雰囲気からは、かつてのお金持ちの遊ぶ場所とか、どこか危ないというイメージは感じられず、誰でも気軽に遊びに行けるゲームセンターみたいな感覚を受けました。しばらくテーブルで見ていたのですが、周りは中国人の若い女性客が意外と多いのに驚きました。その中には、1回2000HKD(約3万円)くらいを掛けている女性もいます。当然ながら上のフロアのレートの高いところでは、一回何十万円と言う場もあり、そこで動くお金は莫大なものなのでしょうね。さて、私たちはお金もないので、かわい~く遊んでいましたが、幸いな事に一人がスロットマシンであたり、ン万円儲けることが出来たので、その日の夕食をご馳走になることができました。ラッキー!あまりのめり込むと怖いギャンブル、貧乏人はこのくらいでやめた方が無難と早めに切り上げたのでした。帰り際に建物の外に出ると、そこではお隣中国の珠海市へ抜けるボーダー(国境)行きのシャトルバスが、続々と中国人客を乗せては出発して行きます。以前にNHKでも、マカオのカジノ景気の特集を組んで放映していましたが、今や中国人のお金持ちは半端ではなく、彼等は毎週のようにマカオへやってきては、大金をかけてギャンブルをしているようです。カジノ景気で成長著しいマカオ、、今日はポルトガル風の街並みがきれいな観光地マカオとはちょっと違ったマカオの顔を見ることが出来ました。ここしばらくは、まだ新しいホテルやカジノもオープンするようで、半年も行かないと様子が変わってしまうかも知れないので、しばらくは目が離せませんね。マカオ、どうですか?皆さんも、一度行って遊んでみてはいかがでしょうか。
May 21, 2007
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翌朝、まだ眠い目をこすりながら、5時起きでチェックアウトして、上海南站へ向かいました。今回の杭州・蘇州への旅は、列車の移動も楽しみのひとつでした。しかし、昨夜上海站では思うような切符か買えず、ちょっとがっくりです。それでも一縷の望みをつないで、杭州方面への始発駅となる上海南站へ早めに行ってみようと考えたのでした。上海站から上海南站までは、地下鉄1号線や軌道3号線でも来れるようですが、朝早かったので、まだ始発が動いていないだろうと、結局タクシーで移動することに。この時間は、まだ走っている車も少なくて、あっという間についてしまいました。ところで、この上海南站は昨年開業したばかりのようで、駅全体が円盤のようなユニークな形をしています。新しいだけあって、さすがに中国の駅とは思えないほどきれいです。切符売り場へ行くと、まだ朝の6時前と言う事で人はまばらです。杭州行きのCRHの切符を聞いて見ますが、やはり全て満席のようです。ここまで来て残念ですが、諦めるしかなさそうです。また、いつかきっと機会があるだろうと自分を慰めていると、快速列車は席があるとの事。昨日買ったのは普通快速ですが、これはいわゆる鈍行のようなものです。これと快速ではスピードも乗り心地もかなり違うでしょう。と言う事で、出発時間は少し遅くなるのですが、そちらに変更してもらいました。出発まで少し時間が出来たので、駅の中をブラブラして、地下鉄の駅の方まで行ってみました。途中にはCRHの待合室があり、一般の列車とは別のところにありました。ただ悲しいかな、私はチケットがないので、そこへは入れません。にこやかなお姉さんのお誘いも、ただむなしく写るばかりです(泣)さて、そろそろ出発に備えて待合室へ向かいましょう。待合室は発車する列車ごとに指定されていていて、私の乗るのは「N471次」なので、11番と12番となっています。円く広い吹き抜けの駅舎は、まるでドームのようです。待合室もかなり広くて、ゆったりしています。売店もありましたが、あまり魅力のあるものは売っていませんでした。 時間が来て、ホームへ降りるゲートが開かれました。この駅は、地上がホームになっていて、その上にこの大きな駅舎全体が乗っかっている感じです。エスカレーターでホームへ降りていくと、私の乗る列車と思しき客車が見えてきました。それは機関車が客車を引くタイプでした。先頭に行って、機関車の写真もパチリ。男の子を連れた家族連れが、機関車の前で写真を撮っていました。さて、列車に乗り込んで座席を捜して座りました。前に座っているお兄さん方、早起きしたせいか眠そうです。この連休を利用して、杭州へ行く人達は結構多いようで、座れない人たちもいました。そのうち男女のカップルが来て、前の二人と交代しました。彼等二人は自分たちの席があった訳ではなかったようです。この車輌の客層は、全体的に若いグループが多かったように感じました。それからまもなくして、列車は上海南駅を出発し一路杭州へ向かいます。しばらくすると、ぽつぽつと雨が落ちて来てしまいました。ガラス窓も曇りがちで、外の写真が撮れずちょっと残念です。上海から杭州までの間は、比較的のどかな田園風景という感じです一戸建て住宅は、割と洒落た家が多くて、屋根の部分の尖ったデザインが印象的でした。途中何度も、車内販売のおねえさんが、御茶やおつまみ・ジュースなどを売りに来ますが、買う人はあまりいません。この列車の車輌は新しいとは言えませんが、シートもすわり心地が良くて、なかなか快適な旅でした。向かいのアベックの会話と、のんびりした列車の旅を楽しんでいるうちに、2時間弱で杭州站に到着しました。杭州站の建物は比較的新しく、結構な高層ビルでした。まずとりあえずホテルへチェックインし、邪魔な荷物を置いてこようと思います。タクシーに乗り込んで、ホテルの名前を告げると、ドライバーも判った様子で走り出しました。
May 14, 2007
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今回の杭州・蘇州への旅は、かなり間際になって決めたこともあって、いろいろと不透明なプランの中での出発となりました。ホテルは、いつも手配してもらっている旅行社や大手の中国旅行社に聞いてみたところ、どこもいっぱいで取れません。これは何とか自己解決するしかないですね。また現地での移動の手段は列車かバスになりますが、行ってみてからということになり、この時期ですから、これもかなり困難が予想されます。そんな不安な中ですが、夕方香港を出発した飛行機は順調に飛行し、定刻より早めに浦東空港へ到着しました。短期の旅行でしたし、早く移動したいので全て手荷物です。到着ロービーに出ると、いつもはタクシー乗り場へ向かうのですが、今回はリニア乗車と言う事で、まずはぐるっと周り見渡すと、、、、いました!青い制服を着たお姉さんたち3人が、リニアの乗車案内をしています。まあ案内と言うより、ただ立っておしゃべりしているだけにも見えましたが...(笑)案内嬢の仰せに従い、エスカレーターで上のフロアへ行くと、暗く長~い通路が延びています。その先にリニアの駅があるようなのですが、向かう人はほとんどいません。動く歩道はあるのですが、電気代節約のためか全く動いていません。こんなんでいいのか!と文句を言って歩いているうちに、何やら駅らしいところに到着。切符を買って待合室に入りますが、この待合室のわかりにくさと言ったらただものではありません。壁際に隠れるように(笑)エスカレーターがあって、そこから下のホームへ降りるのですが、私はまったくこれに気がつかず、反対の改札(出入り口)まで歩いていってしまい、危うくまた出てしまうところでした。(笑)待つこと10分、ようやく係員が来て、ホームへの出入り口を開けます。その頃には、パラパラと数人の中国人や外国人の乗客が来ていました。ホームで写真をパチリ、おいていかれると困るので早々に乗車します。ほどなくして列車は出発、ここで気づいたのですが、実は夜は騒音対策のため、300KMまでしか加速しないんですねまた、夜なので外の景色はほとんど真っ暗、速いんだかなんだかもよく判りません。ここで教訓、「リニアは昼間乗るべし!」。と言う事で、帰りにの際にも乗車したので、乗車体験レポートは、そのときにしたいと思いますね。あしからず。さて、たとえ300kmでも確実に駅には到着するわけで、そこはリニア、とっても速いです。あっという間に「龍陽路駅」へ到着してしまいました。浦東エリアに住んでいる知人夫婦(中国人)とは、この「龍陽路駅」で待ち合わせ。ここからは地下鉄が出ているのですが、外灘(バンド)へ向かうのでタクシーにしました。週末のバンドは、連休中ともあって凄い人と車です。あと少しのところで、タクシーが全く動かなくなり、しかたなく歩く事に、、バンドにある「水源餐庁」と言うしゃれた中華レストランで軽く食事をしました。ここからは、バンドの夜景も見えましたが、時間も遅いせいか店はかなり空いていました。お値段はさすが上海値段と言う事で、香港に勝るとも劣らない結構なお値段でした。(笑)バンドの夜景鑑賞代が含まれていると考えれば、これもまあ仕方ないという事でしょうか。食事の後は、ちょっと外を歩いてバンド見物。ここは租界時代の建物が残っていて、いい雰囲気です。建物はどれも100年くらい前のもののようですね。古い建物には、入り口に建物の名前や建築年が書いてありました。正面には黄浦江、そこを行きかうライトアップされた遊覧船、対岸は浦東エリア。東方明珠塔がひときわ高くそびえていました。これまでにも上海には、かれこれ仕事で4~5回は来ていましたが、いつもあわただしく往復しただけでしたので、今回初めてまともな観光地へ来てみました。バンドをしばらく歩きましたが、あまりに凄い人でまともに歩けず、また老公(ダンナ)の方は、明日も仕事だというので、あまりつき合わせても悪いと思い、早めにお開きに。今回、彼にはタバコ1カートン、奥さんにはセントレアで買ってあった日本のハンカチをプレゼント。だいぶ喜んでくれてました。また家で食べるようにと、香港限定版のお菓子、「コロン(マンゴー味)1ダースパック」も、買って持っていきました。このふたりは、昨年秋に結婚したのですが、ともに広東の出身で、今は上海で働いています。ダンナは私とは英語での会話が多いのですが、最近は私もすこし普通話もできるようになったので、これを織り交ぜて話します。奥さんのほうは、そこそこ日本語が出来ますが、英語はあまり得意ではないよう。と言う事で、この3人が会話すると、日本語、英語、普通話、広東語の4言語が飛び交い、とてもおもしろかったですね。夫婦二人の会話はもちろん広東語ですが、私も香港で4年を過ごし、少しは広東語も理解できる事から、上海の街で広東語を話すへんな連中に、周りからは見えたかも知れませんね(笑)さて、ふたりと別れてから、予約していた上海駅のすぐそばにある「新梅華東大酒店」へチェックイン。その足で上海駅へ行ってみました。時間はもう夜中の12時近いです。果たして、明朝の杭州行きの列車の切符は買えるのでしょうか。上海駅へ行って見ると、そこはこんな遅い時間でも大勢の人です。広場には荷物抱えて、寝ている人たちもかなりいました。このまま朝までここで寝るんでしょうか?切符売り場も、連休の切符を買い求める人で、かなり混んでいます。窓口に並んで、ようやく順番が来て聞いてみると、、、駅員さん、端末のキーを何度かたたいて、「没有」(メイヨー=ありません)CRH(和階号)の列車の切符はすべて売り切れてしまっていました。まあ連休ですから、当然と言えば当然なんですが、、ただ、臨時の普通快速なら席がまだあるようです。まずはそれを一枚ゲットして、ついでに帰りの蘇州から上海行きも聞いてみましたが、これも売り切れでした。まあ、今日のところは、明日の移動の手配が出来ただけも良しとしましょう。それでも、CRHに乗れないのはちょっと残念です。電光掲示板を見てみると、連休中の列車はどれも夜中の便まで満席状態のようです。さすがは中国、13億の人口がいると言う事は、切符を買うのもそんな甘いものではないですね。でも、やはりCRHに乗ることは、まだ諦めきれません。それに、普通快速(略して普快)とは、別名「不快」とも言われ、はっきり言って「遅い」「乗りごこちが悪い」のです。それでも杭州までですから、時間がかかると言っても知れてはいますが、特別快速の倍ぐらいかかるとか、、とすると4時間?これだと、移動で半日つぶれてしまいます。短期の旅行ですから、これはかなり痛いロスです。こうなれば、あす朝早めに出発駅である上海南駅へ行き、もういちど聞いてみるしかないと心に決めたのでした。
May 12, 2007
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今日は、前回のクイズの回答をしますね。「私がこの五一黄金周(労働節連休)に出かけたところとは、いったいどこだったのでしょう?」ピンポーン。さすがです!皆さんもうお判りになっているようですね。その二つの都市の名前は、「杭州」と「蘇州」でした。難しいと思ったんですが、意外と簡単だったんでしょうか(笑)さてご存知の方も多いでしょうが、ここでこの二つの都市をちょっとご紹介したいと思います。「杭州」は上海の西南、列車で2時間ほど行った所にある都市です。ここは、中国6大古都(北京・西安・洛陽・開封・南京・杭州)のひとつに数えられ、西湖という湖のほとりにある、とても美しい緑の多い街です。また「蘇州」は、上海から西に1時間ほど行ったところにある歴史のある街です。街のいたるところに運河が走り、そこにかかる太鼓橋と行き交う小船のある美しい風景から、「東洋のベニス」と言われています。この旅の様子は、またいずれアップして行きたいと思います。ところで、今回の旅はこの美しい2都市を巡る事の他に、二つの目的を持って行ったんです。ひとつは、上海の友人(中国人夫婦)に会うことです。昨年の11月に、広州で行なわれた二人の結婚式に呼ばれて出席し、それ以来の再会となります。そしてもうひとつの目的はと言うと、、、移動の際に特徴ある列車の乗車体験をする事です。その列車とは、ひとつはこれです。上海リニアモーターカー(磁浮列車)への乗車です!このリニアは、上海空港から市内の地下鉄龍陽路駅までを結んでいます。2005年から営業が開始され、その最高速度はなんと「430KM」、市内までたった8分弱で着いてしまいます。そのスピードは一体どんな感覚なのか、体験してみたいでしょう?そして、もうひとつの列車は、、、写真のきれいなおねえさんがPRしている、「CRH(China Railway High-speed)」と言う高速列車です。「和階号」という名前がつけられたこの列車は、時速200KM~250KMで走ります。今年の1月から導入され始め、現在、北京や上海エリアでは、CRH2と言う日本の新幹線タイプの車輌が走っています。日本の新幹線に最後に乗ったのはもう何年前も前の事、すっかり忘れてしまっています。そこで中国で日本の新幹線に乗ったらどんな感じかなと思ったのです。実は最近になって、日本に置忘れて来たはずの「隠れ鉄ちゃん」が本領を発揮しはじめ、中国で列車に乗ってみたいという気持ちが抑えられなくなって来ていました(笑)でも、今回の旅行期間はちょうど「五一黄金周(労働節)」と言う中国の長期連休です。この時期は春節・国慶節と並んで、年3回の中華民族大移動の時期です。そんな時期に、切符も手配せずに列車に乗ろうなどと言うこの無謀とも思える計画は、果たして成し遂げられるんでしょうか?最悪の場合、移動出来なかったら上海で足止めです。それどころか、この日中の両ゴールデンウイークの時期に、上海でまともなホテルも見つからないかもしれません。実は出発前に、この上海の友人に電話で聞いてみると、今の時期に列車の切符を買うのは難しいとあっさり言われてしまいました。でもまあ、バスもあるだろうから何とかなるだろう思いつつも、だんだん不安になって来ます。どうなることやら判りませんが、とりあえず上海行きの飛行機に乗ったのでした。それでは、次回はこの列車での移動についての体験をレポートしたいと思います。
May 11, 2007
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先週、日本ではゴールデンウイークでしたね。皆さんは、どこかへ出かけられたのでしょうか。この時期はどこも行楽地は混みますから、お出かけも結構大変ですよね。海外に出かけた人も600万人とか、、これも凄い数ですね。中国でも、この時期「五一黄金周」と言って、政府機関はもとより、会社によっては、長ければ1週間程度のお休みになります。ちなみに香港ではどうかと言うと、中国大陸とは暦が違いますので、祭日は5月1日のみしかありません。では、その時に実際仕事はどうかと言うと、日本や中国と密接に関連している場合、電話もメール来ないので、ほんとに静かです。と言うか、人によってはほとんど仕事になりません(笑)そんな中、ちょっとお休み頂いて、週末旅行に出かけてきました。実際は、香港だけがお休みだった4月のイースター連休に働いたので、その代わりと言う意味もあるんですが、、さて、今回もいつものように「赤い龍(Dragon air)」で飛んで行きました。中国大陸内への移動は、最近いつもこのパターンです。そして着いた所は、この空港です。行った事がある人には、きっとわかりますね。もっとも、これは帰りの出発ロビーでの写真なんですが、、それでは、今回の行き先はいったいどこかと言うと、、、ここでクイズです。皆さん、行き先を当ててみて下さいね。今回私が行った先は、とても風光明媚な中国の二つの都市です。ここは、中国で古来より「天有天堂、下有○○」(天に極楽有り、地には○州、○州あり)と称えられて来ました。要はそれだけ誰もが行ってみたい、とても素晴らしい所だと言う事でしょうね。さて皆さん、○の中に入る言葉がお判りになりましたでしょうか?ちょっと難しかったかな?それでは、この答えはまた次回にします。どうぞお楽しみに!
May 9, 2007
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西貢の街を少し歩いてみましょう。その前にお腹がすいたので、ちょっと腹ごしらえ。このあたりには、海沿いにシーフード・レストランもあるのですが、ちょっと路地に入ると、簡単に食べられる麺屋さんや、アジア料理のお店などがあります。その中の一軒の麺屋さんで食べてみる事にしました。お店のおねえさんのお勧めは、丸い魚のすり身の入った湯麺。中の麺は米線(米の粉で作った太麺)です。さっそくそれを注文すると、しばらくして白湯のおいしそうな麺が出てきました。Sai kong 12 posted by (C)Naoスープはあっさりとした味で、ちょうどいい感じですね。魚のすり身(魚丸)は、独特の食感がなんとも言えません。私は米線が割と好きなんですが、米の粉で作っていると言う事で、あまり食べ過ぎると良くないんだとか、、さて、お腹もいっぱいになった事だし、食後の運動に少しだけ歩いてみましょう。西貢自体は、どちらかと言えば住宅街で、繁華街はこの一角だけでなので、それほど広くはありません。香港人はもちろんですが、最近では外国人も多くここへ来るようになり、通りは結構賑やかです。Sai kong 13 posted by (C)Naoここにはこんな店もあります。猫に関係した雑貨のみを売っているお店、「猫雑貨」です。良くこれだけ猫関係のものを集めたなあと関心するくらい、見ているだけもけっこう楽しいお店です。Sai kong 15 posted by (C)Nao他にも中国家具のお店や、ペットを飼っている人が多い土地柄、ペットショップもあり、大勢の人で賑わっていました。通りを歩いていると、こんな光景を見ました。誰か飼い主が見つかってくれるといいんですけどね。Sai kong 14 posted by (C)Naoさて、ここ西貢には、スイーツのお店「満記甜品」の本店がある事でも有名です。以前は、わざわざこのお店で食べるために、ここへ来る人も多かったようですが、今では香港のあちこちに支店も出来たので、どこでも気軽に食べられるようなりました。Sai kong 16 posted by (C)Nao私も同僚などと西貢へ来た時には、必ずと言っていいくらいここへ寄ります。みんな違ったものをオーダーして、それぞれ批評してみるのもまた楽しいですね。ここのマンゴーは特においしく感じます。Sai kong 19 posted by (C)Naoこの日私が食べたのは、ゼリー入りパパイヤジュースです。パパイヤの大きな果肉も入っていて、結構なボリュームでした。絞った生ジュースなので、かなりドローっとしていましたが、冷えていたのでとてもおいしかったですね。Sai kong 17 posted by (C)Nao暑い時に食べる冷えたスイーツは最高ですね。このお店はメニューに日本語もあって、写真で選べるのでとても安心です。さて、西貢でおいしいもの食べたので、もう十分満足ですね。そろそろ時間も来たので、ぼちぼちと家へ帰ることにしましょう。海岸の方へ行ったところにあるバス乗り場へと向かいます。今日は、清水湾から銀線湾そして西貢へと、香港の新界エリアの東海岸を駆け足で見てきました。このあたり、香港の都心からも少し離れているので、他に比べて落ち着いた雰囲気です。街中の喧騒から抜け出したいと思った時や、綺麗な海を見てみたい、そんな時にまたここへ来てみたいと思います。
May 7, 2007
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西貢公路を北に向かって走っていくと、だんだん右手に海が近づいてきました。きれいなヨットがたくさん停泊しているマリーナ・コーブ(匡湖居)を過ぎると、西貢はもうすぐです。こんなヨットを持ってみたいものだと、いつもそう思いながらここを通ります(笑)Sai kong 1 posted by (C)Naoところで、西貢に行く場合、私はやはり清水湾へ行く時のように、MTR彩虹駅からミニバスに乗ることが多いです。他にもモンコックへもミニバスが出ていますので、帰りにはこれに乗ることもあります。ミニバスのほとんどは、とても運転が荒いので、しっかりつかまっていないと危ないですね(笑)特に彩虹から行くには途中には、少し山道がありますので気をつけた方がいいです。さて、そうしているうちに、ようやく西貢に到着です。バスターミナルは海のすぐ横、公園などを見ながら海の方へ歩いていってみます。Sai kong 2 posted by (C)Nao海沿いにはプロムナードがあり、大勢の人で賑わっています。そして岸壁には、たくさんの小船が停泊しています。それらの多くは、お客を乗せて沖合いの島へ行く「サンパン船」です。Sai kong 4 posted by (C)Naoこのあたりには、こうした船にお客を乗せる為、客引きおばちゃんが大勢歩いていて、声をかけてきます。彼女たちは、たいてい縁の広い麦わら帽子をかぶっているので、すぐわかります。いくつか行き先があるので、自分の行きたい場所を伝えて、間違えないようにその船に乗らなければなりません。帰りも同じ船に乗る事になるので、船のマストにある赤や青を目印にして乗って来るのです。ここから一番近い沖合いの島へは、約15分ほどで到着します。そこへは私も何度か行きましたが、海がとても綺麗なところです。屋外バーベキューができる施設があるので、材料を買いこんで、そこで大勢でバーベキューをするのもまた楽しいです。また、近くには海水浴も出来るビーチがいくつかあります。Sai kong 3 posted by (C)Naoさて、ここ西貢では、船の上に魚貝類を載せたままお客に売っています。もし欲しいものがあれば、岸壁の上から船の人に声をかけて、売ってもらいます。こうした船の上での買い物と言うのは、香港でもここくらいしか出来ないものでしょう。取れたてだから新鮮なのは間違いないでしょうね。Sai kong 5 posted by (C)Naoところで、ここ西貢ではよく犬を見かけます。人の数には及ばないものの、かなりの人が犬を連れて歩いている事は確かです。しかも、いかにも血統の良さそうな犬だったり、家の中で大事に育てられているような犬が多いんですね。どうしてここにこんなに犬が多いのかと言うと、西貢では犬が飼えるマンションが多いのではないかと言う事です。Sai kong 7 posted by (C)Naoここ香港では、ほとんどがマンションなどの集合住宅ですが、中心部では犬などの動物を飼う事を禁止しているマンションが多いのです。でも西貢は少し中心街から離れていることもあり、比較的自由があるようですね。そのため、犬のお散歩のために、このあたりを歩いている人も意外と多いのかもしれません。大きい犬から小さい犬まで、本当にさまざまな種類の犬を見ることが出来ます。見ていると、お散歩している犬たちも、とても嬉しそうですね。Sai kong 8 posted by (C)Naoさて、ここは西貢は海鮮料理のおいしい場所でもあります。海鮮中華料理店の前には、とても大きな水槽があり、その中にはイセエビ、シャコをはじめ、ざまざまな魚貝類がいます。香港では、いたるところに海鮮料理を食べられる場所がありますが、ここほど大きな水槽は見たことがありません。中の蝦やシャコなども特大です。Sai kong 9 posted by (C)Naoしかし残念ながら今日はひとりですから、海鮮中華料理という訳にもいきません。よって食事は簡単に済ませて、その後少し街を歩いてみようと思います。
May 1, 2007
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