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今回は中国映画の話題です。ある本を読んでいて、そこに載っていたこの写真を見て、どうしても見てみたいと思ったのがこの映画です。2001年上映の中国映画で、タイトルは、中国語名「遊園驚夢」、日本では「花の愛」というタイトルで上映されたようです。鏡の前に立っている女性は、ご存知「宮沢りえ」。好きな女優さんの一人ですが、この映画を見て、さらにそれに拍車がかかりました(笑)。襟の高さが10センチはあろうかという豪華な旗袍(チーパオ=チャイナ・ドレス)に身を包んだその姿に、すっかり見とれてしまいました。こんなに旗袍(チーパオ)が似合う女優は他にいるのかなと。しかも中国人ではなく、日本人です。さっそく香港のHMVへ行ってDVDを探してみたところ、オリジナルDVDがありました。日本語字幕もあるので、これはラッキーでした。ストーリーの舞台は、1930年代の蘇州。遊郭「得月楼」で大勢の観客を前に歌っていたジェイド(宮沢りえ)は、名家の栄家(ロン家)の第5夫人として嫁ぎ、娘にも恵まれるが、豪著ながら孤独で満ち足りない日々を送っていた。それでも、主の妹で小学校教師のラン(ジェイ・ウォン)だけが、心のよりどころであり、深い友情で結ばれていた。当時は欧米列強の支配が強まりつつあり、戦争の足音が近づく中で、没落する貴族は少なくなく、またロン家もそうした道を歩むことになる。すべての家財を売り払ってしまった栄家では、二人を養えなくなり、ジェイドと娘は家から出されてしまうことに、、そんなある日、ランの教える小学校に一人の青年教師シン(ダニエル・ウー)がやって来て、いつしかランは、シンに特別な感情を抱くようになっていく。ジェイドは、アヘンを吸う退廃的な毎日を送っていたが、やがてその身体はアヘンの毒に蝕まれていく。自分のシンへの愛情に気づくランは、ジェイドへの想いに悩み、そして最後の選択は、、、この映画の監督は、「美少年の恋」などのヨン・ファンです。ラン役のジェイ・ウォンは、「チャイニーズ・ゴーストストーリー」であまりにも有名。ダニエル・ウーは、「美少年の恋」でヨン・ファン監督に見出され、鍛えられた見事な身体で、その後多くの映画に出演しています。さて、この映画を見てみて、宮沢りえの女優としての魅力を改めて感じました。初期の「東京エレベーター・ガール」の、あのまだ少し幼さが残るイメージから始まり、ドラマ「北の国から」のシュウちゃんの、あのちょっとの~んびりした素朴な感じも、また好きでした。また、最近では「たそがれ清兵衛」でも、好演技で多くの賞を受賞していますが、この「遊園驚夢」では、モスクワ映画祭の最優秀女優賞を受賞し、世界にその名前を知らしめました。ところで、ヨン・ファン監督が、ジェイド役の女優について、中国・香港・台湾と探したものの、この役にぴったりの女優がいなかったので、日本まで探して偶然目にした雑誌で宮沢りえに目がとまり、出演を直談判したと言う話です。ただ若く美しいと言うだけでなく、人生経験を積んだ役者さんでないと、この役はできないと言うことらしく、確かに彼女は、過去いろいろとあって苦労もして来ていますから、そうした雰囲気が感じられたのかもしれません。この映画、ストーリーはそれほど面白いと言うものではないのですが、その映像の美しさが際立っていて、移ろいゆく蘇州の庭園の四季が美しく描かれ、これを見ただけで蘇州に行ってみたくなります。またその衣装や装飾品・調度品なども、とても素晴らしいです。何でも、香港からコンテナー44台で運んだと言う話で、それだけでも大掛かりなものだったことがわかります。また、この映画からは、衣装としての旗袍(チャイナ・ドレス)の魅力や、当時の中国(特に上海周辺)の歴史にも、とても興味が沸いてきました。これらについては、長くなりますので、また別の機会に譲りたいと思います。この映画、もしよかったら、みなさんもご覧になってみてください。
Aug 28, 2007
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先日、韓国旅行に行ってきたことはお話ししましたが、そのときにある人たちを見かけました。場所は、「青瓦台」と言う韓国の大統領府の近くです。その人たち、一人はローラースケートをはいて、軽快に動きまわっていました。カラフルなユニフォームにヘルメットもバッチリ決まっていて、カッコいいいですよね。近くには、他にも同じ格好でサイクリング自転車の前にひとりいました。でも、よく見ると無線みたいもので話しているようです。この人たち、いったいどんな人達なんでしょうか?この後に私も知って、とても驚いてしまいました。答えは次の写真の中にありますが、もうお判りになりましたでしょうか?そうなんです、ソウル警察(SEOUL POLICE)の人たちだったんです。それにしても、この格好からは、どう見ても警察官には見えませんよね。トレーニング中でもないようですが、普段からこうしたローラースケート部隊やチャリンコ部隊が組織されているんでしょうか。どなたかご存知でしたら教えてください。折りしもこの日8月15日は、韓国では祭日だったんです。知らなかったのですが、韓国の独立記念日と言う事です。もちろん、日本からの独立ですよね。日本では、この日は終戦記念日ですね。だからこの日は、それを記念してあちこちでデモや集会があって、私達が行ったときも、公園の中で大勢の年配の人たちが集まって、集会のようなものをやっていました。ちょっと通り抜けただけですが、何となく長居はしたくない雰囲気がありましたね。まあでも、中国のような暴徒化するようなことはないんだと思いますが、、そんな理由から、この日は警察や軍隊(日本の機動隊のような部隊)が、街頭に出て厳重な警戒をしていました。まさかちょうどそんなタイミングに行くとは思わなかったのですが、これもまた良い経験ですね。話がだいぶ横道にそれてしまいましたが、この警察のお兄さん達、もしこの格好だったら、渋滞の道路でも、狭い路地に逃げ込んでも、追いかけていけるのがいいですね。これを見ていて、ちょっと香港のことを考えてしまいました。香港も街が狭いし、路地もたくさんあるので、こういうスケートやサイクリング部隊があれば、良いかもしれないなとフッと思ってしまいました。(笑)
Aug 26, 2007
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中国(内地)では、ときどき日本や香港では見られない珍しい乗り物を見かけます。たとえば、バイクや耕運機の後ろに、座席や荷物用のトレーラーのようなものをつけてみたり、、、バイクの3人4人乗りはあたりまえだし、荷物も積載オーバーなんて気にしていないですね。警察も取り締まっている様子はないですが、安全管理はどうなっているんでしょう。ところで、前回の上海出張の際に郊外の町へ出かけた時のこと。片側3車線もある高速道路並みの通りを走っていたとき、脇からのろのろと出てきたのは、こんな車です。後ろからなのでわかりづらいのですが、いわゆる耕運機の後ろに荷台をつけたものです。まわりを大型トラックがびゅんびゅん走っていて、今にもぶつかりそうです。でもこの車、はっきり言って、車の流れを無視して、我が物顔で走っていました。見ていてこちらがハラハラしてしまいましたね。でも回りは田園地帯ですから、こうした車がいてもおかしくはないです。彼らも仕事ですから、危ないなんてそんなこと言っていられないんでしょうねまたあるところでは、こんな光景も、、、後ろに載せた荷物が、今にも崩れそうです。何もそこまでして積まなくてもいいのにと思うのですが、そんなことはこちら中国では余計なお世話なんですね。しかもこの車(バイク)、運転席にもう一人しがみついているじゃありませんか。かなり苦しそうな体勢ですが、これで60キロ以上出して走っていました。いやあ、もうお願いだから、これ以上ハラハラさせないでって感じ(笑)。この人たち目的地まで無事着いてくれるといいんですが。上海が大都会なのは誰しも認めるところですが、その上海でさえ一時間も高速を走れば、まわりは、まだまだ田園地帯が広がっていて、こんな光景も見られるんですね。中国、まだまだ面白い国ですね。
Aug 25, 2007
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久々に杭州の旅の続きです。あれっ、まだ終わってなかったの?なんて言われそうですね(笑)。なかなか蘇州までたどり着きませんが、徐々にアップして行きたいと思いますので、よろしくお付き合いくださいね。さて、西湖遊覧船で沖合いの島へ行った後に戻った場所は、西湖の北にある島「狐山」です。ここは西湖の中の島で唯一の自然にできた島だそうですが、島といっても白堤という堤でつながっていますから、あまり島という感じはしません。船はそこにある中山公園の前の船着場へ到着、大きな鳥居がお出迎えです。このすぐ横には、杭州料理で有名なレストラン「楼外楼」があります。そこから、まず向かったところは「西冷印社」。ここは敷地内に庭園があり、楼閣もいくつかありますが、その中でもこの「漢三老石室」には、2000年近く前に彫られた碑文が残っている事で有名です。高台になるので、西湖の眺めもとてもいいです。西冷印社からは、来た方角の反対側へと降りてみました。島の反対側に降りると、そこには狐山と北山路に囲まれた北里湖があり、広い芝生の公園が広がっています。しだれ柳の続く湖の回りを歩くと、いたるところにベンチがあって、大勢の人がそこで休んだり、話をしたりしています。そうしているうちに、時間も夕方になってきたので、白堤方面へ向かい、だんだんにホテルの方へ戻ることにしました。しばらく湖沿いを歩いていくと、柳の並木が美しい白堤が遠くに見えてきました。いかにも西湖らしい風景ですね。途中にはこんな洒落た茶亭もありました。時間があれば、景色を眺めながらゆっくりお茶でも飲んで、休みたいところですね。この近くには、西湖十景のひとつである「平湖秋月」もあります。湖の水面と同じ高さに張り出した楼閣から見る月が、とても美しいということです。しばらく歩いて、ようやく白堤のところまでたどり着きました。白堤にかかる橋の上から振り返って見ると、白堤とそれに続く狐山の両側に湖が広がっています。天気がよければ、ここから見える夕日が綺麗なんでしょうね。そのまま白堤を歩いて、これまた西湖十景のひとつ「断橋残雪」を過ぎ、西湖沿いの湖濱路を歩いて、解放路にあるホテルまで帰りました。この間歩いた距離は、いったい何キロになるでしょう。かなりの距離を歩いた気がします。正直言って、もう足がくたくたでした(笑)それでもホテルで一休みした後は、食事ついでに夜の西湖を見てみようと、また繰り出しました。湖濱路は先ほど一度歩いているので、もう様子がわかります。大勢の人で賑やかでしたが、オープンテラスのレストランなども多く、なかなかよい雰囲気でした。西湖の夜景は派手さこそないですが、湖沿いは綺麗にライトアップされていました。時折サーチライトが夜空を照らし、雰囲気を盛り上げています。湖の北の方角にある山のあたりが特に明るく、そこには「保椒塔」でしょうか、鮮やかに浮き上がって見えました。夜8時ごろになると、湖濱路の中央付近では、ライトアップされた大きな噴水ショーが見られました。遠くから眺めただけですが、かなりスケールの大きなものでした。食事をどうしようかなと思ったとき、ちょうど地元料理のお店があったので、そこへ入ってみることにしました。飾らない感じのお店で、観光客らしい人も何組かいます。地元料理と言うことで、「叫化鶏=ジャオホアジー」、「東坡肉=トンボーロー」とご飯を頼み、冷たいビールで一杯やりました。「叫化」は中国語で乞食のことですが、その昔乞食が鶏をもらったが、どのように食べたらよいか考えた末、泥と葉で包んで火であぶって食べたのが始まりと言われている料理のようです。東坡肉はご存知の方も多いと思いますが、豚の背油つきの肉を醤油で煮込んだ料理で、その名前は蘇東坡から由来しています。肉料理ばかりになってしまいましたが、地元料理を味わうことができてよかったです。食事の後は、このお店の下のお茶屋さんで、せっかくだからと「西湖龍井茶」をお土産に買ってホテルへ帰りました。今日は朝早くから移動して、そして本当によく歩き回ったので、ホテルに着くとバッタリでした。さて、明日は杭州とお別れし、バスで蘇州へと向かいます。
Aug 22, 2007
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昨日、仕事で深セン市内へ行くため、KCRホンハム駅へ行くと、コンコースに「祝!KCR落馬洲線開通」の広告が出ていました。日本へ出かける前にはなかったと思うので、その間に開通したようです。ちょうど時間にも余裕があったので、体験乗車してみることにしました。香港から深センへ向かう鉄道路線「KCR」には、現在、東線と言う路線があり、これで行くと深セン側の終点の駅である「羅湖」へ行くことが出来ます。ただし、羅湖は深セン市街地のかなり東寄りのため、東西に長い深セン市のほかのエリアに行くには、不便なこともあります。また、最近では深センにも地下鉄にが出来て、西側の開発はますます加速していているのと、香港との往来も増加の一途なので、羅湖のほかにも新路線が必要とされたのではないかと思います。羅湖より一つ手前の上水駅、ここはまだ香港ですが、そこからこの落馬洲線が分岐して、西の方へ伸びています。中国(内地)と香港の香港側の境界線である「落馬洲(ロマッチョウ」が終点で、そこから歩いて川を渡り、深セン側の入り口「皇崗(ファンガン)」に行くことが出来ます。その皇崗には、深セン地下鉄の4号線が同時に開通していますから、それに乗ると市内へ行くことが出来ます。また、皇崗から二つの目の駅「会展中心」では、地下鉄1号線に乗り換え出来るので、羅湖方面や世界の窓方面に行くことも可能です。写真は落馬洲駅の完成図です。ところで、この落馬洲線は、東線からの分岐線なので、上水と落馬洲の間を往復するピストン輸送なのかと思っていましたが、それは違っていました。落馬洲行きの列車の始発は、尖東となっているようです。ですから、今後は列車に乗り間違えないように注意する必要があります。特に厄介なのは、羅湖も落馬洲も一旦到着したら、中国側へ出国する以外にないので、万が一間違えると大幅な時間ロスにもなります。このことは、今後要注意ですね。さて、私がホームについた時には、先発が羅湖行き、その次は落馬洲行きが来るところでしたが、とりあえず上水駅で乗り換えればいいかなと、先に来た羅湖行きに乗りました。40分ほどで上水駅に到着し、乗り換えのためホームに下りると、こんなものがホームに出来ていました。列車はこの駅から先は2路線に分かれますが、同じホーム共用するため、それぞれの乗車待ちの人を並ばせるためのもののようです。これは今まではなかったものですが、このとおりに並んで待つ人がいるかは、甚だ疑問ですね(笑)。ほどなくして落馬洲行きの列車が来たので、早速乗り込みます。車両は東線と同じものでした、、って当たり前ですね(笑)。駅を出ると、すぐに地下に潜って行き、結局落馬洲までの約5分ほどの時間、ほとんど地下を走りました。まあ、このエリアでまわりの景色を見ても、ただの田園風景なので、どうってことはないんですが。ただ、あまり建物も多くないこの場所で、お金を掛けて地下を通すだけの意味があるのかは、ちょっと疑問ですね。そうこうしているうちに、地上に出てまもなく、終点の落馬洲駅が見えてきました。列車は大きく左にカーブして、深セン川に沿って走り、ホームに滑り込みました。そこには、香港側のKCR落馬洲駅と深セン側の地下鉄皇崗駅を結ぶイミグレーション(国境)の建物と橋が見えます。つり橋風なデザインが、あたりの殺風景な景色に趣を演出しています。ホームに降りると、そこはかなり広くて、南側は開口部となっているので、香港側の田園風景が広がっています。オープンしたてのお店が並んでいますが、どこも暇そうです。改札はとても広くてきれいで、その先の香港側のイミグレ(出境)へと続いています。そこを抜けると、国境地帯には必ずあるDUTY FREE(免税店)。タバコくらいしかない羅湖のお店と比べ、とてもお洒落で、空港にあるお店ものと同じようです。その先に進むといよいよ中国(内地)側へと通じる橋になりますが、ここがとっても長いです。たぶん200mくらいあるんじゃないでしょうか。このあたりは川幅も広いため、羅湖に比べると相当長い橋になっていますが、「動く歩道」があるので、かなり楽チンではあります。この橋は両側ガラス張りで、外の景色が良く見えますが、境界地帯ということで、係官が見張っていますので、あんまり気楽に写真も撮れない雰囲気がありました。と言いながら撮ってますけどね(笑)橋をわたった中国側は、すぐに深セン市街ですから、ご覧のようにビルやマンションぎっしり。対岸の香港側の風景とのギャップが面白いですよね。これだけを見ると、知らない方は「中国って都会だけど、香港って田舎なんだね~」なんて思われちゃいますね(笑)。橋を渡り終わると、当然そこには中国側のイミグレ(入境)があります。ここがまた、とんでもなく無駄に広いです(笑)。中国では、時としてこうした無駄に広いものや大きいものを見かけますが、旧正月などを想定しているのでしょうか?それにしても笑っちゃうほど広いです。将来、羅湖に変わって、こちらが中心になることを見込んでいるのかもしれませんが、ゲートの数も半端ではなく、40ゲート以上はあるでしょうか。まだ新しいので、黒い床がピカピカに光って、まるでホテルのような綺麗さです。捕まりたくないので、さすがにここでの写真はないです(爆)さて、このときは外国人ゲートは一つだけでしたが、人もまばらなのですんなり通過かなと思いきや、いつまでたっても二人前の親子が通過出来ません。おじさん風の係官がなにやら画面に向かってやっていますが、そのうち別の係官を呼んで、ああでもないこうでもないとやっています。どうも漏れ聞こえてくる会話から、このゲートだけ「電脳=コンピューターシステム」のトラブルのようです。結局5分ほど待っていましたが、駄目なので隣のゲートへ。ここの若い女性係官、「ここはあなたの来る場所じゃないよ」と言う風な言い方だったので、「となりはトラぶっているでしょ」と言うと、ようやく理解した様子。このあたり、まだまだこうした臨機応変なサービスは出来ないんですよね、中国は。視線を遠くに向けて待っていると、こちらを見てくださいと注意されてしまいました。若いお姉さんだから、視線を合わせるの恥ずかしいかったんですどね~(笑)。職務に忠実ですね。ようやくイミグレを通過し、エスカレーターを降りると、そこはもう深セン地下鉄の駅です。列車の本数は少なそうですが、10分も待たずに来たので乗り込みました。駅の建物もかなり立派で、日本で言ったら新幹線の駅のようです。地下鉄もほとんどガラガラでしたが、二つ目の「会展中心」駅で1号線に乗り換えると、こちらはさすがに結構混んでます。結局、羅湖経由で行くよりも、かなり時間が掛かった気がしますが、イミグレのトラブルと写真を数枚撮ったりしていたので、今回はまあ仕方ないでしょうか。落馬洲線は、将来的には需要が増えるのかもしれませんが、現段階ではそれほどメリットは感じられないかなというのが、個人的な印象でした。でも、イミグレが空いていることや、深センの西側方面へ行く場合、また羅湖駅周辺の渋滞を避けると言う意味ではメリットありかもしれませんね。ちなみにKCRの料金ですが、羅湖へ行く場合と同じで、ホンハムから33HKD、ファーストクラスですと66HKDです。オクトパスだと、少し割引があります。興味のある方は、一度お試し下さい。
Aug 21, 2007
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長らくの間、すっかりご無沙汰してしまいました。この二週間、ほとんど香港から離れておりました。深セン出張から戻ってまもなく、業務で日本へ一時帰国し、その後今週は休暇をいただいており、昨日香港へ戻りました。日本へ戻る際の飛行機は、香港を騒がせたあの台風の上を飛び超えましたが、かなり揺れたので、飛行機嫌いの私としては、ちょっと嫌な感じ、、、それでも、機上から見えた台風の雲の上の夕焼けは、とても綺麗でした。日本での初めの数日は、久々に毎晩飲み歩き状態でした(笑)。そして、今週はお休みを頂いていたとは言っても、何分お盆ですから、久々にお新盆回りに行ったり、兄弟が来たりと、結構忙しく過ごしておりました。それにしても、今年の日本の夏は本当に暑いですね。外に出るのも嫌になるくらい。香港も蒸し暑いですが、今年の日本の気温の高さは半端じゃないですね。そんな中、性懲りもなく、夏らしい景色はないかと動き回っておりました。最近、日本へ戻ると花の写真ばかり撮っていて、これはもうほとんど病気かもしれません(爆)夏の花と言って、まずイメージするのは、やっぱり「ひまわり」でしょうか?ひまわりって、ホントに背が高いんですね。真っ青な夏空に向かって、逞しく伸びていく姿が、とても頼もしいですよね。そして週の後半は、年に一度の家族旅行で、韓国のソウルに行っておりました。昨年の台北に続いてですが、今回は珍しくすべてお任せの「パッケージ・ツアー」でした。韓国初心者としては、まあこの方が楽でいいかなという事と、この時期に家族五人で行くとなると、お値段も馬鹿にならないので、格安パッケージツアーと言うことに。案の定、連日買い物とグルメに明け暮れる毎日でしたが、まあ韓国旅行はそれがメインと言う気もしますしね。おかげで、ソウルの繁華街をいろいろと歩くことが出来、また韓国料理も良かったです。私は今回の旅行では、もっぱらなべ奉行と焼肉奉行と化しておりましたが、、(笑)。でも、そんな中でも、名所・旧跡のポイントは、ほぼ見られましたので、まあ満足でした。この旅行の様子は、いずれまたご紹介したいと思います。そして最終日、日本への帰りには、売るほどたくさんのお土産を買い込んでしまいました。いろんなキムチ料理や韓国のり、チジミ、トッポギと言った食材や、お菓子など食べるものがほとんどです。私だけならあまり買わないのですが、今回は太っ腹?の大蔵大臣が一緒でしたので、糸目をつけずに買っていましたね(笑)。これからしばらくは、食卓に韓国系のものしか出ないような気が、、ところで、漢字圏と英語圏でしか人生経験がない私にとって、ソウルでのハングル文字のみの環境は、結構つらいものでした。まず、今どこにいるのか分からない、お店の名前がわからない、商品名や説明が分からないなどなど、わからないずくめでした。これが中国語なら、大抵は漢字から意味が分かるので楽なのですが、、もし、長期滞在や住むとなると、まず言葉がネックなりそう。まあでも、今回は短期の旅行でしたから、香港や台北、上海や北京などとはまた違ったアジアの街を見ることが出来て、それはそれで楽しかったです。それから、ひどい渋滞も印象的でした。車が多すぎですよね。あれはバンコク以来かなという感じでした(笑)。さて、日本経由で久しぶりに香港へ来ると、聞きなれた広東語と漢字・英語の看板に、少しホッとした反面、相変わらずの人の多さに、ややうんざり(笑)香港では、このところ台風などで、あまり良い天気ではなかったようですね。香港も暑いですが、日本の暑さに比べたら、しっかり冷房が効いているので、その点はまだましでしょうかね。でもやっぱり、日本人が暮らすには、日本が一番かなと思いますが、皆さんはいかがでしょう。(あたりまえかな?)さて、まだまだ暑い日が続きそうですが、もうしばらく頑張って、この暑い夏を乗り切りましょう!
Aug 19, 2007
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香港は、ここ連日も暑い日が続いております。そんな暑いときには、ビールに焼肉って言うのが定番ですよね。香港には各国料理のレストランがたくさんありますが、韓国料理も結構いたるところで食べられます。来客や出張者などとの食事のときも、中華が駄目な方とか連荘の場合は、こうした韓国料理のお店へ焼肉を食べに行くこともあります。なんだかんだ言っても、日本人はやっぱり焼肉好きですからね。最近よく行くところは、ミラマーショッピングモール内にあるKOREAN RESTAURANTの「SORABOL 新羅寶」というお店。以前は尖東の「梨花園」などによく行きましたが、いつ行っても込んでいるのと、お値段高すぎで、最近はこちらばかり。まあ場所が近いというのもあるんですけどね。ここの接客係の責任者の方、どうやら韓国の人みたいです。さて、ここはメニューに日本語もあるので、オーダーもしやすいんですね。とりあえず韓国ビールを頼んで、牛タンや骨付きかルビ、野菜などをオーダー。最初にさまざま突き出しが出てきて、鉄板の周りにぐるりと並べられます。新羅寶(SORABOL)4 posted by (C)Naoこれをおつまみにビールを飲み始めていると、まもなく牛タン登場。何でも、本場韓国では牛タンというメニューはないと聞きましたが、本当なのでしょうか。ここ香港では立派に出てくるのですが、、(笑)そういえば、今ではもう食べられますが、一時期、狂牛病の影響で、日本では牛タンが食べられなかった時期がありましたよね。あの頃出張で来ていた日本人と食べたとき、牛タンを見てえらく感動していたのを覚えています。薄くスライスした牛タンを、ほどよく焼いて塩味の聞いたタレで食べるのは最高ですね。牛タンは鉄板が焦げないうちに食べるんだとか、だから最初に出てくるのでしょうかね。新羅寶(SORABOL)2 posted by (C)Naoそして韓国焼肉といえば、やはり骨付きカルビですよね。ここは骨のついたまま焼いてくれて、ほどよく焼けて来た頃に、適当にカットしてくれます。自分で肉の見張り番をしなくて良いので、とても楽ですね(笑)。新羅寶(SORABOL)1 posted by (C)Naoあのはさみのようなもので、肉をシャキッ!シャキッ!とカットする時は、食べたくて待ちきれない一瞬ですね。葉物野菜で巻いて食べると、油っぽさが抑えられて、ヘルシーな感じでおいしいです。新羅寶(SORABOL)3 posted by (C)Nao野菜には、たまねぎ、かぼちゃ、おいもにシイタケなどが来ますが、おいもはこちら特有のものですね。名前は知らないのですが、さつまいものようなじゃがいものような、、こちらの日本料理店でさつまいもの代わりに、てんぷらによく使われるアレです。個人的には茄子が大好きなので、野菜に茄子がほしいなあといつも思ってしまいます(笑)食べるにつれてビールやお酒も進んできます。この後石焼ビビンバを頼んだりすることもありますが、最近では付け出しとビールとお肉でお腹がいっぱいになってしまいます(笑)。アツアツの石焼ビビンバもおいしいのですけどね。新羅寶(SORABOL)5 posted by (C)Nao韓国料理といえば、香港には韓国街のような場所もあります。ここミラマーから直ぐ近く、金巴利街というところですが、そこには韓国料理のお店や、韓国の食材、雑貨などを扱うお店が軒を連ねています。このあたり、ハングル文字の看板が並んで、ちょっぴり異国の気分が味わえます。そこの焼肉屋さんも、手軽で気取らなくていいのですが、予約が出来ないのが難点です。でも夜7時前なら並ばずに入れるかもしれません。香港で食べる韓国料理、中華や日本料理に飽きてしまったら、また足を運んでみたいですね。さて、今日はこれから、お仕事で空港そして深セン方面へ出かけます。日本からのメンバーにアテンドですが、休みにお仕事はしたくないですよね。ああ、悲しき駐在員生活(笑)それでは皆さん、よい週末を!「新羅寶 SORABOL」 KOREAN RESTAURNT 4F.,Miramar Shopping Centre,132 Nathan Road,Tsimshatsui,Kowloon,Hong Kong TEL 23752882
Aug 5, 2007
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今日は、香港のトラムの話題です。香港らしい代表的な乗り物は?と聞かれたら、「トラム」と答える人は多いでしょう。ご存知のように、トラムは香港島の北側を東西に走っている二階建ての路面電車で、1904年に運行を開始したようですから、すでに100年以上の歴史があります。この写真は、1920年頃のワンチャイ付近を走る2階建てのトラムです。トラムは、はじめ二階建てではなかったようですが、1912年から二階建てのものが走り始めたようで、それが今も続いていて、これは世界中でも香港だけのようです。1920年頃のトラム posted by (C)Naoそのトラムですが、九龍サイドに住んでいる場合、ふだんあまり乗る機会がありません。香港で4年暮らしている私も、実は中環(セントラル)から北角(ノースポイント)までしか乗ったことがなかったのですが、先日その先の路線に乗る機会がありました。トラムの東の終着・始発駅は、Shau Kei Wanと言う場所です。ここはMTR駅もあって、その出口すぐのところには街市があり、庶民的な街という感じです。ここから北角(ノース・ポイント)まで、トラムに乗ってみることにしました。さて、ここはトラムの最終発着地点と言う事なので、他にはない光景が見られます。そこには、トラムが円を描いたようにぐるぐる回る、ロータリーのような場所。3両それぞれが、あっちこっち向いていて、とても面白いですね。トラム1 posted by (C)Nao一瞬見たときは、「4両編成?」と思わせるのですが、実は出発までの待機中の車輌です。最近のトラムは、広告塔としての役目が大きく、新しい派手な宣伝が目立ちます。そんな中にも、ダークグリーンだけのシンプルなものも、時どきですが見かけます。トラム3 posted by (C)Naoレトロな宣伝で、いかにも香港っぽいトラムがやって来ました。何とも渋い感じがして、とても良いですね。トラム2 posted by (C)Naoさて、トラムに乗って、いざ出発!普段はまず乗れない、2階の最前列にも楽勝で乗れちゃいました。さすが始発駅は強い!この席は、眺めが良くて最高です。このトラム、運賃が安くて(2HKD)便利な乗り物なので、香港の人たちの生活に欠かせないものになっています。ただスピードが遅いので、時間がないときは向きません。このときは、夕方で家に帰るだけでしたので、少し時間をかけてもいいかなと思って乗ったのです。でも、さすがに2~300mおきにある駅全部に停まるので、MTR(地下鉄)の倍以上の時間がかかりました。さて、走るトラムの2階の最前列から見ると、こんな景色です。たいてい道路の真ん中を走るので、なかなか気分がいいですね。対向する隣りの線路が割りと近いので、トラム同士のすれ違いには、ちょっとぶつかりそうなスリルが味わえます。トラム5 posted by (C)Nao中はこんな感じ。ちょっと渋めです。トラム4 posted by (C)Nao出発した時は、静かな通りを走っていましたが、太古城のあたりから、かなり賑やかになってきます。北角(ノース・ポイント)付近まで来ると、両サイドの建物も大きく高くなってきます。ここでトラムを降りました。トラムには3路線ありますが、このあたり北角(ノース・ポイント)で、春栄街と言う一本裏通りに入っていくものがあるんです。ここの路線は、マーケットを開いている狭い通りを、トラム・人・車が共有していて、いかにも香港らしい雰囲気の場所です。北角・春栄街(ノースポイント) posted by (C)Naoおっと、トラムでのんびり移動していたら、ちょっと時間も遅くなってしまいした。ここからフェリーに乗って、九龍サイドへ戻ります。さて、トラムの雰囲気少しは伝わりましたでしょうか。このトラムは、今も残る数少ない香港の歴史のひとつだと思います。きっとこれからも、香港市民に愛されていく乗り物なんでしょうね。
Aug 2, 2007
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