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これって、なんだかわかりますか?そう、今月26日に中国の四川省から香港にやって来た2頭のパンダの名前ですね。この名前には、「香港に喜びと繁栄をもたらす」と言う意味があるようで、公募によって選ばれた名前だそうです。このパンダたち、香港返還10周年を記念して、この度中国政府から贈られたものです。26日に香港空港に到着した彼等は、厳重に移送されて、無事住みかとなるオーシャンパーク(海洋公園)に着きましたが、その日はテレビニュースでも大きく取り上げていました。さて、彼等は今回香港に来る事が決まってから、飼育員が代わっても言葉が理解できるようにと、語学の特訓を受けてきたそうで、今では英語、北京語、広東語、四川語が理解できるんだとか。動物にとっても住む場所が変わると言うのは大変なことなんですね。でもとてもおりこうさんですよね。また、彼等の出発にあたっては、新鮮な竹やビスケット、りんごなどが一緒に運ばれてきたそうです。新しい環境に、はやく馴染めるといいですね。ところで、オーシャンパーク(海洋公園)には、1999年に中国政府から寄贈された2頭の先輩パンダ「佳佳(ジャジャ)」と「安安(アンアン)」がいます。私も以前に行った時に見た事があるんですが、彼等も今回仲間が増えて嬉しいでしょうね。パンダは本当に愛嬌があって、いつも人気者ですね。今年は1997年の香港返還からちょうど10周年、香港ではさまざまなイベントが企画されているようで、いまから楽しみですね。
Apr 29, 2007
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清水湾道(CreaWaterBayRoad)を北上し、15分ほど走ると銀水湾(ShilverStrand)のバス停に到着です。ここは道路脇の樹木も、南国風ですね。バス停のところから、脇道が下のほうへ向かって伸びているので、そちらへ歩いて行ってみました。Silver Strand 4 posted by (C)Naoこのあたりの建物は、どれもリゾート風の景観でとても素敵です。白壁に茶色の屋根、庭には南国風の木々が生い茂り、まるで地中海にいるようです。Silver Strand 3 posted by (C)Naoこのあたりには個人の家らしいものもありますが、どちらかと言えばリゾート・ビラのような集合住宅という感じの家も多いように見えました。どこの家も洋風のしっかりした門構でしたが、ちょうどこの時はクリスマス前と言う事で、門扉にはクリスマス・リースやクリスマス・ツリーが飾られていました。さて、このあたりの家からは、コバルトブルーの海が一面に見渡すことが出来ます。Silver Strand 2 posted by (C)Nao海にはカラフルなヨットが無数に浮かんでいて、それを見ているだけでも、とても爽やかな気持ちになりました。まだ12月なのに、なんだか真夏みたいですね。Silver Strand 1 posted by (C)Nao遠くの方には、いくつもの島が浮かんでいます。海にはいくつか白い筋が走るのが見えましたが、それはクルーザーのようです。こうして、遠くの海を眺めながらのんびりと、、、贅沢ですね。Silver Strand 6 posted by (C)Naoこのあたりは少し高台になりますが、ちょっと下るとすぐに海があり、またビーチで海水浴も出来るようです。こんなところに自宅があって、毎日こうした風景を見られたらどんなに素敵でしょう。Silver Strand 5 posted by (C)Naoところで、バス停のそばの大きな建物の中に、不動産屋さんがありました。どうもこのあたりの不動産物件を仲介してるようです。ガラスに貼ってある公告を何気に見てみると、中古物件だと思いますが、最低でも600万HKD(9千万円)くらいから、最多価格帯は2000万~3000万HKD(3億円~4.5億円)という感じでした。ここには一体どういう人が住んでいるんでしょうね。とにかくお値段が桁違いで、また私にはまったく縁もないお話でした(笑)ここでは、停まっている車も、綺麗に洗車された真っ赤なポルシェだったりします。日本では、都会の中心から1時間程で、こういうリゾートに着くのは、まず無理だと思いますが、香港は狭いですからこういう事も出来るんですね。少し時間はかかりますが、香港島あたりへの通勤も十分可能だと思います。さて、それではそろそろ最後の目的地である西貢へ向かいましょう。再びバスに乗り、移動の途中にあるのが、香港科学技術大学です。最近出来たようなのですが、こんな海の見えるキャンパスなんてとても贅沢です。Silver Strand 7 posted by (C)Naoさて、道路は清水湾道(ClearWaterBayRoad)から離れ、西貢公路に入りました。それでは、西貢を目指して、一路北へ向いましょう。 Silver Strand 8 posted by (C)Nao
Apr 26, 2007
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清水湾(ClearWaterBay)の第2湾から、遊歩道のような道を歩いて、第1湾へ向かいます。このあたりは海岸のすぐそばまで山が迫っているので、道はその中腹に人の歩けるほどの幅の道があるだけです。距離にして1km弱、10分くらい歩いたでしょうか、下の方に目指すもうひとつのビーチが見えてきました。着いてみると、やはり先ほどのビーチよりはかなり広い感じです。遠く入り江の先の方には、ゴルフ場らしきものも見えました。Clear Water Bay 14 posted by (C)Nao先ほどのビーチと違い、こちらには結構大勢の人が遊びに来ていました。家族連れもいれば、カップルもいます。子供たちは、波打ち際で水遊びしたり、砂遊びをしてとても楽しそうです。Clear Water Bay 17 posted by (C)Naoところで、香港は亜熱帯地域ですから、12月でも気温は20度近くあり、もちろん泳ぐ事も可能です。現にこの日も、どういう人達かわかりませんが、まっ黒に日焼けした健康的なおじさんたち が泳いでいました。健康のために泳いでいる常連さんたちでしょうか。砂浜に波が周期的に押し寄せては引いて行きます。写真を撮るためちょっと油断していると、突然大きな波が来て足元が水浸しになります。Clear Water Bay 16 posted by (C)Nao砂浜では一組のカップルが、結婚式のためのものなのか、写真撮影をしていました。白いウェディングドレスの新婦と黒のタキシードの新郎、カメラマンの指示でいろいろなポーズをとっています。こんなところにまで写真を撮りに来るのは、二人のこだわりが感じられますね。まあ一生の思い出ですからね。せっかくのドレスのすそが汚れちゃうかな、なんて余計な心配をしてしまいました(笑)お二人さん、お幸せに、、Clear Water Bay 15 posted by (C)Naoさて、このビーチからみた風景は、どことなく伊豆の下田あたりのビーチと似ている気がします。白砂のビーチや海のすぐそばに山が迫っている景観が、そう感じさせるんだと思います。もう久しく行っていないのですが、ここは私の頭の中で、どうも伊豆のイメージと交錯してしまうようです(笑)Clear Water Bay 11 posted by (C)Nao砂浜を歩いていると、砂で作った文字を見つけました。「加油!」と言うのは、中国語で「頑張れ!」の意味。きっとここに来て、何か頑張ろうと言う思いをこの字に込めたのでしょうか。ちなみに、ガソリンスタンドで給油するのも「加油」です(笑)Clear Water Bay 12 posted by (C)Naoこれは車輪のついた水陸両用ボート?そんなことはないですよね(笑)打ち寄せてくる波の向こうの沖合いを眺めていると、船で乗り出してみたいという衝動に駆られます。Clear Water Bay 13 posted by (C)Naoそれにしても、人が少ないからか、とても静かです。夏に来たらもっと人が多くて賑やかなんでしょうけど、かえってこういう静かな海の方がいいですね。香港はまわりがほとんど海ですから、海水浴の出来るビーチは数多くあります。知っている限りでも、メジャーなところでは、香港島の浅水湾(レパルス・ベイ)や深水湾(ディープウォーター・ベイ)、ランタオ島の愉景湾(ディスカバリー・ベイ)やシルバーマインビーチなどがあります。そうした中でも、場所が離れているせいからか、ここは綺麗なビーチの割に比較的マイナーな場所のようです。さて、そろそろここともお別れして、銀線湾(SilverStrand)経由で西貢を目指しましょう。ここからは、今日来る時に乗ってきた彩虹方面へ行く91番の2階建バス(終点はMTRのDaimond Hill)があるほかに、将軍奥方面へのミニバスも出ています。ここから銀線湾までは15分程度です。バスは出発すると、すぐに高いところまで登って行きます。振り返ると、ついさっきまでいた清水湾のビーチが、日差しを照り返して輝いて見えました。Clear Water Bay 18 posted by (C)Nao
Apr 25, 2007
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以前にこのブログにも書きましたが、私が香港で好きな場所のひとつが、この清水湾(クリアウォーター・ベイ)から西貢にかけてのエリアです。実は昨年の12月に行ったのですが、ご紹介が今頃になってしまいました。これから何回かに渡って、紹介して行きたいと思います。と言っても馴染みのない方も多いかと思いますので簡単にご説明しますと、清水湾はとても綺麗なビーチが広がる静かなエリア、また西貢は海鮮料理などがおいしいレジャースポットなんです。この「清水湾」と「西貢」は、いったいどの辺りにあるのかと言いますと、場所は九龍半島の東北方面、香港の東海岸になります。そしてこのふたつのエリアは、距離にすると10kmくらい離れているでしょうか。今日は、まず初めに「清水湾」の方へ行き、そこから北上して、途中「銀線湾」と言うリゾートエリアに寄ってから、さらに北上して「西貢」を目指します。さて、その清水湾への行き方はいくつかありますが、今回はMTRの彩虹駅から、91番の二階建てバスに乗って行きました。彩虹から清水湾へは、幹線道路(清水湾道=ClearWaterBayRoad)が走っていて、このルートは山越え(と言ってもほとんど丘のようなもの)ですが、比較的短時間で清水湾まで行く事が出来ます。それでも確か40分くらいだったかと思います。バスの窓から遠くに九龍半島の景色を見ながら山を越えると、もうそこは香港の東海岸エリアになります。Clear Water Bay 9 posted by (C)Nao清水湾道はこの東海岸を南下して、終点の清水湾に至りますが、途中では時折海の見える小高い場所を走ります。まわりは洒落た別荘(いや自宅?)やリゾートビラなどが多く、伊豆の東海岸の伊豆高原あたりを走っているような錯覚に陥ります。香港で伊豆と言うのもないでしょうけど(笑)どうやら、もう間もなく清水湾に到着です。この辺りまで来ると、まわりは豊な森で、山が海のそばまで迫っています。Clear Water Bay 7 posted by (C)Naoところで、清水湾は、第1湾と第2湾とがあります。バスは第2湾の方へ到着しますが、私はその途中で降りて、まず第一湾の方を見てから、第2湾へと歩いてみようと思います。バスを降りて道路から眺めると、第1湾の透き通った綺麗なビーチが見えてきました。Clear Water Bay 1 posted by (C)Nao道路は湾の遥か上のほうを走っていますので、ここから階段をひたすら下りることになります。こう言うビーチも珍しいですが、車がどんどん入って来れないので、帰って静かでいいかもしれませんね。そしてようやくビーチに到着、ちょっとだけ膝が笑っています(笑)少し休んでからあたりを歩いてみました。ここは、遊泳場としての設備が整っていて、着替え場所やシャワールームなどがある立派な建物が建っていました。夏の間はきっと賑やかなのでしょうけど、今は12月なので泳いでいる人はさすがに少ないです。その建物の横には、時代に取り残されたような昔ながらの売店がありました。まわりの木々がうっそうと茂っているため、ちょっと見落としてしまいそうな感じです。皆さん、どこにあるかわかりますか?Clear Water Bay 8 posted by (C)Naoワンちゃんが二匹、この売店の前で、気持ち良さそうに寝てました。のんびりした時間が流れています。Clear Water Bay 3 posted by (C)Nao浜のほうへ行ってみましたが、ここの波は結構荒かったです。と言ってももちろん何メートルと言うような波ではなく、波打ち際で遊ぶにはちょうど適度な波と言うんでしょうか。こういう静かな浜辺で、のんびりと海を眺めるのっていいですよね。何か心身共にリフレッシュできる気がします。Clear Water Bay 2 posted by (C)Naoそれでは、そろそろお隣にある第2湾の方へ行くことにします。そちらの方が浜も広く、バス停にも近いので、海水浴の時はより賑やかだと思います。さきほど降りてきた階段を、今度は逆に登る事になります。途中まで登ると道が分かれていて、先ほど降りてきた道とは違うルートがあり、これを行けば第2湾へ行けるようです。ちょうどそちらから、欧米人のグループが数人歩いてきて、第1湾への道を聞かれたので、教えてあげました。やはり同じような事を考える人がいるんですね。さて、途中のこのあたりから見る海の眺めは最高です。遠く東の彼方には、島もいくつか見ることが出来ます。そしてよく見ると、海の上に何かちいさなものが動いています。何かなと思ってアップにしてみると、Clear Water Bay 4 posted by (C)Naoそれはウインドサーフィンでした。飲み込まれそうなくらい広い海に、ポツンと点のように見えます。でもなんだかとても楽しそうですね。Clear Water Bay 5 posted by (C)Nao隣りのビーチまでは、この細い小道を歩いてあとわずかです。さあ、もう少し頑張って歩きましょう。Clear Water Bay 6 posted by (C)Nao
Apr 23, 2007
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今週は短い間でしたが、日本の春を満喫して、週半ばに香港へ戻ってきました。そう言えば、5月はお節句なんですね。今回日本を発つとき、セントレアの搭乗ロビーに、5月人形が飾られていました。我が家に帰った時も、ちゃんと鎧武者が飾ってありました。五月人形 posted by (C)Naoこう言った日本ならではの風習は、外国に誇れるとても良い事ですよね。正直言いますと、今回家に着いて、改めて思い出したくらいなんですが、、長く海外にいると、日本の良い風習をどうしても忘れがちになります。これは気をつけないといけませんね(笑)ところで、今回のキャセイの機内食は、珍しく日本的な料理でした。メインは牛丼でしたが、結構おいしかったですね。ねぎ、人参、しらたきなどがしっかりと入っていました。ビーフと言うと、たいていガーリック風のものが多いのですが、今回はマルです。まあ、キャセイの機内食は、いつも悪くはないかなと思います。機内食 posted by (C)Naoそう言えば、最近JALカードの会員誌「アゴラ」を読んだ時に載っていたのが、この「DON=丼」の記事でした。いまオーストラリアでは、「SUSHI=寿司」の強力なライバルとして、この「DON=丼」が人気急上昇中なんだとか。SUSHIは世界中で食べられるようになって久しいですが、この「DON」も人気が出てきているようです。その理由を聞いてみると、「早い、安い、うまい」と言うファーストフードの基本に加えて、「ちゃんと調理されているので味が良い」ということや、「上に載せるものによっていろんなバリエーションが楽しめて飽きない」という事があるようです。確かにあげれば、天丼、うな丼、かつ丼、親子丼、ネギトロ丼、鉄火丼、カレー丼などなど、いろいろありますね。やろうと思えば、1週間毎日違う「丼」が食べられます。まあ、そこまでする人はいないでしょうが(笑)以前見たテレビでも、南米(アルゼンチンだったと思う)での「焼きそば」の人気についてやっていました。アルゼンチンと言えばパスタ文化があるので、同類の麺である焼きそばが浸透しやすのではと言っていました。フードドコートから始まって、今は地元のお店でも結構「焼きそば」を出すんだとか。今や日本の食文化は、世界中に広がっていますね。ご多聞にもれず、香港でもきちんとした日本料理から、怪しげな日式料理(笑)まで、いろいろとバラエティーがありますが、香港人の日本料理(特に寿司や刺身)好きはかなりのものです。こうして日本の食文化が世界に広がっていく事は、日本人のひとりとして、とても嬉しい事ですね。たとえそれが純日本風でなくて、その国の人達の好みや風習に合わせたオリジナルなものであっても、どこかへ行った時に「日本料理」に出会った時のあの嬉しい感覚は、日本人なら誰でも少なからず持っているのではないでしょうか。さて、そんなことを考えながら牛丼をいただき、映画は「7月24日通りのクリスマス」を見ました。映画はやっぱりハッピーエンドがいいですね。ところで、話は変わりますが、私は機内で映画のほかに音楽も良く聞きます。日本系のチャンネルには、J-POPと季節ごとに選んだヒットメドレーの2つがあります。このヒットメドレー、80年代くらいからの、最近では聞けない懐かしい曲が結構かかるので、いつも楽しみにしているのですが、今月のテーマは「卒業」と「桜」でした。このふたつは、やはりこの時期にははずせないテーマですよね。「桜」をテーマにした曲は多いですが、今回は福山雅治の「桜坂」やコブクロの「桜」など、いい曲が流れていました。香港系の音楽チャンネルは、言うまでもなく「張国栄(レスリー・チャン)特集」でした。そうしているうちに、間もなく香港到着の機内アナウンス。逆風100km/hに逆らってのフライトでしたが、4時間は長いようで短いですね。今回は久し振りに窓側の席でしたので、窓の外がよく見えました。途中で、かなり至近距離での飛行機同士のすれ違いや、遥か下の方に見える雲や海などを見ていると、意外に飽きないものですね。これなら窓側も悪くないなと思いました。トイレの面倒さを除けばですが、、、機内より1 posted by (C)Nao天気の方も、台湾辺りまでは雲が多かったのですが、香港に近づくと雲もなくなり、下の方に陸地がよく見えました。機内より2 posted by (C)Naoいつもは香港島のはるか南の海上を飛ぶのですが、今日はかなり香港島に近づいて飛んでくれたので、香港の街をよく見ることが出来ました。機内より3 posted by (C)Naoちょっとアップにして見ましょう。奥が九龍半島、手前が香港島ですね。ノッポビルのIFCやコンベンション・センターは、やはり目立ちます。何回もフライトしているのですが、実際に香港を上空から見たのはこれが初めてでした。機内より4 posted by (C)Nao実は窓側はあまり好きではないので、いつも通路側を取ってもらうのですが、今回は席が取れなかったので、仕方なく窓側にしたんです。でも、そのお陰でこんな良い景色を見ることが出来ました。ホント、何が幸いするかわかりませんね(笑)この日の香港は、久しぶりの快晴だったようで、空港に降りてからも澄み切った青空が広がっていて、とてもすがすがしい天気でした。ただ、この暑さだけはちょっと閉口ですけどね(笑)さて、また香港での生活の始まりです。
Apr 22, 2007
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ここ数日、仕事で日本へ行っておりました。その間に、一日だけ休みがあったので、久々の桜を見に出かけてきました。甲信地方では、東京や名古屋などと比べると桜の開花も遅いため、この時期でもまだ桜が楽しめるんですね。という事で、桜の咲いている所まで出かけて行って、写真を撮ってきました。もう散り始めてはいましたが、4年ぶりに見る桜の花には、正直言って感動しました。桜ってこんなに綺麗だったのか、こんなに見事だったのかと、、、桜の下では、お弁当を持った子供連の家族、職場の仲間、友人同士、恋人同士などなど、いろんな人達が、散り始めた桜を惜しみながら、春を楽しんでいました。それにしても、つくづく日本の春はいいなあと思います。今回は、もうあちこちでいろいろな花が咲いていました。長い冬の間は本当に春が待ち遠しくて、だから春が来ると心からウキウキしてきます。いっせいに咲き出す花が、香港では感じられない四季を感じさせてくれます。これから5月にかけては、まさに新緑の季節。しばらくは天候も良いでしょうから、出かけるのには最高ですね。今回は、忘れかけていた日本の春のあのウキウキした感覚を、久々に思い出しました。ところで、帰国中に食べたものと言えば、家内の作ってくれた家庭料理の他には、「ほっかほっか弁当」や「コンビニのおにぎり」なんです。これらは、香港では絶対に食べられないものなので、帰国すると必ず食べるんですね(笑)日本に住んでいれば、何の感動もないと思うのですが、いずれも香港にはないモノだけに、時どき無性に食べたくなります。あ~香港にも「ほっかほっか亭」が一軒だけでも出来たら、セブンイレブンやサークルKにおにぎりを置いてくれたらなんて、他愛のない事をいつも願っているんですが、これはちょっと実現しそうもありませんね。お休みの日には、久し振りに子供たちと、外でサッカーの真似事などをしましたが、日頃の運動不足でダメですね。最後には観客と化していました(笑)そんな中で見た久し振りの青空、少しピンク色に染まり始めた澄み切った青空はいいものですね。そうそう、満天の星空も見れたのですが、これも香港ではまず見られないものです。さて、今回の出張は、中国からのお客さんが来日しての会議が目的でした。そのお客さんを連れて、夕食には「しゃぶしゃぶ料理」に行きました。香港や中国にも、「しゃぶしゃぶ」らしきものはありますが、やはり微妙に違うんですね。と言うわけで、久々に本家の「しゃぶしゃぶ」を楽しみました。日本の「しゃぶしゃぶ」は、何と言っても肉が薄く大きくていいですね。中国人のお客さんも、満足していただいたので良かったです。さて、そんなこんなで3日間の滞在は、本当にあっという間でした。心残りは、温泉に行けなかったことでしょうか。でもまあ時間もないことですから、これは仕方ないとしましょう。久し振りに綺麗な桜が見られとても満足できた、そんな日本での数日でした。
Apr 20, 2007
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皆様、大変ご無沙汰してしまいました。先週末から日本へ行っており、昨日香港へ戻って来ました。日本での滞在はほんとうに短い間でしたが、春爛漫の日本を少しだけ堪能してきました。また、追ってブログにもアップしたいと思いますので、お待ち下さいね。さて前回の日記の続きは、、、「鯉魚門」の海鮮料理でしたね。さあ、それではこれから海鮮中華料理を食べに向かいましょう。そこで突然、予約してくれた人曰く、「魚は買って持って行きますよ」とのこと。みんな、さすがに「エッ?」香港や中国では、海鮮中華料理店の入り口にはたいてい大きな水槽があって、そこにはいろんな魚貝類が入れられ、自分の食べたいものを指定します。そんな経験から、私も魚を買って持って行くと言うのは、ちょと聞いたことがありませんでした。レストラン街へ通じる道の両側には、魚貝類を並べ売っているお店でいっぱいです。伊勢海老、蝦、シャコ、ホタテ、、、貝にもいろんな種類があるのですが、この長い棒のようなのはちょっと珍しいですよね。こんな大きなイカもいました。体長は80cmぐらいはあったでしょうか。デカッ!さて、その中の一軒のお店に入ると、水槽の中の魚を見てお店のお姉さんと値段交渉です。大きな石班魚を一尾、交渉の結果は400HKD(6千円)くらいでした。どうやって持って運ぶのかなと思っていると、ちゃんと紐のついたビニール袋が用意されていて、それに入れてくれました。活きが良く跳ねる魚を手にぶら下げながら、レストランまで歩いていきます。着いたところはレストラン街の一番奥にある「南大門」と言うレストラン。ここの特徴は、店が海の上に張り出している水上レストラン風。お店の中に入って見ると、すぐ横には海が迫っていて、何となく船の上にいるみたいな感じです。内装は中華料理店という感じではなく、どちらかと言うと南国風のカジュアルな感じです。香港の中華レストランによくありがちなあの喧しさもなく、落ち着いて料理を味わったり、話しが出来る雰囲気です。これなら大事なお客さんや、プライベートで静かな雰囲気の演出も出来そうです。さて、お待ちかねの料理のご紹介ですが、まずはこれです。定番のホタテにニンニクを載せて蒸したもの。これは、私も海鮮料理の中で好きなものひとつです。そしてやっぱり海鮮料理と言うとはずせないのが、揚げたシャコですね。上のオレンジ色のものはガーリックです。このシャコ、40cmはあろうかと言うかなりの大きさで、おなかの中には緑色の卵もいました。これが絶品なんだとか、、食べやすい様にいくつかに切ってあり、これはなかなか親切でした。そして、お目見えしたのは先ほど買って持ちこんだ「石班魚」の蒸したもの。すでに骨と肉をばらしてあるので、原型はとどめていませんが、、、これはあっさりしているのですが、ちょっとつるつるした感触です。似たような白身の魚はたくさんありますが、パサパサしているものが多い中で、この魚はちょっと食感が違いました。あとは酢豚なんぞも頼んでしまいしました(笑)。何で海鮮料理店に来て、わざわざ酢豚を食べるんじゃ?と思われるかもしれませんが、そこはやっぱり日本人なんですね。他にも、油で揚げた菜心、それに揚州炒飯などもおいしかったです。お酒は、最初ビールから途中でワインへと変わりました。日本酒があるか聞いてみたら、普通のお酒が2合で120HKD(1800円)と言う驚きのお値段、さすがにもったいないのでやめときました(笑)頼んだ料理の品数はそれほど多くないのですが、量はこれでも十分でした。気になるお値段の方は、一人当たりにすると600HKD(9000円)くらい。魚は別ですので、やはりちょっと他と相場を比べると高い感じは否めませんが、まあ名前のブランド料が入っていると言う事でしょうね。場所も遠いですから、個人的にちょっと気軽に食べに来られると言う場所ではないですが、大事なお客さんや、何か特別なイベントなどのために、とっておきの場所として、バリエーションに加えておくのはいいかもしれませんね。ところで、ここの魚屋さんの水槽には珍しい魚がいました。写真の中央の無愛想なヤツですが、とにかくバカでかくて、体長は1m20くらいはあったでしょうか。それで面白半分に、お店の人にお値段を聞いてみたら、なんと12万、、、HKドルで12万と言う事は180万円?そこまではいくらなんでもと、聞き間違いかと思いましたが、日本人なので日本円で言ったとしても、12万円と言うのも結構すごいお値段ですね。でもこんなデカい魚、いったい食べる人がいるんでしょうかね。さて、ワインですっかり出来上がってしまい、帰りは魚屋やフルーツ店を覗いて冷やかしながら、帰路に着いたのでした。 南大門 Gate Way Cuisine 九龍鯉魚門海傍道中58A地下 TEL 27274628
Apr 19, 2007
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ここのところ食べ物の話しが多いですが、「またか~」と思っても読んでくださいね(笑)ちなみに、いつも食べてばかりいる訳ではありませんので、それは誤解しないでください。香港あたりに駐在していると、これも半分仕事なんです(笑)さて、昨日は仕事関係である会社の偉い方が来港されたので、「鯉魚門レイユームン」へ海鮮料理を食べに行ってきました。私は、香港に来て4年になりますが、実はここは行くのは初めてなんです。「鯉魚門」は、九龍から車で20分ほど東に行ったはずれにある場所で、グルメツアーなどでは、コースに組み込まれるほど、香港の海鮮料理の本場なのです。ところが、あまりに有名になりすぎて、ネームバリューでお値段も半端ではなくなり、地元に住んでいても、よほどのことがない限り食べには行けません(泣)今では、外国人観光客やお金持ちの人達のための場所になりつつあり、香港庶民には少し縁遠い存在となってしまっているようですね。さて、その「鯉魚門」には、本当に門があるんですね。タクシー2台に分乗して、待ち合わせは「門」のところで、と言う事になりました。ちなみにそれはこんな門です。その名も「鯉魚門」(笑)あ、あの~「鯉」という名はついていますが、鯉料理が出るわけではありませんよ。念のため(笑)あくまでも、ここは海鮮料理です。さて、全員揃ったので、別の香港在住の人が予約しているお店へと歩いて向かいます。もう夕食の時間ですから、観光客がどどっ~とやって来ました。その中には、日本人もかなりいるのが会話から判ります。やはりどちらかと言えば若い人が多いでしょうか。門を超えて、レストラン街の方へ歩いていくとすぐに港があります。かなりイカツイ漁船が何隻も停泊していました。左側に歩いていくと、魚介類を売るお店が並んでいて、その奥がネオンの見えるレストラン街です。遠くに見えるのはもう香港島、海の向こうですが、とても近い距離です。そんな漁港の趣に浸りながら、歩いて行くと夕陽がとても綺麗です。今日は珍しく天気が良くて、夕陽まできれいでした。こんな夕陽は百年ぶりでしょうか(笑)左に見えるのが香港島、右の遠くに見えるのは九龍半島ですね。!あっと、すみませんこんな途中ですが、この続きは次回のお楽しみにしますね。(←楽しみでも何でもない)実はこれから、フライトなんです。行き先は日本、正月以来ですかね。仕事なのでゆっくりも出来そうになく、また来週半ばには香港へ戻って来る予定です。しばらくブログ更新、コメントの返信ができないかもしれませんが、どうかお許しを、、さすがに、桜はもう終わってますよね~では、行ってきます。
Apr 14, 2007
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先日、知人と夕食を食べたレストランが割と良かったので、ちょっとご紹介したいと思います。場所は、TSTのハーバーシティーから海に突き出た、オーシャン・ターミナルのGフロア。オーストラリア料理のお店となっていましたが、要はシーフード・レストランと言った感じでしょうか。私は、オーストラリアへは、ハネムーンで行った事があるくらいです。もう遥か昔の話ですね(笑)その時には、とにかく大きなロブスターを食べた記憶だけは、鮮明に残っています。さて、このレストランの名前は「The Quarter deck Kowloon」と言い、お店は海側に面しているので、香港島のセントラルがちょうど真正面になり、夜景がとても素晴らしいです。今回は3人でしたので、料理はいくつか頼んで、それぞれをシェアしました。いろいろ食べられたほうがいいですからね。まず最初に出てきたのが、サーモンのサラダです。これはボリュームもかなりあり、サーモンそのものもフレッシュで、とてもおいしかったですね。次に来たのは「カキ」ですね。実は私はカキはちょっと苦手で、特に生ガキは食べられません。でも、ここのカキは、料理の仕方のためか、あの独特の臭いも少なく、美味しく食べられました。料理の仕方ひとつで、好みも変わるんですね。さて、最初のメイン・ディッシュは、やはり何と言ってもステーキです。いわゆるオージービーフですね。このステーキは、肉がかなり厚みがあるにも関わらず、とてもやわらかくて食べやすかったです。ステーキと言っても、かなりピンキリですが、ここのステーキは、私がこれまで食べた中では、かなりレベルが高いと思います。まあ、私のこれまでの経験と言うのにも、多少疑問はつきますが(笑)もうひとつのメインは、大きな蝦です。適度に香辛料が効いていて、また見ての通りとても食べやすく、これも大満足でした。デザートにはアイスクリーム、チョコレートの下はムースだったと思います。見た目も綺麗でおいしそうですが、もうおなかがいっぱいで、私はほとんど食べられませんでした。だから印象があまりないんです(笑)このレストラン、最初も言いましたように、ビクトリアハーバーを挟んだ香港島の夜景がとても素晴らしいです。そしてこのすぐ横にはスターフェリーの船着場が見えます。今回は、美味しい料理を食べられ、また綺麗な夜景も満喫出来てとても満足でした。窓側の席は人気が高いので、事前に予約をした方が良いようです。またミニマムチャージがあるようですが、この日はウイークデイでかつ早い時間という事もあり、特別なチャージは取られずラッキーでした。おいしいシーフードとステーキのお店、もし良かったら一度お試しください。「The Quarter deck Kowloon」 Shop OT G53,Ground Floor, Ocean Terminal,Harbour City, Kowloon TEL 27358881
Apr 11, 2007
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イースター連休も、今日9日が最終日。香港人の一部は、大陸や外国などにへ出かけている事でしょう。そんな中、今日は東莞で打合せがあり行って来たのですが、そう言えば、この2月から広州深セン間を走る広深鉄路の高速列車に、新型車両が導入されたのを思い出し、この機会に乗ってみることにしました。まずKCRでいつもどおり深センの羅湖駅まで行き、そこからイミグレを抜けてすぐお隣にある深セン駅へ行きます。大陸では今日は平日、なので切符売り場はとても空いていました。行きに乗ったのは、これまで主役として走ってきた従来型車両の「新時速」です。先頭車両は流線型の速そうなスタイルですが、中のデザインは少し古くなってきたかな言う感じです。私は4人がけの席でしたが、向かいに乗った中国人女性、老公(だんな)らしき人とずっと電話で話しています。そしてようやく電話が終わったかと思うと、おもむろにカップラーメンを食べはじめました。どうやら車内でお湯はサービスしてくれるようです。さて、この高速列車は深セン駅から広州東駅(一部は広州駅まで)を、1時間20分ほど(70元)で結んでいて、途中止まる駅は常平駅(東莞市)や石龍駅(東莞市)などごくわずかです。列車運行本数も多くて割と便利なんですが、この鉄道は東莞地域は大きく迂回するような感じなので、行く場所によってはかえって遠くなってしまい、バスやフェリーなどで行った方が便利です。ちなみに私が行った常平駅(東莞市)は、時間にしてわずか40分、料金は35元でした。東莞市区の最寄駅になるのですが、中心市街地からは離れていてちょっと不便な場所です。さて、午前中で打合せも終わり、昼食後にまたこの駅から帰路につきます。帰りは、せっかくだから新型車両「CRH1」に乗りたいと思い、切符売り場で聞いてみます。切符売り場のおねえさんが言うには、30分後に来るのが新型だとのこと、列車番号の数字(3桁)の最初が9番台のものは、新型だよと教えてくれました。ちなみに私が乗ったのは「T955次」、従来型は「T8××次」という列車番号になります。あらかじめこれを承知して切符を買えば、新型車輌に乗れるわけですね。さて、切符を見てみると「07車 無座」とあります。通常は車両と座席が指定されているのですが、もう満席なので車両は指定されていますが、座席はないと言う事、要するに立って行けということです(泣)ところで、この切符は磁気読み取り方式で、自動改札(切符を当てるだけ)になっています。中国も意外と進んでいるんです。深センの駅では、出るときに改札で切符の読み取りしないといけませんから、なくさないよう注意が必要です。ようやく待合室のゲートが開き、みんなホームへ向かいます。ホームには、何号車というような親切な表示はまったくありません(笑)から、勘で車両の位置を見つけるしかありません。どこが乗車扉になるかもわからないので、みんな適当なところでバラバラに待っています。幸い私の乗る7号車は、後から2両目と判りやすいのでよかったです。ホームで待っていると、しばらくして駅員のアナウンスがあり、遠くに新型車両の「CRH1」の白い車両が見えて来ました。ホームに入ってくる姿は、まだ真新しくて新鮮なデザインです。列車が到着すると、バラバラに待っていた人達が、いっせいに扉へ殺到します。さすが中国と言った感じですが、中から降りてきた乗務員の女性が、「降りる人が先!」と叫んでいます。さて、ようやく車両に乗り込みましたが、案の定、通路に人があふれていました。車両の中は、かなり広くゆったりとしていて、両端には電光掲示で、次の停車駅駅名やスピード表示、温度表示が出るようになっていました。LCDモニタが4箇所に設置されていましたが、何も写っていませんでした。映画でもやってくれるのでしょうか、または単なるコマーシャルなのか?列車が走り出してしばらくすると、最高速度の160kmまでスピードを上げて走っているのがわかります。聞くところによると、この4月18日のダイヤ改正で、最高速度が200kmまで引き上げられるようで、所要時間も55分まで短縮されるとか、、、広州がさらに近くなりますね。さすが新型車輌だけあって、静かで乗り心地もなかなかよかったです。乗客を見ると、家族連れが多いようです。今年は、香港では清明節とイースターがつながっての5連休です。清明節には、香港人も実家のある大陸へ墓参りのために帰省する人が多いようですから、そうした帰省客のUターンなんでしょうか。ふとスピード表示を見ると、いつの間にか100km以下にダウンしていました。窓の外を見ると、もう深センの街並みです。深セン駅に到着しホームに下りて、せっかくなので「CRH1」の写真を何枚か撮りました。向こうのホームにも、「CRH1」の車両が並んでいます。「CRH1(China Railway High-Speed1の略)」は、中国の高速鉄道計画のひとつです。この車両は、カナダの「ボンバルディア社」の「レジーナ」と言う、スウェーデン向けの車両をベースにして、技術提供を受けて青島の「BSP」社と言う会社が製造しているとの事です。他にも、日本の技術供与での「CRH2」タイプ(川崎重工が技術提供、E2系あさま・はやて型車両)も2月から、上海エリアなどで走り始めているようです。他にも計画があって、「CRH3」はドイツのジーメンス社と、「CRH5」はフランスのアルストム社との提携とか。いくつもの国の鉄道技術を導入するあたり、いかにもしたたかな中国という感じですね。 さて、到着したホームの向かいには、長距離列車が停まっています。行き先表示板を見たら、なんと「北京西駅」行きです。いったいこれから出発して、何十時間かかるんでしょうか。長距離列車の旅もしてみたいなあとは思ってはいても、なかなか時間が取れず、あきらめているのですが、やはりいつかは一度乗ってみたいですね。時速200kmダイヤになったら、一度広州まで行ってみようかな、いやのんびりと長距離列車の旅もしてみたいな、、などと考えながら、「CRH1」のホームを後にしました。
Apr 9, 2007
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最近、毎朝起きると、まずは外のお天気を見てみます。この時期の香港は、湿度も高く天気も悪い日が続くので、だんだん気分も重くなって来ます。そして、早くこの時期が過ぎてくれる事を祈りつつ、ひたすら青空を待ちわびてしまいます。何よりもつらいのは、天候のせいで週末にカメラを持って出かけられない事でしょうか(笑)さてそんな中ですが、うだうだしていても仕方ないと、今日はちょっとTST方面へ出かけてみました。あいかわらず雲は多いですが、幸い雨は降っていません。TSTのスターフェリー乗り場横のプロムナードには、やはり大勢の観光客。それでも昼間ですから人はやや少なめ、やはり夜景の方が人気があるようですね。ちょうどビクトリアハーバーを周遊するジャンク船が到着し、大勢の白人観光客が降りてきました。参考までにお値段を聞いたら、180HKDで45分で一周して来るようです。ちょっと高い気もしますが、旅の思い出にと言う方には、いいのかもしれませんね。さて、そのお隣りにある「香港文化会館」では、現在「香港電影祭」と言うのが開催されているようで、大勢の人が観に来ていました。これは、一ヶ月弱にわたって、世界のさまざまなジャンルの映画を入れ替わり上映するイベントで、毎年この時期に行なわれていて、今回は何でも30回目とか、、プログラムには日本の映画やアニメもありました。この日は、玄関ホールの中の一角を利用して、小コンサートが行なわれていました。地元のアマチュア楽団の人達でしょうか。ニ胡などの中国独特の楽器が奏でる、いかにも中国らしい曲で、みんな静かに聞き入っていました。あの独特の音色は、なかなかいいものですね。映画祭と言うだけあって、ホールでは映画スターの写真展示がありました。1960年代くらいからのトップスターの写真が、パネルに飾られていて、そこからは華やかな映画界のイメージが伝わってきました。みんな映画でよくおなじみのスター達です。また、外に出てみます。文化会館のまわりには、きれいな植え込みがあり、ピンクと白のかわいい花が咲いていました。香港は亜熱帯気候で、とても暖かいのですが、一応、四季らしいもの?はあります。この時期は、街の中にもいろいろな花が目立ち始めるように思います。このあたりは、ちょうどあの「ペニンシュラホテル」のまん前になりますが、地元の人より観光客の方が圧倒的に多いエリアです。そこに咲いていたこの赤い花、色がとても鮮やかでした。文化会館の隣りには、「太空館」というプラネタリウムのようなドーム型をした建物があります。ここでは、科学や文化・社会・民族と言った内容で、映像番組が提供されていて、お休みの日は、いつも大勢の人で賑わっています。番組の内容は定期的に変わるようで、今はインドについての番組が組まれていて、ちょっと興味をそそられました。さて、そのすぐ奥には「香港芸術館」があります。ここは、その名の通り芸術に関する、常設および特別の展示を行なっています。中国の古い宝物もなども展示されているようなので、ゆっくり見てみたいですね。芸術館の周りは公園になっていて、そこの木々も黄色い花をたくさんつけて、とても綺麗です。桜の木がない香港では、これでちょっとしたお花見気分と言ったところでしょうか(笑)このエリアは香港の人達が、芸術や文化に触れることが出来る数少ないエリアと言えるでしょう。文化会館には音楽ホールも設けられていて、小中規模のコンサートなどのイベントに使用されています。やはりクラシック系が多いでしょうか。クラシックといえば、「のだめカンタービレ」ですよね。最近DVDを入手したので観たのですが、コメディタッチな中に感動する場面もあり、なかなかおもしろかったですね。実はクラシックも好きな音楽ジャンルのひとつなんです。だいぶ話しが逸れてしまいました。このエリア一帯は、香港島の景色も見えるので、特に用がなくてもブラブラと歩いてしまうそんなお気に入りの場所です。さて、地下道を越えて、ペニンシュラホテル方面へ抜け、賑やかなネイザンロードに戻って帰路に着くとしましょう。きれいな花や音楽に触れることが出来、少しだけ気分をリフレッシュできたお散歩でした。
Apr 7, 2007
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いよいよ、アモイも最後の場所、コロンス島に向かいましょう。コロンス島はアモイ島の西南方向のすぐ沖にある小さな島で、渡し舟で気軽に行くことが出来ます。とても小さな島なので、島内は自動車は走っていませんが、半日も歩けば回ってしまえる程の大きさです。ここは、租界時代の洋風の建物が数多く残る、とても西洋な島なのです。まずは、一昨日の夜に行ったフェリー乗り場へ行きました。そこから渡し舟が出ているのですが、島の周りを一周する遊覧船も出ていて、島でも降りられると言うので、そちらへ乗ってみる事にしました。船が出発してしばらく行くと、コロンス島が目の前に近づいてきます。海岸沿いの岩の上に立っている巨大な像は、鄭成功の石像です。とても堂々として威厳が感じられますね。Xia men 2007-2-107 posted by (C)Nao鄭成功(1624年~1662年)は、明代末の人ですが、清の建国に当たって、最後まで抵抗した人です。彼の提唱でアモイは対外開放され、以来貿易が盛んになっていったようです。また、彼がこのコロンス島で兵の訓練を行なった事から、この島も有名になったようです。まさにアモイとコロンス島にゆかりのある人なんですね。ちなみに、彼の父親はアモイで密貿易をやっていた鄭芝龍、母親は日本人で田川松と言い、日本の長崎(平戸)で生まれ、7歳の時に福建へ移り住んだようです。彼は当時の皇帝に気に入られ、皇帝の姓である「朱」を与えられたようですが、それを受けず「成功」を名乗り、それから彼のことを人は「国姓爺」と呼ぶようになったようです。彼はその後台湾に渡り、台湾でオランダを駆逐し、対抗活動を続けました。さて、すこし話しが長くなりましたが、船で島の反対側まで来ました。ここから見ると、ひときわ高くそびえる岩が見えますが、あれがコロンス島のシンボル「日光岩」です。あとでこの岩には登る事になります。Xia men 2007-2-117 posted by (C)Nao船でコロンス島の周りを一周した後は、いよいよ島へ上陸します。船が岸壁に近づくと、洋風の明るい雰囲気の建物が並んでいるのが見えました。船を下りて、島内を散策してみましょう。ここには車が走っていないので、とても静かで落ち着いた雰囲気です。建物は全て洋風と言えるほど統一され、実際に今も人が住んでいるようです。Xia men 2007-2-109 posted by (C)Naoまず最初に向かったところは、小高い丘の上にある「アモイ博物館」です。この建物は、アモイの洋館を代表するもので、華僑のひとり林鶴寿が1907年に、アメリカのホワイトハウスを模して建てたようです。なお、ここは私が行ったときには、既に展示内容が変わっていて、「オルガン博物館」となっていました。Xia men 2007-2-110 posted by (C)Naoさて、次にコロンス島の一番高い場所「日光岩」へ行ってみます。ここは、結構坂を登った上にあり、日頃運動不足の私としては、ちょっときつかったです(笑)岩と言うくらいで、本当にひとつの大きな岩で出来ています。その頂上に登ると展望台になっていて、コロンス島全体が見渡せるほか、遠くにはアモイ市内も見えます。こうして見てみると、コロンス島には、洋館が本当に多いんだなあと改めて感じます。Xia men 2007-2-111 posted by (C)Naoこの頂上は畳数畳分くらいの広さしかなく、そこに手すりだけの展望台があって、高いところが苦手な人にはかなり恐怖感があります。また、日光岩からは英雄山へロープウェーが出ていて、そこにある「百鳥園」と言う鳥の動物園に行く事が出来ます。その日光岩を降りて、麓の「鄭成功記念館」を見た後に、華僑の林叔蔵が作った庭園、「叔荘花園」(叔には草かんむりが付きます)にやってきました。ここはもう海岸沿いで、すぐ横には綺麗なビーチが広がっています。Xia men 2007-2-112 posted by (C)Naoこの庭園からは、海上に突き出して通路のような橋がかけられていて、そこを歩くのもまた趣がありました。そこから見る夕陽がとても綺麗なようですまた陸に戻り、すぐそばにある「鋼琴博物館」(ピアノ博物館)へ入ってみます。コロンス島は著名なピアノ演奏家を多く輩出しているらしく、今でも島内でピアノはとても盛んなようです。この博物館には70台ほどの珍しいピアノコレクションが展示されています。(撮影禁止でした)その庭からは、コロンス島や日光岩がよく見えました。Xia men 2007-2-113 posted by (C)Naoさて、フェリー乗り場の方へ戻って行きましょう。その途中で見えるのが、租界時代の各国の建物で、その中には旧日本領事館もありました。なかなか大きな渋い建物で、立ち止まって見ている人も多かったです。Xia men 2007-2-115 posted by (C)Naoさて、アモイは1842年に南京条約によって開港しますが、その後コロンス島は1902年に「共同租界地」に定められ、イギリス、アメリカ、フランス、日本、ドイツ、スペインなどの領事館や商社、学校、病院、教会などが建てられました。それに加えて、大勢の華僑が競ってここに洋館を建てたので、島全体がこのような洋風の街並みになったようです。Xia men 2007-2-114 posted by (C)Naoその後1949年の中国建国に伴い中国に帰属して、今では多くの観光客が訪れる観光スポットになっています。もちろん、いまでも約2万人がここに暮らしているようです。この日も島内には観光客が溢れていましたが、その大半は中国人でした。Xia men 2007-2-116 posted by (C)Naoさて、飛行機に乗らなければならないので、早めにフェリーで戻ろうと思いましたが、既にフェリー乗り場には、ものすごい数の人が待っています。それでも何とか船には乗れましたが、たぶん定員の倍くらいの人が乗っていたんではないでしょうか。あまりに重いので、明らかに船が通常よりかなり沈み込んでいる状態であり、船着場で船を降りようとしたときに、あまりの段差によじ登らなくてはいけないくらいでした(笑)恐るべき定員オーバーですが、もし沈んだらどうするんだろうと、ふと考えてしまいました。さて、そのコロンス島ともお別れし、ホテル経由で空港へ向かいました。また喧騒の香港へ戻ります。今回のアモイ・泉州の旅、ブログでのご報告も2月に始めて、既に一ヶ月以上もかかってしまいました。長々とお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました。私も今回初めて行ってみて、その2都市の魅力を十分に感じて帰って来ました。海のシルクロード出発点の海上貿易都市として栄え、古い歴史とお寺が数多く残る、独特な街並みを持つ街・・・「泉州」租界時代の西洋の面影を色濃く残すコロンス島や、集美学園・アモイ大学と言った西洋中折衷様式の美しい建物群を持つ、おしゃれな夜景が素晴らしい街・・・「アモイ」そうした街の雰囲気を、少しでも皆さんに感じてもらえればうれしいですね。そして、もし機会がありましたら、皆さんもアモイを訪ねてみてください。
Apr 4, 2007
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アモイ大学のすぐお隣、五老山の麓にある古刹、「南普陀寺」にやって来ました。このお寺は、明代の永楽年間(1403年~1424年)創建の仏教寺院で、観音菩薩の主要道場となっているようです。600年ほどの間に幾度か破壊に遭っているため、建物は創建当時のものではなく、その後建てられた比較的新しいものが多いようです。お寺の横がバス発着所になっていて、大勢の人で賑わっています。そのすぐ横にはお寺への入り口があり、そこにはりっぱな門がありました。Xia men 2007-2-98 posted by (C)Nao境内に入ると、まず左手には大きな池があり、その向こうには見事な石塔が二つ見えました。池の周りの手すりや、石灯籠などが全て統一されていて、見た目にも落ち着いています。Xia men 2007-2-99 posted by (C)Naoあたりにはたくさんテーブルが並べられていて、地元のお年寄りの人達でしょうか、大勢の人がそこでお茶を飲んだり、何かを広げてみんなで食べたりしています。ここは憩いの場所と言った感じでしょうか。Xia men 2007-2-100 posted by (C)Naoそこから少し進んでいくと、比較的新しい建物があり、大勢の人達が入っていきます。ここは中で休憩したり食事が出来るようになっているようです。何でもこのお寺では、精進料理を食べさせてくれるんだとか、、Xia men 2007-2-101 posted by (C)Naoさらに奥に進むと、そこには八角形の珍しい建物があり、その先には本殿でしょうか、立派な建物があります。この二つの建物は、とても大勢の人で賑わっていて、まともに歩けないほどです。このお寺、敷地面積はなんと3万平方メートル以上もあるとか、、、さすがにこのあたりを代表する名刹ですね。Xia men 2007-2-102 posted by (C)Naoこの日は、ちょうど正月の3日目ということで、どうやら初詣に繰り出した人や、旅行で来た人達が詰め掛けて、大変な情況になっています。この大混雑の中で、みんなあの長いお線香を持っているのですから、いつ周りからお灸をすえられるから判らず、はっきり言って怖かったです(笑)Xia men 2007-2-103 posted by (C)Naoここはこれまで見てきたお寺と違って、珍しい緑色の瓦屋根だったので、また違った独特な落ち着きが感じられました。八角形の建物は、その形から特殊な構造でしたが、その屋根もまた芸術的で、素晴らしいものでした。Xia men 2007-2-104 posted by (C)Naoこのお寺のさらに山の上のほうへ行くと、そこには大きな石に「五老峰」や「佛」と言う大きな文字が彫られているようです。行って見てみたかったのですが、時間もあまりないので、足を伸ばせなかったのが残念でした。本殿から帰りには、今度は別の順路があって、そこを通って戻ってきました。途中には、こんな風情のある建物も建っています。一体何をするためのものなんでしょうかね?Xia men 2007-2-105 posted by (C)Naoようやく一番手前に戻ってきました。ここには、天王殿、大雄宝殿、大悲殿などの建物が並んでいます。そのあたりも、とにかくものすごい数の人でした。その建物の間、後方に見える山が五老峰です。Xia men 2007-2-106 posted by (C)Naoここには、1925年に中国で最も早く仏教学府の学院が創設され、1934には仏教養老院なるものも建てられたようです。ここで大勢の僧侶が育ち、マレーシア・シンガポール・フィリピンなどアジア各地で貢献した者も多かったようです。ここで学んだ僧侶の人達の生活は、いったいどんな感じだったんでしょうね?さて池のある入り口まで戻ってきました。みんな相変わらずお茶を飲んでは、おしゃべりしています。こうしたのんびりしたところは、如何にも中国的な雰囲気ですね。さて次に向かうのは、いよいよアモイの顔とも言える場所、島全体がそっくり西洋風の「コロンス島」です。
Apr 2, 2007
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