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2010年11月13日

光学迷彩の実用化は近いか

テーマ：航空ＡＩＲ、船舶、ミリタリーファン(610)

カテゴリ：サイバーパンク

　『攻殻機動隊』でアニメファンの間で有名になった（!?）光学迷彩。

　光の透過・回折型、空間歪曲型、電磁波吸収型などが想定されているが、たぶん実用化されたものはない。

　カメレオン型は命名からして奇想天外な感をうけるが、イギリスは2012年の実用化を目指していると伝えられる。

　科学の力の透明マント（ハリー・ポッター）、光学迷彩。

　各種ロボット兵器やステルス兵器、精密誘導兵器。

　ハイテク戦争の絵柄は想像してもリアリティがない。

《ウェーブ／攻殻機動隊S．A．C．2ndGIG》KK02 タチコマ光学迷彩Ver.

光学迷彩の素材：可塑的な可視光メタマテリアル
　2010年11月 5日
　特殊な構造を持つ『メタマテリアル』と呼ばれる人工物質で物体を覆うと、物体の周囲の光を曲げ、その物体を見えなくすることができる。
　[メタマテリアルは、負の屈折率を持つ素材]
　通常の物質では、媒質となる物体に入射した光は反対側に屈折する(赤色の線)が、負の屈折率を持つ物質(Left-handed metamaterial)では入射と同じ側に屈折が起こる(緑色の線)。
　ただし、今までは、メタマテリアルが曲げることのできるのは、赤外光やテラヘルツ波など、そもそも人間の目には見えない光だけだった。
　ところが、スコットランドのセント・アンドルーズ大学の物理学者Di Falco氏らの研究チームが、この壁を打ち破った。
　「可視光線の領域」で光を曲げることができる物質の作成に成功したとする論文が、『New Journal of Physics』11月号に掲載されたのだ。
　通常、メタマテリアルはシリコンのような硬くてもろい基質の表面に作成するため、作成できる大きさやその性質を生かせる波長が限られている。
　しかしFalco氏らは、本物の透明マントのように物体を覆うことができるようにするには、自由に変形でき、大きく引き伸ばせる物質にする必要があると考え、可塑性ポリマーの超薄層からメタマテリアルを作成したと述べている。
　…(略)…

遊戯王カードエキスパートエディション2（EE2）【遊戯王カード】≪光学迷彩アーマー≫

ついに「光学迷彩」に使える不可視の新素材が登場へ
　（2008年8月11日 Gigazine）
　この新素材「Metamaterial（メタマテリアル）」は今週末にネイチャー誌で発表される予定で、光を違う方向に転送する（ねじ曲げる）ことによって、不可視にしてしまうというもの。
　既に可視光線を曲げるテストが行われており、冗談抜きで攻殻機動隊に出てきた周囲の風景と同一化して透明になる「光学迷彩」が実現する一歩手前まで来たようです。
　詳細は以下から。
　この素材は可視光線に対して「負の屈折率」を持っており、「自然界において存在しない異常な光学的性質」を持っているとのこと。
　これによって電磁波の方向を変えることが可能になっているため、不可視にできるというわけ。
　…(略)…