おしゃれ手紙

2016.07.03
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カテゴリ: 読書

小学館の少女漫画誌「フラワーズ」7月号が各地の書店で売り切れた。
通常部数より多い5万部を用意したが足りず、増刷分もすぐ完売したという。
▼萩尾望都(もと)さんの漫画「ポーの一族」の40年ぶりの続編が載ったからである。
思春期に愛読したファンが書展へ走ったらしい。
(2016.7.1日朝日新聞「天声人語」)
ピカデリーサーカスのリージェント通りへ向かっていたエドガーとアランは、そこで殺人事件に遭遇した。
訪ねて行った先のアパートで人が殺されていたのだ。
そしてアパートの主ポリスター卿は行方不明になっていた。
実はポリスター卿もまた、人々からバンパネラとして忌み嫌われるポーの一族の者。
引き取って育てていたリリアを一族に迎え入れるために、今は場所がわからなくなったポーの村の場所と、一族の長老キングポーの行方を捜していたのだ。
ポーツネル男爵夫妻を失ったためにポーの村に帰れなくなっていたエドガーは、彼からポーの村の入口を見つけたとの連絡を受けて、共に村へ帰るために訪ねてきたのだったが…。

 漫画「ポーの一族」を5冊持っている。
上の「ポーの一族5」を最後に、エドガーとアランは、消えたと思っていた。
もう、二度と私たちの前にあらわれないと思っていた。
今年の3月3日に放送された■ 漫勉 ■で萩尾望都が紹介されていた。
その時は、まさか「ポーの一族」の続編が出るなんて思いもよらなかった。
それが40年の時を超えて、よみがえったなんて、まさに「ポーの一族」らしい。
発売以来、何軒も本屋をまわったが、売り切れ。
漫画命の妹も悔しがっていた。(ノД‘)
「きみもおいでよ。
ひとりではさびしすぎる」。


生きていくうえで、自分の人生に誰かを巻き込むことはたくさんある。
このセリフひとつとっても、意味は深い。
マンガ史を塗り替えた作品の一つだ。
京都国際マンガミュージアム 研究員 倉持佳代子 ■ 朝日新聞「熱血マンガ学」20093.24
   作者、萩尾望都の確かな画力とストーリーテエリングは当時、衝撃的だった。
詩的なモノノーグや言葉遣いが読者の想像力をかきたて、そういった少女マンガ的な画方が繊細な心理描写に効果的であることを証明した。


と思っていたら、NHKのニュースでも流れたらしい。
ネットでも話題になっている。
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作は、40年たっても色あせず、人々を魅了しつづけている。
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Last updated  2016.10.03 20:25:29
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天地 はるな @ Re[1]:1980 僕たちの光州事件★暴力の連鎖(04/16) maki5417さんへ 韓国も安全な国になった…
maki5417 @ Re:1980 僕たちの光州事件★暴力の連鎖(04/16) 日本ではあまり報道されませんでしたが、…
七詩 @ Re:3月のおしゃれ手紙:今更ですが、関西万博いらん!(03/31) 本当にこれくらい失敗の予感したないイベ…
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