おしゃれ手紙

2019.06.03
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カテゴリ: 八百八橋散歩

東横堀川

■地理■
土佐堀川の上流部で南へ分かれて、中央区の船場・島之内の東縁を流れる。全長約3km。
西へ向きを変えてから下流は道頓堀川となる。

阪神高速1号環状線(南行き)の経路に利用されており、

川に蓋をするように高架橋が覆い被さっている。
地図によっては阪神高速の表記のみで、東横堀川の表記を省略するものも見られ、川の存在感が薄れがちである。

以前は川底にヘドロが蓄積され、ガスが発生するほど汚れていたが、地元住民や自治体の努力によって水質は改善傾向にある。
2000年(平成12年)には東横堀川水門と道頓堀川水門を設置して、高潮の防御および河川水位を一定に制御することが可能になり、親水性の高い水辺再生への取り組みがなされている。

■歴史■
1585年(天正13年)に豊臣秀吉の命により大坂城の西惣構堀として開削された、大阪市で最古の堀川である。
なお、1594年(文禄3年)の開削とする説もある。
1615年(慶長20年)に大坂冬の陣で徳川方と豊臣方が和睦する際、大坂城の惣掘の一部であるので和睦の条件の通りに埋め立てられた。
しかし、大坂夏の陣で大坂城が落城するとすぐに掘り返され、ほぼ同時に堀止から西へ道頓堀川が開削され、1622年(元和8年)には末吉橋の下流側から西へ長堀川が開削された。

大坂の街を東から西にへ、滔々(とうとう)と流れる大川。
その大川から分流し、北から南へと流れる東横堀川。
川の境目には築地と呼ばれる造成地があり、葭屋橋(よしやばし)という低い橋が架かる。
船の往来に妨げにならぬよう、葭屋橋(よしやばし)には橋脚がないことで知られ、名所のひとつになっていた。
(略)
一つ手前の今橋に立てば、眼下に葭屋橋(よしやばし)、それに大川と東横堀川の交わる景観を望むことが出来る。
今橋の欄干はとても低く、油断して身を乗り出せば川へ落ちそうになるのだが、橋の中ほどに佇んで眺める旅人が後を絶たない。
大坂名所ということで役人も大目に見ていた。
(「花だより」より)


■東横堀川に架かる橋■上流から

葭屋橋 ■ - 土佐堀通(▲写真右)と今橋(左)は、東詰でV字型に架かっている形になっているが、元は別々に架かっていた。

今橋
高麗橋
(東横堀川水門)
平野橋

本町橋 - 本町通
農人橋 - 中央大通
久宝寺橋
安堂寺橋
末吉橋 - 長堀通
九之助橋
東堀橋
瓦屋橋
上大和橋
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Last updated  2019.06.03 00:02:41
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