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(上村松園さんが描いた深雪)宿屋の段駒沢は一人で部屋にいるうち、部屋の屏風に「朝顔の歌」をかいた色紙が貼り付けられているのを発見する。これは自分が深雪に書いてやった歌だが、なぜこの場所にこの歌があるのだろうと疑問に思う。宿の主人徳右衛門を呼び出した。 徳右衛門は「さる立派な家の娘であった人が、尋ねる人があるとかで家を飛び出し人を探して諸国をめぐり歩くうち、艱難辛苦の末に視力を失いこの歌を歌って門付けするまでに落ちぶれてしまいました。この宿の心あるものたちは娘を憐れんで、この宿に引き留め、座敷がかかればその芸をしてなんとか生活できるように取り計らってやっています。」話を聞いた駒沢は、それはもしや深雪のことではなかろうかと気になり、「それでは一度その女の芸を見てみたいので呼んではくれまいか。」と頼む。そこへ風呂からあがってきた岩代が登場する。女中が「朝顔さんが参られました。」岩代「なんだ?その朝顔というのは」駒沢「道中の徒然に琴など聞いてみようと思い呼び出した女芸人です。」岩代「女芸人などこの座敷へ呼ぶとはもってのほか、さっさと帰らせろ。何か怪しいことでもあったら大変だ」駒沢「たかが盲目の女芸人、まさか怪しい茶箱などもって参りますまい。」とさっきの出来事をびっしっと嫌味で返す。岩代「・・・ では庭先で芸をさせてとっとと帰ってもらうがよかろう。」ここで、朝顔登場。駒沢は一目見て深雪とわかり動揺するが、岩代の手前もありぐっとこらえる。朝顔はここで琴を弾いて朝顔の歌を歌う。(三味線のほかにここで琴も持ち出され実際の演奏もされる。人形もほぼ実際の琴の演奏に合わせた手振りで琴を弾く所作をする )顔の汗を拭くふりをして涙をぬぐう駒沢。実際みれば良い女で声も良いので先ほどの態度とは違い岩代は、座敷に上がってこいと鼻の下をのばした様子。駒沢は、もう遅いし疲れたから、今日はこの辺でやめようと言う。岩代「芸人を呼べときつい執心のそなたであるのに、わしが引き留めたらもう帰れとは、ほんにお前は意地のわるいやつだな。」それを無視して駒沢「そなたは根っからの門付けではあるまい、何か事情があるのか。」と深雪に問う。朝顔「よう聞いて下さった。私は京の宇治川でめぐりあいし人と惹かれあうも、その後合う事かなわず。国へ帰るとて明石の浦で風待ちしている時再びその人とめぐりあいましたが、風に裂かれて再びばらばらになりました。国に帰ると縁談があり、私は心に決めた人に操を立てるつもりで、家を出、風のうわさを頼りに街道をめぐりあるくも合われず、ついには目も見えずなってその人が私に書きつけてくれた、朝顔の歌を歌いながら糊口をしのいでおります。ひと時もその人のことは忘れたことはありません。」敵の前で動揺をこらえながら、しかし感無量というところもみせないといけない駒沢の演技は難しいと思う。駒沢「それはなるほど、哀れな話じゃしかし、その方の夫になる人が聞けば満足に思うであろう。それではもう帰るが良い。」と深雪を帰らせる。深雪の方もこの声はと引っかかるものがある。 岩代は明日は早いのでもう寝るわと部屋に帰っていく。一人になった駒沢は徳右衛門を呼び出し、至急朝顔をもう一度呼び出せないかと頼むが、朝顔は他の座敷に出ているので明日早くなら呼べると思うとの返事。駒沢は金子と目薬、深雪から受け取った扇子を徳右衛門に渡し、もし私が出立していたらこれを朝顔に渡してやってほしい。この眼薬は甲子の年生まれの男の血液とともにのみ下せばどんな眼病でもなおるという秘薬であると告げる。駒沢たちは出立の時刻が来たので去っていく。そこへ深雪が戎屋を訪ねてくる徳右衛門「駒沢というお侍があなたのことを非常に気にしておられ、会いたがっていたのだが、刻限がきて出立されました。そして昨日の御礼にとたくさんなくだされものをしましたよ。」深雪「それはありがたいことです。私も気になることがありもう一度お会いしたいと思っていたのですが、入れ違いになってしまったのですね。」そこで二人は駒沢が渡した品の確認をする。扇子について、何か書いてありますかと徳右衛門に聞く深雪「朝顔の絵が一輪と朝顔の歌が書いてあって、駒沢次郎右衛門こと宮城阿曽次郎と書いてありますよ。」ここで深雪はびっくり、私は今の行列に追い付かなくてはと走りかける。それを引き留める徳右衛門「いったいなにをあわてているのです。」「駒沢様こそ私が長年探し求めた夫でございます。ここであわなければ一生会う事はできません。いかせてください。」雨が降ってあぶないからと止める徳右衛門を振り払い、杖を頼りにかけだす深雪だった
2015年07月31日
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uさて生写朝顔話の後半嶋田宿笑い薬の段(ハラハラドキドキするお話)ここは嶋田宿でも一番大きい宿屋戎屋の店先で、掃除をしながら女中たちがおしゃべりをしている。「うちの旦那さん、女芸人の朝顔さんにえらく肩入れしているよね。」「うん、目が不自由だけどなかなかの器量だから、旦那さんもにくからずおもってるんじゃない。」「ところで、今泊まっている大内藩のお侍、岩代様はいかにも意地悪そうな顔で、言い方も横柄だからいけすかないけど、もう一人の駒沢様は物言いもやさしくて、なかなかの男前だね。」「わたしも精いっぱい気を引いてみたけど、全然相手にしてくれないのがくやしいわ。」そこへ主の徳右衛門があらわれて、「店先で、お客様の噂話などみっともないこをしてはいけないよ。」と女中たちに注意しながら奥へ引っ込む。そこへ、宿の客として泊まっていた祐仙(阿曽次郎になりすまして、深雪の婿になろうとして失敗した医者)が現れ、女中たちに「大内藩の人がとまっているそうだが、岩代様と言う人がいたら呼び出してほしい。」と頼む。呼び出しに応じて岩代が登場祐仙「岩代様へお渡しするようにと手紙を預かりましたのでやってまいりました。御機嫌はいかがですか。」岩代「最近殿の近習となった駒沢のせいで、殿は真面目一辺倒、我々の出る幕がなくなった。駒沢というやつは我らの目の上のたんこぶだ、あいつさえいなければと思うのだが、お前にいい知恵はないか。」祐仙「なるほど、実は私は秘伝のしびれ薬をもっておりまして、これを使えばどのようなものでも丸1日は身体が動かなくなります。どんな使い手でもやっつけることができますぞ。」岩代「しかし、あいつは用心深いやつで簡単にその薬を飲ますことはできないだろう。」祐仙「これには、解毒剤がありましてな、先に解毒剤を飲んでおけばしびれ薬はきかなくなりますので、これを上手く利用すればのませることは可能かと思います。」岩代「そうか、それではその手でいってみよう。あとでお前を呼びだすから上手くやれよ。これは手付の十両だ。うまくいけばもっと金をやろう。」とふたりはそれぞれの部屋に戻っていく祐仙は、言葉の最後にぐっと顎を突き出して見得をきったりして、いかにも山師という雰囲気を出している。部屋の茶釜にしびれ薬を入れながら、手に入れられる成功報酬をのことを思って、座敷でうろうろするなど、悪党だが軽い奴と言う感じ。祐仙が部屋を出たすきに主人徳右衛門が入ってくる。さきほどから二人で怪しいひそひそ話。しかもなにやら怪しげな薬を茶釜に入れておられる。このことを駒沢様にお知らせしたいが、大げさになってもいかず。そうだと部屋の鉄瓶を入れ替え、その中には以前に買ってしまっておいた「笑い薬」をいれておいた。岩代がいる部屋に、公用を済ませた駒沢が帰ってくる。岩代「これはお疲れであろう、なんなら薄茶の一杯でもいかがかな。」駒沢「いえいえ、岩代殿にそのような御造作をおかけしては。」遠慮する駒沢に強引にお茶をすすめる岩代。岩代「いや、たまたま知り合いが同宿していて茶道具など持参しているのでそのものに点てさせよう。」打ち合わせどおり祐仙が茶道具をもって登場する。(ここで感心したのは、人形のする袱紗さばき、茶巾の扱い、茶筅通しなどすべて実際の茶道のやり方通りにしているのだ。人形で袱紗とかを折らせるのは難しいだろうと思った)いざ茶を点てようとした時、主人徳右衛門が割って入る。「うちの宿でお出しするものは、間違いがあってはいけないと全て毒見をしたものをお出ししています。まさかとは思いますがそのお茶もお毒見していただきたいと思います。」岩代「わしの知り合いが点てる茶を毒見せよというのか、まったくもって無礼千万。」祐仙「ご主人のいうことも一理あります。私が毒見いたします。その代わり何事もなければ、そちらさまも御覚悟くださいよ。」(こちらは解毒剤があるので自信たっぷり)そして、祐仙はそっと解毒剤を口にして、しびれ薬入りの茶(実は笑い薬入り)を点ててまず自分が飲んでみる。岩代「徳右衛門よ、何事も起こらないではないか、さあ責任をとってもらおうか。」祐仙「ほら、何事もアハハ、ヒヒヒ起こらないではフフフないですかへへへ。」笑い薬によって、何もないのに笑いが止まらない祐仙(この場面は(笑)を芸術にまで高めたと言われているシーン。義太夫の語りでの笑いも、止めるににとまらない笑い、我慢する笑い様々な笑いを演じ分ける。人形の方も、人が大笑いするときの、肩を揺する揺すり方、下を向いてこらえながらする笑い。全身での笑いなどまさにこのとおりという笑い方を様々に表現する) 岩代「こら祐仙、わしはさておき駒沢殿の前で、笑い転げるとは無礼であろう、少しは黙れ。」しかし笑いを止める事ができない。たまりかねた岩代にこれ以上笑うと手打ちにするぞと脅され、祐仙は笑いながら逃げ去っていくのだった。 岩代は徳右衛門に邪魔立てされて、企てが失敗したが、それをいうわけにもいかず。むしゃくしゃした顔で風呂に入りに行く。
2015年07月29日
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春の間は掃除もそれほど苦にならず、掃除もきっちりやってきたが、夏になって猛暑日が続くようになってきたら、暑くて暑くて、掃除をする気力がだんだんなくなってきた。毎日フルコースで掃除していたら、くたくたになってしんどいし、時間はかかるしちっとも楽しくない。そこで私はできるだけしんどくない掃除の仕方はないものかと考えた。そのための前提ごみや汚れで人は死なないというおおらかな(横着な)考えの持ち主であること。1.掃除でどれだけの時間を使うか決める 予定がなく・やる気がある・体調が平均以上 2時間 このうち一つでも欠けている時 1時間2.掃除の場所 絶対毎日やるところ キッチン水回り周辺 トイレ、洗面所、風呂 できたらするところ 1階の掃除 2階の掃除(階段含む) 余裕があればするところ 1階の拭き掃除 布きんなどの消毒 トイレのタイル拭き 2階の拭き掃除3.1と2を組み合わせて掃除の場所決定 2時間の時は だいたいすべてをこなせる 1時間の時は 絶対のところとできたらするところを一つ選ぶ(まだ時間があれば余裕があればするところから1か所選ぶ) 1時間が続く時は 絶対の所と前回選ばなかったところをする(時間があれば余裕があればするところから選ばなかった1か所を選ぶ) これでなんとか、毎日ピカピカとはいかないけれど、なんとか生活がやっていける程度にはしのげると思う。
2015年07月29日
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旅行や文楽を楽しんでいる間にも、着々と音楽の練習を進めている。「第九」の練習の日(この日の練習は本来の先生の後輩にあたるイケメン男子の先生が登場)第九の真ん中あたりのちょっとしたクライマックスになる部分で、それぞれのパートが結構高い音を出して終わるというところがあった。ここがアルトの最高音の部分で、例年例えると、思いきり背伸びをして高い棚にあるものにやっとの思いで指先が届いてると言う感じなのだけれど、今回はしっかり足に地をつけて、棚の上のものをつかんだと言う感じで、楽に声を出すことができたので、これも今までのレッスンの成果だと非常に満足した。そして、月曜日の声楽レッスン先生の質問「家で練習してきて疑問に思う事はなんですか」「長い音を伸ばすときに、不安定な感じがします。あと大きくしたり小さくしたり、楽譜に書いている通りにしているつもりでも、録音してきくと自分で思っているほど強弱がついていないことです。あと練習時間というのはどれぐらい確保したらいいのでしょうか。」「ピアノなど楽器の演奏であれば、何時間でも大丈夫とは思いますが、歌は自分の身体を楽器にするので、長くやれば疲れてきます。また初心者であれば変に力が入ってきたりするため、一度で15分程度、それを2回ぐらいやればいいでしょう。きれぎれにして2時間ぐらいが限界かと思います。」「音が不安定なのは、腹筋などを全部使い切ってしまうからです。歌う時に息をだすのは当たり前ですが、腹筋をゆるめないように腹筋は緊張させたまま息を出すのです。」「強弱については、弱の時に息もれさせたり腹筋をつかわないで弱弱しく歌うのは間違いで、緊張感を持って歌ってください。」後、日本人は邦楽の伝統から同じキ―の音でも下に響かせる癖があるが、洋楽の場合は上に響きをとるように意識して行う事。ブレスの前に腹筋も全て使いきってしまわず常に腹筋を張っておくこと。上体を前屈させて手を地面につけてどれだけの時間ついていられるか測ってみる事。また、声を有効に音に替え長時間出し続ける練習をすること。というわけで、歌を歌ってみる、易しい方の歌は最高音の部分が楽に出せた。非常によくなっています。高い音も必死でなく余裕を持って出せているのがいいです。休符の間に次の発声の準備をしておくことを忘れないように。そして、声が若いです。(キャホー、録音ではいまいちだけど、まあいいかな。うふっ)難しい方の歌、最初の響きが低い。そこを意識して高く響かせること、それができれば後はまあまあできています。先生の質問はいつも鋭い。
2015年07月27日
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(割愛されたお話)一揆を鎮めた秋月家に大内家の家臣駒沢次郎衛門との縁談が持ち上がるが、深雪は心に決めた阿曽次郎と一緒になりたい一心で家出をしてしまう。ところが駒沢次郎衛門とは阿曽次郎が伯父の家を継いで改名した名前だった。お姫様育ちで旅慣れない深雪は、たちまち山賊につかまり人買いに売られそうになるが、山賊の手下の一人がそっと逃がしてくれたので、やっとの思いで脱出する。笑い薬の段(笑えるお話)いろいろの失敗を重ねた桂庵は落ちぶれて、路傍で「笑い薬」という怪しげな薬を売っている。その効能は「親が死んでも、女房が間男しても、手代が売上持ち逃げしても」笑っていられるという不思議な薬らしい(何の役にたつのかわかりかねる)道をとおりかかった人が「いつも苦虫をかみつぶした顔している庄屋に飲ませたら面白かろう。」と薬を買い求める。たまたま宿屋の主人戎屋徳右衛門も煙草の火を借りたお礼にと薬を買ってやる。浜松小屋の段(聞くも涙語るも涙のお話)深雪は様々な苦労と阿曽次郎恋しさに泣暮らし、ついに視力を失い、杖を頼りに三味線を弾きながら歌を歌う門付けをして露命をつないでいる状態。今は朝顔と名乗っている。町のワルガキだちにいやがらせをされ、深雪が泣き崩れているところに巡礼姿の浅香がやってくる。深雪によく似た門付けをみて、はっとするが、まさかこんなに落ちぶれているとは思わず「この辺で16、7の振袖姿の女の一人旅を見かけたことはありませんか。」(深雪は聞いたような声だと思う)「そのような人は沢山通ります。名前だけでもわかりませんか。」「名前は深雪様と言うのですが」(深雪はびっくり、ここにいるのは乳母の浅香か、しかし今の自分の姿では名乗ることもできないと思い、とっさに嘘をつく)「そのような名前の人なら、お気の毒にしばらく前に大井川に身を投げてなくなったと聞きました。その方をお探しなら、もう探すのはあきらめて国に帰って菩提を弔ってあげた方がいいですよ。」と自分の暮らす掘立小屋に入っていく。ここで浅香のモノローグ「お嬢様はもうなくなっておられたか、奥様の操様が病でなくなる前に『せめて私の位牌の前でいいから深雪を連れてきて』と頼まれて訪ね歩いた私の苦労も甲斐ないものとなってしまったのか。」掘立小屋で浅香の話を聞いていた深雪も声を忍んで泣いている。そこで浅香はいったんその場から立ち去っていく。深雪は人の気配がなくなったので、外に出て「親の心配をよそに家をでて、親の死んだもしらず、ましてや命日も知らない情けないわが身。」と嘆き悲しむ。そこへ浅香が登場し「あまりによく似た顔立ちで、もしやと思って様子をみたら、やはりお嬢様だったのですか。それほど思いつめていたらこの私に相談してくれたよかったものを・・・さあ今から家へ帰りましょう。すべてはこの乳母にお任せください。」二人して、旅立とうとしたその時、深雪を買おうとした人買いが登場し、こんどこそは逃がさぬぞと深雪をさらおうとする。浅香は健気にも応戦して仕込杖で相手を仕留めるが、自分も深手を負う。深雪に「困ったことがあったら、この守り刀をもって嶋田宿の古部三郎兵衛という私の父を訪ねなさい。」と言って息絶えるのだった。(この場面では、鼻をすすっている女性観客もちらほらと) これで公演の第2部が終わり(第1部は子どもさん向けの不思議な豆の木(ジャックと豆の木を翻案したもの)などが演じられている)このお話の続きは第3部にて演じられる
2015年07月26日
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岡崎隠れ家の段深雪の父秋月弓乃介は安芸の国の家老だったが、主君の愛妾お蘭の方とその一派が苛酷な年貢の取り立てをするなどの悪政をするのを諌めるも聞き入れられず。職を退いて岡崎でひっそりと暮らしている。深雪は阿曽次郎から一向に連絡がないので、いったいどうしたのだろうと一人気をもんでいる。乳母の浅香が必ず会わせてあげるからとなだめている。 ここへ桂庵が祐仙を宮城阿曽次郎と偽って家を訪ねてくる。祐仙は例の惚れ薬をもってきている。家に上がって弓乃介と妻操に挨拶することになっても、祐仙はまともなあいさつもできずもじもじするばかり。弓乃介夫婦はなんだかおかしいと思いながらも「娘の事を御存じか。」と質問する。祐仙は「清水寺でお見かけしていらい忘れられず、近くまであとをつけて・・・」とべらべらとしゃべりだす。桂庵がしゃべるなと顔や身ぶりで合図をするが、舞い上がった祐仙は「もしも婿にしてくれるなら、飯炊き、洗濯なんでもこなし、あんま、けんびき、揉み療治何でもいたします。」弓乃介は「武士を愚弄するか、これ以上くだらぬことをいうと手討ちにするぞ。」と刀にてをかけたので、二人はほうほうの態で帰っていく。夫婦は顔を見合わせ、時間の無駄をしたと苦笑い。ここへ、国元からの急使が到着し殿からの手紙を渡す「国元では悪政のために百姓一揆が頻発し収拾がつかなくなっている。そなたの意見を聞かなかったこちらが間違っていた。帰国して事態収拾のため力を貸してほしい。」やっと殿がわかってくれたかということで、一家は急ぎ国元に帰ることになり。帰国の準備をはじめる。そこへ本物の阿曽次郎が秋月家を訪ねてきて、名前を名乗るが、応対に出た下男はさっきの騒ぎをきいていたので、またあのかたり男がやってきたかと「今は忙しいので、相手をしている暇はないさっさと帰ってくれ。」とけんもほろろに追い返すのだった。明石の浦船別れの段深雪一家は帰国のため大きな船に乗って、明石の浦で風待ちをしている。阿曽次郎も小舟にのり帰国のため風待ちをしている。阿曽次郎の耳に「朝顔の歌」が聞えてくる。あたりを見回すと。大船にいる深雪の姿が目に入る。ここでまた再会した二人。深雪は小舟に乗り移り、二人はひしと抱き合うのだった。(この間、阿曽次郎の船の船頭は、目のやり場に困ると言う風情で、あっちをむいたり、顔の汗を拭いたりと言う所作が面白い)阿曽次郎は国元に帰って、伯父の話を聞いたうえ用事を済ませたら、必ず迎えにいくからと約束するのだが、深雪のほうはまた別れ別れになってしまったら、今度いつ会えるかもわからない。私は絶対離れない、今から一緒にあなたの国元へいきますと必死に訴える。阿曽次郎も二人で一緒にいくつもりになったのだが、親にも知らせず姿が見えなくなったらきっと大騒ぎになるだろうから、一言書き置きでもしておこうということになり、深雪は一旦自分の船に戻る 。そこで風が吹き出し、深雪の船は出発することになってしまう。離れていく船とどうすることもできない二人、深雪は必死の思いで「朝顔の歌」を書いた扇を阿曽次郎の船に投げるのだった。
2015年07月25日
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今回のお話は生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)ふと知り合い恋に落ちた男女が、運命のいたずらからすれ違いを繰り返し、男を追って家出し、家老の娘からついには盲目の門付け芸人にまで落ちぶれた深雪の数奇な運命を描いている (豆知識)時代設定は鎌倉時代で、主人公深雪が一目ぼれする宮城阿曽次郎は大内家の家臣となっているけれど、英雄が大立ち回りをするということではなくて、すれ違いのメロドラマという感じで、時代ものでも世話物でもない微妙なお話。この話は16段からなっている長いお話で、全編を公演するには長すぎるので、面白い所をビックアップしての公演になっている。涙と笑いが適当に入り混じって、観客を飽きさせない工夫をしている。(前提)割愛された段で、大内義興は周防の国の大名だが、悪臣にそそのかされて鎌倉で放蕩三昧の生活をしている。藩の儒学者駒沢了庵は、これではいけないと甥の宮城阿曽次郎を自分の跡取りとして、藩主に諫言させようと考えている。 宇治川蛍狩りの段(二人の出会い) 阿曽次郎は京都に儒学を学びに来ている。ある日友達の僧月心と宇治川へ蛍狩りに出かけた。よい景色だからここで和歌を一首という月心のリクエストで、さらさらと短冊に和歌を書いた阿曽次郎。その短冊が宇治川に夕涼みに来ている屋形船へと風で飛ばされてしまった。屋形船からは三味線ときれいな歌声が聞こえてきている。屋形船の戸が開けられて、飛ばされた短冊を手にした娘(安芸の国の家老秋月弓乃介の娘深雪)があたりを見回している。(この短冊を書いたのはこの人かしらと阿曽次郎見つめる)そして、ふたりは互いに心をひかれあってしまったのだった。そこに酩酊した浪人者が登場、女ばかりの船だと思い 深雪の船に乗り込んで、酌をしろとか一緒に飲もうとか無理を言いはじめる。岸でその様子をみていた阿曽次郎が止めに入り、浪人どもを追い払う。深雪はものすごく喜んで是非お礼にと、屋形船に招く。乳母の浅香は気を利かせて船頭を呼んでくるからその間用心のため一緒にいてやってと二人にする。深雪は自分の扇に阿曽次郎から「朝顔の歌」を書いてもらう。(屋形船の戸がここで閉められるのは非常に意味深)そこへ阿曽次郎の下男が伯父さんからの急ぎの手紙というのをもって駆け付けてくる。今すぐ鎌倉へもどれという知らせだった。阿曽次郎は急用ができたのでこれで失礼すると船をでる。深雪はもう少しいてほしいと必死になって止めるが、そうもいかず。戻ってきた浅香の説得もあって、必ず後日深雪の屋敷を尋ねると言う約束で別れるのであった。(この間さきほどの浪人がまたもどってきて打ちかかり、阿曽次郎に川に投げ落とされ、水の中で、あっぷあっぷするという滑稽な場面がある)真葛ヶ原茶屋の段(笑える場面)秋月家出入りの医者桂庵は、弓乃介から宮城阿曽次郎という人間の事を調べてほしいと頼まれていた。しかし桂庵は仲間の医者祐仙を茶屋に呼び出し、「お前が阿曽次郎になりすませば、秋月家に婿入りできるぞ。ついては紹介料30両を出せ。」と言っている。祐仙はそんな立派な家に婿入りできるなら、金はいくらでも出すと大喜び。しかし祐仙は、色黒、獅子鼻、タレ眉毛という残念な顔立ち。せめてもう少し男ぶりをあげなければと髪結いどこに去っていく。そのあと桂庵は茶店の女お由に言いつけて、鍋底のこげをもってこさせてそれを粉にして、紙につつむ。そして、お由に「わしが合図をしたら、さっきの男に惚れたふりをするのだ。」と命令する。祐仙が髪結いどこから帰ってくる。桂庵は「ここに、これをふりかければどんな女でも、振りかけた男に惚れるという秘伝の薬がある。15両だせば譲ってやる。」とこげを粉にした薬を売りつける。薬を買った祐仙は試しに、茶屋のお由に薬をふりかける。桂庵の合図に従いお由は、祐仙に抱きついたり。太ももをさすったり。首に手をまわしたりしながら好きだ好きだと迫っていく。祐仙はあまりのことに逃げ出してしまうが、薬の効き目は間違いなしと信じてしまう。
2015年07月24日
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部屋の右手から朝日の昇ってくるところが見えたので、これも写真を撮っただんだんと朝日が昇ってくる。部屋から朝日も夕日も眺められるのはとても素敵。朝の大山も神秘的な感じがする。昨日はいらなかった露天風呂の方に入りに行く。ヒノキのお風呂、大きな陶器の円形風呂、自然を活かした岩風呂があってこちらも結構大きくて気持ち良かった。 朝食もいただいて、まずは大山寺へと出発する。駐車場から大山寺までは結構な上り坂で、登山スタイルの人が沢山歩いている。大山寺の山門紫陽花の花がところどころに咲いている。ここでは鐘をついて、お願い事をしてみた。私の付いた鐘の音は小さかったが余韻は他の人より長かったと思う。宝物殿があって、古い仏像などが置いてある。そこの女性とお話したが、11月には山門を閉じるらしい。雪が深くふるので、お寺の人と本当にお参りに来る人だけがやってくるがそれでも雪かきができなくて身動きが取れないこともあるとか。その後蒜山の方面に向かう。蒜山のジャージー牧場の牛たちを見に行ったが、遠くて後姿だけだった。お昼はご当地の蒜山焼きそばを食べる。味噌だれで味付けがしているなかなかコクのある焼きそばで、麺は太麺になっている。お昼を食べて、一路我が家へ向かった。
2015年07月23日
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楽しみにしていた料理食前酒は夏ミカンワイン前菜は海の幸を色々使っている 造り 左の白いのはシロイカ 紅ズワイガニ、カンパチ、マグロだったが非常に美味しかった。豆乳しゃぶしゃぶ用の材料、鳥取黒毛和牛おもわずちょっと先に少し食べてしまったが、黒毛和牛のステーキ蓮根餅、アナゴ旨煮酢の物 紅がにのゼリー寄せ止め椀はトビウオのつみれ入りのお吸い物小エビ入りの炊き込みご飯ミルクプリンと果物がデザート夕方ごろから沖の方にイカ釣りの船が沖合に集まりだした。今まで台風の影響でなかなか漁にでられなかったので、今日は特に船の数が多いらしかった。窓からちらちらと見える漁火はとても幻想的だった。夜寝る前にも沖を眺めると真っ暗の中に大小様々な灯りが見えて飽きなかった。料理もよかったけれど、眺めも最高だった。
2015年07月22日
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麓の駐車像から、階段を上って、吉備津神社にたどり着く。ここも温羅を退治した大吉備津彦命を祭っている。最初にここが祭られ、吉備国が3つの国に分けられた時、備中の一宮として祀られ、あとの2つの国に分霊されたということらしい。ここは比翼入母屋造りで有名な建物ただし、今回は改装中で全体をみられなかったので写真は借り物です。 拝殿の横から木造の回廊がつづき、末社、御釜殿など(釜鳴りで吉凶を占う場所)を眺めることができる。えびす殿神社の庭そのご日本の三大稲荷である最上稲荷へと出発する。岡山県で唯一廃仏毀釈を免れたところで、最上稲荷山妙教寺という日蓮宗の寺で神仏習合の形をとっている。 ここも改装中で本殿は最上位経王大菩薩が本尊である。が荼枳尼天(稲荷が仕えている神)の姿とよく似ているらしい。とにかく暑いなかをなんとかさらに奥にある様々の菩薩等の祠にもお参りして、ホテルへと向かった。とにかく海に近い所だった。しかも窓越し大山の姿も見る事ができた。温泉は塩化物が含まれた温泉で、すごく塩辛かったが。ぬめりもあった。入るとさっぱりとした爽快感があった。露天風呂と普通の大浴場が離れているので、まずは大浴場から行ってみた。裏が海水浴場になっていて、そのまま露天風呂にいくことも可能のようだった。5時という時間だったので、お風呂はほとんど人がおらずのんびりと入ることができた。 また、部屋からは夕日が沈むところが見る事ができた。
2015年07月21日
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20日朝8時に我が家を出発する。高速道路は比較的空いている。11時には岡山後楽園に到着する岡山藩主池田綱政が1687~1700までかかって完成させた庭園 日本に広く自生している野芝を使っており、非常にひろびろとした広がりを感じる。延養亭と能舞台藩主が庭園を訪れたときの居所であり、庭園を一望できる場所。また綱政が、能の優れた舞手であったことから能舞台が作られている。園内で一番広い池のに小高く作られた中之島から一望した景色は、すばらしい。ただし、連れが暑さに弱い人だったため、この時点でほとんど体力を使い果たした模様。また、砂利島という小さい島も松を植えられて風情がある感じ。はすがきれいに咲いているので、写真をとってみた。用水路、池などが大小たくさんあり、ところどころには水車や石灯籠が配置されて涼しげ。桜、花菖蒲、紅葉など季節ごとに色々な木や花が楽しめそう。また、タンチョウヅルが飼われている。お正月にはこれを放して飛ばすみたい。しかし、ともかく暑くてしににそうで我慢できない人がいたので、30分ばかり見学して出発した。お昼ごはんは郷土料理の祭りずし その後吉備津彦神社へ向かう この地を支配した大吉備津彦命 (おおきびつひこのみこと)を主祭神としてまつり、その一族が合わせて祀られている。大化の改新で吉備国が備前、備中、備後と分けられた時にこの神社は備前国の一宮となった。吉備津彦が温羅という渡来人の製鉄民族と戦いこれを平定したということが、桃太郎の鬼退治の話のもとになったとか言う話もある。 駐車場の横に祭られていたがよくわからない。本殿〆縄が龍が空を飛んでいるような感じ。拝殿平安杉は樹齢千数百年ということでものすごい大木になっっているが、最近樹勢が衰えてきたので、保存のために手入れをされたということだった。
2015年07月21日
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住んでいる市の芸術文化助成事業ということで、ある団体のフラメンコの舞台が開催されることになった。知り合いからのお誘いがあって見に行ってきた。とにかくすごい人が並んでいたが、知り合いが先にいって席をとってくれたので、割と良い場所でみることができた。カンテ(歌手)二人 ギター二人 パーカッションの人一人で意味はわからなかったが心にしみる、ジャズとかソウルを思わせる音楽だった。 14曲ぐらいが演奏された。踊りの手の表情が豊かだ。スカートを持つか、帽子、カスタネット、大判のショールなどを小道具にすることもあるが、手は上下の流れを意識させる。足拍子はタップダンスのように速く力強い。反り気味の姿勢で、私をごらんなさいと言う感じ情熱と力強さを感じる舞台だった。指先、スカートからちらと見える足、スリムな衣装に身を包んだ腰それぞれが魅力的だった。 最後にリーダーの人がソロで踊ったが、踊りのキレがすばらしく心の中に切りこんでこられるような印象的な舞台だった。お知らせ明日から皆生温泉にいくので、月曜日火曜日はブログ休みます。
2015年07月19日
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今日は知る人ぞ知るお寺さんのお参りの日。8時30分に来られることを前提に準備をする。そこで8時25分に登場(想定内)ただ、次に行くべき檀家の都合が悪くなったということだった。お経の最後の部分を2回繰り返してた(チェック!)なぜか新聞の折り込みチラシをもってきて(????)「うちも高齢者が多いので、お寺の行事でも足のある座椅子を使ったらどうかと思いました。」(はあ?座椅子を買うから寄付しろということなのか)「ただ、そのようなことをするには本山にお伺いをたてないといけないので話をしたら、その必要なないと言われましたので、この話はなしになりました。」(それだったら、別にどうでもいいやん。それとも信者が自主的に買えと言う事なんだろうか)とりあえず、1時間以上が過ぎたので疲れたオーラを出してお引き取り願った。
2015年07月18日
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昨日から台風が近づいてくるということで、風も驚くほどではないが、時々強く吹いていた。夜中にわが市あたりに最接近するらしかったので、夕方には全ての窓のシャッターを下ろすことにした。強い雨よりは風で何か飛んできたらと言う対策だった。風はあまりに強くならず雨が大分強くなってきていた。20年前にはこのあたりは、ものすごい雨が降ると道路が冠水し、ひどい時には、道路でふくらはぎあたりまで水がくることがたまにあったのだ。排水管を大きなものに 変えてからは、冠水騒ぎはなくなったので雨についてはそれほどは心配していなかった。携帯には役所からの避難のお知らせと気象台からの警報を着信するようにしているので、ひっきりなしに着信音がなった。朝になったら少しは状況は良くなっているかと思ったら、強い雨が相変わらず降っている、台風の速度が遅いために雨雲が動かないのか。こちらの方は落ち着いてきたいたが、山側の町では数地区で避難準備情報が出されていた(現在は解除)風通しを良くするために、昼前にはシャッターは全部開けた。台風で被害に合われた方にお見舞い申し上げます。これからの進路にあたっている方、お気をつけてください。
2015年07月17日
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昨日は女子会で中華料理のコースだった。前回コーラスの打ち上げリーズナブルだと思ったコース料理、今回も個室で落ち着いて食べる事ができた。突き出し エビときくらげふかひれスープえびといかと野菜炒め肉と野菜炒めひらめとたまごのチリソースかけ鳥の空揚げチャーハンデザート杏仁豆腐私は桂花陳酒と青梅酒をいただいた。その前にピアノレッスンにいって「モルダウ」問題があるとすれば、転調するところで左手は前の調の流れの終わりで、同時に右手は新しい調の始まりを弾くことになっている。その1点で両手の弾き分けができるようにという指摘があった。確かにこれは私の技術では難しいけれど今後頑張っていかないと。「踊り明かそう」音が大きく出ているのはいいこと。クライマックスで高音と低音が交互にばんばんとでてくるので、それを手早く安定的に弾けるように。(ちゃんと弾けてる時もあるので、これを常に弾けるレベルまでもってくること)連弾「舞踏会の美女」は、一生懸命弾いている時は問題ないのだが、集中力が切れるとミスタッチをしたり音の長さがいい加減になってしまう。まだまだ弾き込みをしなければ。
2015年07月16日
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何度もコンサートにいってるけど、私はコンサートマニアではありません。知り合いがコンサートのチケット販売の仕事をすることになった。「私も協力させてもらうわ」と言っていたので、その人からは何回かコンサートのチラシなど送ってきてくれたが、もう一年近く時間が過ぎ申し訳ないのでなんとかいける日ということで、再びシンフォニーホールにでかけることになったということだ。大阪フィルの定期演奏会指揮 井上道義演目 スペイン狂詩曲(シャブリエ) 前回のスロバキアフィルと違って、バイオリン、ビオラの数が多い。 スペインという国柄というべきか、音色は明るくて、光がたっぶりそそがれている川がうねっている。それぞれのパートが潮流で、ときには同じ方向にときにはぶつかりあい戯れて光があふれているいると言う感じがした。 アンダルシア協奏曲(4本のギターとオーケストラのための)(ロドリーゴ)荘村清志 福田進一 村治奏一 大萩康司 の4人がギタリストでそれぞれに有名な人たち。スペインの町で、フラメンコを踊る女性、ギターを鳴らす男、酒場、石畳を行く馬車、働く男女、闘牛士のような伊達男が行きかうそいう情景が目に浮かんだ。 アルルの女第一、第二組曲 (ビゼー)これはあまりにも有名な曲。個人的にはファランドールとメヌエットが好きです。気持ちよく元気がでたところで、軽い食事をして、コーラスの練習に向かう。これから新しい曲だが、リズムが結構難しい。休符を多用しているので、うっかりすると入り方がばらばらになりそう。自分でも自信を持って歌えるように、練習しなければ。音階的にはそう難しくないと思う。
2015年07月14日
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声楽のレッスンにいってきた。とりあえずということで発声練習。「 あ」で出せば普通のドの2オクターブ上のドの下のシまで出せているということで、すごい進歩だと自分では思う。ただ「ま」で歌えば1オクターブ上のファぐらいまでしか出せていない。姿勢については、言われなくても一応それなりの姿勢がとれるようになった。 ここで先生からの質問で、今歌っている歌に関して何か歌う上での疑問はありませんか。(この質問が実はくせものだと私は思っている。自分の歌の欠点が自分でわかっているかという問いかけだろうと思う。)そこで、な行とま行の発音がはっきりしていないと思うのでどうしたらよいかと尋ねた。先生はいろんな子音の出し方のこつを教えてくれた。な行では舌を前歯の裏につけてから声を出すこと。ま行では必ず唇を閉じてから声を出すことを注意するように教えてくれた。そのほかの子音の出し方も一通り教えてくれた。ただし、全ての言葉を同じように発声するのではなくて、重要な名詞、形容詞ははっきりと、助詞やつなぎ言葉については軽く発声すること。大変難しいことだが、はっきり発声しながらひとまとまりの言葉は一息で歌う事ということだった。さらに疑問はないかとのことだったので、歌の盛り上げるところについてどのようにしたらよいかという質問をしてみた。先生はそこも難しいポイントですねと言っておられた。(私の質問はとんちんかんではなかったということでちょっとほっとする) 盛り上げるところについては高音になるが、絶叫ではなくて少し力をゆるめながら抑えた方が聞きやすいということだった。前向きに頑張っておられるので、最初と比べれば大分進歩していますよということだった。
2015年07月13日
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昨日、奈良方面の親戚の家に車ででかけた。その帰り道のことだ。片側1車線の道路で、歩道と車道は白線で分けられている道路だった。赤信号で、私の乗った車は停止線で停車(前の道路は変形の十字路で、停止線は道路の大分手前にあった。)すると、うちの車の左側を私たちと同じ進行方向にするすると軽自動車が走り、停止線を大分超えて停車したのだった。つまり歩道とされている部分をその車は走っているのだった。車には紅葉マークがついていた。つまり、その車は後ろからやってきて、強引に信号待ちの車を追い抜いて、直進していった。ありえない。次に高速に乗ってしばらくしたら、全体の車の流れよりはやや遅めの車が前方を走っていた。安全運転といえばそうなのだが、車線内を微妙に蛇行するのだった。もちろん車線を超えて蛇行されたら危なくて仕方がないけど、直線でもゆらゆら動かれたら、後ろを走る人間にしたらちょっと怖い 。何かあっては怖いので、こちらはサービスエリアに入り、やりすごすことにした。どう言う人が運転しているのかは知れないけれど、最低限の安全運転はしてほしい。お互いの幸せのために。
2015年07月12日
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昨日の昼からはシンフォニーホールでスロバキア・フィルのコンサートスメタナの「モルダウ」ドボルザークのチェロ協奏曲ロ短調Op.104ドボルザーク交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」何度か聞いたことのある演目だったが、生できくのは久しぶり。しかも前から3列目だった。 モルダウはピアノで弾く時の参考になるだろうということで聞いていた。モルダウのうねり、大河だからだろうか波しぶきというよりは大きなうねりを感じさせた。ピアノだとどうしても、絶叫調になってしまい岩を砕く大波という感じになるが、管弦楽は全てを包コム大きなうねりにとなる。コンサートと関係あるかどうかわからないけど、起承転結というべき弾き方 に注意しようかと自分では思った。チェロ協奏曲 ソリストは宮田大さん チェロの音域の広さ、高音部の張り、低音部の響きそれぞれの魅力を十分弾き出していたと思う。楽団それぞれのパートのかけあいも息があって、チェロって素敵と思わせてくれた。新世界より 鋭い感じの演奏をする楽団もあるが、私はなめらかですごく安定的で非常に心地の良い演奏だったと感じた。アンコール曲は「スラブ舞曲」の5番だった。この楽団は柔らかい演奏が得意なのかなと思っていたが、エネルギーの噴出を感じさせる 迫力だった。
2015年07月12日
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今日は昼からコンサートにいってくる予定。ここのところ、コンサートや文楽などに行くことが多い。母は若かりし頃は、音楽や歌舞伎などを聞きに行ったりしたことが多かったらしい。ところが結婚してから、姑がまったく趣味などない人で嫁が自分の楽しみのために外出することを極端にきらったらしい。無理に外出すると、姑が非常に機嫌が悪くなる。あるいは姑の体調が非常に悪くなるなどで何度も大変な思いをして、結局自分の趣味のために出ていくことを「自主的に」断念したようだった。姑(祖母)がなくなったあとは、町内会の旅行、お寺の婦人会など行事的なものには参加がしていたが、自分がみたい、聞きたいということで外出したことは皆無だったと思う。おかげで、私が大人になってからもとばっちりがきて、会社や友人とのつきあいだと母になにも言われなかったが、趣味の方面での外出にはあまり理解がなかった。結局私も「自主的に」そのような催しにはいかなくなってしまった。そして今、みたいものを見にいかなければ、自分に不満が残る。行けば誰かにいやな顔をされてそれで不満がでるとすれば、どちらにしても不満なのだから、したいことしたほうがより幸せかなと思う。もちろん今の私が何をしようといやな顔するものはないのだから、財布と相談しながら自分がしたいことをやってみたい。
2015年07月11日
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昨日はプチ飲み会だった。全員食欲がないということで、軽めのメニュー。クルミのサラダ生春巻きフレンチトーストミカンのジュレ後餃子などで、私はピーチサワーをいただいた。昨日俳句のコンクールの通知がきていた。なんとか入選できたようだ。母の帯 締めていくべし 枇杷熟れぬ
2015年07月10日
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6月は色々忙しかったので、練習には参加できず、7月から練習に参加した。ある程度ベテランの人も増えてきているので、今まで以上に原語に近い発音でということが要求されている。こちらも、一応の暗譜はできているので、後はよりドイツ語らしい発音をすること。もうひとつは、意味をしっかり分かって歌う事。単語の意味の理解とそれにふさわしい表情付けという ことも言われた。(ボイストレーニングの先生も同じことをいわれているので納得)また、拍数についても、とちゅうで3拍子が2拍子にと曲の中でころころと変わっているので、拍子がかわっているところのニュアンスも変えてと言われた。これはピアノでもズンチャとズンチャッチャとは違うのだからそこは弾き分けてと言われているので、なんとなくはわかった。
2015年07月09日
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今日のスイーツはいただいた「ほんわらび」こしあん入りのわらびもちにきな粉をいれて、10時のおやつにした。今日は今年の「第九」の練習日。6月から練習は開始していたけれど、色々忙しかったので今回が初めての練習になる。なんとか過去3年参加を続けたので、暗譜はできているので、復習しながら頑張ってみる。ピアノはなんとかステップアップするために、一つの曲を10回考えながら弾いている。10回のうち8回がまあまあというぐらい弾きこめたら、次を考えてみよう。
2015年07月08日
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今日も朝から割と強い雨が降り続いている。親戚に届けるものがあったので、ちょっと出かけたついでに7月4日でオープンに近くにオープンした図書館を覗いてきた。雨降りだから空いてるだろうし、図書カードも簡単に作ってもらえるだろうという予測だった。こじんまりした図書館だが、嬉しい誤算というか本が比較的新しいものばかりだった。文庫本なら買いやすいけど、ハードカバーの本は値段も張るので、買うとしたらある程度セレクトしないといけない。図書館なら、ちょっと気になる程度でも借りてみて、なんだかなあと思えば返せばいいから気が楽だ。それに、いまは発行されてないような本でも図書館なら探すことができる。今の書店は売れなければたちまち本棚からなくなってしまうので、自分の好みのちょっとマニアックな本はなかなかお目にかかれないことがある。3週間10冊という事で色々借りたが、今日は雨という事で図書館の方が親切にも防水の袋をくれた。サービスいいわ。これで心おきなく本が読める。幸せ。
2015年07月07日
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朝から曇り空だったが、家のミニ水連の白花のほうが咲いた。なでしこジャパンの試合を見ようとテレビをかけたとたんにゴールを決められてちょっとショックだった。試合をみながら、こつこつとキッチンの片付けから掃除をする。残念ながら試合は負けたが、アメリカを相手に2点を入れたのは(オウンゴールを引き出したことも含めて)よく頑張ったと思う。試合の終了後から、注文したカーテンが送られてきたので、2階のカーテンをレースも含めて掛け替えた。今のうちに替えておかなければ、また古いカーテンの処分にお金が必要になるので。仕事がある時は寝坊するのではないかと心配だったので、遮光性のやや低めのものを使っていたが、今度は遮光性の高いものを選んだ。もちろん夏に向かってぐっすり眠るため。そして温度も若干は低くなるというので、少し期待しよう。
2015年07月06日
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もうすぐ七夕。お願い事を短冊に書くことも久しくなくなってしまったけれど、もし願いがかなうなら・・・ピアノと歌の発表会がうまくいくことかな。もちろん自分も一生懸命努力するし、じっと座ってお願いだけしてるつもりはない。ネットで、発表会でピアノを上手く弾こうと思ったら、家で10回連続して弾いて最低8回はレベルに達しているぐらいにならないと、本番で上手くは弾けないだろうと書いてあった。はい、そちらのほうは私頑張ります。私はただの素人のおばさんで、芸にもなってないけどやっぱり伝えたいことはある。下手は下手なりに頑張って成果はだしたい。歌の方はたぶん10回も歌ったら疲れるかもしれないけど、欠点は克服するよう努力します。こちらも始めたばかりで、至らないところだらけだけど、伝えたいことはある。 そこでお願い私はすごい上がり症なので、折角努力をしても上がってしまったら努力が水の泡。で、度胸をつけるために、発表会より前に(9月)人が30人ぐらいしか入らない小さなホールでいいから、舞台の上でスポットライトを浴びてグランドピアノを弾いてみたい。歌の練習もしてみたい。もちろん知り合いとか家族を呼ぶつもりもなく、私一人で。聴衆のエキストラとかいたら面白いかもしれないけど (笑)
2015年07月05日
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今日のいただきものは、「夏の玉路地」透明感のあるお餅のような生地に小豆がたくさん入っている。私好みのお菓子。近くの幼稚園では、七夕の行事をしていたが、朝から雨が降り続きちょっと残念。火曜日までは予定がないのでまとまったことをしてみたいけど、雨降りと言うので大きな洗濯ができない。とりあえずは、セキュリティの作動確認をするために、すべての窓と出入り口の侵入センサーをチェックした。これが結構時間がかかるので、ついずるずると遅くなってしまっていたが、これでちょっとほっとした。
2015年07月04日
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以前、ある女性が抜擢されてあるプロジェクトのメンバーになったことがあった。友人であった私たち10人ぐらいで、御祝の会をしようということになった。その会の席上、当然話題はプロジェクトチームはどんな感じかとか転勤しての感想などの話題で盛り上がっている最中に、いままで黙っていた参加者の一人が突然他の参加者に向かって「御主人のお加減はいかがですか。」と盛り上がる話題をぶっちぎるかのように、声を張り上げた。一瞬みんながしーんとなってしまった。主賓を盛り上げるように話題を作るのは当然のことなのに、なんでこの瞬間に何の脈絡もなくそんな話題にするわけ?ちょっと白けた気分になった。また、今年は定年退職の方を励ます会を8人でした時、当然退職者のいままでの苦労話とかこれからの予定とかで話が盛り上がっている時に、前回と同じ人が自分の所属しているグループが新聞に取り上げられたとその新聞のコピーをみんなに配りだした。いずれの場合も集まりの趣旨というのを考えて発言ほしいなと思った。
2015年07月03日
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昨日はピアノレッスンの日だった。3曲しないといけないので、レッスン開始で、即行でピアノを始める。「踊り明かそう」前半をスピードアップして、メロディラインをはっきり出して弾いてみる。エンディングも速度をおとさずそれなりに迫力を出して弾いたつもりだった。上手くいったので、先生からOKが出た。「モルダウ」も、難しい所で速くなってしまうという欠点を、メトロノームで修正して曲全体の速度をあまりゆるがないようにした。メロディーラインにも注意した。これもOKが出た 。発表会までこの状態をキープしてということだった。「舞踏会の美女」の連弾はまだまだという感じ。自分で余裕を持って弾いているところでは、先生の伴奏が入ってもほとんど変わらなく弾ける。ただ、自分が必死で弾いているところに入ると、伴奏に引っ張られると言うかたちまち崩れてしまう。ソロ以上に引き込みが大切なんだなと思う。しかし、私の最大の敵はおそらく本番にあがるということだろうと思う。最初の舞台では、指が震えた。(演奏しているというよりは、必死に鍵盤をたたいて終わりという感じ)2番目の舞台ではまあなんとかドキドキしながらも大きなミスはしなかった(これは、あとで聞いたらまあそこそこにいけてるとは思えた)3番目の舞台では演奏の途中で頭が真っ白になってどこをどう演奏したかわからなかったが、弾き込みの成果か最後までは止まらなかった。(結構難しい楽譜だったので、演奏のたどたどしさが気になった)さて、今回はどうなるだろうか。
2015年07月02日
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昨日は毎月1度の女子会で、戦前の古い民家を利用して営業している和食のお店にいってきた。付きだし 吸い物 豆腐と鱧とミョウガ刺身 スズキのあらい カツオのたたき ユバ炊き合わせ 冬瓜下にはフォアグラ焼きもの 鮎天ぷら なす 鱧の梅肉巻き酢の物 ずいき イワシの刺身ご飯 しょうがと蛸の炊き込みご飯デザート ジャーベットとムース
2015年07月01日
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