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ニューヨークのトランプ・タワーの上層階を定宿にしている生田緑地動物連合会の面々と、デルフミュームにザビエス赤膚族2名、バンバンジュウとガメリッチババローナの恐竜2匹、それに木村のトメさんに澤登の夫婦3人は勝手気ままにくつろいでいます。トメさんのたっての希望で行ったディズニーランド半日観光の楽しい思い出を胸にしまって4日後には、全員、全匹帰国する予定でした。 桐山清十郎だけは彼の提案した災害時国際支援部隊のプランが正式に各国が承認したので、その総轄責任者としてワシントンに留まっています。 澤登隆一も約1ヶ月後には、カンタム・エネルギー(量子力学)研究機関の所長としてラスベガスに戻る予定ですが、つかの間の休息をとるために一時帰国するのです。なお妻の沙祐里さんは、「隆ちゃんだけを異国の地に一人にさせない」の今時、古風な言葉を発し、夫婦そろって研究所勤務が決定しました。 中世ヨーロッパの家具をメーンにアンティークなイメージで統一した部屋の中にクリサーラがのんびりと宙に浮いています。クリサーラはどういう訳か、カメぱっぱとガマのビッグを話し相手として気に入ったのか、部屋に招き入れているのです。今も眼下に見える美しい夜景に興味を示さず、お話が盛り上がっていました。「ヒスイ宮殿を中継拠点とすれば、人間族が必要としている地下資源の大半は採取できると思いますぞゲロゲロ」「そうですね、鉱物運搬の合理的な方法を解決すれば、人間社会の経済と生活は飛躍的に成長するでしょう。人類が探し求める希少金属、レア・メタルなども簡単に発見できるし、石油も地層の変化とマントルの温度差を中心に探索すればすぐに見つかります。ただし人間の歴史から判断すると、しばらくの間、協力するのは控えます」 カメぱっぱが床に寝そべったまま、声をだしました。「どうして、クリサーラさん、人間族が大喜びするのに協力しないパッパ」「資源を巡って戦争を繰り返していた彼らが、昔のゴールドラッシュのように大量の群衆となり、押し寄せたら私の宮殿は汚れるだけでなく、食料の確保や宿泊施設の提供などで混乱します。宮女たちだけなく生き物たちにも迷惑な話です。トマソンがいくら国際連合でまとめようとしても、資源を各国に分かち与えるとして、それに異議を唱える政治指導者が登場するのは間違いないでしょう。それならむしろ資源情報など一切与えないで静観していたほうがいいと思うのです」 ビッグが4回ほど軽くうなずきます。「そうじゃ、人間が急に地球愛を前面にだすなんて、あり得ないゲロゲロゲーロ。自分たちだけの利権を追求するに決まっているな。クリサーラさんのいう通りですぞ」「トマソン大統領が地球連邦制度の構想を発表しても、各国の温度差は厳しいものありました。彼の理想はまだまだ遠い先になるような気がします」「人間族ってボクたちが思っているよりも、かなりアホな生き物パッパ」「ほとんどのアホとごく一部の賢い人間が混在するのが人間社会なのじゃ、これからの地球は温暖化現象で異常気象がつづくから、農作物も不作になって食料危機におちいるだろうなゲロゲロ、そうすると自国優先主義者がのしてきて、争いになるのは避けられない。トマソンが地球全体の平和を唱えても、受け入れないだろうな」 クリサーラがなにか言いかけたとき、テーブルの上にあるスマホが大きな音を立てます。耳にあててたクリサーラの表情は緊張に包まれました。「ここにビッグとカメぱっぱもいますので、スピーカーに切り替えますね、ジェームス」 3秒後にアメリカ大統領ジェームス・トマソン大統領の声が流れます。「クリサーラ、もう一度いう。あなたがたが第三地下層の地下牢に閉じ込めたメルトン・ブッチャーと部下のグラシオラズが脱走した・・・・・」 つづく
2020/08/30
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大統領が退室すると、入れ替わりに2人の秘書官が足早に入室します。「みなさんお疲れさまでした。帰りも来たとき同様、裏口から作業用と工事関係者の車に分乗してお帰り願います。恐竜と赤膚族の方々は、競馬専用車の用意をしましたので窮屈ではないと思います。それでは4班に分かれて出発しましょう。ミスターキリヤマはこのまま別な部屋でお待ちください。2時間半後に国際救助隊設立のプレゼンテーションを起案しますので、協力をお願いします」 2mあるノッポの秘書官が清十郎を案内して部屋をでました。 もう一人の秘書官が別な出口に動物たちを誘導し外に向かいます。一番後ろについた赤膚族2人と恐竜2匹、車に乗り込むと床に座り込みます。 ザビエスがデルフミュームにため息をもらし、ささやきました。 「なんで私たちが馬専用車なんですか?来たときは陸軍の大型車両だったのに」「手配が間に合わなかったんでしょう。それより私は人類を見直しました。トマソン大統領のように聡明で行動力がある人がいるならば、2度と異生物に人類は侵略されないと思います」「それには条件があります」「なんですか、ザビエス」「人類同士が愚かな戦争をせず、ひとつにまとまるのが条件ですが、彼らの歴史をひもとけば、かなり難しいと感じます。自国だけ、自分たちの宗教だけを優先し他者を認めなければ、これからも必ず争いは起こりますから」「トマソンがそこを上手に抑え込み、地球全体の視野で考える政治をやれば解決できるはずですがね。彼の手腕に期待するしかありません」「微力ながら我々もお手伝いするのでしょう」「あなたは地下よりも高層ビルが気に入ったようだから、このまま彼にずうっと世話になればいい。協力すれば多額の恩賞も得られます」「私は恩賞など貰いません。その代わり」「その代わりなんですか」「赤膚族の出世率を上げる研究を続け、場合によっては、大統領にも協力してもらうつもりです」「ザビエス、どこにいようとも連絡を密にとり、お互いの情報交換をしましょうね」「当然です。あなたの優秀な頭脳はこれからも役に立ててもらいますから」「ザビエス・・・」「デルフミュームさま、涙なんか流さないで」「違う、これは、車のワラが目に入ったのです。なんで私たちが競馬専用車に乗るなんて・・やはり人間って気がききませんね」「その文句は、先ほど私が申しましたけど」「いいえ、聞いていません」 怪獣2匹は赤膚族2人の戯言を黙って聞いていましたが、そのうち睡魔が襲い深い眠りの世界に入りました。 つづく
2020/08/26
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====最近のあらすじ(392~415)==== 全体のあらすじは2019年1月11日と2020年4月20日に掲載 あらすじ 人類を救った動物連合をホワイトハウスに招待した大統領、最後に カメぱっぱと話をする。一段落したころクリサーラが登場。 大統領が人間や各動物と約束した内容を再確認する。 本日の登場人物(動物) 〇ジェームス・トマソン 第49代目アメリカ大統領 〇カメぱっぱ 生田緑地に生息する動物 〇クリサーラ 地下にあるヒスイ宮殿の女王~~~~※※※~~~~※※※~~~~※※※~~~~ 宙に浮かんだクリサーラが微笑みます。「大統領、これまでの話を整理しますね。まず木村トメさんとは、生田緑地のお仲間がここニューヨークを離れる前に半日だけディズニーランドへ招待すると約束されました。次に澤登隆一さんがカンタムエネルギーの研究をしているので、ラスベガスのアミューズセンターに総合センターを作り、その所長として隆一さんを迎え入れ量子力学の研究で生活インフラや科学の進歩、発展に役立てると申しました。桐山清十郎さんが提案した地球規模の国際災害支援部隊の訓練、待機基地を世界3ヶ所に設営するプレゼンテーションを早急に起こし、世界のトップに掲示する準備に入るよう、指示されたのです。私とは地下宮殿からホワイトハウスまで有線ケーブルを敷き、その準備と工事は地下動物、人間たちと共同で行うことで合意しました。ここまではよろしいですか、大統領」「もちろんです。クリサーラさんの正確な記憶力には感服しました」「もうひとつお願いがあります」「なんでしょうか」「これから、あなたを・・・ジェームスと呼んでよろしいですか」「光栄です、クリサーラさん。あなたとは末永いお付き合いをし、お友達になる気がします」 このシチュエーションでは、握手するか肩を抱き合うのが妥当ですが、いかんせん片方は宙に浮き、大統領は手が届きません。 カメぱっぱが素早い動作で恐竜のガメリッチババローナに耳打ちします。ババローナが長い首を床すれすれに降ろしました。「大統領、オラの首に乗りなガメリッチ」 恐竜の首筋に足を差し入れた大統領の体は、ゆっくりと持ち上がりクリサーラが浮いている高さまで上昇します。クリサーラが笑みを浮かべ、5本の指を広げたまま前に差し出しました。その動きにつられたように大統領も右手をクリサーラの方に近づけます。小さな手のひらと大きな手のひらが重なった瞬間、薄ぼんやりと光沢のある白い煙がキラキラと輝き、蝶のりん粉のようなものが光に変わって四方八方に飛び散ります。 周囲にいた動物たちはその光景に驚くよりも、荘厳で厳粛なムードに浸り、思わずこうべを垂れるのでした。ほほ笑みながらうなずきあった2人は、手のひらをと離し、大統領がゆっくりと下に降ります。 ババローナの身体から滑り落ちると、そのまま出口扉に歩き出しました。観音扉の前で振り返り軽く右手を挙げます。「ここにいるみんなとは、自慢ではないが、心を通わせたと自負している。これからはそれぞれのプロジェクトで何回も会うことになり、討議を重ねます。みなさんにお願いしたいのは、今のようにストレートで忌憚のない意見をぶつけて欲しいということです。人間社会のように腹の探り合いをして自分を無理に正当化するのは止めましょう。これから私が出す政策や命令が、地球規模で考えて間違っているときは、遠慮なく指摘して正して欲しい。私もこれからは地球表面だけでなく、地下社会の平和も見据えて物事を決めようと思う。最後にいいます。今日、みんなと会って話したことは、私自身の人生で最高に楽しい日だった。これからどんな辛い試練が待っていても、この日を思い出し乗り切る自信が湧いて来た。ありがとう、地球生物の諸君、お元気で、また会いましょう」 大統領は右手を耳の横に持って来るとそのまま肘を上げ、軽く敬礼をすると部屋を出て行きました。 つづく
2020/08/22
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----最近のあらすじ(392~414)---- 全体のあらすじは2019年1月11日と2020年4月20日に掲載 あらすじ 人類を救った動物連合たちと話を交わす大統領、これからの地球 平和に役立つ提案に耳を傾ける。 クリサーラは地震が起こるプロセスが地表と地下では違うことを 説明し、むしろ地表の方が地震予知は簡単にできると断言する。 クリサーラが最後に紹介するのは、我らのカメぱっぱだが、 恥ずかしがり屋の彼はなかなか登場しない。 本日の登場人物(動物) 〇ジェームス・トマソン 第49代目アメリカ大統領 〇クリサーラ 地下にあるヒスイ宮殿女王 〇カメパッパ 生田緑地に生息する動物 力はないが正義感あふれ常にユーモア精神を 忘れないみんなの人気者~~~~※※※~~~~※※※~~~~※※※~~~~ バンバンジュウのザラザラした尻尾がカメぱっぱの体を大統領の方に押し出しました。「クリサーラさん、恥ずかしいから、そんな言い方はやめてパッパ。ボクなんかみんなに引っ張られてやって来ただけの生き物で、功績なんかないないパッパ。それよりもさっきから気になっていたのは、大統領っていえば二本足の親玉でえばっていて、ボクたちなんかと会話なんかできないと思っていたのに、ガマのビッグからドールちゃんまで、なごやかに話しているから驚いたパッパ。大統領、どうしてそんなスムーズに会話できるの?」「みんなの人気者カメぱっぱ、こんにちは。あなたがみんなに好かれる理由が分かった。なんでもストレートに話せて分からないことや疑問点はすぐに訊くから相手が警戒心を解くのだね。今の今まで誰もそのことに触れないできたのに、カメぱっぱが最後に触れるなんて・・。あなたには正直に答えるよ。実は2日前にクリサーラさんから私個人のスマホに連絡が入って、動物たちと会話するコツを教えてもらいました。まず、相手の口よりも目を見て何を話しているか読み取る気持ちが大事だということです。他にも4つのテクニックを教えてくれたので、かろうじて今日の日に間に合ったわけ」「すごい、たった2日で覚えるなんて、やはり二本足の大将だ。大統領、これからが大変ですが健康に留意してねパッパ」「あなたもその重い甲羅を身に着けて、毎日が重労働でしょう。お互い、周りの仲間には恵まれているようだから、これからも地球平和のために活動しましょう」「ここにいる怪獣、バンバンジュウにガメリッチババローナもそうですが、人間族の見世物にならないよう配慮を頼むパッパ」「先の演説でもふれたが、あなたがたは人類を救ってくれた英雄です。カメぱっぱとそのお仲間のように優れた頭脳と知恵を持っているのを認めない愚かな者、その上、それらを侮辱したり排除しようとするならば、私は絶対に許しません。大統領の権限において特別条例を制定し厳罰にしますぞ。ただし各メディアが情報として国民に知らせる権利を排除するわけにはいかないので、そこは了承してもらいたい」「今日、こうやってあなたとお話できてよかったパッパ。最後に一言、大きい声ではいえないが、ここに来ている仲間はみんな気心知れたいい生き物です。しかし、個性が強く、多少ガンコなところもあるので注意してね」 大統領が返事をする前に、いつの間にかそばにいるクリサーラがほほ笑みます。「まあ、私もガンコで口うるさいでしょうが、がまんしてくださいね」「違うってば、クリサーラさんはガンコグループには入っていないパッパ。グループ内会員は、清十郎さんに澤登夫婦、それに・・・・」 カメぱっぱの周りには、音を立てずに忍び足で近づいた猫たちと、リスのドールちゃんまでが集まり聞き耳を立てています。それに気づいたカメぱっぱ、口を閉じました。ヨシコが声を上げます。「ガンコ会員の筆頭といえば、そりゃあ、アタイでしょうよ。次はギンコに恐竜2匹もそうニャン。ドールちゃんなんかガンコだけでなく我がままと自由ほんぽうも付け加えるニャー」 勘違いしたドールもバンバンジュウの頭から甲高い声を発します。「ワーオ、みんなの仲間に入ってうれちいな、いないないばー」 リラックスしたまま自然体の大統領、動物たちの会話を楽しみ、微笑んでいます。クリサーラが白い光を発し宙に浮かぶと、みんな静かになりました。「大統領、ここでの話を整理しますがよろしいですか」「どうぞお願いします」 つづく
2020/08/19
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----最近のあらすじ(392~413)---- 全体のあらすじは2019年1月11日と2020年4月20日に掲載 あらすじ 赤膚族、メルトン・ブッチャーの魔の手から人類を救った地下生物と 生田緑地動物の同志連合は、ホワイトハウスに招かれた。 次々一匹一人と会話するトマソン大統領、これからの地球を平和に する方法を提案する動物たちに、ただ聞くだけでなく、その場で具体的な 進行プランを発表する。 矢継ぎ早に応える大統領にクリサーラは、もう少し余裕を持つよう諭す。 本日の登場人物(動物) 〇ジェームス・トマソン 第49代目アメリカ大統領 〇クリサーラ 地下にあるヒスイ宮殿女王 〇カメぱっぱ 生田緑地に住む愛くるしい動物 力はないが正義感あふれる、みんなの 人気者~~~~※※※~~~~※※※~~~~※※※~~~~ クリサーラはトマソンの身長に合わせるかのように30cmほど宙に浮き上がりました。「その答えは簡単です。地表にいる人間と地下生物の違いです。地下ではいつマントルが上昇し地層が亀裂を起こし大地震が勃発するか分からないので、常にその対応に備えねばなりません。あなたがたがいう五感を研ぎ澄ます必要があるのです。その緊張感が持っている能力を一層高めるのに役立っているのです」「お言葉を返すようですが、地上でもいつ起こるか分からない災害に備え、緊張感は持続していると思いますよ」「地表の地震、大雨、洪水などは、いずれもAIで予測できる範囲です。地下で起こる地震数は、地上の10倍以上で、地表では断裂層の歪みによるものが大部分ですか、地下ではマントルの流れで生じる大きな振動が原因です。最近あった地下地震は、第三地下層にある亀裂空間の崩壊だと思います。人間が使うマグネチュードでいえば5~9は毎月平均、9回起こっているので多少の揺れは気にしません。地下に比べ地表の地震を予測するのは、それほど難しくないはずです。人間が使っている地震計は微弱な揺れを観測し判断しますが、それよりも断層の歪みや亀裂で生じるわずかな音を分析した方が、予測の確立は上がります。地下深く埋め込んだ集音マイクから、それを拾うのは困難ではないでしょう。様々な音を分析、データ化すれば事前に対応できますからね」「先ほどの清十郎さんといい、あなたがたチームの卓越した意見と考えは、これからの人間社会に大きな変化をもたらすでしょう。それらを精査、研究して実践にどう結び付けるかは、私を含む人類の知恵と能力が試されることになります。数多い貴重なるご意見をいただき、感謝します」「感謝といえば大統領、ここで最後の友を紹介しますね。見かけは重い甲羅をしょっていてドンくさく見えますが、地上だけでなく地下生物にも絶大なる人気がある<カメぱっぱ>さんを紹介します。多くのステージで緊迫し命さえも失う場面で、彼のユーモアと人を食った作戦のおかげで、私たちも何回か救われました。今度の地球危機におちいる前は、日本の<生田緑地>という穏やかな<自然と生活を守る>広大なテーマパークに住んでいましたが、それを投げ出し地下にまで行って活躍しただけでなく、このニューヨークまでやって来て緑地の仲間と一緒に奮闘してくれたのです。どうぞ、その功績を称えてください。カメぱっぱさん、どこですか?」 あまり褒め称えられるのに慣れていないカメぱっぱ、恐竜バンバンジュウの尻尾の陰に隠れていましたが、長い尻尾が左に揺れて大統領の前に押し出されました。 つづく
2020/08/16
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----最近のあらすじ(392~412)---- 全体のあらすじは2019年1月11日と2020年4月20日に掲載 あらすじ 地球を救った動物たちと人間をホワイトハウスに招いた大統領、 澤登隆一とカンタム・エネルギーの話にのめり込む。 そこへ桐山清十郎が緊急時の災害に地球規模の支援部隊と その基地を設営するプランを掲示する。 大統領も乗り気になり各国首脳向けのプレゼンテーション作成を 清十郎に依頼する。 本日の登場人物(動物) 〇ジェームス・トマソン 第49代目アメリカ大統領 〇桐山清十郎 時代物の小説家。妖刀、村正を肩にかつぎ、 好奇心、旺盛な活動家。 〇クリサーラ 地下にあるヒスイ宮殿女王、聡明な頭脳と 思いやりがある超能力者。 ~~~~※※※~~~~※※※~~~~※※※~~~~ 清十郎は長身の大統領を見上げますが、なぜか圧迫感は感じません。「トマソン大統領閣下、あなたの英断に感謝申し上げますぞ。災害や事故は今日起こってもおかしくないのでござる。なんなら今夜からでも拙者、働く所存です」 トマソンはスマホを取り出しました。「皆さん、ちょっと失礼、・・・ハーイ、アン、ビルと相談して地球規模で思案できる優秀なブレーンを10名3時間以内に集めてくれ。目的は災害時の派遣部隊とその具体案をまとめプレゼンテーションができるメンバーだ。このプランは、セイジュウロウ・キリヤマという者が総責任者になって推し勧める。彼の手足になって働くが、ただのイエスマンは必要ない。自分の意見をきっちりいえる聡明な者を選んでくれ。それとホワイトハウス内に緊急時・想定会議室を設けてほしい。・・・いや、今、すぐだ。 そこで3時間後にミスターセイジュウロウを交え第一回目の会議を始める。アン、たいへんだけど、災害はいつ起こるかわからないのだ。急いでかかってくれ」 ぼうぜんとたたずむ清十郎に軽くウインクをしたトマソンは、左の肩を優しく叩きました。次にクリサーラの前に進みます。大統領が口を開く前に右人差し指を立ててほほ笑むクリサーラ。「トマソン、そんなに飛ばすと体が持ちませんよ。あなたの行動力には頭が下がりますが、もう少しゆったりと構えないと、部下やスタッフ、閣僚がいつもピリピリしていて緊急時の対応を誤ります」「申し訳ない、せっかちな性分は年々、はげしくなる。あなたのいう通りだ。どうしたら治るでしょうか」「スタッフに命令や何かを伝えるとき、一拍だけ空白の時間を作ってください。時間にして3秒から5秒、言葉にしないで伝える内容を脳で吟味してから話すようにすれば、余裕が生まれます。トマソン、あなたは脳で考えたことを瞬時に言葉にするので、これからはそれを2秒ほどずらしませんか」「さっそくやってみます。・・・・クリサーラさんが・・」「それでは間が空き過ぎで、相手がイライラしますよ」「クリサーラさんが地下にある宮殿に戻りたいのは承知していますが、これから3ヶ月に1回ほど地上に来ていただき、様々なアドバイスをいただきたいのですが。ホワイトハウスの近くに邸宅を借りますから、おつきの方もご一緒にどうですか」「ありがとう、それでも私は地下で生活します。もしお話し合いを望むなら、今度私の宮殿と地上で有線ケーブルを敷く予定ですので、それが開通すればネット回線でお話しましょう」「ケーブルを敷く作業は、共同事業で進めませんか、地上班と地下班に分かれて」「その方が合理的ですね。これからのこともあるので地上班には地下のスタッフもチームとして参加すればお互いの交流と仕事もはかどります。地下班のメンバーには赤膚族から数名と私の宮女が4名、それに恐竜や猿人、小動物も数匹参加する予定です」「地上班のメンバーはこれから考えますが、責任者には閣僚を一人指名します。電波障害が多い地下で無線を使えないのは理解できますが、専門家を交えて一回相談しませんか」「地上では衛星を活用してカーナビやあらゆる通信網の交信が可能です。しかし地下ではかなり困難だと思います。それでもあなたがた人類もアップルの創立者、スティーブ・ジョブズやマイクロソフトのビル・ゲーツなどの天才、秀才を産みだしたのですから、素晴らしいアイデアが出るかもしれませんね」「そこまで人間社会の情報を熟知しているとは、クリサーラさんの頭の中をのぞきたいです」「どうぞ、いつでも見せてさしあげます。私の頭は簡単に開きますから」「・・冗談です。それに一つだけお訊きしたいのは、生物の頭脳に入り込み考えていることを読み取る能力についてですが、よろしいですか?」「超能力は生き物全てが持っているのです。持っていたのです。脳の進化で本来あった能力が退化し無くなったのは間違いありません。人間もテレパシーや透視能力はありましたが、文明が進歩するとなくなりました」「それは、なぜでしょうか?」「スマホなど便利な道具を発明すると、人間の機能が一部退化するからです。過去に電話、ラジオ、テレビ、生活用品の電気製品化などで、生活の合理化や作業時間の短縮には貢献した反面、それらのアイテムを使うことで、なかったとき必要にせまられ、考え、ものを創り出す知恵が失われたのと同じです。身体機能も暖冷房がないときには代謝がそれなりに働いたのが、現代は200年前に比べればかなり退化していますよ。科学の発展で人間のもっている能力の一部が消滅しているのは、残念ながら事実です」「あなたがたは、かなりすぐれた科学をお持ちなのに、なぜ超能力などは失われないのですか」 つづく
2020/08/13
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----最近のあらすじ(392~411)---- 全体のあらすじは2019年1月11日と2020年4月20日に掲載 あらすじ 人類を救った動物たちをホワイトハウスに招いた大統領、木村トメ には、ディズニーランドへの招待を約束する。 澤登隆一とカンタムエネルギーの研究開発を共同で行うよう 提案する大統領に隆一も賛成する。 本日の登場人物(動物) 〇ジェームス・トマソン 第49代目アメリカ大統領 〇澤登隆一 物理学者で長年カンタムエネルギーを研究、 2年前にカンタム銃を開発。 妻の沙祐里と共に生田緑地の動物たちと 友達になる。 〇桐山清十郎 時代物(江戸時代)の小説家。 妖刀、村正を肩にかつぎ、敵のクローンロボットを 倒す力をもつ。~~~※※※~~~※※※~~~※※※~~~ トマソンと澤登隆一はカンタムエネルギーの話に夢中で、周りもてんでばらばらになって床に寝そべっているものや、隣のものと話しこんでいます。「研究所は空気が乾燥しているところが最適です。大統領」「ブッチャーが人類をたぶらかしたテクニックの一つで、総合アミューズセンターを建設したラスベガスの一角を利用しようと考えています。イベントホールやショースペースを除けば休眠状態で中を多少改造すれば、研究所になるはずです。工事期間は3ヶ月を予定し、その間に優秀なスタッフと研究員を募集します。当初は1000人体制でスタート、2年目からは3000人を確保し24時間フル活動を目指しますよ。リュウイチ澤登、あなたを総合センター長として迎え入れたいが」「・・・なんてお方だ、いつもこうなんですか、相手に考える暇を与えず即決するやり方は」「人類にとって役に立つことや、進歩に繋がるならば即断即決です。今回のブッチャー侵略で今までの考えを改めました。過去の政治家は、何かを決めるのに時間をかけすぎたので、急激な変化に対応できなかったのです。その間に攻撃されれば、なすすべがありませんから。突発的な原発事故や洪水、地震などの災害も起きる前に緊急センターを準備していれば被害は最小限に抑えられるはずです」 トマソンが隆一に顔を向けさらに熱弁をふるおうとしたとき、羽織はかまの男が一歩前に進みます。「大統領、話の腰を折るようで申し訳ありません。拙者、桐山清十郎と申すものです。今のお話を拝聴させていただき、感じ入ることがありましたので無礼を承知の上、話しかけました。お許しくだされ」「かまいませんよ、清十郎さん。その前に私の方でも謝ります。あなたの武士としての魂、刀を無粋なSPが取り上げ保管したのをお詫びします」「いや、この地に刀を持ってきた身どもが間違っていたのでござる。大統領に日本刀の美しさを見てもらおうと持参したのですが」「ここでの会見が終わったら、別な部屋で拝見します」「かたじけない。先ほどのお話は、拙者が日ごろ考えていたことと、ほとんど同じなので、その内容をここで披露してよろしいか」「どうぞ、ぜひ聞きたい」「世界連邦制度の発足準備のお話、感銘を受けました。その際に議題に上げて欲しい事案がありまする。それは災害時の緊急隊派遣業務を地球全体で考えれば犠牲者は、低く抑えられますぞ」「ミスターセイジュウロウ、具体的に・・・お話くだされ」「現在の先進諸国10ヶ国から訓練された人員と最新装備、車両、長距離飛行可能なヘリを最低5機、アメリカとアジア、ヨーロッパに常時、配置します。私案としてアメリカはアリゾナの砂漠地帯、アジアはモンゴルが適切かと存じまする。残るヨーロッパはアフリカ大陸に近いイタリアです。1基地での人数は、緊急支援部隊、補給部隊、人命救助隊、看護班、仮設テント設置班で2000人は、必要です。平常時の隊員は3分割24時間体制で待機、全員交代で訓練を遂行、地球上いかなる場所で災害が勃発しても、現地には先発隊と支援部隊が7時間以内に到着するものとします。その優先順位は、まず人命救助、災害状況をリサーチしてから救済案の立案を開始します」「そこまでお考えになっているとは、ミスターセイジュウロウ、あなたには、地球規模の支援センター立案をお願いします。予算なんか気にしないで、3ヶ所の基地設営と世界中から集める人材とその訓練内容、装備一式の概算と準備期間が入っている総合企画書を出していただきたい。あなたの手足となる優れたスタッフを大至急10名集めるから、明日から世界中の指導者に向けたプレゼンテーション作りをスタートしてくれませんか」 つづく
2020/08/10
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----最近のあらすじ(392~410)---- 全体のあらすじは2019年1月11日と2020年4月20日に掲載 あらすじ ホワイトハウスに人類を救った動物たちを招待した大統領、 いずれも知能が高い上にユーモアの精神があるので感激する。 ヨシコとギンコの猫たちともすぐに打ち解け、会話を楽しむ。 本日の登場人物(動物) 〇ジェームス・トマソン 第49代目アメリカ大統領。 〇ヨシコ 生田緑地動物連合会の世話役。 〇ギンコ デブ猫だが、めっぽう喧嘩は強い。 ヨシコとペアになって数々の難局を乗り切る。 〇木村トメ ひょんなことから生田緑地の動物たちと友達に なる。最初は歩くのも困難だったが、現在は 動物と飛び跳ねるまで元気になった。 動物ファーストでカメぱっぱの親友でもある。 ~~~~※~~~~※~~~~※~~~~ 長い足を折り曲げ尻が床に着くくらいの姿勢になった大統領、トメさんの右手をとりました。「ミズとめ、高齢なのにわざわざここまで来ていただき感謝します。お体の調子はいかがですか」 椅子に座ったままトメさんは、大統領の手をしっかりと握ります。「いいかい、年齢なんか気にしないで毎日精一杯生きれば、それでいいの。あんたの演説、自然体で良かったよ。これからは平和を唱えるだけでなく、貧困と飢餓を無くし、差別や格差の解消、地球規模での総合的な教育などを具体的プランとして発表、実行しないと絵にかいた餅になるからね」「・・・私の閣僚に入ってもらいたいです。美辞麗句で固めた政治家の言葉よりもストレートで胸に響きますよ。トメさん、いつまでもお元気で。この国で行きたいところがあれば、どこにでも招待します」「本場のディズニーランドは無理だろうね」「いえ、半日程度なら、あなたがたを招待しますよ」「なんで半日なの?」「あなたがたが入場するときは、一般の人々を規制します。国民にお願いし了承されるのは、平日の半日が限度です。そうしないと過度なエコヒイキとみなされますから、この国はフリーダムの精神が重要ですので」「ふーん、あんたも大変なんだ。あっちこっちに気を使い疲れるね。いつ頃がいいかは、みんなと相談してから決めるよ。ありがとうね」 トマソンは、笑顔でトメさんの両手を包み頭を下げます。澤登夫婦が立っている場所に移動しました。「サユリさん、クリサーラさんから聞きましたよ。あなたが臭いゴケから採取した成分を培養して乾燥させたものを燃やすと、赤膚族が深い眠りの世界に入るということを実践したのをね」「大統領、私だけの功績ではありません。まず犬のゴロータが2日間もコケを探し回った結果、そのときは空振りに終わったのですが、偶然に肉球の中に入ったものを発見したからです。それにデルフミュームとザビエスが率先して協力してくれた人体実験も役に立ちました。他にも自分たちの命をかけてまでブッチャ―とグラシオラズを地下牢におびき寄せ、その中で煙をたいた小動物と、それに協力した多くの動物たちも、この作戦には必要不可欠でした」「あなたがたが素敵なのは、決して自分だけの手柄ではなく、他のものも素晴らしい働きをしたというのを必ず付け加えることです。例えそれが人間でなく他の生き物にしてもね。改めてチームワークの大切さを教えてもらいました。そちらにいるのが、ハズバンドの隆一さんですね。あなたとは近日中に場所を変え、カンタム・エネルギーの用途と製品化をじっくりと相談したいですね。そのときは、こちらも専門家を揃えてお待ちしています」「もちろん、その会議は一国だけでなく世界連邦の共同作業ということですね、大統領」「もちろんです。物を破壊する兵器よりも人類がより暮らしやすくなる生活品としての応用を考えています」「賛成です。量子力学の世界は、まだまだ研究開発する分野が広範囲にありますから。多くの学者と科学者が手をたずさえて研究しなければなりません。できればデルフミュームさんと赤膚族の進んだ科学知識もお借りして」 トマソンと澤登隆一は周りの目を気にせず、声高に会話がはずみました。 つづく
2020/08/07
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----最近のあらすじ(392~409)---- 全体のあらすじは2019年1月11日と2020年4月20日に掲載 あらすじ 人類を救った動物たちと言葉を交わす大統領、一人一匹ずつに会うと、 いずれも賢い知恵を持ち、その能力の高さに驚く。 ガマのビッグにもホワイトハウス内に池を作るから、住んで欲しいと 願うが丁寧に辞退される。 ヨシコとギンコの猫たちは、大統領とすぐに打ち解け気兼ねなく話し はじめる。~~~~本日の登場人物(動物)~~~~ 〇ジェームス・トマソン 第49代目アメリカ大統領 〇ビッグ 生田緑地に生息する動物たちの長老でみんなの知恵袋。 頼りになるガマガエル。 〇ヨシコ 生田緑地動物連合会の世話役。 〇カッポウ・ギンコ デブ猫だが腕っぷしは強い。ヨシコとペアに なって数々の難局を乗り切る。 〇ドール 由緒正しいホンドリスの血統を持ち、お茶目で言葉 遊びが得意。しかしそれを理解するものは少ない。 ===※※※===※※※===※※※=== ヨシコが大統領の耳元でなにかささやいていると、途中から彼の表情が明るくなり、大きくうなずきます。「私のポケットマネーからあなたがた猫族のキャットフードを1年間、送るように手配するよ、ありがとう、ヨシコさん」 猫たちの前から他に移動する大統領を見届けたギンコがヨシコに尋ねました。「なにを吹き込んだのさ、頭脳プレイ専門のヨシコさんよ」「簡単なことよ、ホワイトハウスの裏口にある芝生に夜中、テントを張って寝てごらんといったまでさ、それも作業員の姿をしてね。SPにも同じ格好で2名だけ周りを警戒させればOK。テントは天窓が開けられるものだと星も見えると教えたまでで、家族にも黙って1人だけで、やってごらんニャーと、いうわけ」「この、ずるがしこいヨシコめ、そんなんで1年間のキャットフードをせしめるなんてニャー」「ギンコ、知能指数の高い人間ほど、単純な発想ができないからニャン、庭でミニテントを張るなんて考えつかないの」 猫たちから小動物、ホンドリスのドールやリンゾウがいる場所に移動した大統領、笑顔になってドールの前にしゃがみ込みます。「あなたが美しいリス族の代表、ドールちゃんですね」「もう、このこのゴマすり棟梁め、カーペンターの親分だから大棟梁なわけよね。しっかりと長持ちして喜ばれる家を建てるのよ」「私は大統領で家など建てないが」「アホ、シャレなの、日本語で棟梁は大工のボスだから、わざといったのに、それよりもさっき、クルミを皿に一杯出してもらったけどね、どうせなら硬いカラをとってからにしてくんない。リスがカラを何かにぶつけているのを見て、そのまんま出すというのは、人間たちの勝手な思い込みよ。こっちはお客さまなんだからカラぐらいとって出すのが礼儀って、もんよ~、あんたは偉い人なんだから、そこまで気を使う必要があんのさ、あのさ」「いやあ、ドールちゃん、すばらしい、リスにお説教されたのは初めてです」「トマソンちゃん、あんたも人間族が動物で一番偉いと思っているよね、よね。それは人の思い上がりで、あんたらが勝手にそう決めつけているだけなんよ」「ドールちゃん、それは誤解だ。向こうにいるクリサーラさんやデルフミュームのように人類よりも知能指数は高いし、科学が進んでいる動物がいるのを承知したのだから、私は生物界で人類が最強とは思わない」「そうよね、まだまだ未知の動物が現れ人間族を征服するかもしれない」「もう、コリゴリです。脅かさないで」「ん?少し固いでっちゅう。コリゴリ肩コリ、ゴリゴリ痛いだからーん、はい、いってみて」「それは、勘弁してほしい」「ダメ、いってみて」「・・・コリコリ肩コリ、痛いんだから~ん」「それでいいのよ、硬い話のときこそ、アホな言葉を使えば、場が柔らかくなるよってな、わかったかなかなブーン、トマソンちゃん」「先ほどから感じるのは、あなた方とこうやっていると、人間と話す以上にフランクで気兼ねしないでいられるのは不思議だ」「それはね、アタイたちには裏表がなく、すべてストレートなせいなんよ。人は変な駆け引きをして自分を大きく見せようとするだんべ、それに肩書なんか人間以外には通用しないからね」「わかった、君たちには見栄なんか必要ないから、そのまま等身大でいればいいんだ」「ほらほら、ここで物を食っていないで・・・ここで違うと突っ込むのよ。時間を食っていないと、いいな、そろそろ次に移動してよねよね」 人間4人がにこやかに大統領を迎えますが、桐山清十郎だけは、やや緊張しています。大統領は、まず木村トメさんの前に立ちました。 つづく
2020/08/04
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