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茶道を習い始めて、足掛け4年になりました。私が通っているのは、市民プラザの茶道部。茶道以外にも色々な講座があって、毎年11月には、合同の文化祭が行われます。その文化祭で、茶道部ではお茶席を出すのですが、今年はなんと、お点前を披露することになってしまいました。そうなると、当日の装いは当然着物です。普段のお稽古では和服は着ないし、たまに着物を着て行く大寄せの茶会でも、気を抜くと裾を踏みそうになって焦る私が…大丈夫なのだろうか??「大丈夫よ。っていうかその日、都合悪い人が多くてお点前の人が足りないのよ」…と、大先輩の方々に言われてしまっては、謹んでご遠慮申し上げることも出来ません(苦笑)着物の準備をして、家でお点前の自習をして…数日前から、脳内では「モー大変なんスから」と、故・林家三平師匠の名フレーズがグルグル回っておりました。いつもなら、水屋でエプロン着けてひたすらお茶碗を洗っているのですが、そんな訳で色無地に袋帯で会場へ。緊張のせいか、着付けも焦っているわりには手早く済まず…出かける時点ですでに疲労感が。【という訳で、本番の様子です。遊びに来てくれた友達が撮ってくれました】今年は、いつもお稽古をしている茶室ではなく、別の会館の和室が会場となったため、電気の置き炉に釜をかけるという形だったのが、ちょっと残念……で、肝心のお点前ですが、ちゃんと出来たのかどうなのか、頭に血が上っていて自分ではよくわかりません(汗)でも、お茶碗を割らず、建水に袂をつけることもなく、自分の裾を踏んで転ぶこともなかったので、とりあえず良かったとしよう!!(←とりあえずこの3点が一番心配だったのです)。【先生が持参された今日の棚は丸卓。水差しは萬古焼でひさごの形】おもてなしをする側の苦労を知ればこそ、もてなされる時のありがたみが身に滲みてわかる…お茶を習う上ではよく言われることですが、一際深く理解できたようにも思えた一日でした。
2008.11.29
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ファンクラブに入っている友達が誘ってくれて、ナゴヤドームで行われたスマップのコンサートへ行ってきました。スマップのコンサートへ行くのも初めて、そもそもドーム球場で球技以外のものを観るのも初めて…と私にとっては“お初づくし”の夜。友達が声をかけてくれた時、「一生に一度くらいは生でスマップ観てみたい」と即答でOKし、もう二度とないことかもしれないし、記念にグッズでも買っていくか…と、何だか江戸時代のお伊勢参りみたいな感覚に陥っておりました(笑)きっと豆粒みたいにしか見えないんだろうなと思っていたら、渡されたチケットはアリーナ席の、かなりステージに近い場所。これもビギナーズラック?そんな訳で、3時間半を超えるサーヴィス精神満載のライヴ、堪能しました!頂点を極めた人たちには、やっぱりそれなりのオーラがあるのね…と実感。プロ根性に脱帽。8千円のチケット代は決して高くなかったです。ステージを駆け回る5人の笑顔に、気持ちよくテンションが上がって至福の時間でした♪実は、「008TACOMAX」から「SMAP 014」の頃までは、限定のベスト盤含め、スマップのCDは欠かさず買って聴いていた私。とにかく発注にお金を惜しまないだけあって(笑)豪華なクリエイター陣によるサウンドはかなりのクオリティです。ここ数年は、テレビから流れるヒット曲を聴くだけになっていたのですが、コンサート行きが決まって、久々に最新アルバムを購入。中田ヤスタカからバート・バカラックまで、今回も聴き応え十分。予習の(?)おかげでコンサートもより楽しめました。SMAP/super.modern.artistic.performance【初回限定スペシャルパッケージ仕様】思えば「SMAP×SMAP」の放送が始まった当時、その頃二十代だった私も、職場の三十代、四十代のお姉さま方も…仕事に疲れた心を、テレビの向こうの彼らに癒してもらったものでした。それから十年弱、メンバーは全員三十路を超え、ファンの側もそれぞれ年を重ねたということが観客の年齢層を見ていると実感されましたが、目をハートの形にしてしまう「オトメゴコロ」に年齢制限はないのだと、しみじみ思った帰り道。でも結局、並ぶ気力がなくてグッズは買わずじまいでした(笑)
2008.11.28
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昨日のブログで書いた落語会での着物、喜六の、じゃなくて記録の(笑)ため、恥ずかしながら大きな写真も掲載します。 紬の着物は、以前も落語鑑賞の時に着たことがあります。私なりに、この日のコーディネートにはちょっとしたテーマがありまして…それは、水玉。太神楽でご出演だった、豊来家玉之助さんと“玉”つながり??ナンチャッテ【半襟は、過日の「キモ玉会」参加記念にプレゼントされた手拭を活用いたしました】 【帯は水玉の刺繍入り。真珠の帯飾りは、楽天のこちらのお店で買ったストラップ】 本真珠携帯ストラップ 和風ちりめん柄3珠タイプ【送料無料】この日、会場でお会いした着物愛好者の皆様も、林家染丸一門の紋(ぬの字うさぎ)に合わせて、雪うさぎの愛らしいとんぼ玉を帯留めにされたmayさん、伊勢にちなんで、真っ赤なイセエビが刺繍された帯を選ばれた葉さん…と、それぞれ、拝見するこちらの目が輝いてしまうような趣向を凝らされていたのです。遊び心をコーディネートに込めて、ストーリー性のあるおしゃれを楽しめるというのは、着物ならではの魅力ですね! ※写真はmayさんにご提供いただきました。ありがとうございます※ ※着物を着る日はこちらも活躍してくれています。しっかり止まる大きなコームが心強い。※
2008.11.24
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日本で一番短い名前の県庁所在地=三重県津市で行われた、「伊勢参宮神乃賑」なる落語会へ出かけてきました。 NHKドラマ「ちりとてちん」では、主人公達の名前がしっかり者の清八とボケキャラの喜六にかけられていて、それにちなんで噺家仲間が「東の旅・発端」を賑やかに語る…というシーンもありました。大阪からお伊勢参りに向かう、清八と喜六の珍道中は上方落語の様々なネタになっています。この「東の旅」、今回いただいたプログラムによれば、二十数編もの独立した落語で構成されているのだとか。今回の落語会は、その中から四つの噺と太神楽を、旅の道筋に沿って披露していただく…という、伊勢神宮のある三重の地にふさわしい企画でした。出演予定だった林家染吉さんが水ぼうそうで突如休演…というアクシデントがありましたが、本日の演目は下記のとおり。 「発端」 林家染弥~寄席芸能史研究家 前田憲司さん、林家染丸師匠、林家染弥さんによるトーク~ 「煮売屋」 林家市楼 「七度狐」 林家染弥~中入り~ 太神楽 豊来家玉之助 「運つく酒」 林家染左 「三十石」 林家染丸膝隠しをバンバンとリズミカルに叩いて語る「発端」の口上は気持ち良いことこの上なし。染弥さん、中入り前の「七度狐」でも、お着物の襟に汗がぐっしょり滲みるほどの熱演。そして今回の落語会における、私の一番のお目当て(?)過日のキモ玉会で初めての出会いを果たした、豊来家玉之助さん。小さなボールから大きなダルマさんまで、何でも細いポールに乗せておでこで支えてしまう、そのアクロバティックな芸に、手に汗握る!息が止まる!最後は客席の中まで降りての大サーヴィス。今回も存分に楽しませていただきました。トリを飾ったのが染丸師匠。「ちりとてちん」では落語指導と、万葉亭柳宝師匠としての出演もされていたので、いつか生の高座を聞いてみたい!と願っていた夢が叶いました。京都・伏見から淀川まで渡る、三十石の舟を巡る情景描写。座布団の上で語られる言葉から、旅の情緒や風情が、しみじみと聞いているこちらの脳裏に広がっていく…落語という芸の醍醐味だなぁ、と思います。小さなエピソードの積み重ねに吹き出しつつ、いい時間を過ごせたなぁ~と感じた十数分でした。また今日は、うれしいことに、キモ玉会でお知り合いになった、mayさん、葉さん、ことりさんと会場で再会出来ました。キモ玉会の余韻が甦り(?)穴の開くような熱視線で、お三方のお着物姿を見つめてしまった私…でも皆さん、本当にコーディネートに趣向がこらしてあって、素敵でした(うっとり)。 今回は、私も同行の従妹も着物だったので、総勢5名で「着物で落語」の記念写真(カメラマンは夫)。終演後にはなんと、お三方の後ろにくっついて、私達まで楽屋に玉之助さんをお訪ねする&サインをいただく…という光栄に浴しました♪冒頭の写真に輝くサインは、そういう訳でゲットしたものなのです。【お疲れのところ&お時間のないところでも、爽やか笑顔の玉之助さん】 …と、デレデレ笑顔でにじり寄る私(汗)キモ玉会で玉之助さんとの出会いを作ってくれた桃葉さん、そしてmayさん、葉さん、ことりさんにはこの場を借りて感謝!です。今日は気持ちよく、良質なアドレナリンがたくさん分泌できた一日でした。笑うことおしゃべりすること、おしゃれすること…どれもが、自分のエネルギーになることばかり、と実感したのでした。
2008.11.23
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日本で公開されてからやっと、Part1・2の二部作だったことに気づいた私(恥)三国志の中でも高名な「赤壁の戦い」を完全映画化!…とはいえ、赤壁でぶつかり合う曹操vs劉備・孫権連合軍の戦い自体は、来春公開されるPart2までお預け。事前にわかっていたことではあっても、やはり 「こ、ここで終わっちゃうなんて殺生な…」という思いにかられながらエンドロールを観ておりました(笑)時にたっぷりのケレン味を漂わせながら描かれる歴史絵巻。二時間半を超える上映時間を“長い”とは感じなかったので、それだけ引き込まれ、楽しんだということなのだと思いますが…有名で、筋立て自体をよく知られた物語をわざわざ映画にするからには、単に映像として見せる、ということの他にストーリーをクライマックスへ向けてどう盛り上げていくか?そこで観客をどれくらい気持ちよくさせるか?…という点が、作り手の手腕の見せ所ではないでしょうか。その点、私の感覚はどうもジョン・ウーのセンスと合わないみたいで(トホホ…)群雄割拠の時代に、様々な経緯を経て赤壁の戦いへとなだれ込む、物語の緩急のつけ方が、今一つしっくり来なかった。様式美としてのアクション、という点でも、チャン・イーモウの「HERO」の方が私は好きかも。俳優陣では、関羽役の立派な風貌(まさに関帝廟に祀られた像のよう!)が印象的でした。モンゴル人の役者さんなのですね。キャスティングには紆余曲折があったようですが、飄々とした金城武の諸葛亮孔明は、これはこれでなかなか良いと思いました。そして、“美周郎”周喩を演じたトニー・レオンは、私にとってはジョージ・クルーニーと並び「出てるだけで許す」大好きなスターなので…結局のところ、トニー観たさにPart2も絶対、映画館に足を運ぶと思います(笑)
2008.11.19
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今月初めの帰省は、少々お仕事がらみでもあったので、本当に目まぐるしく用事が積み重なっていて、自由時間が少なかったのです。でも、何とか見つけたスケジュールの隙間に、久しぶりに出かけた横浜中華街。なじみの店で昼食を終えた後、関帝廟通りをテクテク歩いて、目指すは「横濱バザール」なる雑居ビル。アンティークのお店や趣味全開のブティックなどが軒並み並ぶ、その一角にあるのが…「横山剣の親の店」こと「スージーウォン」です。敬愛する、横浜が生んだ東洋一のサウンドマシーン!クレイジーケンバンドの横山剣さんのご両親が営むお店。TシャツやステッカーなどのCKBグッズの他、アクセサリや70年代のブロマイド類など、色々なものが置かれています。ちなみに、↓の公式サイトには「CHINA TOWNで一番ダメな特殊雑貨商」「なんせ店主が年寄りなもんですから臨時休業する場合もありますので、お電話でご確認いただければ確実かと思います」…という文字が躍っています(笑)中華街に移転したのを知ってから、一度遊びに行きたい、と思っていた念願が叶いました。この日も、レジに立たれたお母様が、「オレ、本当に剣さん大好きなんす!今日は本当にうれしいっす!」と力説している若者を前に、にこやかに「産んだだけでこんなにまで言ってもらえるなんて、幸せだわ~」と商品を包んでおられました。夫へのお土産にステッカーを購入した私にも、カウンターに置かれた、キャンディのたくさん入ったお皿を差し出し「どうぞどうぞ。あら、一つだけじゃなくてもっとたくさん取っていいのよ」…その微笑みのやさしさに、ノックアウトされました。スージーウォン横浜市中区山下町166 アンティークビル(横濱バザール)2Fhttp://www.djr69.com/syndicate/suziewong/【更けゆく秋の夜にもピッタリなコンピレーション盤。お気に入りです。】ミドル&メロウ・オブ・クレイジーケンバンド
2008.11.11
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週末の混雑は覚悟の上で、開館時間に合わせて上野公園へ急いだ、ある休日の朝。お目当ての企画展は「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち」でした。昨年も、新国立美術館に「牛乳を注ぐ女」が来て、人混みにもまれつつ観に行ってきましたが、今回はなんと7点ものフェルメール作品が一堂に会するという、何とも贅沢な美術展です。「全部フェルメールかと思ってたら、あれだけしかないなんてねぇ」という、耳を疑うような発言も会場内では聞かれたのですが(去年の六本木でも、似た様なことを言っていた観客がいたなぁ…)。*「牛乳を注ぐ女」鑑賞のブログはこちらこの世界に、三十数点しか現存していないフェルメールの作品の、四分の一近くが東京に集まっているなんて。フェルメールに限らず、旅先で訪れた美術館で、期待していた名作の場所に“貸出中”の掲示を見つけ落胆した経験のある人なら、そのありがたさがわかると思うのです。私も、例外ではありません…特に今回は、私がとりわけ好きな「小路」という絵も来日しました。いつか、アムステルダムへ観に行きたいと思っていた作品と、初めて対面することが出来たのは、本当に幸せなひとときでした。小さな絵だけれど、構図の中で絶妙なバランスを保っている建物と道、その色合いのきれいなこと、そして、細部にしみじみと見入った時に目に入ってくる、女性や子ども達の自然な佇まい…落ち着き、そして安らぎに満ちた光景。家の中の、一番お気に入りの場所に1枚の絵をかけるなら、こういう作品こそ私には望ましい、と思えてなりません。全ての絵の鑑賞を終えたあと、もう一度順路を戻って名残を惜しまずにはいられませんでした。フェルメールのコーナーでは、それぞれの絵画について、鑑賞のポイントが図解されていたのも親切で、全体のボリュームもちょうど良かったように思え、大変結構な美術展でした。上野公園に出ると、秋晴れの下、たくさんの人出で賑わっていました。西洋美術館のハンマースホイ展も、国立博物館の大琳派展も…観たかったけれど、後に残った盛りだくさんの用事に泣く泣く断念。東京に暮らすことの贅沢さをしみじみと感じつつ、駅へと急いだのでありました。
2008.11.10
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赤坂の会社に勤めている友達から、職場の近くでこんな落語会があるんだけど…とお誘いを受け、いそいそと出かけてきました。 ~落語会「東へ西へ」 演目~ 「打飼盗人」 桂 福矢 女道楽 内海 英華 「いかけや」 桂 春團治 -中入ー 「権助魚」 古今亭 朝太 漫才 笑組 「二番煎じ」 古今亭 志ん輔落語通の方なら、噺家さんたちの顔ぶれと会の名称を見てピンと来られたと思います。そう、「東へ西へ」というタイトルどおり、色物を含め、上方と東京の芸人さん達が競演するという企画。今年で4回目となるそうです。会場は、豊川稲荷の近くにある、赤坂区民センター。前座は、小さい顔とほっそりした体で、少年のような印象の柳亭ち太郎さん。かけられたのは「強情灸」でしたが、全身で熱さを表現する、文字通りの「熱演」、素直に楽しめました。内弟子修行中のエピソードを盛り込んだまくらが面白かった福矢さん。内海英華さんは、繁盛亭でお囃子さんもされている方だと思いますが、三味線の曲弾きで相撲のやぐら太鼓を表現されたのはすごかった。満場の大拍手でした。前半のトリ、桂春團治師匠。ほんのりと紫がかかった鼠色の着物に、紋と羽織紐は目が覚めるような緋色。登場された瞬間から、その華やかさに目を奪われます。「いかけや(鋳掛屋)」は、穴の開いた鍋や釜を修理する職人さんに、長屋の悪童たちがちょっかいを出すという噺ですが、ガキ大将、体の弱い坊ちゃん、生意気な子に吃音の子…何人もの、個性豊かな子ども達を演じ分ける話芸の見事さに、笑いながら唸りました。朝太さんの「権助魚」。田舎訛りの飯炊男が、朝太さんのキャラクターにピッタリ。漫才を挟んで、いよいよこの日の最後を〆る、志ん輔さんの「二番煎じ」です。凍てつく冬の夜、長屋の男たちが火の用心の夜回りをする中で起こる珍騒動。この日の東京は、時折雨が落ちる曇り空、本当に冷え込んでいたのです。だから、戸外の寒さにかじかむ身体、その中であたる火のありがたさ、温かい鍋や燗酒の、舌を焼いてのどに滲みていく感じ…志ん輔さんが舞台の上で演じる、その一つひとつが、まるでわが身が体感しているごとくリアルに伝わってきて、30分近い時間があっという間に過ぎていきました。誘ってくれた友人も私も、落語の魅力を発見してから日が浅いため、どの方の高座もライヴで聴くのは初めてだったのですが、本当に面白かったです。春團治師匠が参加している、ということが、いい意味での緊張感を会全体に漲らせていたように感じられ、聴いていたこちらも、心地よい疲れと満足感を抱いて、帰路につきました。赤坂見付の駅に向かう途中、プリンスホテルを見るともう、名物のクリスマスツリーのライティングが輝いていました。長い帰省を終えて自宅に戻りました。帰省中の出来事も、これからぼちぼちブログで紹介していけたらと思っています。
2008.11.09
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