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地元の、駅前の商店街には小さなお菓子屋さんがあって、あられとか芋けんぴとか飴玉とか、昔ながらの駄菓子が並んでいます。古くからあるお店でよく知られているのですが、長いことお店の前を通るだけでした。ところが、知人から教えてもらったのをきっかけに、こちらのビスケットの美味しさにすっかりはまってしまい、いまや常備品となっています。一袋280円也。ビスケット、と書きましたが、口の中に入れるとホロリ崩れてしまう感じは、ボーロとかかるめ焼きのような感じでもあります。指の先ほどの小さなこけしは、よくよく見ると、それぞれ微妙に髪型や着物の柄が違っているのであった…何かと用事に追われて気ぜわしい年の瀬。家事や仕事の合間に、熱いほうじ茶でホッと一息つく時間が、何よりありがたい安らぎになります。そんな時、甘いお菓子の一口、二口があれば尚更幸せ度が増すのは、言うまでもありません(笑)たくさんの方にご訪問いただき、今年もありがとうございました。皆様に訪れる新年が、良い一年となりますように。
2008.12.27
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先月帰省したとき、横浜のロフトでこのクリスマスカードを見つけて、あまりの愛らしさに即、購入してしまいました。わかるでしょうか?寄席の前に集まったサンタクロース達!小さなサンタさんが、大勢であちらこちらにお出かけするこのシリーズ。数年前から文具店で見かけるようになりましたが、寄席が舞台になるとは、やはり世は本格的な落語ブームなのか…末広亭ならぬ「木広亭」ですって、フフフ♪中面にはちゃんと、高座に座った噺家さんのイラストが入っています。客席で楽しんでいるのも、お茶子さんもサンタクロース。眺めているだけで微笑ましいですが、自分ひとりで楽しんでいてももったいないので、メッセージを書いて、今年もよく働いてくれた夫にプレゼントしました。今年のサプライズプレゼントは私から…これで年末年始は自宅が「巣籠もりマンガ喫茶」です(笑)風の谷のナウシカ7巻セット
2008.12.24
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年明けに行く予定にしている落語会のチケットを、スタッフのお一人、mayさんに届けていただくことになり、地元でランチをご一緒することに。着物仲間にも声をかけ、3人で私のお気に入りのカフェへ。mayさんとは、10月のこちらのイベントで初めてお会いし、住んでいる地域が近いことがわかってからは、これからも着物でお出かけしましょう、と誓い合った(笑)間柄。ゆっくりと腰を据えておしゃべりするのは初めてで、時間を忘れた楽しいひと時でした。出会いの不思議、そしてこんな風に気分転換できる自由を持っていることに感謝。【ケープに別珍の色足袋、と冬のお出かけルックも素敵なmayさん。】 この日は冬至。お風呂に入れたら?と、知人から柚子をたくさんいただいたのですが、柚子湯用にはもったいないようなきれいな実!柚子と一緒に、葉っぱつきの大きなカブもいただいたので、浅漬けにして柚子の香りを添えました。もちろんその後は柚子湯も楽しみました。ありがたや!かぼちゃも食べたし、この冬を息災に乗り切りたいものです…
2008.12.22
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山間の斜面に茶畑が広がる、のどかな田舎町の文化センターへ車を飛ばし、なんとも贅沢な落語会を堪能してまいりました。本日の出演者と演目は下記のとおり。 桂 しん吉 「時うどん」 桂 こごろう「動物園」 桂 南光 「義眼」 桂 ざこば 「子は鎹」 - 中入り - 桂 雀々 「手水廻し」 桂 米團治 「七段目」※実はこの公演、会場でまったくプログラムに相当するものが用意されていなかったのです。「義眼」は初めて聞く噺だったので、帰宅後ネットや落語通の知人を頼って題名を調べました。おそらく、合っていると思うのですが…3時間近い公演のあいだ、約400名が大入りとなったホールは、老若男女の爆笑の渦で包まれました。「時うどん」、実は生の高座で聞くのは初めて。そばとうどんは、啜る音も違ってくるんだなぁ~と妙なところで感心してしまいました。しん吉さんは、ワルを演じるとちょっと寺島進っぽい雰囲気があって素敵。「動物園」、これも初めて聞きました。虎の歩き方を実演した後、サササッと着物の裾を直す手さばきに見とれる。「義眼」、今は亡き枝雀師匠がかけられていたネタなんですね。南光さんは佇まいを見てるだけで、声を聞いてるだけで、何だかおかしみがこみ上げてきます。「子は鎹」、会場のあちこちで、シュンシュン言う音、ハンカチを目に当てる人、続出。私も涙腺がゆるむゆるむ…ざこばさんの話力がこんなにも力強いものだったとは。TVでコメンテーターしてる時と違って落語はつっかえないんだね、とは友人談。「手水廻し」、マクラからもう、笑ったわらった!この日一番会場が盛り上がったかも?「ちょー、ずっ?」の微妙な言い回し、実際には一度も観ることが叶わなかった枝雀師匠の面影がよぎりました。「七段目」、当代の團十郎の物真似がすごく似ていて個人的に大ウケ。米團治さん、若だんさんは地でいけるだけに(?)熱演がぴたりはまっていました。全般的に、客席の落語に関するリテラシーの度合いを考慮してか、時に親切な解説を交えながら(ざこば師匠はなんと、かすがいの実物まで高座に持ち込んでくれた)王道の上方落語を堪能させていただき、人間国宝の一門っていうのはやっぱり、偉いもんだなあと大満足。夫や同行の友人達も、日頃の憂さを一時、笑いで吹き飛ばし…そう、笑うことってやっぱり心身の健康に良いのだなぁと、そんなことも実感した師走の一日でした。【三重は静岡同様、お茶の名産地でもある。落語会の前にお茶屋さん経営の喫茶室で一服】茶香炉の香りの中、プロの指導のもと丁寧に淹れた煎茶は極上の味!日本人に生まれてよかったと実感。終演後、ロビーに作られた売店で雀々さんが、著書を自ら売っておられました。ホームレス中学生もビックリ、だというその自叙伝。爆笑の高座に感激していた私、即購入し、握手と写真撮影にも応じていただき…うれしいオマケでした!必死のパッチ
2008.12.20
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シズコさん、それは「100万回生きたねこ」の作者として知られる著者の、母親の名前。母と娘の、数十年にわたる相克の回顧録。今年、たくさんの書評を目にした本でした。「私は母を好きになれないという自責の念から解放された事はなかった」四歳の時、つなごうとした手をふり払われた記憶。虐待に近い厳しさを受け止め続けた末の、強烈な反抗期。歳月と様々な経緯を経て、晩年の母親を施設に入れ「私は金で母を捨てたのだ」と言い切る著者。私も今は、それなりに人生経験を重ねたおかげで、著者が書く「家族とは、非情な集団である」という言葉も、「ごくふつうの人が少しずつ狂人なのだ」という言葉も、自分なりの実感を持って受け止めることが出来ます。10年若い時だったら、そうは思えなかったかもしれない。そして、自分が受けた傷を告白しながら、そんな自分もまた人を傷つけてきたことを、著者はごまかさないのでした。完全な人間なんていなくて、誰にでも美点と欠点があることが、徹底した客観性を持って描写され…だから読んでいて、会ったことのない佐野家の人々が濃密に立ち上がってくる。そして著者の視点の公平さが、誰もが懸命に人生を歩いていることを教えてくれるのです。この本は、母、そして家族の物語を紡ぎながら、「ごめんなさい」と「ありがとう」この二つの言葉について、長いながい時間、著者が考え続けたことの記録にもなっています。家族。時に厄介で切ない人間関係において、この二つの言葉が示す思いは、シンプルだけれど“究極”なのだと、思わずにはいられませんでした。老いて、すっかり呆けてしまった母と向き合い、ついに「私はゆるされた、何か人知を越えた大きな力によってゆるされた」と著者が実感するに至る、老人ホームのベッドの上での出来事。終盤のこの場面の描写で、私は嗚咽をこらえきれなかったです。こんなにも美しく深い情に満ちた「ごめんなさい」と「ありがとう」。私は自分の人生で、誰かに言ったことがあっただろうか、これから言うことがあるんだろうか。最後のページ、七十歳になった著者が、彼岸にいる母に送る静かなつぶやき。それを読んだときに自分の胸によぎったものを、私はうまく文章にまとめられません。これほどまでに深い余韻に満ちた読書体験は、久しぶりでした。シズコさん
2008.12.18
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毎年、平均して50本ほど映画を観ます。作品数と、映画館で鑑賞したものの割合が以前に比べて減っているのは、自称『映画好き』としては哀しいものがあるのですが、それは仕方ないこと。ブログとは別に簡単な日記をつけていますが、一昨年から使っていた3年連用日記が今年分で終わり。あと二週間でしまいこむ日記帳を前に、「棚卸し」ではありませんが(笑)3年間に観た映画をリストアップしてみました。データが揃って見ると、何となくランキングをつけてみたくなるのは、番付好きの日本人としての血が騒ぐせいなのか…(苦笑)そんな訳で、今年自分が出会った映画の中で、超個人的なベスト5を選んでみたところ、こんな結果となりました(順位なし、五十音順)。 いのちの食べかた イントゥ・ザ・ワイルド 潜水服は蝶の夢を見る つぐない ラスト、コーション(次点) アフタースクール フィクサー(ランキング対象外。宮崎駿の映画は私にとっては常に『満点』) 崖の上のポニョ一応、映画館で観た封切り映画、という条件をつけてみたので、これ以外にテレビやDVDで観た佳作もいくつもありました。邦画が「アフタースクール」だけになったというのは自分でも意外。人の目に触れることを前提とした「ブログ」という媒体に鑑賞の記録を残すと、日記帳にタイトルをメモするのとは違って、より深い追体験が出来る。書いておかないと何もかも薄れる一方の、記憶力の弱まりを実感するこの頃、そのことの貴重さがしみじみわかってきました。(もちろん、拙文を読んでいただき、時に感想を分かち合ってくださる方々の存在にも感謝です)でも、忙しさや細切れに過ぎていく時間にまぎれて、映画館を出た時の心の高まりを、うまく文章に落とし込めず、そのままになっていることも多い…そんなことで「つぐない」は鑑賞記をブログに書いておりません。カメラワーク、編集、映像、音楽…そういった『映画ならでは』のテクニックが、登場人物の情念の揺らぎを余すところなく表現していて、もうお見事、と思ったのでした。あれほどエモーショナルで美しい戦場の場面というのは、なかなかお目にかかることが出来ないと思います。あぁ、映画って、本当に良いものですね!…と、最後は故・水野晴郎センセイに敬意を表して終わり。 つぐない / キーラ・ナイトレイ
2008.12.17
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今年もフィギュアスケートのシーズンが始まって、週末の楽しみが増えました。過日のNHK杯、浅田真央ちゃんの見事なスケーティングには、感動を通り越して震えが来ました…今季のフリーのプログラムは、音楽も振付も、(私個人の感想では)かつての「くるみ割り人形」の年以来のヒット!タラソワコーチに「死ぬ気で滑れ」と言われているという、終盤のストレートラインステップの見事さ、何度見ても胸が熱くなります。その、真央ちゃんのフリーで使われている楽曲が、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。男子の織田くんも、ショートプログラムで使用しています。確かにドラマティックで、ワルツのリズムもフィギュアにピッタリな曲ですね。そして私は、この曲を聴くと思い出さずにはいられないあるお方が…それは美輪明宏さん。ご自身主演の演劇に関しては、演出や舞台美術の他、音楽も担当されるのですが、この「仮面舞踏会」もよく使われています。私、二十代の後半から三十代半ばの約10年ほどは、美輪サマの半追っかけ状態だったので(笑)三島由紀夫原作「近代能楽集」の「卒塔婆小町」の舞台で、この「仮面舞踏会」の旋律に乗り、優美に踊るドレス姿の美輪サマの美しさ。月日が経っても強烈に目に焼きついています。きっと今シーズンの真央ちゃんの滑りも、そんな風に、ずっと記憶に残り続けるに違いありません。いよいよ目前に迫ったグランプリ・ファイナルでは、どのような演技を見せてくれるか…今から胸がワクワクしているのでした。※こんなCDが発売されているのを発見…「仮面舞踏会」はもちろん、エキシビジョンで使われているガルデルのタンゴ「ポル・ウナ・カベーサ」も収録。妹の影に隠れがちだけど、お姉ちゃんもとても美しいスケーター。がんばってほしいです。浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2008-9
2008.12.11
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裕福な家庭に生まれ、大学を優秀な成績で卒業した直後に、全てを捨てて放浪の旅に出、アラスカの原野で餓死死体として発見された、実在のアメリカ人青年の物語。「若気の至りの冒険譚」にとどまらない、息をのむような深みと広がりを持った傑作で、観終わってしばらくの間、強烈な余韻に身を任せていました。監督のショーン・ペンは、原作のドキュメンタリーを映画化するのに、10年もの期間構想を温めたそうです。その思い入れの強さは、やや演出面の青臭さとして現れているように感じましたが、かえってそれも、主人公の若さや幼さと絶妙にリンクし、相乗効果を生んでいるようでした。様々な映像表現を駆使して、主人公が辿った旅を再現する、その迫力に引き込まれます。野宿生活で水浴びをする彼を、ハイスピードカメラで撮った映像などは、飛沫が光のチェーンみたいで、本当にきれいだった。山に川に海、そして原野…アメリカの大自然の姿を堪能できる映画でもあります。何よりこの作品が素晴らしいのは、作り手が主人公に過剰な肩入れをせず、彼と彼を取り巻く世界を、とてもフラットな視点で描き出していること。悪者を仕立てて、誰かの、何かのせいにすればそれで気が済む、という子どもっぽい思考回路の持ち主が多い中、この作り手の公平さが、私にはとても心安らぐものでした。長い旅路の末、様々な思索を重ね、自由な“わが身一つ”の生き方を探求した主人公が、最後に掴んだ真理。それは言い古された言葉であっても、やっぱり観る側の心を揺さぶる…人として生まれて、他者と人間関係を結ぶことの、尊さと哀しさを改めて考えさせられる映画でもあります。主人公が出会う年長者たちが、それぞれ彼に投げかける言葉の、確かな重みと温かさ。それは、人生を生きること自体が冒険の旅であり、それを真摯に続ける人を育てるのだ、と、はっきりと示していたようにも感じました。悲劇として描かれてもおかしくないようなストーリーが、だからこそ、静かな明るさや希望をはらんで見えるのかもしれません。この力強い映画に出会えてよかったです。荒野へ
2008.12.07
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それは数週間前のある夜。「何年ぶりかの円高だ!海外旅行に行きたいな~」と、ニュースを見ながらついはしゃいでしまった私に、夫が言い放ったのは「俺の勤め先、輸出関連産業なんだけど?」という、暗く、重~い一言だった……という訳で、多くのご家庭同様、わが家も不況モードがひたひたと忍び寄る、今年の冬です。去年の今頃、いや今年の夏でさえ、年の瀬に世の中がこんなことになっているとは、想像できなかったなぁ。そんな中、わが家の冷凍庫が今、詰め込まれた食材でパンク寸前の状態になっております。冷却効率を考えて、なるべくスペースを空けることを心がけているのに、突然そんなことになった理由は簡単。私が楽天で衝動買いした食品が、同時期に集中して届いたからで…一つは、ベーグル15個とクリームチーズ入り、という内容に釣られて購入した、エルクアトロギャッツのベーグル福袋。もう一つは、とあるブログで紹介されていたのをきっかけに注文して、すっかり虜になってしまったおいもやのパック入り焼きいも。その上、焼き芋を買うついでに、おいもやさんのサイトで送料無料のお試しスイーツ福袋なるものまで見つけてしまい、我慢できずにお取り寄せ…。しばらくは緊縮財政で行かねば、という思いが、結局は「お得」という文字に釣られてるんじゃ、元も子もないのでは?という話(涙)でも美味しかった、ベーグルもお芋もポテロールも…衝動買いも結果は吉だったので、良かったです。このご時世、お買い物でお金を市場に回すことも世のためだ。…ということにしておこう(苦笑)そして私は、満杯の冷凍庫を前に、もう一つナイスな(?)言い訳を思いついたのでした。「新型インフルエンザに備えて、やっぱり食料は備蓄しておかないと!」【この扇情的な商品写真とコピーに、たまらなく購買意欲をそそられたのであった】送料無料のお試しスイーツ福袋♪★送料無料★24時間限定!おいもや人気のポテロールとシフォン...【エントリーでポイント10倍】1年の感謝の気持ちを込めて招き猫福袋!超お得セット登場です!ギ...
2008.12.06
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コンビニでペットボトルのお茶を買おうとして、売り場で見つけたのが「伊右衛門」の首にかけられたおまけ。晒し木綿の生地で作られた、文庫本サイズのブックカバーでした。ペラペラだけど、柄がどれもかわいい!私は本にはカバーをかけて持ち歩く性質なので、迷わず手を伸ばしてしまいました。色も数種類ありましたが、風炉に鉄瓶がかかったこちらをチョイス。なお、携帯にくっつけているオレオクッキー型のストラップは、リプトンのレモンティーに付いていたものです。前回のキャンペーンの際に買った こちらのマカロンが、少々薄汚れてきたので交換しました……って、どんだけオマケに釣られているのだ、私は(苦笑)
2008.12.03
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思えば11月は本当にスケジュールが詰まっていて、よく遊び学び仕事もして、その上ずーっと風邪をひいており(気合いだけでは治せない歳になったということか…)。そろそろ、一段落できるかな?と思った途端に、カレンダーが気忙しい師走に移り変わっていました(笑)先月、代官山チェリーテラスから、来年の干支にちなんだ可愛いイラスト入りのノートが到着。私が愛読している、いくつかのブログでこの時期になるとよく紹介されていたので、密かにあこがれていました♪今年、めでたく(?)バーミックスユーザーとしてデビューを果たし、私もこのノートを手にすることになった次第。(注:チェリーテラスはバーミックスの販売元です)憧れのブロガーさん達の素敵なライフスタイルには程遠いけれど、来る年には、このノートを良い形で活用したいなぁと思っています。さてその前に、元気に年の瀬を乗り切らなくては!
2008.12.01
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