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昨日社内打ち合わせをしていて言われてちょっと意外だったのは,当社は「大人数が一緒に仕事をしている」らしい.当社はたかだか30人ほどの所帯で,正社員で二十数名に過ぎない小企業だ.それが「大人数で仕事をする」とはどういうことかと言うと,普通の会社であれば部署やチームが決まっていて,一つの単位は数人に過ぎない.そして割と縦割りなので,チーム5人なら5人以外の人とはあまり接触はないらしい.それに対して僕は意識的に皆で一緒に仕事をしようとしている.営業や技術などを合わせて15人ほどが同等の立場で,一緒の場で議論をしアクションを起こす.情報はかなりの程度リアルタイムに共有され,知恵があるものが口を出し,そういう人に仕事が自然と集まるようにしている.まあ一つには僕が実務的に頼りないということもあるのだけど(虫のこと知らないし,機材もよく分かってない),管理職が常にタイムリーに的確な指示を出せるとは限らないし,部下とされる人たちが上司の指示待ちになっても困ると思っているのだ.だから情報を徹底的にリアルタイムに共有し,なるべく全員が一緒に仕事が出来る環境を整えようと思っている.今の技術を使えば,誰がオンラインかはすぐに分かるし,隣にいる人に声をかけるようにオンライン会議なんかも使える.「皆で知恵を出し皆で動く」ことを意識すれば,やろうと思えばやれるものだ.これからも当社は知恵を集める経営をしていきたいと思う.つまるところ,その方が働く皆にとっても会社にとっても良いことだと思うから.
Oct 31, 2007
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ビジネスでも何でも,目標を達成するには「汗」をかくことが必要だ.何もアクションしないで,「思いつき」で成功できるほど,現実は甘くない.だから誠実に顧客の要望を聞く,愚直に思えるほどまじめに実行することが必要になる.しかしまた,「汗」だけで成功できるほど,また現実は甘くない.甘くないことばかりだけど,毎日毎日,「創意工夫」を重ねることが大事だ.オフィスの清掃を提供している会社でも,漫然と掃除している場合と,毎日各プロセスのタイムを取って効率化に努めている場合では,大きな差が出てくる.まじめに清掃するという「汗」は絶対必要だが,そこに「創意工夫」が出てこないと企業としては成長していかない.一生懸命やった結果,それなりの結果が出てしまうと「汗」だけにしがみつき勝ちだ.経営者はそれでいいかも知れないが,進歩が止まった会社でひたすら汗だけかいて働く社員は大変だ.社員の幸福のため,顧客へより貢献するためには,経営者も社員も毎日「創意工夫」が重要だ.なんだかもちろん大変だけど,仕事ってそういうことだと思う.毎日汗と工夫ですね.
Oct 30, 2007
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漫然と生きていると,周りの環境やそして自分自身の今,会社の現状を「当然のこと」と思ってしまう.今という自分があるのは,他人に助けられたり親に育てられたりした結果なのに,当たり前のものとして,往々にして誰にも感謝しなくなってしまう.みなが協力して業界を盛り上げようとやってる協会や学会などの組織でも,一人一人の会員や役員たちの得難いボランティアな献身によって成り立っている.それを忘れて,重箱の隅を突っついたり中傷で人の足を引っ張ってしまったり,組織内の政治に明け暮れる目的不明の行動をとる人もたまに見かける.会社がそれなりの業績を上げられるのも,そこの社員がしっかりと働き,顧客からも支持されてこそ成り立っている.それを当然と受け止めて,経営者一人が自分の手腕だと思ってしまうのは愚かなことだ.自分の健康も,健康であることを当然と思ってしまうとそうではない.いつ何時,病に倒れるかも知れないし,人の寿命はまあ危ういものだ.恵まれた経験をしている人も,それは当然の権利とか結果ではなく,やはり誰かに支えられているのだろう.考えてみると,物事には「当然」であることなんてひとつもない.何でも「そうある」のは,それなりの「理由」と「偶然」と,それに周りの人々の努力や貢献があるものなのだ.「感謝の気持ちを忘れず」にとは,月並みな言葉だけど,実際その通りである.当然ではないという事実を知れば,傲慢になんてなれないはずだ.何事も「当然」とは思ってはいけない.これからも謙虚にいこうと思っています.
Oct 27, 2007
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火曜日にアメリカから帰ってきて,昨日今日と早速長野出張だった.長野では,害虫駆除関係者が全国から300人以上も集まる学会(ペストロジー学会)があって,当社も技術スタッフの菅野くん(学会発表),戸島さん(学会発表),川端くんの3名と東京の営業担当者の参加である.昨日は朝10時から始まる学会の評議委員会があって,それに間に合うために家を5時過ぎに出た.長野は大阪からとても遠くて,名古屋から特急列車で山道を3時間もかけて走る.途中で乗り物酔いになるほど,かなりハードな道のりであった.実は東京経由でも大体同じ位の所要時間だ.新幹線の威力は凄く,やはり日本は東京を中心に出来ていると再確認できる.そう言えば東京から新幹線で約2時間となると,北は仙台手前まで,中部は長野県,西は名古屋までカバーすることになる.新幹線でスキーにも行けるし,関西人にとっては本当にうらやましい.まあともあれ,今週も無事に過ぎました.そう言えばこの学会,来年は大阪で開催でなんと僕が大会長である.害虫を駆除もしたことも昆虫が専門でもない僕がそんな無茶なとは思うけど,行きがかり上頑張るしかないですね.皆さん,ご協力お願いします.
Oct 26, 2007
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日経ビジネスの最新号は,知財特集だ.僕の友人が銀行を辞めて特許事務所を開業しているので,少しはこの問題に関心を持っている.要するに特許を事業を守る手段とするだけでなく,積極的に外に売り出して特許収入を得ようとする話だ.特許はいったん取得してしまえば後は殆ど費用はかからないから,そこから得られるロイヤルティー収入は不労所得つまり純利益となる.少ない人数で売れそうな特許を個人発明家などから集めて,大企業に狙いを定めて特許使用料を得ることを専門にする業者まで存在するらしい.特許業界のことはあまり知らないけど,外から見てると面白い例えを思いつく.ひたすら顧客の要求に基づいて特許を申請する弁理士事務所は,いわば一次産業の農業だ.何もない大地に,種と太陽の光,それに雨を頼りに作物を生産する.いわば殆ど無から形のあるものを生み出す労働集約的な大変な部分を担当する.顧客である企業は二次産業で,特許という一次産品=「農作物」を組み合わせて付加価値の高い「工業製品」を生産する.そしてそして一次産品である特許や,二次産品である「工業品」を「使用」して手数料を稼ぐのが,第三次産業である知財ロイヤルティー業だ.一次産品や二次産品を活用して,最も付加価値の高いところだけで不労所得を得ようとするのだから,利益率は高い.こういう構造って,実はどの産業でも同じかなと思う.当社が基礎的な研究を行わなかったり(一次産業),あえて一からの製品開発に投資しなかったり(二次産業)するのは,やはり中小企業として最も付加価値が高くてかつ得意そうな分野に集中すべき(三次産業)という直感があるからだ.努力は大切だが,一番大変な部分をやったからといって,事業として成功するとは限らない.ゼロから使って出来たモノ(一次産品)を使って出来たモノ(二次産品)を使って儲かる構造を考える.ややこしいけど,やっていかないといけないのだろうなあ.
Oct 25, 2007
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害虫駆除関係の国際大会があったオーランドの帰りにサンフランシスコに寄ったので,やっと昨日の夕方帰国してところだ.サンフランシスコも確か2,3年ぶりなのだけど,ちょうど繁華街(ユニオンスクエア)のど真ん中に泊まって,しかもレンタカーしてうろうろしていたので(仕事),かなり印象の変わった街を見ることができた.まず,レストランがいい.アメリカにうまいものはないと思っていたが,サンフランシスコではミシュラン星付まである.今回は機会がなかったが,少し足を伸ばせば,ワインで有名なナパにはパリ顔負けのミシュラン三ツ星レストランもあるし(French Laundry),南に1時間も下れば,サーファーのメッカの海岸がいくつも連なっている.海岸沿いにゴルフコースなんかがあり,一度はゆっくりとプレーしたいと(めったにゴルフしない僕でも)思う名所もある.街は週末ということもあって観光客で一杯だったけど,天気もいいし,ゴールデンゲートブリッジを渡った対岸から市街地を見ると,アルカトラズ島を囲んで,無数のヨットが浮かんでいる.まあさすが観光地だけど,美しい街だなあ.アメリカのいいのは,オフとオンが共に充実していること,それなりの上位の人の所得がとても高いことだ.しっかり仕事をする人には,十分経済的にも報いる仕組みになっているし,実際オフを楽しむインフラも整っている.ちょっとした人なら,こうやって休みはサンフランシスコの海でヨットを楽しんだり,郊外のゴルフ場やワイナリーを巡ったりできるのだろう.日本だったら,楽しもうにも楽しむ場所があんまりない.たまにアメリカに来ると,(来る前は嫌々なのだが)結構刺激になることが多い.仕組み自体は日本と似ているし,大体のことはお金で片が着く(荷物を持ってもらったり,車をとめてきてもらうとか)ので,簡単に物事が運び(ヨーロッパではそうはいかない),旅行者にはたいそう便利である.仕事もまあまあ順調にいきました.後はこれを成果につなげるだけですね.英気も養ったので,またがんばりますね.
Oct 24, 2007
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ビジネスの世界では,「技術的に優れていること」が成功に結びつくとは限らない.よく例に挙げられるのが,ソニーのPS3と任天堂のWiiで,前者の方が技術的には数段優れているのに,実際に消費者の支持を受けたのは後者であった.僕はどちらも使ったことはないけれど,Wiiが家族で楽しめるゲーム機として人気が出たのは確かなようだ.それを指して,「ライフスタイルに影響を与える」という評価もある位らしい.今回のアメリカ出張の際に,知り合いのアメリカ人にiPhoneを見せてもらった.この人は僕と同い年で,実は上場企業のオーナー一家社長だ.当然お金持ちで,かつハイテク家電好きで,たまに会うと何か新しいガジェットはないかと聞いてくる.その彼に見せてもらったのだが,本当にすごく楽しいものになっている.美しいタッチパネルから,写真アルバムや音楽アルバム,もちろん電話も出来るようになっている(そう,iPhoneが携帯電話であることを忘れてしまう).縦から横にすると,自動的に画面も横に切り替わるし,指先で画面を送ったり拡大したり,スピーディーに反応する.まるでマジックのようである.あのハイテクメカ好きのアメリカ人を満足させるiPhoneだが,技術的には既存のものを適応しているに過ぎないと言われている.iPodだって,中身を見れば日本の部品メーカーの提供のものが多いし,メモリーは韓国のサムソン,そうそう外のボディーだって新潟県燕市の企業が提供しているらしい.それなのに,完成品としてのiPodはあくまでアップル社の製品で,ほかにはない「ライフスタイルを変える」影響を持っているのだ.当社は中小企業として,ゼロからものを開発することは出来ない.しかし総合力,しかもニッチな場面での創造力を発揮して,中身は全部他社のものだけど,完成品としては「業界に影響を与える」商品やサービスを提供していきたいと思う.それには一人一人ががんばらないと.というわけで,iPhoneにはびっくりしました.
Oct 20, 2007
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今年も例年通り,アメリカで開催される害虫駆除関係の会議に参加した.今回はフロリダのオーランド市で,当社からは技術コンサルタントの菅野くんと東京営業所の川上くんを同行してもらった.16日の昼頃会社を出発し,ドア・トゥー・ドアで23時間もかかりながらホテルに到着,現地時間夜中の0時でバーに少し寄ってからすぐに就寝.翌日からは一日目一杯,セミナー聴講,展示会見学,商談の連続である.僕はこれで丁度10年位連続で出席でまあ慣れたものである.こういう大会に参加していると,自社のポジションがよく意識されるから面白い.最初の頃はそれこそ右も左もわからず,また当社もそれほど取引先が多くなかったから,あまり相手にもされず少し心細いというかアウェーの雰囲気であった.それが段々と扱う商品も増えてきて,また知り合いも増え,段々と人脈みたいなものができてくる.朝から毎日アポイントメントが入るし,展示場でも知った商品が殆どになる.セミナーで話す講師の人もお馴染みになってきたり,またアジア人の仲間も増えてくる.「続ける」ということはそういう効果があって,まあ何事も「石の上にも何年」ってことだなあと思う.同行の二人も,(まあ殆ど放っといたのだが)良い商品を目を皿のようにして探し,(分からないだろうけど)セミナーに参加し,(作り笑いで苦労しながらも)僕の知り合いとかと話をして「ため」になったんじゃないかと思う.さて帰国後も,冷静な頭でどの商品をどう取り上げるかを考えないといけない.顧客の意見も聞きながら,今回の収穫を実にしていきたいと思っています.
Oct 19, 2007
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「そんなのかんけー,ねー」ってのが巷で流行っているようだ.僕も(怖いもの見たさで)You Tubeで観た事がある.なんだかヤケクソ芸で,いかにも一発で終わる典型みたいな感じがする.まあそれはさておき,真実はまったく逆で,「何でもかんけー,ある」ってのが本当だと思う.アップルの創業者であるスティーブジョブスが,スタンフォード大学の卒業式に招かれてた時にしたスピーチが評判になっている.彼はまさしくスタンフォードを中退しているのだが,その卒業式で講演させるところがアメリカらしい.15分ほどのスピーチの中で,三つのことを話したのだが,その最初のひとつが,Connecting Dots(点と点を結ぶ)と言うことだ.彼は,裕福でない両親に無理を言ってまで学費の高いスタンフォードに通い続ける意味を見出せなくなる.そこで中退するのだが,中退を決めた後に自分のコースとは関係ない「飾り文字」のクラスに趣味で出席する.そして後年,彼がアップルを創業した際に,マッキントッシュコンピューターは美しい文字(フォント)を持つようになる.彼が言うには,その時中退を決心せず,したがって飾り文字のクラスなんかにたまたま出席しなかったら,今の世の中に美しいフォントを持つコンピューターなんか存在しなかっただろう.ウィンドウズはマックの物真似でしかないから(本人談),要するに,ジョブスが中退と決めたことが後の美しいフォントに繋がったのだということだ.「将来を見通して点と点を結ぶことはできない.点と点を繋げるのは人生を振り返った時にしかできない.だから今やっていることの意味をいたずらに考えてばかりするのではなく,それに一生懸命に取り組むことが実は後からつながるものなんだよ」ということが彼のメッセージである.まさしく「何でも関係がある」ってことだ.Connecting Dots.当社も今目の前にあることを焦らず一生懸命にやっていこう.点と点が繋がって,将来振り返った時に,「あの時知らずに一生懸命やっていたことが,思わず今大変役に立っているんだよな」と思えるように.
Oct 13, 2007
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たまたまテレビをつけたらやってたので,成り行きで話題の内藤・亀田戦を観た.非常に強いチャンピオン(ポンサレック)を破って,最近その座についた内藤と,世界ランク14位で経験も浅い亀田の組み合わせだったから,内藤の勝利で終わったことは,誰にも予想の範囲だったはずだ.事後の世間の評判は,試合前に散々悪態をついていた亀田に対するざまあみろというものが大部分だと思う.もちろん悪役ヒーローの方を持つ心の広い人もいたのだが,要するに勝負の中身というより,「正義が勝った」とかいう善悪論が多かったように思う.しかし経営者としてあの試合を観ていると,また別のことも思えてくる.僕も亀田のような他人を敬わないビッグマウスは大嫌いなのだけど,純粋に勝負ごととして考えてみると,考えさせられる点はある.あれだけ実力差があったのに,亀田は12回まで倒れず,ダメージもそれほど負っていないという点だ.逆にチャンピオンの内藤は,内容的には勝っていたものの眼を切り,ドクターストップ(無効試合)になりうる可能性もあったのだ.実際,内藤は試合後のインタビューで,注目度が高く勝って当たり前ということにプレッシャーがあった,そして硬くなって出来が良くなかったことは認めている.つまり勝負ごとに「正義」とか「べき論」は関係ないってことだ.長期的に見て,きちんとプロセスを踏んで努力している人や企業が勝つと信じたい.しかし,実力は上でしかも正義であっても,はずみで負けてしまうこともあるし,運がないこともある.内藤だって,結構てこずってたのだ.経営に絶対はない.長い眼で見た成功の前に道半ばにして倒産してしまうこともある.勝負ごとだから慎重には慎重に,正しいことをしているからといって勝つ保証のないことも肝に命じて日々精進しないといけない.
Oct 12, 2007
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ちょっと思いつきのようだけど,利益率の話.同業他社と比較して粗利が高いのは,「その会社の独自性」が理由になる.その会社にしかないブランドイメージや商品特性,機能などが相まって,他社よりも高い値段で商品を販売することができる.その結果,粗利率が高まる.粗利率が高いことは,その企業の持つ事業構造が根本的に強いことを意味する.特許で守られるように知財戦略を構築している場合もあるし,言葉では表せない「ノウハウ」的なことが強みになっていることもある.粗利から経費を引いた,営業利益率が高いのは,元々粗利率が高いか,粗利率が同じでも営業経費が少ないためだ.それは工夫して経費を節約しているか,もしくは他社にない「独自の売り方」を採用している場合もある.商品は並だが,売り方に工夫が見られるということだから,まあ高い営業利益は日々の精進のおかげってことだろう.これらに対して,単に売り上げが大きくて利益率が低いってことは,「貧乏暇なし」現象である.「その会社の独自性」もなければ「独自の売り方」もなく,日々の精進もないってことだ.売り上げを,腕力づくか,他社の価格をくぐって見積もりを出すだけで必死に作っているから,忙しい割りに結果として利益も出ない.そういう会社で働いている社員はかわいそうで,ノルマを押し付けられるだけで,賢く戦う道具も与えられない.つまり,利益=知恵の結晶だと思うから,当社はもちろん,粗利も営業利益も高い会社でありたいと思う.売り上げ至上主義は,たいていの知的活動を停止させてしまうから,会社の方針であってはいけないのじゃないかなと思う.さて,こう言いながら,努力しないと利益率は自然と下がっていくものだ.知恵を絞って,また顧客から感謝されながら,利益率向上のためにがんばりましょうね.
Oct 10, 2007
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今日の鹿児島で,一連の当社全国セミナーが終了した.仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・鹿児島と,全国7箇所で開催し,約500名の方に聴講いただいた.僕は間に東京やバンコク出張が入ったりして,とても忙しい2,3週間だった.当社もそれなりに一生懸命準備したのだけど,こうして皆さんの顔を見ながら話をしていると,現場のニーズもわかってくるように思える.僕の講演テーマは「IT革命と経営戦略」みたいなもので,自分なりにコンピューター技術の歴史や現在のウェブ技術の進歩に伴う経営への影響を説明したつもりだ.アンケート結果を見ると面白くて,「とてもためになりました」という評価から,「何で害虫駆除セミナーでITが関係あるのか」と言ったコメントまで色々ある.それで当社のセミナーは,害虫駆除にかかわる技術セミナーが大部分で,僕の経営セミナーだけが多少異色の内容になっている.たまにはちょっと毛色の変わった話をするのも良いことだと思うし,業界の人たちが業界のことだけを考えていても視野は広がらないとも思える.まあこれがきっかけになって,当社もITを生かした顧客サービスを考えていきたいし,聴講された方もそんな世界もあるのだなあと思っていただければ幸いだ.無料セミナーとは言え,毎回真剣勝負である.次回は来春になると思うが,また色んな意見も聞ける内容をしっかり考えてきます.
Oct 10, 2007
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成功には色々な定義があると思うけど,「夢をかなえる」という意味では,その方程式はひとつしかないと思う.すなわち,成功=(実力以上の目標設定×出来るまでやめない根性)×N回である.つまり,「実力以上の目標」を設定するところから始まる.「実力以上の目標」を設定するには,多少世間知らずで自信家で,まああまり事態がわかっていないことが好ましい.学校の成績も悪いのに,有名大学を志願したり,英語も出来ないのにいきなり欧米の大学に留学したり,水泳部でもないのに高校から水球を始めて全国大会に出るのが当然と思ったり,わかってたらとても設定しないような目標を持つことが最初の一歩である.次に,全然駄目でも,いったん目標を設定した以上,死んでもやめない根性が必要だ.最初から目標が実力以上のところに設定されているから,出来ないのが当たり前で,場合によっては端にも棒にもかからない状況になる.それでも諦めずに,いったんはじめたんだから絶対出来るまで止めないという精神力が大事になる.そうやって,大変な苦労をして無理やり目標に達成するということを1ラウンドとすると,成功に近づくには,そのラウンドも何回も何回も繰り返さないといけない.ストレッチした目標と,死んでも途中で投げ出さない根性,これを何回も繰り返すことによって人間力みたいなものが備わってくる.成功って,こうした大変なプロセスを経るしかないんだろうなと思う.もちろん当社も,出来そうもない目標を設定し,出来ると思って苦労している最中だ.これをくぐり抜けてしか,夢はかなえられないのだから.
Oct 8, 2007
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その会社で働く社員にとって,大事なことは「わかり易い経営方針」,「わかり易い営業方針」,「わかり易い方向性」,などだと思う.打てば響く,会社が貢献し奉仕すべき顧客は誰か,パートナーとなってくれるメーカーや会社はどれか,敵は誰で味方は誰か,などはっきりと白黒つけることが大事なんだと思う.社員はみなまじめで,会社に対する忠誠心も強いことが,むしろ通常だと思う.なのに経営者が,明確な指針を出さずに,これもOK,あれもOK,でもすべてがケースバイケースで判断しようとか言っていると,結局何が正しいかわからなくなってしまう.結果として,力は結集されず,無難に仕事をしてしまうことになる.ただし,これまた難しいのは,社員に対しては以上のような明確な指針が大事なのだが,経営者はまたぜんぜん違う価値観を持つべきだ.経営者の仕事は,「矛盾する二つ,もしくは複数のことを,あたかも矛盾することなく解決し,より良いものを生み出す」ことだ.社員は白か黒で動くべきで,しかし経営者は白と黒から,より良い,たとえば赤色を生み出すことが求められる.革新を生み出すのが経営者の役割で,この意味で,経営はむしろアート,芸術の域に近いとも思う.当社がこれからどの様に発展していくかはまだわからない.でも方針は白か黒ではっきりさせたいと思うし,同時に経営者も僕は,革新を生み出したい.ほんと,会社って難しいと思うけど,だからこそ,楽しいんですよね.
Oct 5, 2007
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情報を共有にし,プロセスを公開し,議論すべきことを全員参加で行うことで,実は社内でとてもすごい切磋琢磨が始まる.情報共有化が会社組織の中で提唱されて久しいが,その本当の目的は,社内競争の推進にあるのではないかと思う.会社の組織とか役職とか関係なく,公開されたプロセスや課題に,すばやく発言し他人の支持が得られ,自発的に自分で行動して解決していく人が,いわゆる「人望」を集めることになる.「あいつは頼りになるやつだ」という評判が立てば,役職なぞ関係なく,「仕事はできる人のところに集まってくる」のだ.それはあたかも団体スポーツのようで,しっかりとゲームの中に溶け込み,主導権を持った能力の高い人のところにボールが集まるようだ.信頼がないとパスももらえなかったり,チャンスにシュートを打たしてももらえない.逆に何とかしてくれる頼りになる選手には,かならず皆が最初にパスを渡す相手として意識し,実際にチャンスにきちんとシュートを決めてくれるものなのだ.こういった選手を規定するのは,監督が決めたポジションではなくて,日ごろのプレーや仲間の事実上の信頼関係なのだ.なるべくこういったことを促進するために,当社では情報共有化に努めている.プロセスは整理した上で開示,打ち合わせも開示,ちょっとしたコミュニケーションも気軽に共有できるように工夫しようとしている.それによって,誰もが自発的に協力でき,切磋琢磨により,事実上のリーダーシップを発揮してもらいたいと思っている.まあいつでもはりきるのも疲れるが,社外に出ればより激しい競争だものなあ.みんな切磋琢磨し協力してがんばりましょうね.
Oct 1, 2007
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