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大量生産大量消費の時代が終わってしまったのだなと感じる.多くの人が同じような仕様のものを,メーカーの取扱説明書に忠実に従って均一に消費,使用するということがだんだんと少なくなってきている.ライフスタイルが多様化し,そうすると製品やサービスに対するニーズも多様化し,どうしても一つのバージョンで対応することが難しくなっている.そこで多品種少量生産ということになってくるのだが,これは従来の大企業型製造メーカーにはつらい話だ.大規模設備でスケールメリットを生かしてコストダウンをし,均一なものを低価格で提供することが武器だったのだが,少量生産となるとなかなかそれも難しいということになる.大規模設備を持っていることが逆にスケールデメリットにもなりかねない.当社の戦略として,「小さいニーズに機敏に的確に応える」というのがある.そもそも業務用防虫資材市場なんて,総額でグリコのポッキーシリーズの半分にも満たない大きさだ.その中で,億円市場でなく数百万クラスの超ニッチなニーズも応えていきたいと思っている.数多くこういった「フラグメント市場」(分散して小さい市場)を満たしていくことで,その中から数億円規模に広がるものもあるかも知れない.でも事前にはぜんぜん見えていなくて,やってみて初めて見えてくるものも多いと思うのだ.中小企業は中小企業なりに,大企業ではとても対応できない小さな市場に,誠実に対応していくということが大事だ.極端な話,顧客が一社しかないような市場でも満足してもらうこと,「一顧客,一満足」くらいを目指してがんばっていきたいと思います.
Aug 31, 2007
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当社は営業経費や,(海外出張も含めた)情報収集には本当に多くの経費を使っていると思う.パソコンや携帯電話,車のナビなんかは今時当たり前だと思うが,ほかにも情報共有のためのシステム投資や,セミナーなどによる顧客との接点に多大な努力を払っている.どうしてこういった,「ビジネスのスピードを上げるツール」にお金を使っているかというと,それはその方がコストパフォーマンスがいいからだと思っている.当社の場合,人件費と営業経費の割合は3対1位になっていて,多めに経費を使って人材を活用しているといえるかも知れない.どこの会社でも人件費がダントツで大きな投資となっているから,少しくらい多めにお金を使い,明日になりそうなことを今日のうちにやってしまえば,結局は一番大きな経費項目が効率化されるってことだ.たとえば,ある仕事を一日かけてするのと,二日かけてするのではもちろん二倍経費がかかるし,その額は数万円に及ぶ.一日で済むなら,1,2万円かけて誰かに聞いたり本を買ったりする方がずっと安い.「馬鹿な考え休むに似たり」というが,「試行錯誤している暇があったら,さっさとお金で解決しろ」ってことも言えるのだろう.もちろん,お金を使えばいいってものではない.もっとも効率の高い方法を瞬時に判断して,スピードを上げるためにコストパフォーマンスの高い方法を躊躇なくとっていかねばならないだろう.そう,明日の仕事をしたら今日の経費が浮くし,逆だとコストが倍になるってことです.そしてそれは結局顧客に負担してもらわないと回らないけど,そんなことするとますます顧客が離れていってしまう.という訳で,皆さん,スピードを上げてがんばりましょうね.
Aug 28, 2007
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最近,インターネットラジオを聴いている.無料のリアルプレーヤーや,iPodについてくるiTuneにはインターネットラジオ機能があって,もちろん世界中のインターネットラジオにアクセスできる.たとえば,イギリスのBBCはチャンネル1からチャンネル6まで,また地方都市のBBCラジオまで,要するに実際のラジオと同じものが聴ける.チャンネルはそれこそ全世界,星の数ほどあって,インターネット環境さえあれば,どれだって大抵無料なのだ.もちろん音楽だけでなく,ビデオも,映画も,中東のニュース機関のアルジャジーラも,まあ大抵のものは有料,無料でアクセスできることになっている.僕は地下室で,PC用のスピーカーにつないで観たり聴いたりしている.さらにこの間,Air Mac Expressというアップルの出している無線LAN機を購入した.これを既存の無線LAN網にぶら下げて,さらにオーディオにつなぐと,なんと無線でインターネットラジオをリビングのオーディオスピーカーで聴くことができる.こうなると,ケーブルテレビや衛星テレビ,もちろん既存のラジオなんかはどうなるのだろうと思えてくる.つい昨年新築した時には,アンテナを屋根に立ててFMラジオを聴こうかと思っていたのに.そう言えば,日本でCNNやBBCを観れるようになったのも,最近と言えば最近だものなあ.そう言えば,いま流行のYou Tubeだって,僕は海外出張の下調べ使っている.泊まるホテルやレストランをキーワードに検索すれば,投稿映像が見つかったりして参考になる.こういうIT技術の進化はとても速い.情報系の効率はとてもよくなっているから,使いこなす技術とそもそもの好奇心,それに取捨判別の能力があれば,大きな差になって現れる.まあそうなんだよなあ.大抵の道具は目の前にある.しかも無料とか安い値段で手に入る.問題は自分,どう活用するかってことですね.
Aug 28, 2007
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昨日の(ちょっと)続き.ビジネスには二種類あって,「インフラ型」と「ゼロサム型」があると思う.インフラ型はある種の公共性を持って,製品やサービスを通じて「社会に貢献しよう」とするビジネスだ.あるサービスがあるから人々は安心して生活を営んだり,時間が節約されたりより快適に暮らすツールとして役立つことが出来る.民間の商品やサービスの他にも,もちろん(昨日けなした)金融業や公務員などの公共サービスも,社会のインフラとしての役割が大きい.弁護士だって医者だって,社会のインフラとして重要だ.インフラ型が更に進むと,自らインフラであることを自覚して,更に自社の製品を「オープン」にして,社会に積極的に組み込んで貰おうとさえしようとする.もちろんそれが更にその企業の立場を(結果的に)強化することになるのだが,より公共性が高まることになる(Googleのマッシュアップの例).これに対してゼロサム型のビジネスもある.典型的にはデイトレーダーなどで,誰かが得すればその分誰かが存しているというゼロサムゲームの中で,なんとか「勝ち組」の方を目指して部屋に閉じこもる.その人が勝ったところで,社会の富が増えている訳ではなく,単に「得した」という程度だ.「中長期的に直接市場を通じて企業活動の基礎となる資金を投入する」といった,大それた(インフラ的な)役割を果たそうという気は全くなくて,単にゲームに勝つことを目指しているだけだ.このゼロサム型ビジネスの元では,確かに投機的な成功者を生むものの,(妬みは生むが)人々の尊敬を得ることはないと思う.当社はもちろん,インフラ型ビジネスでいきたい.単にシェアを上げることに血眼になるのではなく,顧客を含めた社会全体の富が増えるように配慮していきたい.そして出来れば「オープン型」にまで自らを高めたい.セミナー活動なんかを顧客企業の研修システムに取り込んでいただいたり,コアの業務を当社にアウトソースして貰ったりしていきたい.これからも,当社のサービスや製品を「公開された当然のインフラ」として人々に使ってもらう努力をしていきたいと思っています.
Aug 25, 2007
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「ベニスの商人」からの伝統だろうか,金融業が「利子を稼ぐ」という理由で「卑しい商売」とされたり,ギャンブルや投機などが人から尊敬されないという価値観がある.またそこで稼いだおカネも「悪銭身につかず」とか言われることもある.逆に「額に汗をして稼ぐ商売」は,一般に尊いこととされる.つまり,「稼ぎ方に違いがある」ってことだ.ところが今の世の中では以上のような風潮は薄れがちで,デイトレーダーのような一日中家に篭って,株式を買ったり打ったりして大金を稼いでいる人が憧れられたりもする.それでも僕は,「額に汗して」の方が本当じゃあないかなと思っている.僕自身銀行に勤めていたのだが,その時から「カネでカネを稼ぐのはちょっとズルイ」と感じていた.つまり金融業は,カネを扱って直接収益というカネを稼いでいる.それに対してメーカーは,カネでまず設備や原料を買い,それを消費者に売って初めてカネを手にする.つまり,余剰のカネを生むのに前者は「直接的」に金を扱い,後者は商品というものを通して「間接的」にカネを生み出すのだ.そして同じ稼ぐのに,「直接的に稼ぐ」のと「間接的に稼ぐ」のとどちらが効率的かと言えば,もちろん前者の方が手っ取り早い.前者には,後者のように商品が売れないかも知れないという「変換リスク」がないし,貸したカネは(契約さえ守ってくれれば)必ず利子をつけて返してくれる.投機も長い目の累積で考えれば,「得をした総額=損をした総額」だから基本的には社会全体でチャラになってる.後者の場合,まったく当たらない商品もあるから,社会的に見れば流した汗の分は必ずネットでマイナスになりうる.つまり,間接的に稼ぐのは,効率だけで見れば割の合わない商売なのだ.しかし同じ稼ぐとして,どちらが社会に貢献しているかを考えれば,それは明らかに後者だ.前者は損する人と得する人の「ゼロサムゲーム」の世界,後者では,売れた商品は必ず買って喜んでいる顧客が(ネットでプラスで)いるからだ.投機で社会の富は増えないけれど(だからゼロサムゲーム),製品やサービスの進化で社会の富は確実に増加しているってことだ.当社は稼げば良いという稼ぎ方はしたくない.確実に顧客に喜んでもらい,付加価値的な情報を提供し,それでいてしっかりと稼ぐというやり方をしたい.確かにあまり前に出ないで,儲かることしかしない,コストは低ければ低いほどいい,業界全体のことは他社に任せておけばいいという態度でいけば,短期的には収益は上がるかもしれないが,やはりそれでは寂しいし,ゼロサムゲーム的で情けなくも思う.まあ稼ぐにもやり方があるってことだ.まじめに額に汗して稼いでいこうと思っています.
Aug 24, 2007
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業績好調な時にも,僕は相当疑り深くて,実績を細かく分析しては「この数字が伸びているのは実力ではなくて,仕入れメーカーのご配慮によるものだ」とか,「この数字はスポット要因で,継続は期待できない」とか,かなり割り引いて考えてしまう.大体企業活動は「見えていないこと」がほとんどで,自社の担当者が何を考えてどういうプロセスで営業活動を行い,今現在進捗中の案件がどうなっているのかさえ十分には分からない.特に「悪い情報」なんかは,人間の性質からして,なるべく見たくない,見せたくないというのが人情だろう.そして結果としての数字は毎日更新されて見ることが出来るけど,途中のプロセスまでしっかり見ることが出来ていないから,結果に一喜一憂するのが大体の会社の姿だろう.業績が良い時は浮かれることなく,その原因を見つめて,良い点は伸ばしていき,それでも悪い点は改善していく冷静さが必要だ.そして逆に悪い時も,いたずらにめげることなく,ピンチをチャンスに変えていく図太い判断が必要である.大事なのは結果に至るプロセスであって,顧客に評価される活動を着実にやって,そして営業活動もしっかりやることが大事だ.数字は結果だから,多くを語るが,語らない事実もまた多い.「見えない部分」を見るシステムを改善していき,本当の自社の姿を理解する必要があると思います.
Aug 23, 2007
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僕は最近、出張時の移動時間にDVDで映画を観ている。この間は香港映画のインファーナル・アフェアーズだった。公開時に日本でも大ヒットした映画だが、とても面白かった。主人公が二人いて、同時に警察学校に入学する。一人は実はマフィア組織のメンバーで、警察に侵入して捜査情報を流そうとする。もう一人は全く逆で、警察学校を偽装退学し、その実はマフィア組織に侵入して麻薬取引などの情報を掴もうとする。二人はそれぞれの(偽りの)組織で順調に出世し、それぞれの目標を元の組織に忠実に実行することになる。まあ物語としては色々とあるのだけど、特に印象に残ったのは、警察組織に潜り込んだ方がずっと心の底に持っていた想いだった。それは密かにマフィアに忠誠を誓うのではなく、「本当に警官だったら良かったのに」ということだ。何事も出発点が大切だ。最初にマフィアに入れば、如何に警察組織で警察らしい仕事をしても、所詮「マフィアのため」ということになってしまう。何のために仕事をするのか、なぜ自社が社会に存在するのか、顧客のためになっているのか、もっと遡って、何のために生きるのかということまでしっかり持っておかないと、スタート地点で間違ってしまうことになる。出発点が間違っていれば、その後如何にがんばろうと、それは間違った方向により進んでしまうだけだ。当社も、立ち位置をしっかり定め、出発点をしっかり持っていたいと思う。さてお盆も明けた。今年もとっくに半分以上過ぎたが後半戦も頑張っていこうと思う。
Aug 19, 2007
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今日は九州出張に引っ掛けて,母校が出場する佐賀インターハイを見学してきた.母校の茨木高校は今年,くじ運が良くてたまたま全国大会に出場が出来たというレベルなので,当初から結果は期待していなかったが,やはり16対1の大差で岡山の関西高校に負けてしまった.水球の試合は展開スピードも他のスポーツに比べれば遅いし(水の中だから),野球の様にバットを振ったらたまたま当たったとか,バウンドが変わってヒットになったというようなラッキーはない.まさしく実力がそのまま点差に現れるスポーツだと思う.その意味で強豪国に一生勝てないラグビーに似ているかも知れない.つまり16対1で負けたということは,実力差がそれだけあったということだ.そして実力差がなぜこれほどあったかというと,日頃の練習からして負けていたということだ.結果にラッキーもアンラッキーもないとすれば,高校生だと16年だか17年だかの人生のどこかにおいて,16対1という差がつく練習の質や量の差がついていたってことになる.この日は保護者の方もたくさん大阪から来られていて,(もちろん親だから)一様に,「今日はよく頑張った」というムードであった.でもOBである僕からすると,「今日だけ頑張っても仕方ない,今日までの練習に負けていたから今日も当然負けてしまったのだ」,ということになる.厳しいようだけど,スポーツの世界では強いものが勝つ.それは厳しいようで努力をきちんと反映するという意味では大変フェアーな原理だと思う.そう,企業活動も同じ.ラッキーで業績は上がらない.一人一人が,優秀な企業の一員として当然の活動を毎日毎日積み重ねてこそ,「当然の良い結果」が得られる.トヨタが強いのは,戦略が優れている訳でも,ラッキーが続いているわけでもない.単純に,毎日の業務が高いレベルで積み重なっているから,強いのだ.まあ高校生の水球を見て,いろいろと考えた九州出張でした.
Aug 17, 2007
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昨日は母校の茨木高校を訪問し,水球部の後輩たちの練習を見学してきた.久しぶりに近畿大会を勝ち抜き,近畿第三位で佐賀インターハイに出場することになっている.いつも僕のような先輩たちが来ると,選手全員が整列し「ご挨拶」を聞くことになっている.僕は何回も見学に行っていて,こうしたことも数を多くやってるのだが,昨日も多少話をした.「三年生は今度のインターハイが最後の試合になるので,悔いのないようがんばるように.一,二年生の皆さんには,特別に言っておきたいことがある.それは決して勉強や学校の行事と,クラブを両立させようと思わないようにってことだ.」「高校生活三年間で成し遂げられることには限りがある.クラブ以外のことに気を取られてしまうと,インターハイなどの全国大会に出場し一勝でもするという大きな目標を達成することは困難だ.進学校だからといって,間違っても勉強なんかしてはならない.」ちょっと極論だけど,僕は本当にそう思っていて,「現在の自分の実力の5倍位のところに目標を置き,それしか考えずそれ以外のことをやらないで数年後に達成する」という経験は,その後の人生において本当に役に立つものだと思う.到底できそうもないことにまじめに一心不乱に取り組んで,結果的に出来てしまったという経験は,その人に本当の自信を与えるし,その他の目標だって同じように出来てしまうものだと思う.高校はクラブ,浪人して受験勉強,大学に入ってアカデミック,社会に出て仕事に,それぞれ一心不乱に打ち込んで高い目標を達成してしまう方が,もちろん豊かな人間を形成するのだと思うけどなあ.まあちょっと変わった先輩と思われたかもしれないけど,本当のことなんですよ,後輩諸君.
Aug 16, 2007
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当社恒例のレベルアップセミナー日程が決まりました.皆さん,ご参加お願いしますね.申し込みは後日,当社ウェブサイト上とニュースレター,メルマガなどでご案内します.■9/20(木)広島 ウェルシティ広島 http://www.kjp.or.jp/hp_31/access/■9/26(水)名古屋 I.M.Yビル・千種 http://www.imy.co.jp/kaigi/html/access.html■9/28(金)大阪 梅田センタービル http://www.ucb.co.jp/access.html■10/2(火)東京 日本教育会館・神保町 http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html■10/3(水)仙台 フォレスト仙台・青葉区http://www.forestsendai.jp/annai/tc_13.html■10/9(火)福岡 パピヨン24・千代県庁 http://www.papillon24.jp/sub4_traf.html■10/10(水)鹿児島 鹿児島県市町村自治会館 http://www8.ocn.ne.jp/~j-kaikan/contents/access.htm
Aug 14, 2007
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企業でも人生でも,成功・夢の実現への道筋は割りと単純だと思う.まずやってみること.そして必ずうまくいかないから,結果を正直に受け止めて分析すること,そして改善してまたやってみること.まあこれだけだと思う.一番大事なのは,まずはやってみること.やらないと反応も得られないし,実はこうだったという隠された事実もわからない.やってみないことには始まらないのだ.やってみて反応が悪ければ,誰だって改善しなくちゃとおもうはずである.その精度や徹底度はさまざまだろうけど,やらなくて従って改善しようがない人たちよりはずっとましである.さてお盆明けは,また何かやってみようと思う.それが唯一の方法だから.
Aug 14, 2007
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経営者のあるべき得意技は,人と数字だと思う.自社の社員の性格や長所・短所を見抜くことが,まず大事だ.何でも出来るスーパーマンはほとんど存在しないし,(僕も含めて)中小企業にいわゆる秀才型人材がどんどんやってくる訳でもない.一人一人の社員の特性ややりたいことを理解して,なるべく得意技で勝負できるように役割を決める.当然結構致命的な短所もあるから,そこは他の人で補えるようにパズルの配置を決めていく.一人一人の人間が微妙に違った価値観を持っているから,それをある一定のベクトルにあわせるのが重要になる.ただでさえ人材不足なのに,一人でも違った方向を向いている人がいれば,その分ロスになるだけでなく,他の人の分も相殺してしまうからだ.そして交渉相手や事業パートナーをきちんと評価することもとても重要だ.結局ビジネスとは,何でも人を基本とするものだから,目の前にいる個人のことを理解し,納得してもらい,心を動かさないと何も始まらない.ビジネスは一社だけでは出来ない.社会の仕組みの中で動いているものだから,他社にもそして目の前にいる人にもメリットのあるものじゃなとだめなのだろう.数字を読むことも,経営者としては必須条件だ.「人を読む」ということは主観的な行為だが,現に成績として現れる数字は,事実を示すものとして非常に雄弁だ.僕もよく,今期はこうだと思っていたが,数字を見ると全然違ってたってこともある.逆に数字をじっと眺めていると,非常に人間的な物語が読み取れることもある.人と数字,お盆休みはこの二つに思いをはせながらゆっくりと休養である.
Aug 12, 2007
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社会が貧しかったときは誰もその日食うに必死だったから,努力に理由は要らなかった.「夢の実現」なんて温いことを言う前に,生活を支え家を建て,子供に教育するので精一杯だったからだ.結果的に,「食うための努力」が人格形成につながり,国際社会でも一目おかれる経済大国になるエンジンにもなった.豊かな社会になって,逆にニートや引きこもりを増やしているのは不思議だ.昔から「日雇い」的な人々は沢山いたけれど,これほどやる気を失った若年層が出現してきているのは,やはり社会問題なのだろう.働くことの動機が事欠かない貧しい時代とは違い,現在の社会では「働く理由」そのものが希薄になっているようだ.特に当面の生活には困らないから,いつまでも「自分探し」を続けたり(そんなもの「後付け」しかないのに),先が見えないから一生懸命努力してもしんどいだけと考える若年層が増えてくる.夢の実現,目標の達成にはそれなりのインプット(=努力)が必要だが,その努力を可能にするのは,自分の目標を「いつか実現させる」と信じ続けることが出来るかにかかっている思う.日雇いであろうと低賃金であろうと,また経営の苦しい零細企業の経営者であろうと,「いつかは俺も」と思い続けて努力をしている限りは,決して落伍者ではあり得ない.つまり社会の落ちこぼれ的な「ニート」は,定期の職がないという客観的な事実だけでなく,心の持ち方が大きな問題だと思う.競争社会の反省からか,「ナンバーワンよりオンリーワン」・「個性重視」・「自分の売り」などを強調する教育が,逆に人々に方向性を失わせる結果にもなっている.「一番になれ」と同じくらい,「個性的であれ」ということは難しい.大体の人は平凡で,反面,仔細に見れば個性的でもあるから(当たり前だ),敢えて「あなたの売りはなんなの?」と聞かれても,普通は答えようがない.多分正解は,人間は「いつか私もと信じながら努力を続ける存在」であるということだ.「いつか」だから,今は別にオンリーワンでもナンバーワンでもなくても構わない.当社も「いつか」と信じている.固く信じて努力していくうちに目標に到達しているはずだ.今は取るに足らない零細企業だけど,いつかやってやるぜと明日からも頑張りましょうね.
Aug 5, 2007
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先日の参院選で自民党が惨敗した.首相の安倍首相の責任が問われているけど,どうだろうか.欧米メディアの論調も様々で,首相に就任して間もない安倍首相に責任を持たせるのも筋違いだというものや,安部の不人気やスキャンダルが相次ぐ大臣の任命責任を問うものがある.僕は基本的には,有権者が「あの人じゃあ駄目だ」という気持ちが結果に反映したのだと思う.その選挙区や比例代表の顔ぶれを見て,自民党か民主党などの野党かを選んだわけではない.相次ぐスキャンダルへの対応を見て,「安部自民党は駄目だ」と思った結果だろう.既に衆議院では三分の二を超える議席を自民党は得ているから,参議院くらいは安部自民でなく,とりあえず民主党にとらせようというバランスをとったとも言える.要するに,やっぱりリーダーである彼に責任があったってことだ.それにしても面白いのは,首相になる前の人気と,首相になってからの不人気のコントラストだろう.「事前の人気」に調子に乗って,「美しい国」みたいなヌルイ政策を打ち出した.人気はあくまで「責任のない人に対する人気」で本当の支持ではない.責任ある立場についている人に対しては,もっと目は厳しくなるし,ナンバー2時代と同じことをしては駄目なのだろう.この人と対照的なのは,イギリスの新首相であるゴードン・ブラウン氏だ.彼は長らく人気者首相ブレアの堅物蔵相として,ある種の不人気だった.ところが首相になったとたん,堅物でしっかりした政策,それに「意外」な説明能力で人気も出ている.ナンバー2としての不人気と,ナンバー1としての人気,同じ人でも立場によって人々の評価も変わる.そう言えば,小泉首相も首相になったときはダークホースだったものなあ.会社の経営者も同じ,ナンバー2に求められる資質とは異なる.いいとか悪いとかではなくて,違うんだからしょうがない.「美しい国」とかぬるいこと言ってないで,しっかり経営したいと思います.
Aug 4, 2007
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仕事をする場合,優先順位が大事だと思う.難しいのは,優先順位を決める「重要度」の他に,「緊急度」がという要素があるということだ.重要顧客に対する取り組みや,新商品開発,研修や経営方針の決定などは,今日明日ということではないかも知れないが,数ヶ月単位では絶対に必要だ.それに対して「緊急度」が高い仕事とは,目の前の仕事,つまり目の前で鳴っている電話,クレーム対応,目の前のお客さんへの対応などがある.つまり仕事はこの二要素の組み合わせで,(1)重要かつ緊急,(2)重要だが緊急でないもの,(3)重要でないが緊急なもの,(4)重要でなく緊急でもないこと,がある.(1)は力を入れ,(4)は力を入れないのは,普通の人なら分かるだろう.問題は,(3)に追われて,本来重要な(2)が後回しになることだ.例えば,(2)に関わる重要な会議をしているのに,目の前で鳴る携帯電話に出ることは(3)を(2)に優先していることが多い.そうするとどうなるか?(3)に対応するのだが,急に入ってきた仕事なのでどうしてもやっつけ仕事になる,そして時間がなくなって(2)が後回しになる.正しくは,その場はその会議や重要案件に集中して,時間が少し空いたら落ち着いて折り返しの電話をすることだ.いつ電話してもすぐに出てくれて対応してくれる方がいいに決まっているが,逆にそれがいつでも誰に対しても出来るってことは,重要な案件を腰を落ち着けてやってないってことにもなるのだろう.時間のマネージメントは大切だ.「今日明日ではないけれど重要な案件」の優先順位を上げることが,中長期的には会社の競争力につながると思うのだが,どうだろうか.
Aug 2, 2007
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