全11件 (11件中 1-11件目)
1
ご存知の様に,アメリカは優秀な外国人を取り込んでいくことで,国としての競争力を増していっている.今をときめくグーグルの創業者もロシア系移民だし,インテルの創業者,ヤフーの創業者もみな移民一世もしくは二世である.大学の研究室はアジア系を初めとする外国人だらけだし,小学校や中学校レベルでも,ハングリーな親に育てられるアジア系の子供が成績上位者を占めているらしい.ビバリーヒルズや,世界に配信される音楽,ハリウッド映画も,(事実かどうかはともかく)「アメリカ=自由で豊かな国」というイメージを振りまいている.それでなくても世界には紛争地域が多いから,たまたまそういった地域に生まれてしまった優秀な若者たちは,着のみ着のままで,難民や亡命者という形でアメリカを目指すことになる(たとえばナチ支配下のユダヤ人).結果として,世界中の優秀で野心的な若者が,チャンスの国アメリカになだれ込む.優秀であったり,ハングリーである外国人が大量に移民してきて,今までいた「アメリカ人」(多くは先に来た移民であるのだが)の仕事がなくなるかというとそうでもない.国として競争力が増してくると,国際競争に勝っていくから,結局「パイ」が大きくなって,多くの人が恩恵をこうむることになる.これって会社にも当てはまることだ.会社のステータスを高め,労働条件を良くし,顧客に感謝される企業を作ることは,必ずしも労働者福祉のためだけではない.そういったことは企業自体の魅力を高めるから,より良い人材が集まりやすく,結果として企業の競争力が増してくる.新たに加入した優秀な人材は,自分の給料以上に稼ぐ能力があるから,結果として「パイ」が大きくなり,既存の社員も潤うことになる.「情けは人のためならず」ではないけれど,会社の魅力をあげ社員の待遇を良くしていくことは「社員のため」だけではない.結果的には,そう言った「情け」が自社の競争力につながるということだ.当社も,これからも内外から見て魅力をどんどんと上げていきたいと思っています.
Jun 29, 2007
コメント(0)

昨日今日と,大阪・東京でそれぞれバードコントロールセミナーを開催しました.イギリスから専用資材メーカーの技術者が来日し,「バードコントロールのための理論と実践」をテーマに,ネット張りの実技講習も含めて好評の内に終了したと思う.鳩などの問題は日本でも深刻で,でもあまり業務としては提供している会社は少ない.これもやはり「やったことがない」という経験や訓練機会の問題だと思われるので,今回は良いチャンスだったと思います.当社は定期的に,各地で無償セミナーを行い,情報提供に相当力を入れている.もちろん,効率の良い宣伝,営業機会であることも確かだけど,それよりも業務用専門資材を扱う以上,ただ単に右から左に売り渡すだけでは,企業としての価値もあまりないと思っている.これまでもフィードバックをもらいながら,セミナー運営を改善していってるつもりだが,またアドバイスをもらえたら,ますますためになる内容にしていきたい.これからもよろしくお願いします.当社の皆さんもご苦労様でした.
Jun 28, 2007
コメント(2)
先週のシンガポールで,その結婚した親しい友人と話していたのだが,彼が言ってたことが面白かった.彼は基本はジャーナリストで,本を出版したり大学で教えたり,またボランティアで中国の貧しい農村を訪問したりと,大きな組織には属さずに活発に仕事をしている.彼は不動産や投資信託,株などの「投資」にはぜんぜん興味が持てないとのこと.近年シンガポールは不動産ブームで,多くの人がいわゆる「投資」に夢中らしい.しかり彼は投資に興味がなく,自分がやっている「本業」に魅力を感じている.彼いわく,「仕事はもちろんお金も稼げ,さらに教訓が学べる.すなわちひとつの活動で二つの成果があるからだ」.「対して(不労所得である)投資は,お金を稼ぐことができるかも知れないが,教訓や経験を学ぶことはできない.増してや損をすれば,時間もお金も失い,しかも教訓も学べないのだ」.なかなか地に足がついた言葉で,彼らしかった.僕も投資はやらない.自分でコントロールできないものに,何かを賭けるということが感覚的に理解できないから.まあたまに親しい友人と話すのもいいですね.忘れていたことや,ふとしたことを気づかせてくれるから.
Jun 26, 2007
コメント(0)
今朝までの予定で,シンガポールを訪問してきた.メインの目的は,イギリス留学時代の友人の結婚式出席だ.シンガポール人同士の結婚式だが,僕の友人の新郎は中国系,新婦はインド系で,こういうのは多民族国家シンガポールといえど,珍しいとのこと.約2年ぶりのシンガポールだが,相変わらずの発展振りであった.国家プロジェクトでカジノが二個建設中で,ほかにも新しいショッピングモールが港沿いにできていた.住宅バブルらしく,ここ毎年不動産価格が二桁で高騰している.この間行ったイギリスといい,昨年の上海といい,日本以外の国は結構景気がいいらしい.それにしてもいつも感心するのは,シンガポールの都市計画の見事さだ.高層ビルが立ち並ぶ街並みの間を縫って,高速道路網が発達している.せせこましい一軒家など(国策として)存在せず,国民の80%は良くも悪くも政府が供給する高層アパートに住む.一軒家に住めるのは大金持ちだけだ.100平米ほどの国策アパートが2000万円位,一軒家は10億円近くする.そしてその間の少し成功した人は,コンドミニアムと呼ばれる高級マンションに住んでいる.街は緑が多く,どこに行くにも車で15分以内,本当に機能的な都市国家だと思う.ついでに(?),当社と同業の現地会社に訪問した.シンガポールというアジアの中心部の立地条件を生かし,彼の会社も中国をはじめ,インドネシア,フィリッピン,タイ,マレーシアと商売を広げている.経営者の彼自身,中国語の方言も含めて8ヶ国語を話せるらしい(シンガポールでは別に珍しくない).たまにあちこちに行くのも面白いですね.日本の常識が常識でないことがわかるし,既成概念が真実でないこともよくわかる.これからも視野を広げてやっていきたいと思います.
Jun 25, 2007
コメント(0)
よく社員の人には,「人生一回きりなんだから,公私を分けたりせずに仕事を通じて自己鍛錬をしていった方が,効率もよく結果も良い」と言っている.経営者の場合も同じで,それどころか自分はベストを尽くしていても,「会社の失敗=個人の失敗」ということさえある.とは言っても,「公私混同」は「自分が出来る貢献」についてはその通りだが,「自分が受けるメリット」については当てはまらない.もともと個人で会社を始めて,貢献もメリットも個人も会社もないという創業者の場合は難しい.個人の生活のために始めた事業だから,会社が生み出す収益を「給与」という形で受け取るか,「経費」で使うか,「会社」という形で貯金しておくかは単なる便宜上の違いに過ぎないという感覚だ.個人事業から,一人でも従業員を雇うとそれが違ってくる.「受けるメリット」については「公私」がしっかりと区別されていないといけないと思う.稲盛さんが言っているが,「自分の家族もまだ裕福でないのに,何で他人の社員の生活を苦しい時も保証しないといけないのか?」と悩んだそうだ.結局は,「経営者とはそういうもの」ということで納得し,京セラの社是の中に,「従業員の物心両面の充実を図る」という文言を入れている.会社にも,「私」から「公」に変わる瞬間がある.上場していまいとしているならなお更,貢献では公私を分けない,メリットは公私を分けるという一見「損な生き方」が求められているのが宿命だと思う.盛和塾生のブックオフ会長辞任のニュースを見て思ったことでした.ちょっとかわいそうだけど.
Jun 20, 2007
コメント(0)
インターネットが爆発的に発達してきて,英語の重要性が増してきている.今までなら通信そのものや移動に時間とコストがかかっていたが,これだけブロードバンド(=スピードアップ)×ユビキタス化(=どこでも可能)が進んでくると,海外の資源を利用することがほとんど無料で出来るようになってくる.インドに住むインド人を使って,コールセンターやソフトウェア開発などをすることはもはや「業界常識」だ.ネット環境があれば,家から出ることさえしなくていいから(つまり母国から出なくていい),段々と「出稼ぎ」とか「出稼ぎ移民」という言葉さえなくなっていくのだろう.もちろん,都市という機能は重要で,人が集まることで知恵や周辺産業などが集まってくる.ただし集まって「良い」のは優秀なコンセプトを出せる人だけで,コンセプトさえ決まれば後は世界各国の「自宅勤務者」に業務はアウトソースされていく.世界レベルで分業化が進んでいくと,ますます重要になっていくのが「英語の力」である.英語は世界で10億人が日常的に話し,更に10億人が勉強中である.ビジネスの世界ではとっくにデファクトスタンダードとして定着しているし,世界の文献のほとんどが英語で書かれている.僕も韓国人の友人とも台湾人とも英語で話していて,中国語でもなく日本語でもない「ビジネス言語」として使っているということだ.日本ではほとんど英語が通じないのも確かだ.日本語の壁で守られている限り,それが参入障壁として中にいる人はそれほど優秀でなくても仕事が守られてきた.しかしそれがいつまでも続くかは疑問だ.横のもの(=英語圏)を縦(=日本語圏)にするだけで商売になった時代は終わりつつあり,これからは世界の優秀な人とどうやって共同で仕事をしていくかにかかっているのだろう.僕は幸い,留学する機会に恵まれ,普通に話をするには困らない状態にはなっている.でも日本語の能力を100とすると,まあ10くらいかなという印象だ.とりあえず読むのは10倍時間がかかって10倍疲れる.だから情報を入れるのは日本語で,必要に応じてコミュニケーション(だけ)を英語でしている.これが100対50くらいになってくれれば世界はもっと広がるとは思うのだが,これはまだまだ将来の課題.当社もまだまだ小さいが,小さくとも世界規模の仕事をやっていきたいと思っている.毎日精進,それと英語ですね.
Jun 19, 2007
コメント(0)
最近世間を騒がしている年金問題だが,ちょっと違うなあと感じることもある.そもそも年金制度は民間の積み立てではなくて,「賦課方式」と呼ばれる方式を取っている.この賦課方式とは,今のお年寄りの年金を,現役世代が負担するという仕組みのことだ.つまり私たちが毎月せっせと支払っている年金は,自分たちの将来に積み立てられているのではなくて,今現実に支払われている年金にそのまま充てられているといことだ.だから問題の社保庁にしても,確かにずさんな仕事振りだとは思うが,基本的には現役世代から年金世代へ「右から左に」お金を渡しているのに過ぎない.つまり「誰に負担してもらったか」を正確に記帳するのを忘れただけで,別に使い込みをしてしまってお金がなくなったとかいう問題ではない.まあ多少の「渡し忘れ」はあるかも知れないけれど.しかも少子化などの影響で,「年金を貰う権利」も政府の裁量でいくらでも変えられる.要するに「援助世代の縮小」で,年金支給時期が60歳から65歳に「勝手に」延期されたのも最近のことだ.いくら年金を払い込んでも,親世代に対する援助が本質だから,自分の番に子供世代に援助してもらえるとは限らないという訳だ.会社経営で言うと,年金は「リターンの確定しない投資案件」に近い.まあ一種の法人税のようなもので,経営が苦しくなったり赤字になった時に過去に支払った法人税を返してくれる訳ではない.沢山法人税を払っているからといって,優先的に道路を使わせてくれたり,公共サービスがよくなる訳でもない.まあ当てにならないものを当てにするのはやめて,純粋に「お世話になったお年寄り助け」と思った方が気持ちいいですね.
Jun 18, 2007
コメント(0)
世の中に二代目(以上)経営者は沢山いるが,創業者に比べればとても楽な家業だと思う.僕自身,2000年に会社を親から継いで「経営者」になった.確かに,機器メーカーから「コンサルティング商社」へと会社を変えていき,それなりに順調な業績を見ると「なかなかよくやってる」ってな話になるのかも知れない.でもやはり無から有を生み出す創業者と,既にあるものを引き継いで伸ばしていく経営者とでは,基本的な難易度がかなり違うと思う.少なくとも会社を継ぐ場合には,良かれ悪しかれ「会社の実体」がある.悪いところは直し,良いところを伸ばせば,誰だって会社を良くすることが出来る.社内の人も「だからうちの会社は駄目だ」と自覚している明らかな弱点もあるだろうし,社外からも「お宅はここが弱い」,「顧客はこういうもの,サービスを求めている(のにお宅は応えてない)」という意見をもらえることも多いだろう.二代目なら,まずは深く考えず,「その通り」にやるだけで,かなり実績は改善していくと思う.これが創業者だと,改善しようにも改善すべき実体がない.顧客のところに行っても,自己紹介が難しい.すべての取引先が「新規開拓先」だから,基本は「間に合ってます」で追い返される.まあぞっとするような大変さだ.事業承継者の課題は,現状のビジネスが「あるべき姿」になれば,次は創業者のように,新規事業を開拓していくことだ.多少,事業が改善,成長したからといって,そこで満足してしまえば創業者の延長でしかない.まあ事業承継者は相当恵まれてるってことです.そういうことを肝に銘じて,まあこれからですね,当社は(僕も).
Jun 12, 2007
コメント(4)
イギリス留学時代に,よく徹夜をした.小論文とかの課題があるのだが,昼間は,もちろん授業の他,映画を見たり,友人と話をしたりでスタートがどうしても夜10時過ぎになってしまう.僕にすれば,別にさぼっていた訳でなく,留学時代の貴重な時間を一人の部屋で出来るようなこと(=論文作成)に使いたくなかったからだ.スタートが遅くなると,どうしても徹夜作業になってしまう.たいてい締め切りは正午12時だったから,夜10時スタートで約14時間の持ち時間だ.下調べや課題図書の読み込みに5時間,下書きに数時間,後は英語直しなど校正を朝ネイティブの友人に手伝ってもらってぎりぎり提出である.逆に言うと,締め切りから計算してスタート時間を決めていたような感じだった.でも別に必死で頑張っていたわけではない.格好つける訳じゃないが,「学校の課題なんて30歳近い大人があたふたするようなことでなくて,軽く徹夜仕事で片付けるもんだ」という(美?)意識があったのだ.考えてみると仕事もそうだなあ.たいていのことって面倒くさいけど,やれば出来る類のものだ.あたふたせず,楽々徹夜でもして片付ければいいだけなんだと思っています.
Jun 11, 2007
コメント(2)
成長産業である情報の世界では,「何かと何かを効率的につなぐこと」が大きなビジネスとなっている.グーグルは検索技術で最大のIT企業となったが,「検索」とは,散在する情報と人々を効率的につなぐ技術のことだ.日本でも古くは(今も),リクルートのビジネスモデルは,企業と新卒学生をつなぐ仕事が基本だ.散在する人材募集情報を集めて見やすくして,学生たちに無料で情報提供している.ピアのような情報誌も,これまた映画や劇などの情報を分かり易くまとめた情報誌がスタートだ.「つながれる情報そのもの」(=コンテンツ)よりも,「つなぐ技術」の方が価値を持つところが面白い.そう言えば,起業2年目にして1600億円でグーグルに買われたユーチューブなんて,誰でも投稿できる動画を提供しているだけでそれだけの価値を生み出している.これなんて,素人と素人をつないでいるだけだ.よくたとえ話で,ゴールドラッシュの時に大儲けしたのは,金を掘った人々ではなく,それらの人たちに鍬などの道具を売った人たち,さらには大陸横断鉄道を作った企業家だと言われる.ゴールド(=コンテンツ)よりも,ツールを売った人たちが成功したのだ.片方にコンテンツを持つ多くの人たちがいて,もう片方にやはりそれらを求める多くの消費者がいる場合,それらを効率的に「つなぐ」ことで大きなビジネスチャンスが生まれるようだ.情報が集まる場を提供することが価値を生むということか.具体的にどうってことはないけど,これって結構ヒントになる.とりあえずあの会社に聞いてみようってことが会社の存在価値としてあるなら,それを目指してがんばっていこうと思う.
Jun 10, 2007
コメント(0)
何事も成功するには,「好き」で「得意」じゃないとだめだと思う.プログラマーとして成功するには,寝る時以外,いや寝ても覚めてもコードを打っている位じゃないと駄目らしい.シェフとして成功するには,23時間レストランにいて,いつも料理のことを考えておかないといけないし,サッカー選手なら睡眠の質や食べているものの組み合わせも含めて,24時間サッカーに捧げていないとプロとは言えないらしい.弁護士は,世の中のことをすべて法律の構成要件から考えてしまうし,経済学者なら,経済学理論に基づいて人々の行動を理解したくなる.格闘家なら,道ですれ違う人総ての人を対象に,「勝てるか勝てないか」で判断する.人間としてはとても偏っているかも知れないけど,その道で成功する「プロ」ならいずれも当たり前のことだ.そしてそれを可能にするのは,その道が好きで好きで仕方なく,そしてとっても得意だということだ.さて僕は経営者,24時間経営のことを「好き」で考え,そして絶対に「得意」であると言えるだろうか.「好き」かも知れないけど,まだまだ「得意」であると言い切れる程ではない.努力を重ねて,誰にも負けない経営者になっていきたいと思います.
Jun 5, 2007
コメント(6)
全11件 (11件中 1-11件目)
1