藤沢市民オペラ「ナブッコ」題名役 Gruppo Nori Opera «外套»ミケーレ 東京二期会「蝶々夫人」シャープレス 宮里直樹&今井俊輔ジョイントリサイタル 今井俊輔バリトンリサイタルオールヴェルディプロ 中井智彦「トーク&ライブ-uta friends! -」今井俊輔)「題名役ナブッコを演じた今井俊輔さん。ドラマチックバリトンの強靭な声でナブッコの恐ろしさを表現した。彼は今回新しい演技的側面を見せてくれた。今まで彼の悪役といえば、どっちかというと「静の演技」だったのだ。今回そのイメージを打ち破り、めっちゃ「動の演技」! イェルサレムの神殿に侵入したときに小躍りで喜びを表し、コミカルにダンスすらしてみせた!彼は権力を行使することを楽しんでいた。なんという斬新な造形!そしてこのはしゃぎまくりのナブッコが後半、囚人として老いた姿で現れるのがなんともすごい!毎回違うものを見せてくれる、それが今井俊輔だ。」
大西宇宙(Takaoki)(バリトン)(日本モーツァルト協会第635回例会《愛と欲望が渦巻く人間ドラマ》森谷真理&大西宇宙Viva Verdi! II 中期)「大西さん、グリエルモは男のセクシーさ満開だったのだが、コンテになってコンテの性格の陰険さ、男の身勝手さを表現している。さすがです。歌唱は轟く様ですばらしい!ウィーン国立歌劇場来日公演でカルロス・アルヴァレスの伯爵を聴いたのだがその時を思い出した。」「Alla vita che t'arride 最初から飛ばします、大西さん。すばらしいパワーのドラマティック・バリトン。最初のアリア”Alla vita che t'arride”カデンツァの最高音はAとのこと※、すごかった。2曲目の大曲Eri tu 長大なアリア もうまさにオペラの中の登場人物のような演唱 彼が vendicator! と歌うと、怒りと恨みが噴出する。すごい迫力だ。O dolcezze perdute! O memorie 昔の思い出がよみがえった時、遠くを見つめ右手を顔の前にかざす。あ~思い出してるんだな~と伝わってくる。さすがの演唱。」
セバスティアン・カターナSebastian Catana as Sir John Falstaff 東フィル『ファルスタッフ』「題名役セバスチャン・カターナはドラマチックバリトンというよりはカヴァリエバリトンに近い。発音が明瞭で演技もしてくれてすばらしかった。高い音はファルセットを駆使しソットヴォーチェも使い見事な歌いっぷりでした。」