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三人文殊
「三人寄れば文殊の知恵」とも申します。さまざまな問題の解決の糸口になればとも思います。 I'm "Chie who is transcendent wisdom when three people's coming near, too. I also think when it's a solved start of various problems. 「三个臭皮匠抵个诸葛亮」说。也想如果到各种各样的问题的解决线头。
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2007年12月11日
テーマ： 仏教について思うこと(1300)
カテゴリ： 仏教全般
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さて、天台宗は伝教大師の死後、
悲願の大乗戒壇を設立します。
一方、開宗以来のウイークポイントであった密教ですが、
唐に送り込んだ円仁・円珍の両大師が
請来することによって解消します。
ますます発展していきます。
しかし、本来の天台教学は密教・浄土などを
包括する教えではありません。
それを日本独自の曖昧さで
うまく取り入れたように思われたのですが、
抱え込んだ矛盾が臨界点を越える時が来ます。
それが末法の時代といわれた鎌倉時代です。
高度な教学と修行体系を持った天台宗は
天変地異に苦しむ庶民に対して、
有効な手段を持ちえませんでした。
むしろ単純な教義とたやすい修行方法が
浄土教団がまず天台宗から離脱し、
禅宗も袂を別ちます。
日蓮上人は多様な教えを抱え込んだ天台宗に対し
法華経の本義を説き、親鸞上人は戒を捨て
阿弥陀如来に対する確信を重要視し、
独自の世界を作り上げていきました。
日々の生活に苦しんでいた当時の庶民に
その教えは広く受け入れられて行きました。
現代においても天台教学に関する書物が
一般の文庫や新書で親しまれることは少ないですが、
日蓮上人、親鸞上人、道元禅師に関する
著作が少なくないことを考えれば、
お分かりいただけるかと思います。
一方で、日本仏教のほとんどを
生み出した天台宗は現代においても
十二年籠山行・千日回峰行などで
今なお注目を集める存在です。 素光
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さて、天台宗は伝教大師の死後、
悲願の大乗戒壇を設立します。
一方、開宗以来のウイークポイントであった密教ですが、
唐に送り込んだ円仁・円珍の両大師が
請来することによって解消します。
ますます発展していきます。
しかし、本来の天台教学は密教・浄土などを
包括する教えではありません。
それを日本独自の曖昧さで
うまく取り入れたように思われたのですが、
抱え込んだ矛盾が臨界点を越える時が来ます。
それが末法の時代といわれた鎌倉時代です。
高度な教学と修行体系を持った天台宗は
天変地異に苦しむ庶民に対して、
有効な手段を持ちえませんでした。
むしろ単純な教義とたやすい修行方法が
浄土教団がまず天台宗から離脱し、
禅宗も袂を別ちます。
日蓮上人は多様な教えを抱え込んだ天台宗に対し
法華経の本義を説き、親鸞上人は戒を捨て
阿弥陀如来に対する確信を重要視し、
独自の世界を作り上げていきました。
日々の生活に苦しんでいた当時の庶民に
その教えは広く受け入れられて行きました。
現代においても天台教学に関する書物が
一般の文庫や新書で親しまれることは少ないですが、
日蓮上人、親鸞上人、道元禅師に関する
著作が少なくないことを考えれば、
お分かりいただけるかと思います。
一方で、日本仏教のほとんどを
生み出した天台宗は現代においても
十二年籠山行・千日回峰行などで
今なお注目を集める存在です。 素光
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親鸞聖人は超絶天才？ 浄土真宗の本尊様… 2022年06月21日
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仏教を理解するのに知識など要らない 2021年10月15日 コメント(10)
Re:日本仏教の七宗派その１７－鎌倉新仏教を生み出す(12/11)
奥円
さん
天台宗は結局円仁・円珍で完成しなかったのでしょうか。寺門派、山門派と分裂したようですし。
しかしながら鎌倉仏教になっても在家仏教という性質は変わりなかったようですね。
その後の日本仏教を特徴づけた点で伝教大師は偉大だと思います。 (2007年12月11日 21時57分53秒)
しかしながら鎌倉仏教になっても在家仏教という性質は変わりなかったようですね。
その後の日本仏教を特徴づけた点で伝教大師は偉大だと思います。 (2007年12月11日 21時57分53秒)
Re:日本仏教の七宗派その１７－鎌倉新仏教を生み出す(12/11)
七菜穂。
さん
こんばんは。
鎌倉時代に天台宗から各宗派へと別れていったのですね。。。
「高度な教学と修行体系を持った天台宗」とは
一般庶民からみたら雲の上の存在だったのかもしれませんね？！
今日もまた勉強になりました。
三人文殊さんどうもありがとうございますｍ（_ _）ｍ (2007年12月11日 22時07分12秒)
鎌倉時代に天台宗から各宗派へと別れていったのですね。。。
「高度な教学と修行体系を持った天台宗」とは
一般庶民からみたら雲の上の存在だったのかもしれませんね？！
今日もまた勉強になりました。
三人文殊さんどうもありがとうございますｍ（_ _）ｍ (2007年12月11日 22時07分12秒)
Re:日本仏教の七宗派その１７－鎌倉新仏教を生み出す(12/11)
ＭＹ７☆
さん
Re:日本仏教の七宗派その１７－鎌倉新仏教を生み出す(12/11)
ぢんこω
さん
鎌倉時代ならまだ庶民と武家貴族との教育レベルにものすごい差があったはずです。
貧しく学の無い庶民には解り易くて「今すぐ救われる」教えにすがらなくては生きて行かれなかったという事でしょう。
そういった面では現代の一般庶民も変わりないかもしれません。
困った時に仏様神様と拝みますもの（＾＾；
(2007年12月12日 00時10分41秒)
貧しく学の無い庶民には解り易くて「今すぐ救われる」教えにすがらなくては生きて行かれなかったという事でしょう。
そういった面では現代の一般庶民も変わりないかもしれません。
困った時に仏様神様と拝みますもの（＾＾；
(2007年12月12日 00時10分41秒)
Re:日本仏教の七宗派その１７－鎌倉新仏教を生み出す(12/11)
大江戸看板男
さん
末法の時代
夢穂
さん
奥円さん
三人文殊
さん
奥円さん
＞天台宗は結局円仁・円珍で完成しなかったのでしょうか。寺門派、山門派と分裂したようですし。
天台宗は結局完成しませんでしたね（苦笑）
＞しかしながら鎌倉仏教になっても在家仏教という性質は変わりなかったようですね。
-----
元々天台宗自体は在家仏教ではありませんし、在家色は薄かったと思います。
鎌倉仏教になって在家色が強まったのでは無いでしょうか？ (2007年12月12日 19時23分43秒)
＞天台宗は結局円仁・円珍で完成しなかったのでしょうか。寺門派、山門派と分裂したようですし。
天台宗は結局完成しませんでしたね（苦笑）
＞しかしながら鎌倉仏教になっても在家仏教という性質は変わりなかったようですね。
-----
元々天台宗自体は在家仏教ではありませんし、在家色は薄かったと思います。
鎌倉仏教になって在家色が強まったのでは無いでしょうか？ (2007年12月12日 19時23分43秒)
七菜穂。さん
三人文殊
さん
七菜穂。さん
＞鎌倉時代に天台宗から各宗派へと別れていったのですね。。。
＞「高度な教学と修行体系を持った天台宗」とは
＞一般庶民からみたら雲の上の存在だったのかもしれませんね？！
-----
そうかもしれません。
ちなみに真言宗もそのような傾向が（汗） (2007年12月12日 19時24分45秒)
＞鎌倉時代に天台宗から各宗派へと別れていったのですね。。。
＞「高度な教学と修行体系を持った天台宗」とは
＞一般庶民からみたら雲の上の存在だったのかもしれませんね？！
-----
そうかもしれません。
ちなみに真言宗もそのような傾向が（汗） (2007年12月12日 19時24分45秒)
ＭＹ７☆さん
三人文殊
さん
ＭＹ７☆さん
＞毎日、読ませて頂き、勉強させて頂いています。
＞是非、専門家ならではのお話し続けてください。
-----
ご愛読ありがとうございます。
そういっていただけると大変励みになります。
(2007年12月12日 19時25分36秒)
＞毎日、読ませて頂き、勉強させて頂いています。
＞是非、専門家ならではのお話し続けてください。
-----
ご愛読ありがとうございます。
そういっていただけると大変励みになります。
(2007年12月12日 19時25分36秒)
ぢんこωさん
三人文殊
さん
ぢんこωさん
＞鎌倉時代ならまだ庶民と武家貴族との教育レベルにものすごい差があったはずです。
＞貧しく学の無い庶民には解り易くて「今すぐ救われる」教えにすがらなくては生きて行かれなかったという事でしょう。
＞そういった面では現代の一般庶民も変わりないかもしれません。
＞困った時に仏様神様と拝みますもの（＾＾；
-----
厳密には仏教を大衆化したのは「蓮如」といわれています。
それ以前については庶民に広めたとはいえ、地主階級に過ぎません。
現在でも行なわれている、僧侶と一緒に読経する事や、文書による布教方法は蓮如が開発したといわれています。
また蓮如は寺院に来た信者に酒や食べ物を勧めて布教したともいわれています。
当時は画期的だったようです。 (2007年12月12日 19時30分01秒)
＞鎌倉時代ならまだ庶民と武家貴族との教育レベルにものすごい差があったはずです。
＞貧しく学の無い庶民には解り易くて「今すぐ救われる」教えにすがらなくては生きて行かれなかったという事でしょう。
＞そういった面では現代の一般庶民も変わりないかもしれません。
＞困った時に仏様神様と拝みますもの（＾＾；
-----
厳密には仏教を大衆化したのは「蓮如」といわれています。
それ以前については庶民に広めたとはいえ、地主階級に過ぎません。
現在でも行なわれている、僧侶と一緒に読経する事や、文書による布教方法は蓮如が開発したといわれています。
また蓮如は寺院に来た信者に酒や食べ物を勧めて布教したともいわれています。
当時は画期的だったようです。 (2007年12月12日 19時30分01秒)
大江戸看板男さん
三人文殊
さん
大江戸看板男さん
＞わたくしはここ数年、皆からよくサイチョーと言われております。
＞サイチョー…『債超＝債務超過』（汗）
-----
うらやましいです！
債務ができるということは、それだけ信用があるということです。 (2007年12月12日 19時31分42秒)
＞わたくしはここ数年、皆からよくサイチョーと言われております。
＞サイチョー…『債超＝債務超過』（汗）
-----
うらやましいです！
債務ができるということは、それだけ信用があるということです。 (2007年12月12日 19時31分42秒)
夢穂さん
三人文殊
さん
夢穂さん
＞その時代、時代で求められた宗教も
＞違ってきたのでしょうね。武士の登場から
＞乱世へ・・・・仏像もまたかわっても
＞きますし。鎌倉仏好きなんですよ～
-----
なんとなく普通の感じの平安時代から、鎌倉時代に入ると一気に暗いイメージが広がるような気がして、室町になると一気に明るくなるように感じるのですが・・・偏見ですね（苦笑） (2007年12月12日 19時33分52秒)
＞その時代、時代で求められた宗教も
＞違ってきたのでしょうね。武士の登場から
＞乱世へ・・・・仏像もまたかわっても
＞きますし。鎌倉仏好きなんですよ～
-----
なんとなく普通の感じの平安時代から、鎌倉時代に入ると一気に暗いイメージが広がるような気がして、室町になると一気に明るくなるように感じるのですが・・・偏見ですね（苦笑） (2007年12月12日 19時33分52秒)
Re:日本仏教の七宗派その１７－鎌倉新仏教を生み出す(12/11)
吉祥天2260
さん
究めてゆくうちに、より抽象的で学問的に高度になり庶民とは乖離したものになっていったのでしょうか。
政情が不安定で日々の暮らしに不安な庶民には現実的、具体的な教えでなければ受け入れられなかったということでしょうか。 (2007年12月12日 20時36分11秒)
政情が不安定で日々の暮らしに不安な庶民には現実的、具体的な教えでなければ受け入れられなかったということでしょうか。 (2007年12月12日 20時36分11秒)
比叡山
goldberg2006
さん
吉祥天2260さん
三人文殊
さん
吉祥天2260さん
＞究めてゆくうちに、より抽象的で学問的に高度になり庶民とは乖離したものになっていったのでしょうか。
いえいえ、元々仏教は出家者の教えです。
古代インドでは今で言う、定年後の人を対象にした教えで、暇があって考える時間・行する時間は有り余るほどあることが前提です。
したがって元々結構複雑なものです。
＞政情が不安定で日々の暮らしに不安な庶民には現実的、具体的な教えでなければ受け入れられなかったということでしょうか。
-----
それ以前は庶民を対象とした教えではありませんでしたが、時代の要請にこたえる形で、庶民を救わざるをえなくなったのではないでしょうか。 (2007年12月15日 20時34分17秒)
＞究めてゆくうちに、より抽象的で学問的に高度になり庶民とは乖離したものになっていったのでしょうか。
いえいえ、元々仏教は出家者の教えです。
古代インドでは今で言う、定年後の人を対象にした教えで、暇があって考える時間・行する時間は有り余るほどあることが前提です。
したがって元々結構複雑なものです。
＞政情が不安定で日々の暮らしに不安な庶民には現実的、具体的な教えでなければ受け入れられなかったということでしょうか。
-----
それ以前は庶民を対象とした教えではありませんでしたが、時代の要請にこたえる形で、庶民を救わざるをえなくなったのではないでしょうか。 (2007年12月15日 20時34分17秒)
goldberg2006さん
三人文殊
さん
goldberg2006さん
＞法然も親鸞も道元も日蓮も、
＞数々の「ＯＢ」を生んだ「比叡山」は、やはり日本仏教界のシンボルでしょうねー。
＞
＞比叡山あってこその、各宗派。
-----
真言宗だけは違います（笑）
(2007年12月15日 20時34分57秒)
＞法然も親鸞も道元も日蓮も、
＞数々の「ＯＢ」を生んだ「比叡山」は、やはり日本仏教界のシンボルでしょうねー。
＞
＞比叡山あってこその、各宗派。
-----
真言宗だけは違います（笑）
(2007年12月15日 20時34分57秒)
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