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2009年04月26日
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カテゴリ: 仏教全般
先日から税務署がやってきて思いました。

「何故、日本には宗教の自由がないのだろう?」

こんなことを言うと首をかしげる人が多いに違いありません。

憲法にも宗教の自由があるじゃないですか?
そう言われる人が多いに違いありません。

日本国憲法 第二十条 

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
いかなる宗教団体も、国から特権を受け、
又は政治上の権力を行使してはならない。


参加することを強制されない。

三 国及びその機関は、宗教教育その他
いかなる宗教的活動もしてはならない。

宗教の自由って国から与えられるもの???

それに、この条文を読む限りでは、戦前の国家神道に対する
防御のように思われ、とても、宗教の自由とは思えません。

国が国民に信教の自由を保証するということは、逆にいえば
国が保証しない教えは広めてはいけないということです。

たとえば、当院がバルカン砲や機関銃で武装して、当院の敷地内に
無断で入り込むものを威嚇する様な行為を取り、警察や国家権力と
対峙していたら間違いなく反社会的な宗教団体のレッテルを


でも、一方で、当院本堂では素晴らしい教えを説いていたら???

一般の日本人の感覚ではそんな教えはバツ!

教えの内容はともかく、とりあえず危険な宗教団体と
決めつけられることでしょう。

しかし、それはおかしいでしょう!!!



日本は自衛隊という世界でも有数の自衛組織を持ち、
他国からの侵入を防いでいます。
その一方で、国内では宗教の自由を保障しています。

当院が武装して、本堂で教えを説くのと変わらないのでは?

だから本来、仏教団体は武装して治外法権を
獲得すべきというのが私の持論。
武装して治外法権を勝ち取れば、その教団の中では教えを
自由に説くことができます。

ただ・・・ほとんど支持者がいません(;一_一)
ほとんど、オウム真理教まがい???

創価学会とか公明党とかとは、
「宗教が政治に介入すべき」
というあたりで共同戦線が結べそう???

屁理屈だと思われるかも知れませんがそうではありません。

仏教の伝来は550年ごろ、それから仏教団体が力を持つ
奈良時代ぐらいまでは、日本の仏教の中では
独自の教えが発達していません。

実は、教団が政治的に力を持っていた700年ごろから
日本オリジナルの教えが登場し始めます。
広大な寺領を持ち、僧兵を抱え教団が武装していた時代に
日本仏教の最盛期を迎えます。
真言宗・天台宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗・浄土宗・浄土真宗
をはじめ、ほとんどの日本仏教がこの時代に花開きます。
戦国時代が終わり、教団が武装解除した1600年頃以降は
見るべき教えは作られませんでした。

どうです。
教団の武装(治外法権)と教えの多様性には
明らかな相関関係があります。
一理ありませんか?

ちなみにイスラム教を開いたムハンマドなどは、自ら軍を率いて
敵対勢力を一掃し、教線を拡大しました。
世界的にはそれほど突飛な考えではないような気が・・・

とはいえ、「和」を重んじる日本人向きでは
無いかも知れません。

そうそう。

先日やってきた二人組の税務署員にこんな話をしました。

宗教団体から税金を取らなければ、そのお金はすべてお寺のもの
使用方法は無言ながら制約を受けます。
それなりの使用方法を考えないと非難を受けることでしょう。

一方、現在のシステムのように住職が給与を受けて
税金を取るシステムだと、給与は住職個人のお金であって
お寺のお金ではないので、それを何に使おうと自由という
考え方になりかねず、税金を払っているのに、
文句を言われる筋合いはないという開き直り
にもなってしまいます。

だから宗教団体から税金を取ると堕落するという話を
しましたが全く理解されませんでした。

税金を逃れるために凄い言い訳をする人間と
思われたでしょうね!(*^^)v

国から教えを自由を与えられるというのは、
本当の自由ではなくのであくまで限定されたもの
国家権力から離れた本当の宗教の自由が欲しいものですが
難しいでしょうね!

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最終更新日  2009年04月26日 19時53分43秒
コメント(15) | コメントを書く


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Re:宗教の自由についてー教団治外法権論(04/26)  
すててこそ さん
法人として国の管理下に置かれていること自体が、信教の自由なんてお飾りですよね。
国や地方自治体に認可を貰って、又は処届けを出して事業を展開するなんてねぇ~
教義の内容なんて二の次みたいですよ。
宗教に対しての知識を与えず、経験もさせず、過保護にするから、自身の頭で考えて信仰にいる事が出来ない人が多いのでしょう。
誰のために、何のために、をよく考えませんとね。
お上に許しを得てでは・・・・・仏教伝来以来何も変わってないようで。
お上も真剣に『信教の自由』を理解してほしいです。

(2009年04月26日 20時25分46秒)

残念ですが  
三人又殊 さん
かなり危険な思想ですな
まさにオウム真理教

公安に目をつけられたと思います
これから、いろいろな不審なことが
身の回りで起きることでせう

これも修行のひとつと思い
頑張ってください・・・m(__)m
(2009年04月26日 21時05分46秒)

いよいよ明日ですね。  
花咲山♪  さん
税務署の職員にとっては、国が定める税法にのっとって正しい申告と管理徴収を行っているにすぎません。

ある意味、そこに宗教に対する深い知識はなく、残念ながら三人文殊さんの訴えが空回りしているのかもしれません。

世の中には、障害者の立場を利用して障害者になりすまし助成金などをせしめたりする輩もいたり、宗教法人を隠れ蓑にして儲けている人もいるようです。

>給与は住職個人のお金であって
お寺のお金ではないので、それを何に使おうと自由・・・

給与というちゃんとした名目でないお金を探しているのでしょうね。
それは、自由に使えないお金だと主張してきます。

そもそも、宗教法人と税というのはとても難しく専門に勉強しなければ理解し得ない部分があるように思えます。
税務署も、それぞれの宗派の理念を学ぶ必要があるかもしれませんね。




(2009年04月26日 23時20分32秒)

Re:宗教の自由についてー教団治外法権論(04/26)  
ぢんこω  さん
う~ん、私は頭悪いから難しくてよく理解できない(^^;
ものすごく理屈っぽい話にしか聞こえない(爆)
肩の力を抜いた生活に慣れてしまった私だからかもしれませんごめんなさい(汗)
(2009年04月27日 01時00分40秒)

Re:宗教の自由についてー教団治外法権論(04/26)  
人相じゃなくて、猫相です!

御先祖おまつりだけです!私の場合は・・・


ご訪問コメント有り難う御座いました。 桐壷 (2009年04月27日 06時56分45秒)

Re:宗教の自由についてー教団治外法権論  
大法螺窟 さん
まさに、その通り!大覚寺では「てらざむらい」が警護に当たり、門跡さまに逆らう者は無礼打ちにあいました。今でも寺内裏に槍掛けがあり、不審者対策にいろいろ置いていました。ここ大法螺窟も、武装しています。宗教法人法は戦争直後のもので、不備があります。法人資格の許可を得て、看板を使用するので、個人商店と全く同じです。税金を納めなくて済むのは、法人ではない「総代会」や「護持会」などのようです。しらいゆうき護持会をつくり、任意団体で資金を転がせば合法のようです。これからは、宗教法人も寺院事務所も必要ありません。二人で新しい日本を作りましょう!!住職は納税者ですので、ベンツを買おうが、愛人と焼き肉に行こうが、全く自由です! (2009年04月27日 09時44分38秒)

ついでに  
大法螺窟 さん
バチカンも衛兵がいて武装していますよ! (2009年04月27日 09時46分19秒)

おくりびとを  
夢穂  さん
見たばかりなのに、週末は寒い中で
親戚のお葬式です。子供の時に覚えた
曹洞宗の経文が・・・、ルビをうって
なかったので、うろ覚え。人の記憶力
などもたいしたものではなく

子供は都会。隣も、向かいも、その家も
これで廃屋。お寺も檀家さんが減るばかりで
副業がないと生活できないかも (2009年04月27日 11時06分54秒)

すててこそさん  
三人文殊  さん
すててこそさん

>法人として国の管理下に置かれていること自体が、信教の自由なんてお飾りですよね。
>国や地方自治体に認可を貰って、又は処届けを出して事業を展開するなんてねぇ~
>教義の内容なんて二の次みたいですよ。
>宗教に対しての知識を与えず、経験もさせず、過保護にするから、自身の頭で考えて信仰にいる事が出来ない人が多いのでしょう。
>誰のために、何のために、をよく考えませんとね。
>お上に許しを得てでは・・・・・仏教伝来以来何も変わってないようで。
>お上も真剣に『信教の自由』を理解してほしいです。
-----
その通りです。
日本の場合はお上が力を持っていますが、一般の方はもう少し強く発言してもいいのでは? (2009年04月27日 22時41分57秒)

三人又殊さん  
三人文殊  さん
三人又殊さん

>残念ですがかなり危険な思想ですな
>まさにオウム真理教

>公安に目をつけられたと思います
>これから、いろいろな不審なことが
>身の回りで起きることでせう

>これも修行のひとつと思い
>頑張ってください・・・m(__)m
-----
いや~公安に眼をつけられたのは最近の話ではありません。ここ20年来の話です(*^_^*) (2009年04月28日 07時49分58秒)

花咲山♪さん  
三人文殊  さん
花咲山♪さん

>いよいよ明日ですね。

取り急ぎ5月7日に来ます。

>税務署の職員にとっては、国が定める税法にのっとって正しい申告と管理徴収を行っているにすぎません。

>ある意味、そこに宗教に対する深い知識はなく、残念ながら三人文殊さんの訴えが空回りしているのかもしれません。

むしろ悪質な脱税者と思っているかも(*^_^*)

>世の中には、障害者の立場を利用して障害者になりすまし助成金などをせしめたりする輩もいたり、宗教法人を隠れ蓑にして儲けている人もいるようです。

確かにそうですね。
しかし、一方で全く税金を払わないにも関わらず、税務署が全く手をつけない会社もあります。

>>給与は住職個人のお金であって
>お寺のお金ではないので、それを何に使おうと自由・・・

>給与というちゃんとした名目でないお金を探しているのでしょうね。
>それは、自由に使えないお金だと主張してきます。

>そもそも、宗教法人と税というのはとても難しく専門に勉強しなければ理解し得ない部分があるように思えます。
>税務署も、それぞれの宗派の理念を学ぶ必要があるかもしれませんね。
-----
税務署が税のことだけの問題でとどめておけば、税法上の間違いは是正します。しかし、教団の尻尾を踏まれたら、譲れないかも。(*^_^*) (2009年04月28日 07時57分45秒)

ぢんこωさん  
三人文殊  さん
ぢんこωさん

>う~ん、私は頭悪いから難しくてよく理解できない(^^;
>ものすごく理屈っぽい話にしか聞こえない(爆)

鋭い指摘ですね!

>肩の力を抜いた生活に慣れてしまった私だからかもしれませんごめんなさい(汗)
-----
そうではないでしょうが・・・いろいろあります(*^_^*) (2009年04月28日 12時55分49秒)

吹雪深雪&桐壷さん  
三人文殊  さん
吹雪深雪&桐壷さん

>人相じゃなくて、猫相です!
-----
失礼いたしました。 (2009年04月28日 13時46分14秒)

大法螺窟さん  
三人文殊  さん
大法螺窟さん

>まさに、その通り!大覚寺では「てらざむらい」が警護に当たり、門跡さまに逆らう者は無礼打ちにあいました。今でも寺内裏に槍掛けがあり、不審者対策にいろいろ置いていました。

流石に今はそんなことはありませんね(*^_^*)

>ここ大法螺窟も、武装しています。宗教法人法は戦争直後のもので、不備があります。法人資格の許可を得て、看板を使用するので、個人商店と全く同じです。税金を納めなくて済むのは、法人ではない「総代会」や「護持会」などのようです。しらいゆうき護持会をつくり、任意団体で資金を転がせば合法のようです。

では今度5月7日に税務署が来ますので聞いてみましょう。

>これからは、宗教法人も寺院事務所も必要ありません。二人で新しい日本を作りましょう!!住職は納税者ですので、ベンツを買おうが、愛人と焼き肉に行こうが、全く自由です!
-----
ベンツはともかく、「愛人と焼肉」は同義的に問題がありそうです!(*^_^*) (2009年04月28日 13時52分02秒)

夢穂さん  
三人文殊  さん
夢穂さん

>おくりびとを見たばかりなのに、週末は寒い中で
>親戚のお葬式です。子供の時に覚えた
>曹洞宗の経文が・・・、ルビをうって
>なかったので、うろ覚え。人の記憶力
>などもたいしたものではなく

>子供は都会。隣も、向かいも、その家も
>これで廃屋。お寺も檀家さんが減るばかりで
>副業がないと生活できないかも
-----
徳島の寺院は今後30年の間に3分の2になるといわれています。
税金など取られている場合ではありません。 (2009年04月28日 13時53分59秒)

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