本日はナナ万葉の会の日。4月から始めたこの会も早くも6回目を数えることとなった。台風の影響による雨も心配されましたが、幸い、雨に降られることもなく、MTBによる自宅から喫茶ナナまでの往復も何ら支障のないものとなりました。
いつもの通り、午後2時からの開催であるが、午後1時になるかならない位には、もうナナに到着。喫茶店の前に駐輪してから、少し近くを散策。目にとまったものを撮影しましたので、それらを紹介して置きます。
(東大阪市と八尾市の境界付近)
上の写真は、小生が「上ツ道」と呼んでいるコースをとった時に通る道の辺の景色。今日は、恩智川べりなどのコースをとらず、一番山に近いコース、つまり「上ツ道」コースを走りました。奥に見えている白い建物は大阪経済法科大学の建物である。
さて、喫茶ナナの前を流れている恩智川には大きな鯉が沢山泳いでいる。
ナナの店の前の橋を西に渡ると倉庫とも作業場ともつかぬ建物と広い前庭のある敷地がある。この敷地の垣根に山芋の蔓が這わせてありました。以前にピンクの花のノウゼンカズラを見たことを当ブログでご紹介したが、同じ垣根である。ノウゼンカズラに混じって山芋の蔓もあったのでした。ムカゴが沢山なっていた。
ムカゴというのは実ではなく、山芋の茎(蔓)が肥大化して肉芽となったもので、こういうのを栄養生殖器官と呼ぶそうで、種子と同様に、これが本体から離脱して地に落ちると根が生え、芽が出て、新しい植物となるとのこと。
山辺や山中でなく。川辺の垣根で山芋のムカゴに出会うというのも面白いことであります。
その前庭に少し侵入させて戴くと、入口近くには大きなヘチマがなってもいました。最近はヘチマも余り見かけなくなったので、珍しく、撮影させて戴きました。
国道170号・外環状道路の方へと歩いて行くと民家の前に鮮やかな花が咲き匂っていました。見たことのある花なのだが、名前が思い出せない。
<追記>早速にひろみちゃん氏からブーゲンビリアだとご教授戴きました。
外環状道路に出た処で陸橋があったので上ってみる。南方向には近鉄大阪線の恩智駅が見える。
陸橋から北東方向の眺めはこんな感じ。道路の右に見えている奥の赤い看板がパチンコ屋の看板。この付近で恩智川と外環状道路が交差している。
東方向を見ると高安山が見える。
ということで、喫茶ナナ(Cafe de nana)のある恩智駅付近の様子をご紹介申し上げました(笑)。
散策を終え、ナナに戻り、万葉の会開催。
今日の参加者は遅れて来られた方も含め、男性2名、女性7名の9名でした。うち5名は初参加の方。雨の予報でもあったので参加者は少ないのではと思っていましたが、予想に反して、でありました。雨も予想に反して降りませんでしたが。
採り上げた歌を例によって下に列記して置きます。長歌は省略して短歌のみ記載します。会の最後には皆で犬養節でこれら短歌を朗誦致しました。
芦屋の 菟原娘子の 奥津城を 行き来と見れば 哭のみし泣かゆ
(巻9-1810)
墓の上の 木の枝靡けり 聞きしごと 千沼壮士にし 寄りにけらしも
(巻9-1811)
古の 小竹田壮士の 妻問ひし 菟原処女の 奥つ城ぞこれ(巻9-1802)
語り継ぐ からにもここだ 恋しきを 直目に見けむ 古壮士(巻9-1803)
処女らが 後のしるしと 黄楊小櫛 生ひかはり生ひて 靡きけらしも
(巻19-4212)
葛飾の 真間の井見れば 立ち平し 水汲ましけむ 手児奈し思ほゆ
(巻9-1808)
吾も見つ 人にも告げむ 葛飾の 真間の手児名が 奥津城どころ
(巻3-432)
葛飾の 真間の入江に うちなびく 玉藻刈りけむ 手児名し思ほゆ
(巻3-433)
無耳の 池し恨めし 吾妹子が 来つつ潜かば 水は涸れなむ(巻16-3788)
あしひきの 山かづらの児 今日ゆくと 吾に告げせば 還り来ましを
(巻16-3789)
あしひきの 玉かづらの児 今日のごと いづれの隈を 見つつ来にけむ
(巻16-3790)
春さらば かざしにせむと 我が思ひし 桜の花は 散り行けるかも
(巻16-3786)
妹が名に かけたる桜 花咲かば 常にや恋ひむ いや年のはに
(巻16-3787)
<参考>喫茶ナナ関連の過去の記事は コチラ
からご覧下さい。
梅の花ひとり見つつや 2024.01.13 コメント(6)
梅一輪の春咲きにける 2023.01.14 コメント(8)
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