最近の銀輪散歩その他で撮った花などの写真もそこそこの数になりました。この辺でまとめて置かないと記事アップの時機を逸してしまうことにもなり兼ねないので、本日も、昨日に続き、花中心の記事となります。
先ずは、智麻呂邸の向かいの小公園に咲いていたアメリカンブルーこと、エボルブルス・ピロスス。
アメリカと来れば、アメリカセンダングサであるが、これはコセンダングサのようです。頭花の付け根を包む総苞がアメリカセンダングサでは長く伸びて四方に広がるが、こちらは短く、花を真上から見ると総苞が殆ど見えない。また、種子の刺状冠毛がアメリカセンダングサでは2本なのに対して、これは2~4本と色々。以上をたよりに調べてみると、コセンダングサであることが判明。
センダングサの仲間の種子は、この尖端の刺状冠毛で動物や人の衣服などに取り付く、「ひっつき虫」である。
このように種子が広がってしまわず、総苞がしっかりあって花の形を失っていない状態の時は、それを摘んで上衣の胸などにくっつけて「勲章」としたり、遊び仲間の衣服めがけて投げつけてこれをくっつけたり、という遊びをしたものであるが、今の子どもはそんな遊びをするのだろうか。
ひっつき虫と言えば、このヌスビトハギの種子もそうである。うっかり此奴の生い茂る草むらに踏み入ったりするとズボンの裾や靴下などにビッシリとこの「虫」がくっついて閉口する。まあ、実際には口を閉ざすことなく、ぶつぶつ文句を独り言ちながら、せっせと取り除く作業にいそしむのではあるが。
ひっつき虫で忘れてはならないのは、イノコヅチである。ひっつき虫の中では此奴が一番微小なので、取り付かれると取り除くのが更にも面倒になる。
花散歩と言いながら「虫散歩」になって参りましたですな。
次は、大きな木にまとわり付く木蔦。つる性植物も、巻き付かれる木から見れば「ひっつき虫」以上に難儀な植物でしょうな。それとも、難儀だけでなく、樹皮を齧って樹液を吸う病害虫から樹皮をまもるというようなプラス面もあるのだろうか。
花に戻りましょう。ホトトギスです。
この花も接近して眺めると何やら獰猛な感じがして来るのは、このヒョウ柄模様の所為でしょうか。虫っぽい花である。
では、お目直しに小さな可憐な花を。
低い姿勢で横に、横に広がる小さなキク科の花、源平小菊である。
その名の通り、この花は最初は白でやがてピンク色に変化する。
白から赤に色の変化する芙蓉は酔芙蓉と艶っぽい名で呼ばれるのに、小菊は「源平」と色気のない呼ばれ方なのは、菊の端正な佇まいと「酔」とは馴染まないからであろう。菊の名がつく酒が多いのに。
同じように、横に広がるつる性の小さな可憐な花。ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)である。道端などによく見掛ける花であるが、日本古来のツルソバと異なり、ヒマラヤ地方から持ち込まれた外来植物である。
ツルソバ、ミゾソバ、ザルソバ、トゲソバ、異質なのはどれか?(笑)
この花も接写して写真で見ると、肉眼での印象とは違って来る。写真だとミゾソバの花と見間違うが、ミゾソバのそれよりもずっと小さい花である。
そろそろ字数制限です。最後はタデ。
これは大阪城公園でのもの。同公園のサクラタデは昨日の日記で取り上げました。同公園にはウリカワの花もありましたが、これはまた、別の機会にしましょう。
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