( 承前 )
昼食後、児島図書館東側の味野公園で暫く遊んでから出発です。しかし、廃線跡自転車道の入口がよく分からない。鷲羽山通りを鷲羽山方向へと走り出すが、「風の道」という表示が目に入り、右折してそれらしき道へと向かう。やはり廃線跡の道でした。
振り返るとこんな眺め。風の道は、これまでとは違って舗装のされていない砂利道のようですが、これも亦よしである。
引き返せば 児島駅跡
であったが、そのまま進む。
往復するのだから、帰りに見ればいいし、写真もその時に撮ればいいという考えであったのですが、帰途は児島港とJR児島駅前の万葉歌碑を撮影するため、自転車道をコースアウトした所為で、児島駅跡に立ち寄るのを忘れてしまうという失敗。従って、写真は無しであります。ということで、Wikipediaから借用の写真を掲載して置きます。


(児島駅跡・旧駅舎と内部のプラットホーム)
備前赤崎駅跡に到着。
(同上・ 備前赤崎駅跡
、後方の山上に見えているのは 鷲羽山ハイランド
)
次は阿津駅跡。
(同上・ 阿津駅跡
)
阿津駅跡から 1km程度、瀬戸大橋線の高架下を抜けると児島ボートレース場の裏に出る。眼下に爆音を響かせて競艇のボートが疾駆する姿が見られる。琴海駅跡である。この駅からの眺望が一番いいそうだが、確かに素晴らしい眺望である。
ホーム跡にはベンチもあって眺望が楽しめるようになっているが、地元の方と見られる男性が一人座って居られたので遠慮して、少し言葉を交わしただけで、ベンチには腰を掛けず。
(同上・ 琴海駅跡
)
阿津駅跡から琴海駅跡までも緩やかな上り坂であったが、琴海駅跡から先も更に上り坂は続き、鷲羽山駅となる。
(同上・ 鷲羽山駅跡
)
鷲羽山駅にはトイレもある。そしてベンチも。此処からの眺めもよい。
いよいよ、終点が近くなって来ました。
終点下津井駅の一つ手前の東下津井駅跡である。草茫々であるが、こんな風である方が廃線跡らしくて味わいがあるかも。
(同上・ 東下津井駅跡
)
段々と道が悪路になって来る。駅跡ではないようだが、駅名表示板に模したものがあった。
下り坂となるが、道はでこぼこの悪路で、とても「自転車道」とは言えない。まあ、「風の道」ならでこぼこはあってもいいということですかな。
もう殆ど普通の山道のような細道、草の道である。
そして、突如として終点の下津井駅跡である。
(同上・終点 下津井駅跡
)
下津井駅跡到着が13時44分。茶屋町駅前を9時52分に出発しているから、約21kmを3時間52分掛けて走ったことになる。途中、写真を撮ったり、休憩したり、昼食時間とその後の休憩時間をゆっくり取ったりしたことや、少し道に迷ったりのロスタイムを考慮しても、随分とゆっくりのペースで走ったことになる。
駅跡から下津井港に回る。余裕があれば下津井城址へ登ることも考えていたが、取り止めて帰途につくこととする。
帰りは、児島競艇場付近、瀬戸大橋線の下を潜った処にあった階段を下り、県道21号に出て、児島港、JR児島駅へと向かう。この付近では下津井線と海岸べりを通る県道21号はかなりの高低差になっている。
下調べで、JR児島駅の駅前広場に万葉歌碑があることを承知していたので、これを探すことに。思ったよりも簡単に見つかりました。小生の手もとにある万葉歌碑の古い本では児島図書館にあると記載されていますから、その後図書館敷地内から児島駅前に移設されたのでしょう。
倭道 は雲 隠 りたり 然 れどもわが振る袖を 無礼 しと 思 ふな (筑紫娘子児島 万葉集巻 6-966 )
倭道 の吉備の児島を過ぎて行かば 筑紫 の児島思ほえむかも (大伴旅人 同巻 6-967 )
解説板の説明にもある通り、歌碑の歌は何れも当地ではなく筑紫の水城で詠まれたもの。天平2年(730年)12月、大納言に昇進した大伴旅人が大宰府を去って帰京するに当たり、水城で開かれた送別の宴で遊行女婦児島と大伴旅人との間でやりとりされた歌である。
万葉集では二人は各2首を詠んでいる。福岡県水城にある万葉歌碑では他方の歌各1首を採用している。一昨年の1月に大宰府を銀輪散歩した際に水城にも立ち寄り、その歌碑をブログにアップしていますので、他方の歌も気になるというお方は下記の参考記事をご参照下さい。
(参考) 太宰府銀輪散歩(5)・かもかもせむを
2015.1.18.
万葉歌碑を撮影したので、「銀輪万葉」というカテゴリの面目は一応立ったことになる(笑)。児島図書館前で往路のコースに出て、大正橋経由で、再び、廃線跡自転車道に戻り、これをひた走る。
途中、通りかかった果物屋さんで、蜜柑が目にとまる。休憩時間のオヤツにするべしで籠ひと盛540円というのを買い求めたが、これは数が多過ぎたようで食べきれず、大阪まで持ち帰る羽目に。本日現在もまだ4個残っているという始末。決して不味い蜜柑という訳ではない、甘くて美味しい蜜柑ではあるのだが、数が多過ぎたのでありました(笑)。
鷲羽山駅跡、稗田駅跡、大きな犬の形をした滑り台のあった犬渕公園などで休憩を取りつつ、出発点の茶屋町駅前駐輪場に帰り着きました。
茶屋町駅前駐輪場帰着が16時34分。
下津井駅跡を出たのが14時過ぎであったから、途中休憩の時間を含んで復路の所要時間は2時間30分余程度。まあ、これでもゆっくり目のペースですが、往路よりは1時間20分程度は短縮でありました。今回のように小生の単独行ではない銀輪散歩にあっては、のんびりペースの相方に合わせるしかないという次第。
アンパンマン電車は通過列車。
この後の普通電車17時9分発岡山行きで 岡山駅に戻りました。これにて二日目26日の銀輪散歩終了であります。( つづく
)
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