ひろみ篇 ひろみ読みなど せよとかも リンクを貼りて 手抜きなるかも
(注)ひろみ読み=ひろい読みのこと。
み熊野の 浦の 浜木綿
近畿でも 中部でもなし 奥まって 候
(熊野水軍)
ひろみの郎女が返せる歌 1
首
み熊野の 花火華やか 三重県人 御存知ないの 近畿の人よ
(伊勢志摩の友人からの贈り物)
龍舌蘭 寡黙に咲くを はろばろと 見に来る人は みな饒舌蘭 (冗舌家持)
(注)この歌は偐万葉掲載に当たって新たに作った歌です。
(リュウゼツラン)
わが庭の レモンバームに 糸トンボ
来たりて言ふや この葉茶にせよ (糸家持)
メヒシバの ごとやか弱く 宝石の ごと美しき これ糸トンボ (糸家持)
ひろみの郎女が返せる歌 1
首
糸トンボ レモンバームは お好きかしら 羽休ませる 夏の終わりに
(レモンバームと糸トンボ)
しらら浜 よくはしらねば 目に耳に 馴染みてあるも しらぬ浜なり (黒家持)
ま熊野の 船はいづくや 千重に敷く 岩場にとどろ 光る波寄す

(白浜) (千畳敷)
蓮の実と 猫に押さるる 古徳利
割れてもこれは 叱らじとぞおもふ (徳利院)
(注)初案「押さるか」を「押さるる」に、「割れしも」を「割れても」に修正。
(本歌)瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われてもすゑに あはむとぞおもふ
(崇徳院 詞花集 228
小倉百人一首 77
)
ひろみの郎女が返せる歌 1
首
愛情も 猫に押さるか 古徳利 泣くに泣けない 割れて消えゆく
(老兵は消え去る古徳利)
(割れた徳利)
妹が撮りし 楝
はいまだ 実の青く
葉裏にあるも それとも見えず (坂上憶良)
(本歌)妹が見し 楝の花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ 干
なくに
(山上憶良 万葉集巻 5-798
)
ひろみの郎女が追和せる歌 1
首
おとがひを 伸ばし伸ばして 黄金
鈴
探しあぐねて いまだ青々 (低くなぁれ楝さん)
(センダン<楝>)
この雨の 止むらく待ちて いざ行かな
掘のもみぢに 煙るビル見に (大坂家持)
(本歌)この雪の 消
残る時に いざ行かな 山橘の 実の照るも見む
(大伴家持 万葉集巻 19-4226
)
万葉に 鳥はあれども ほととぎす 花無くあるを 惜しとや言はむ
母父 の 寄り添ひ乗れる 三日月の 船の行く見ゆ 雲の波間に
冬の庭に いやときじくに ほととぎす
花は咲けども 実にならじかも (トホホギス)
(注)トホホギスは友人小万知氏の造語。
(本歌)我妹子が 形見の 合歓木
は 花のみに 咲きてけだしく 実にならじかも
(大伴家持 万葉集巻 8-1463
)

(ホトトギス)
蟷螂の 産屋抱へて 実もさはに
棘は立ち入り キンズと言へり (金豆家持)
(キンズの実とカマキリの卵)
このごろは 窮鼠の恐さ 知る猫も 少なくなりて 胡瓜かと言ふ (黒猫家持)
つるばみの 妻より落つる A
型の 菌にうつりて 病となりぬる (陽性院)
(注)つるばみ=橡。クヌギ、コナラ、トチなどの木のこと。
(本歌)筑波嶺の 峰より落つる 男女の川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
(陽成院 後撰集 777
小倉百人一首 13
)
ははそ葉の 母がめでにし 桃の花
活けて面影 偲ぶ命日 (偐ひろみの郎女)
(注)ははそ=柞。コナラのこと。万葉ではクヌギ
やミズナラなどをも総称してハハソ
と呼んだよう。
「ははそ葉(柞葉)の」は母に掛かる枕詞。
<参考歌>ちちの実の 父の命 ははそ葉の 母の命 おほろかに こころ尽して・・
(大伴家持 万葉集巻 19-4164
)
(注)ちち=イヌビワのこと。
(桃の花と百合の花)
トリネコの 違ひは知れど トネリコと
シマトネリコの 違ひやいかに (トラネコ)
(注)トリネコ=鳥・猫
(シマトネリコ)
身はなけど 蓋はあるなり マンホール
とりては記事と 今日もなすらむ (偐山人孔)
(柏原市のマンホール)
これやこの 上
にまゐれば
中下
も
まゐるが道と 太子は言へる (横の太子)

(上ノ太子駅) (叡福寺)
<追記>
下記コメント欄に追ひて和せる歌ありしにより是を追記するものなり。
よりて、ひろみの郎女の詠める歌は5首なり。
横からは 遠き道なり 上の太子 中下近く 意志強く持て
<注>掲載の写真は ひろみちゃん8021氏のブログからの転載です。
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