きみ知らね 弥生 九日
今日こそは
きみ 生
れまして 三年
なる日ぞ
(
偐セメ麻呂)
(20140310三才の誕生日)
さはさはと 寄す波の 音
も かなしかり 三原の海の 赤く 染
み
行く
(20150805瀬戸内の夕暮)
秋づけばわれ誘ふらしさざなみや とびしま海道瀬戸の海かも (銀輪家持)
(20150811玉野市田井マリーナ付近)
朝床に 聞けばはるけし 瀬戸の海 出で行くらむか 船音 高しも
(注)第 4 句、第 5 句は初案「出でて行くらし高き船音」であったが、偐万葉掲載に当たり「出で行くらむか船音高しも」に修正した。
(本歌)朝 床
に聞けば 遙
けし射水川
朝こぎしつつ 唱
ふ船人
(大伴家持 万葉集巻 19-4150
)
(20150911漁港を出て行く船)
車とめ 出でて眺むる までもなし 桜まみれの 島の夕暮 (偐セメ麻呂)
(20160405因島大橋と桜)
遠目にもそれ見過ごせる筈もなし 立ちておほにし過ぎる大根 (偐セメ麻呂)
(本歌)駒とめて袖うち払ふかげもなし
佐野のわたりの雪のゆふぐれ
(藤原定家 新古今集 671
)
(20160405大根のオブジェ)
床下にわが背子もぐる宮島は 潮干にけらしわが背子もぐる (海辺黒人)
(本歌) 桜田
へ 鶴
鳴き渡る 年魚市潟
潮干
にけらし鶴鳴き渡る
(高市黒人 万葉集巻 3-271
)
(20160408宮島・厳島神社)
宮島に 潮満ち来れば 仕事無み 潮干の今ぞ 床の下見む (海辺赤人)
(本歌)若の浦に潮満ち来れば潟を無み
葦辺をさして 鶴
鳴き渡る
(山部赤人 万葉集巻 6-919
)
歴史的なる日となるやならぬやは こののち次第鹿と見届けむ (鹿丸大夫)
(20160411G7外相広島宣言)
廃絶の道なほ遠しと人は言へ しかとぞわれも見届けたきもの (セメ丸大夫)
(20160411宮島の鹿)
社員旅行なには 二泊
は疲れけめ
今日は奈良へのバスで居眠り (藤原セメ合)
(本歌)昔こそ 難波
田舎と言はれけめ
今は 京
引き都びにけり
(藤原宇合 万葉集巻3-312
)
(20170527奈良大仏殿)
(注)掲載の写真はセメントマン氏のブログからの転載です。
(本歌)藤原の 大宮仕
へ
生
れつぐや
処女
がともは
羨
しきろかも
(万葉集巻 1-53
)
(20140320梅)
見て置くと上司の言ふは見ぬままに 企画を没とする腹ならむ
(
源不通
)
(本歌)みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに
みだれそめにし われならなくに
( 源融
古今集 724
小倉百人一首 14
)
春の夜の 夢の浮橋 かこつけて コメントリンク 横槍のわれ (偐定家)
(本歌)春の夜の夢の浮橋とだえして
峰にわかるる横雲の空
(藤原定家 新古今集 38
)
塵泥 の 数なき身にも 眺むれば ここだも照れる 月の かげかも
(本歌)月かげのいたらぬ里はなけれども
眺むる人の心にぞすむ (法然)
熊麻呂が作れる歌 1 首 並びに偐家持が追和せる歌 1 首
プロポーズ記念日としてクリスマス・イヴは光とともにめぐりく (くま麻呂)
プロポーズ したる日いつと 覚えねど そひてたぐひて 幾十年 来し
よき人に よしとよき年 来るぞよき
みな人よしと よき年迎へな (偐武天皇)
(本歌) 淑
き人のよしとよく見てよしと言ひし
芳野よく見よよき人よく見つ
(天武天皇 万葉集巻 1-27
)
山の民の 国のあれこれ あらためて 年の始めに きみにか学ぶ
(注)山の民の国=アフガニスタンのこと。
梅の花 咲ける 月夜 に 雪持ちて 行かむと待てど いまだ 降り 来 ず
(注)
この歌は論理的に矛盾している。
雪が降って来たら月夜ではなくなるから、雪を月夜に持って行くことはできない。従って、これは「行かない」ということを言っていることになる。(自歌迷解説)
(本歌) 闇夜
ならばうべも 来
まさじ梅の花
咲ける 月夜
に出でまさじとや
(紀女郎 万葉集巻 8-1452
)
ヤカモチは 神にしなけど 雷の 上にし暫し 立ちてもありき (柿本人真似)
(本歌)大君は神にしませば天雲の
雷の上にいほらせるかも
(柿本人麻呂 万葉集巻 3-235
)
(20140815大君は神にしませば)
百万
迎へし背子の あと追へど 三十万
さへ 遠き夕暮れ
君逝くや 折りたく柴の 夕けぶり むせぶなみだも とどめやかねつ
(本歌)思ひ出づる折りたく柴の夕煙
むせぶもうれし 忘れがたみに
(後鳥羽院 新古今集 801
)
(般若心経)
(注)掲載の写真は修楽7036氏のブログからの転載です。
われ先の 思ひが招く 渋滞ぞ 急がば譲れ 合流車線 (譲長)
(本歌)もののふの 八橋
の舟ははやけれど
急がば廻れ 瀬田の長橋 (宗長)
634 なる スカイツリーを 朝夕に 見つつや背子の 決意もあらた

夕暮れの しじまに咲ける 牡丹花 出で来ぬ月を 待つとやあらし
おほなれる 牡丹の花は 夕暮れの かそけき風の 下 にし見むや
(注)上2首は真澄郎女のブログ日記に下記歌取り上げられたるに追和せしものなり。
やはらかき 風吹きゆける 夕暮れに 牡丹の花の 咲きてありけり (偐家持)
(20130430「牡丹」真澄画)
(注)真澄氏はご自身のブログを削除されたようで、現在は存在しません。
えぞしかも すぎて増えれば かのししと
なりてきみにし 食はれけるかも (しかたなし麻呂)
寒風
に 負けず咲きたる 蝋梅の 花とり持ちて 来たる君かな
まとかたは たなばたつめの さとなるや
かみのころもを つむぎをるとふ (ハットリくん)
(注)まとかた=的形。松阪市西黒部町一帯の地の古名。
<参考歌>ますらをがさつ矢 手
ばさみ立ち向ひ
射る 的形
は 見るにさやけし
(舎人娘子 万葉集巻1 -61
)
(20140309神服織機殿神社)
(注)掲載の写真は龍水氏のブログからの転載です
龍水氏のブログは
コチラ
。
浅草の 市 のカフェにし 行きてまた しかとぞ見たる あきじこりかも
(本歌)西の市にただひとり出でて眼並べず
買ひにし絹の 商
じこりかも
(万葉集巻 7-1264
)
(注)商じこり=買い損ない
赤きとや白狼の色いかに 思ひてひと夜寝ずにありける (白い山部赤人)
(本歌)春の野にすみれ摘みにと来しわれぞ
野をなつかしみ 一夜寝にける
(山部赤人 万葉集巻 8-1424
)
ナイスしたる ことはないすも これもまた えにしにしあれ ひととひ来たる
偐万葉・ひろみ篇(その18) 2025.10.03 コメント(6)
偐万葉・若草篇(その30) 2025.08.10 コメント(15)
偐万葉・龍の森篇(その6) 2025.07.15 コメント(4)
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