生駒高嶺
に 雲そたなびく
( 大田部三成
万葉集巻 20-4380
)
テレビ塔が林立する現在の生駒山は「神さぶる」という雰囲気にはほど遠いが、大田部三成には生駒山は神々しい山と見えたのであろう。
彼は、万葉集の左註には「簗田郡の上丁」とあるから、現在で言うと栃木県足利市西部と群馬県桐生市の一部に該当する地域から召集された防人である。上丁というのは、特別の役職のない防人。東国の故郷から遠く離れた難波津で、更にも遠い筑紫へと出航して行くに当たって、東方に見える生駒山に、そのはるか彼方の故郷の山々を重ね見ていたのであろう。
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