“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

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　現場の改善のプロジェクトを依頼されると、「どこから手をつけたらいいですか？」と聞かれます。

　実は、“キムチの提供”のような、“新人に教える、現場スタッフが「簡単な作業だ」と思っていること”しかありません。コンサルティングもこのようことばかり行います。しかし、高いコンサルタント料を払ったのに、「簡単な作業」だと思っている“キムチの提供”を延々とロールプレイングするわけですから、依頼者の中には途中でコンサルティング契約の解除を申し出る方もおられます。

確かに、私に仕事の依頼をするわけですから、切羽詰まっていることが多いはずです。しかし、コンサルティングの依頼をして“キムチの提供”を徹底的にやるわけですから、怒るのも無理はありません。しかし、この大切さをわかってもらえないと、この現場は永遠に苦しむことになるのです。

　もし、「キムチの提供なら自分でもできる」とコンサルティングを中断して、たまたまやり遂げたとしましょう。

こうなると、現場の問題点が次々と発見できるようになり、現場は大幅に改善されますので、また私に電話がかかってきます。

「大久保先生、そろそろまた来ていただけますか？」

このステップから、大いなる発展の道が始まります。