“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

< 新しい記事

新着記事一覧(全17165件)

過去の記事 >

2025.06.27

MARINA TERRACE（マリナテラス）　＠鹿児島市　～和と洋を取り混ぜるここにしかないスタイル

テーマ：ジェームズオオクボのホテル見聞録(244)

カテゴリ：ジェームズオオクボのホテル＆お宿見聞録

MARINA TERRACE（マリナテラス）　＠鹿児島市　～和と洋を取り混ぜるここにしかないスタイル

こちらのディナーは和食、洋食を組み合わせたプリフィックスで、たいへんユニークなここにしかないスタイルとなっています。
税・サービス料込み6,000円はなかなかいい値付けですね。

プラス料金でさらにいろいろ選べます。

今日は一緒に地元のワインもチェックして欲しいとのリクエストを出ています。

オリが沈んでいます。
デラウエアの香りがして酸味のパンチがあります。
料理は酸をうまく使う必要があるように思います。

まずは、鹿児島食材を使った季節の前菜盛り合せ7種盛り

豚なんこつの味噌煮込み

黍魚子（きびなご）の南蛮煮こごり、鰯の梅トマト煮、オクラの黄身焼き、枝豆のさつま揚げ

ごま豆腐。

二品目には茶碗蒸しをチョイスしました。

鹿児島産うなぎの茶碗蒸し　銀あんかけ
茶碗蒸しを注文すると肉料理の後にご飯とさつま汁がつく

二種類目のNANAZA WINEはロゼで葡萄は巨峰。
見た目は鮮やかですが・・・

お魚料理はマリナテラス名物の酒の旨みと出しで味わう近海産鮮魚ビンタの酒蒸しをチョイス。煮付けたびんたは郷土料理ですね。
月初に金沢の「料理小松」で「甘鯛の酒蒸し」が供せられてひじょうにおいしかったのですが、負けず劣らずおいしかった。

旬の甘長唐辛子、クミンが入ったフォースープ仕立て、上には揚げた春雨、セルフィーユとミントのアクセント
洋のローカルガストロノミー的なストーリー性はわからないけど、鶏のだしと唐辛子の辛さやクミンの香りよく味はおいしかった。

最後の牛肉にあわせて赤を試飲。
メルローのようです。

かなり刺激的な酸のメルロー。

メインの肉料理は「牛ヒレ肉のステーキと地野菜のソテー、ソース・オ・ポワヴル・ヴェール
ネットで調べると、「調味料辞典（ http://spice.kh23.com/flavor/archives/2005/10/post_432.html ）」によればソース・オ・ポワブル・ベールは、野菜のミルポワをバターで炒め、ビネガー、白ワインでグラッセし、それを煮込んだものにブイヨンを加えて更に煮込み、その後、漉してから青コショウで調味したソースで、主に肉料理に用いられるソースです。
ぴりっとした青胡椒の刺激がよく人参のピュレ？と相性よくおいしかったです。
洋の肉料理は一緒にパンが欲しいかな。