- 21:30 7-9月期 米国四半期GDP速報値
が発表されます。
以下の数値は前月確定値発表分までの最新値を反映しています。
市場予想(前回結果)
・GDP前期比年率+3.3%(+4.2%)
・GDPデフレータ+2.1%(+3.3%)
・コアPCEデフレータ+2.0%(+2.1%)
・PCE+3.2%(+3.8%)
市場予想が改定される可能性があるのでご注意ください。事前差異判別式の解は△1.1となっています。
過去反応平均跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(3/2)
・直後1分足23/16(17/13)
・直後11分足26/19(22/13)
最近(2018年)の反応は小さくなっています。
過去反応方向及び取引方針
・直前10-1分足は、事前差異との方向一致率が75%となっています。同じ方向に3pipsを狙います。
・直前1分足は、過去陰線率が75%です。ショートで2・3pipsを狙います。
・指標発表直前に、事前差異と同じ方向にポジションをオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切です。
・追撃は早期開始し短期利確を繰り返します。
・直後11分足は実態差異との方向一致率が24%です。もし直後1分足が素直な方向に反応していたら、その後は逆張りの機会を窺います。
以上
【事後検証】
米国GDP速報値発表結果は、GDPとPCEが市場予想を上回ったため、一見すると良い結果に見えました。特にPCEは前期確定値と同値+4.0%で、速報値段階で2四半期続けて+4%以上となったことは2012年以降初めてです。
けれども、過去の反応方向を基準に求めた判別式の解を見ると、事後差異こそ+0.3でしたが、実態差異は△3.4となっています。
反応は、事前差異(負)に対応する直前10-1分足こそ逆方向(陽線)に動きましたが、発表時刻を跨いだポジションは事前差異(負)と同じ方向(陰線側)にまず跳ねて(数秒間)、それから事後差異(正)と同じ方向に直後1分足が向かいました。そして、直後1分足終値(陽線側)がつくと、実態差異(負)と逆側に反応を伸ばしました(陽線)。
その後、USDJPYだけでなく、主要通貨ペアで軒並みUSDが売られたことを踏まえると、指標発表前後に限ってはほぼ過去の傾向通りの動きだったと言えます。
取引結果を下表に示します。
本指標では1年ぶりの取引でした。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
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注記以上