日経平均こそ午前に一時大きく下げたものの、日本時間と欧州午前はJPYが売られUSDやGBPが買われました。現在、ダウ先物も前日終値より高値推移しているようです。
米国ではさすがに政府機関閉鎖への批判が高まっており、「そろそろ?」という読みも出始めています。でも、彼はそういう人物なのでしょうか。
英国では、合意無き離脱よりは離脱延期の声が高まっているようです。また、BOE総裁は現在の金利が中立水準より低い旨、発言したようです。
日銀金融政策決定会合結論は「市場予想通り現状維持」でした。要点は
- 結論は現状維持で、その内容は長短金利操作(短期金利△0.1%・長期金利0%程度)と資産買入目標額の維持
- 2019年の物価見通しは従来の1.4%から0.9%に下方修正
- 日銀総裁は、米中経済摩擦が海外の下方リスクをやや高めているものの「まだそのリスクが顕在化しつつある訳でないこと」と、国内不景気への対応が必要となった場合「非伝統的政策余地(短期金利操作でない対応)が狭まっている訳ではない」との見解
でした。
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明日24日は、
09:30 12月集計分 豪州雇用統計
17:30 1月集計分 独国PMI速報値
21:45 ECB金融政策発表
22:30 ECB総裁会見
が予定されています。
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豪州雇用統計
市場予想(前回結果)
・雇用者数増減+1.65万人(+3.70万人)
・常勤雇用者数予想無し(△0.64万人)
・失業率5.1%(5.1%)
・労働参加率65.7%(65.7%)
事前差異判別式の解は△4.1です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年発表分)
・直前10-1分足8/5(6/5)
・直前1分足7/5(6/5)
・直後1分足31/23(21/15)
・直後11分足36/26(24/17)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、直前10-1分足が陽線ならショートをオーダーし、直前10-1分足が陰線を形成中なら指標発表2分前から陽線側に5pips跳ねるのを待って逆張りショートします。ともに、利確/損切の目安は3・4pipsとしておきましょう。
・前月集計分のANZ広告求人件数前月比の符号と、雇用者数増減の事前差異の符号が異なるとき、ANZ広告求人件数前月比の符号と同じ方向に指標発表直前にオーダーします。
前月集計分ANZはマイナスで、雇用者数増減の事前差異の符号もマイナスなので、発表直前までに市場予想に変化がなければ、このオーダーは中止します。
・直前1分足が陰線のとき(陰線で終わりそうなとき)、指標発表直前にロングです。利確/損切は18pipsです。
・指標発表後に反応方向を確認したら、追撃は早期開始です。そして、遅くとも指標発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺います。
・直後1分足形成中に40pipsに達したら追撃開始とし、仮に直後1分足終値がそれより戻しても気にしません。直後1分足順跳幅から直後1分足終値が10pips以上戻したときは、直後1分足終値でナンピンで追撃ポジションを加えます。最初の追撃ポジションだけでの利確/損切の目安は20pips、ナンピンも加えたときは、ふたつの追撃ポジションで40pipsを利確/損切の目安とします。
抜けたら追う閾値が発表1分以内の40pipsです。
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独国PMI速報値
市場予想(前回改訂結果)
・製造業51.3(51.5)
・サービス業52.1(51.8)
・総合51.9(51.6)
事前差異判別式の解は△1.2です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年発表分)
・直前10-1分足9/5(7/4)
・直前1分足4/3(3/2)
・直後1分足10/7(17/12)
・直後11分足18/13(26/20)
過去傾向に基づく取引方針
・事前差異がマイナスのとき直前1分足が陰線なら、指標発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切です。
・直後1分足が指標発表後の実態差異と同じ方向のとき、直後1分足の方向を確認してから追撃を始めます。利確/損切の目安は5pipsとします。
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ECB金融政策発表
市場関心事
・既定「夏以降の利上げ」の時期延期の有無
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年発表分)
・直前10-1分足9/6(14/12)
・直前1分足10/7(4/2)
・直後1分足19/12(13/8)
・直後11分足23/16(21/16)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートで良いでしょう。
・直前1分足が陰線だったとき(陰線になりそうなとき)は、指標発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確・損切です。但し、直前1分足が陽線でも10pips以上跳ねたときは、ロングをオーダーします。
・指標発表後に反応方向を確認したら、追撃は早期開始し発表から1分を過ぎて利確を狙います。
以上
以下は1月24日に追記しています。
【事後検証】
豪州雇用統計
豪州指標は発表時刻の関係で、せっかく分析してもなかなか取引できません。今回本指標はほぼ1年半ぶりの取引でした。
指標結果は改善で、反応は陽線でした。気になる点は、常勤雇用者数が2か月続けて減少したことです。
取引は、直前1分足が発表直前まで陽線になるか陰線になるか判断できず、指標発表直前のロングオーダーができなかったことが残念でした。まぁこんなこともあります。
追撃ポジションもオーダーが通らず、結局、かなり高いレートでのオーダーとなりました。がしかし、失業率が市場予想より改善したことを確認し、直後1分足高値が78.44と中途半端だったので、78.5まではひとまず伸びると判断し、ナンピンで対応しました。そのナンピンも高めのレートでオーダーが通ってしまい、ちょっとひやひやしていました。
全体的には、過去の傾向通りの値動きで助かりました。
以降の本指標発表予定は、2月21日・3月21日・4月18日です。
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独国PMI速報値
指標結果は総合値とサービス業が改善で製造業が悪化でした。事後差異判別式の解は△3.2だったものの、反応は陽線でした。
指標発表時刻を跨ぐオーダーは、事前差異符号と直前1分足がマイナスで一致していたのでロングです。下表のように、その通りに取引して利確しました。結果的には過去の傾向通りの動きだった、と言えます。
がしかし、下表では背景黄色(方針外取引)と判定しました。
これは、指標発表直後の跳ねが陰線側に5pips以上あったためです。この跳ねで損切していても、間違いではありません。結果的に10数秒粘れば陽線側に転じたものの、事前に取引方針を示した際には「発表直後の跳ねで利確/損切」と記載していました。
よって、今回の取引は、指標発表直後の跳ねが過去の傾向に反したものの、その後に過去の傾向通りになっていた訳です。それを見越した訳でなく、単に「戻すかもしれない」「10pipsまで損切許容」と考えたから勝てた訳で、事前方針に忠実だった訳ではありません。
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ECB金融政策
発表内容に目新しさは、先行き見通しが成長率の下方リスク増大、という点ぐらいでした。
反応方向は、まず下に振れて、次に上に振れ、そしてまた下に振れました。
取引は大失敗で、いわゆる「往復ビンタ」でいいとこ無しとなりました。こんなこともあります。
次回は3月7日、以降は4月10日、6月6日に、ECBは政策発表を行います。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
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