【前週備忘】
前週は大きな指標発表がなかったこともあり、今週も同じです。今週からは、豪州よりも欧米に注目です。どちらかと言えば、大きなイベントが続くので経済指標は軽視されるでしょう。
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前週の成績を纏めておきます。
・事前分析成績は4勝2敗(分析採用回数6回、的中率67%)
・事前分析の取引方針を採用できなかったことは、前提を満たさずに取引できなかったことが7回、判定不可及び取引不可だったことが3回で、計10回です(17回の取引を事前準備し、うち7回で取引可能=方針採用率41%)
・過去分析に基づく事前方針に沿った取引は3勝1敗でした(勝率75%、事前準備した取引方針17回に対する方針実施率24%)
・それとは別に、過去分析に基づかない、もしくはポジション保有時間延長による取引は1勝0敗でした(全取引に対する方針順守率86%)
・取引時間は16分51秒、損益は+7.22pips、1分足1本当たりの損益は+0.4pips
【今週指標】
今週は、経済指標以外でのイベントが多い週です。
週前半のFRB議長の議会証言では、今年の利上げが1回という予想(市場は0回を織込み中)が裏付けられたり、FRB資産縮小の停止の方法論が判明すれば、今後緩やかにUSD上昇が続く材料となります。逆に、月曜は主要な経済指標発表予定もないことから、USDは動かない展開が予想されます。
また、3月下旬に米中首脳会談が予定されている以上、米中貿易交渉の決裂はないでしょう。閣僚級の貿易交渉は覚書で纏まり、3月1日の追加関税が回避されるとの解説が多いようです。28日は、米国GDP速報値の低下が予想されているものの、貿易交渉が纏まるなら事前・初期に下げてもどこかで戻し始める展開が予想されます。
FRB議長証言が利上げ停止・資産縮小停止でない場合と、米中貿易協議の決裂が起きない限り、サプライズはなく弱いUSD高です。これらでサプライズが起きた場合はUSDが大きく売られる側でしょう。米朝会談の結果は、よほどのサプライズがない限り、チャートに与える影響はもう小さいと見込みます。
これらのことでは、JPY買材料の弱まりの方が気になります。USD買材料として考えるには、次のGBPとEURの動きを踏まえておきたい週です。
離脱期限が延期とならなかったとき(合意なき離脱)には、GBPがどれだけ下げるか注意が必要です。離脱期限の延期有無がどちらでも確定したら、GBPもEURも取引量が大きい通貨のため、それがUSDJPYの方向にも影響するでしょう。
2月25日(月)
注目指標なし
2月26日(火)
19:00 BOE総裁発言
24:00 FRB議長上院証言・2月集計分 米国CB消費者信頼感指数 ・1月集計分 米国新築住宅販売件数
2月27日(水)
24:00 FRB議長下院証言
2月28日(木)米中貿易協議期限、米朝首脳会談
10:00 2月集計分中国(Caixin)PMI
22:30 10-12月集計分 米国四半期GDP速報値
3月1日(金)米法定債務上限適用停止期限
時間不詳 2月集計分中国新車販売台数
10:45 2月集計分中国PMI
18:30 2月集計分 英国製造業PMI
19:00 2月集計分 欧州HICP速報値
22:30 12月集計分 米国PCEコアデフレータ
24:00 2月集計分 米国ISM製造業景況指数
以上