・22:30 11月集計分 米国Phil連銀製造業景気指標
・24:00 10月集計分 米国中古住宅販売件数
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米国Phil連銀製造業景気指標
同時発表は週次失業保険申請件数です。
2015年以降、ややPhil連銀製造業景気指数の方がチャートへの影響力があります。
市場予想(前回結果)
・指数 +7.0(+5.6)
事前差異判別式の解は+1.4でした。
過去平均順跳幅/同値幅(2019年)
・直前10-1分足 6/4(5/4)
・直前1分足 3/2(2/1)
・直後1分足 8/5(8/6)
・直後11分足 11/7(10/8)
過去傾向に基づく取引方針
・以下の前提を満たすとき、指標発表1分前頃に以下のようにポジションを取得し、指標発表前までに解消します。
(1) 事前差異判別式の解の絶対値が1.5を超えているとき、その解の符号と同方向にポジションを取得します(期待的中率67〜75%)。現時点の事前差異は+1.4ですが、指標発表前に修正されることもあります。
(2) 直前10-1分足値幅が6pipsを超えたら、その逆方向にポジションを取得します(期待的中率67%)。
但し、直前1分足順跳幅は過去平均で3pipsしかなく、しかも70%はその平均以下だったため、狙いはせいぜい1・2pipsということになります。
(1)(2)が矛盾していた場合、(2)を優先します。
・直前10-1分足値幅が8pipsを超えたら、指標発表直前に同方向にポジションを取得(期待的中率67%)し、発表から1分以内に決済します。
・追撃は、直後1分足順跳幅が8pipsに達したら、直後1分足終値がついた時点で直後1分足値幅方向にポジションを取得し、直後11分足終値がつくまでに決済します(期待的中率70%以上)。
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米国中古住宅販売件数
市場予想(前回結果)
・前月比 +1.4%(△2.2%)
・件数 547万件(538万件)
事前差異判別式の解は+3.6でした。
過去平均順跳幅/同値幅(2019年)
・直前10-1分足 6/4(5/4)
・直前1分足 3/2(1/1)
・直後1分足 4/3(3/3)
・直後11分足 8/4(6/4)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は、直前10-1分足値幅が過去平均の2倍超のとき、それと同方向(期待的中率67%)
指標発表前に決済で、それまでに2pips利確可能ならその時点で決済
・もし直後1分足順跳幅が過去平均値の1.5倍超に達したら、直後1分足終値がついた時点でそれとは逆方向にポジションを取得(期待的中率71〜100%)
直後11分足終値がつくまでに決済で、それまでに直後1分足値幅を半値以上戻したらその時点で決済
以上
以下は11月22日に追記しています。
【事後検証】
米国Phil連銀製造業景気指標
本指標発表前22:08頃、「事情に詳しい匿名の関係者が、米中が貿易合意に達するのが難しくても、12月15日に米国が予定している中国製品への新たな関税発動は、延期される公算が大きい、と述べた」旨、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストが報道しました。
これを受けて、本指標発表前に16pipsの跳ねが起きたものの、報道元が香港紙ということもあり、すぐに戻しました。
指標結果は予想・前回を上回ったものの、反応はUSDJPYの反応は陰線でした。
同時発表が行われた週次失業保険申請件数は増加(悪化)でした。今回の反応は本指標よりも失業保険申請件数の結果に素直となっていました。
但し、EURUSDも発表直後は本指標よりも失業保険申請件数の結果に素直な方向だったものの、その後、反転しています。
今回は、EUR<USD<JPYという強弱関係下での発表だったのでしょう。
取引は、この雰囲気に便乗できただけでした(方針外取引)。
なお、本指標次回発表は12月19日22:30です。
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米国中古住宅販売件数
発表結果は前回・予想を上回り、反応は素直に陽線でした。
ブルームバーグによれば「(結果改善は)住宅ローン金利低下と所得改善が背景」との解説です。また、本指標とは直接関係ないものの「販売に対する在庫比率が3月以来の低水準」との指摘もありました。
同時発表された欧州消費者信頼感速報値は改善、米国景気先行指数総合指数(前月比)は同値、で、反応方向は過去傾向通りに本指標結果に従っていました。
なお、取引は事前方針が全て前提不成立でした。
これはこれで、現在のボラティリティの低さを踏まえれば、問題ありません。
なお、方針外取引で結果改善を見込んだポジションが利確できました。
次回本指標発表は12月19日24時の予定です。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
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注記以上
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