ワクチン:18日時点における主要国ワクチン接種率は、英国6.65%、米国3.71%、独国1.37%、仏国0.74%。
米国:20日、新大統領の就任式を迎える。ワシントンは州兵による厳戒警備が行われている。就任後、直ちに前政権政策の変更を行うと見られているのは、WHO復帰・国内コロナ対策強化、地球温暖化対策のパリ協定復帰、国境の壁建設中止・各種移民への規制緩和とイスラム圏からの入国禁止撤回など。
豪州:中国は、昨年12月の豪州産の石炭・銅鉱石・銅精鉱の輸入が0だったと発表。
中国:20日、春節(2月28日〜3月8日)の帰省をするためには、7日以内の新型コロナウイルスの陰性証明を義務づけた。春節中の移動人口は延べ17億人と予測されている。
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明日21日は、
・09:30 豪州雇用統計 (12月集計分)
・12時頃 日銀金融政策決定会合
・15:30 日銀総裁会見
・21:45 ECB金融政策
・22:30 ECB総裁会見、米国週次失業保険申請件数・米国建設許可件数(12月集計分)・米国Phil連銀製造業景気指数
の発表があります。
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豪州雇用統計
このところ、ABSやANZの発表した求人広告件数は急増しています。そしてANZの場合、求人広告件数が2%以上増加した翌月の雇用者数は前月を上回る傾向があります(期待的中率72%)。今回雇用統計の12月集計分の場合、11月集計分のANZを参照すると、前月比+13.9%となっています。それにも関わらず、今回の雇用者数増減の市場予想は低すぎる気がします。
失業率は対前月0.1%改善と予想されています。失業率が対前月0.2%以上改善したり、市場予想通り0.1%の改善でも雇用者数増減が6.5万人以上ならば、発表直後の反応は陽線と予想されます。
市場予想(前月結果)
・雇用者数増減+5.00万人(+9.00万人)
・失業率 6.7%(6.8%)
・労働参加率 66.2%(66.1%)
事前差異判別式の解は+1.6です。
過去平均順跳幅/値幅pips(2020年発表分)
・直前10-1分足::6.7/ 4.6( 6.1/ 3.8)
・直前1分足::::::5.8/ 3.8( 3.2/ 2.1)
・直後1分足:::::26.9/20.4(17.3/12.0)
・直後11分足:::31.6/22.8(23.3/15.9)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異判別式の解の符号と同方向にポジションを取得し、指標発表1分前までに解消します。今回はロングです。
・事前差異判別式の解の絶対値が1.8以下のとき、指標発表直前にその符号と同方向にポジションを取得し、発表後1分以内に解消します。今回はロングです。但し、直前10-1分足値幅が17.5pips超の陰線だったときはショートです。
・指標発表直前に直前1分足値幅と逆方向にポジションを取得し、発表後11分以内に解消します。
・直後1分足順跳幅が15pips超に達したら、直ちに同方向への追撃を開始し、直後11分足順跳幅での利確を狙います。
・直後1分足終値がついたらその値幅方向に追撃し、発表後11分以内に解消します。
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ECB金融政策
ECBの政策金利は既に△1%で、直近の政策変更は昨年12月の追加金融緩和で、内容は資産購入規模の拡大と延長でした。なお、TLTRO(銀行への貸出条件付き長期資金供給オペ)の規模については、一部理事の反対で当初議案(各銀行の適格融資残高の60%)よりも縮小(同55%)されたことが判明しています。
13日の講演でECB総裁は21年のEU圏成長率見通しを3.9%に維持したものの、4月以降も封鎖措置が継続したり、ワクチン接種が遅れる場合を踏まえた数字ではない旨を述べています。
市場予想(前回結果)
・現状維持(資金供給枠の拡大と延長)
過去平均順跳幅/値幅pips(2020年発表分)
・直前10-1分足::8.7/ 5.4( 2.4/ 1.1)
・直前1分足::::::9.3/ 6.5( 3.7/ 1.4)
・直後1分足:::::18.7/12.2(14.2/ 9.5)
・直後11分足:::22.3/14.9(15.7/ 6.4)
過去傾向に基づく取引方針
・発表後、初期反応方向に追撃し、1分以内に解消します。
・直後1分足終値がついたらその値幅方向に追撃し、発表後11分以内に解消します。
・直後3分足終値がついたらその値幅方向に追撃し、発表後11分以内に解消します。上記1分後からの追撃方向と逆で両建てになっても構いません。
以上
以下は21日22時半頃に追記しています。
【事後検証】
豪州雇用統計
ECB金融政策
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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