・豪州祝日
・16:00 英国雇用統計 (11・12月集計分)
・24:00 米国CB消費者信頼感指数 (1月集計分)・RM連銀製造業指数(1月集計分)
の発表があります。
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英国雇用統計
失業保険申請件数こそ12月集計分ですが、総平均週給(ボーナスを含む週給)と失業率は11月集計分になります。
米国雇用統計での傾向を当てはめると、パートタイマーや飲食業の雇用が社員や他の職種よりも悪化すると、週給はむしろ増加するようです。英国でも同じでしょう。
失業率は11月集計分ですが、11月の失業保険申請件数は+6.43万人でした。20年7月集計分失業率は同年6月集計分よりも0.2%悪化して、3.9%から4.1%でした。このとき(7月集計分)の失業保険申請件数は+9.44万人でした。
市場予想(前月結果)
・失業保険申請件数+15.03万人(+6.43万人)
・総平均週給 +2.9%(+2.7%)
・失業率 5.1%( 4.9%)
事前差異判別式の解は△0.4です。
過去平均順跳幅/値幅pips(2020年発表分)
・直前10-1分足:12.6/ 8.8( 7.2/ 4.9)
・直前1分足::::::::6.0/ 3.9( 3.2/ 2.4)
・直後1分足::::::20.5/15.1( 6.9/ 6.0)
・直後11分足::::29.1/19.9(14.1/ 8.9)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異判別式の解の符号と同方向にポジションを取得し、指標発表1分前までに解消します。今回はショートです。
・直前1分足は、指標発表直前に事前差異判別式の解の符号と逆方向にポジションを取得し、発表後1分以内に解消します。今回はロングです。
・直前10-1分足値幅が17.7pips超のとき、指標発表直前にそれと同方向にポジションを取得し、直後11分足終値がつくまでに解消します。
・直後1分足順跳幅が41.4pips超に達し次第、追撃を開始し、直後11分足順跳幅での利確を狙います。
・直後1分足順跳幅が41.4pips超に達したら、直後直後1分足終値がつき次第、追撃を開始し、直後11分足順跳幅での利確を狙います。
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米国CB消費者信頼感指数
先に発表済のUM消費者信頼感指数速報値が前月より悪化していることを論拠に、今回の本指標悪化を予想解説している記事がネット上に散見されます。がしかし、この論法の論拠は過去実績で54%しか当たっていません。今回数値が悪化しそうな気がするなら、論拠は別に求めなければいけません。
本指標の調査は、毎月1日頃に調査票を郵送し18日頃までに得られた回答に基づきます。
トランプ前大統領支持者による議会乱入は13日でした。騒乱の予感や騒乱自体の報道が消費者心理を買いだめに向かわせるのか、手元に現金を留める方に向かわせるかはわかりません。但し、バイデン氏は11月時点で既にインフラ投資や最低時給引上げを公約していました。
市場予想(前月結果)
・消費者信頼感指数 89.0(88.6)
事前差異判別式の解は+0.4です。
過去平均順跳幅/値幅pips(2020年発表分)
・直前10-1分足:::5.8/ 3.6( 6.2/ 4.0)
・直前1分足::::::::3.1/ 2.2( 2.5/ 2.2)
・直後1分足::::::::5.9/ 3.6( 3.1/ 2.1)
・直後11分足::::10.5/ 6.7( 6.6/ 3.5)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足値幅が5.6pips超のとき、指標発表直前にそれと同方向にポジションを取得し、発表後11分以内に解消します。
以上
以下は27日11時過ぎに追記しています。
【事後検証】
英国雇用統計
全体的には予想より改善したものの、前回より悪化でした(判別式の符号から判定)。
ちぐはぐな内容に発表直後の反応には迷いが見られました。
なお、主要数値に含まれないONS発表内容として、
・3か月雇用率は75.2%で前年同期より△1.1%、給与計算済み従業員数は前年同月より△2.7%。一方、失業率は対前年同月+1.2%。
・非活動的失業者(※)は、対前年+8.7万人、対前四半期より△3.3万人。これは求職活動を止めていた人が、求職活動に復帰しつつあることを示す、と推察。
(※ 仕事を持たず、過去4週間以内に積極的に仕事を求めておらず、今後2週間以内に仕事を始めることができないため、失業者として分類されていない16歳から64歳の人)
・平均従業員給与は、やはり「低賃金の雇用の数と割合の低下」によって上向きに作用。
とのこと。
米国CB消費者信頼感指数
ネットではどちらかと言えば、UM消費者信頼感速報値の悪化を見て、本指標も悪化より解説が多かったように思えます。が、事前記載のようにそうはなりませんでした。
結果は前回・予想を上回ったものの、反応はやがてUSD売に押されました。
この結果をもたらした発表内容がすっきりしません。CBは現状の悪化・短期的見通しの改善の総合結果としています。現状は、良し悪し両極端な消費者が増えているものの、雇用を得るのが難しいという消費者が増えたようです。短期的見通しは、景気・所得・雇用のいずれも良し悪しともに減少したようです。
今は、消費者の意見が割れているのか迷っているのかさえ、はっきりしません。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は 「1. FXは上達するのか」 をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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