但し、もともとUSDJPYチャートは、日足で遅行線がレートを上抜けて追撃を示唆し始めており、雲のねじれ部分にも達しています。EURUSDやGBPUSDは、既に雲の下で目印がある位置ではありません。だから、他の主要通貨の動きを見てみましょう。
EURUSD・GBPUSDを見てみると、ADP発表後に一旦はほぼ発表前のレベルに戻したものの、再度ADP発表後のレベルになっています。主要通貨では、AUDUSDがUSDJPYと同じように、ADP発表後の水準にほぼ留まっています。
JPY固有の動きでなく、主要通貨全てがUSD買に動き始めたかも知れません。明朝までこの水準が続く、あるいは未明に半値戻しで跳ね返されていたら、潮目が変わった可能性がありますね。
115円にはオプション絡みの防戦売りが多いと聞きます。雇用統計までに115円の壁を削れれば、あとは金利発表前に長く続いた111円〜115円のレンジを上抜けするかも知れませんね。
最後に気になる点は、昨夕の欧州市場初めにEURが売られてUSDが買われている点です。EURUSDがADP発表後に一旦戻したのは利確でUSDが売られたからかも知れません。その場合、欧州大勢はまだUSDを買い上げる自信がなく、ポジションを持ち続けられない、ということです。
EURUSDやGBPUSDのUSD買加速が始まるまではちょっと不安を残しています。
ではおやすみなさい。
以上
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image