市場予想は126.8(前回127.4)で、事前差異は△0.6です(予想は27日21:00頃の値です)。
この指標は、先に発表されているUM消費者信頼感指数速報値と、ほぼ同じ調査時期でほぼ同じ調査内容です。けれども、指標結果と反応は、両指標で逆になりがちです。このことは合理的に説明できません。
指標結果に最も素直に反応しがちな直後1分足跳幅は過去平均で8pipsしかありません。但し、反応方向は事後差異に非常に素直だと言えます(期待的中率84%)。
取引にあたっては、次のことを頭に置いておいた方が良いでしょう。
事後差異がプラスなら陽線で反応しますが、マイナスなら△5以下とならない限り、陰線で反応するとは言えません。また、直後1分足終値が△5pips〜+10pipsの場合、反転リスクがあるため、追撃にも逆張りにも適していません。だから、初期反応を見てからの追撃は、直後1分足終値が△5pips以下か+10pips以上のときに限定した方が良い訳です。
こんな指標ですから、夜更かししてまで取引しないかも知れません。興味があれば、 こちら を事前に一読頂ければ幸いです。
以上
【事後検証】
以下は8月29日06:30頃に追記しています。
まず、分析検証です。
ロイターに依れば、今回数値は「2000年10月以来約18年ぶりの高水準」だったそうです。 直近ピークの2018年2月集計分は130.8なので、それも大きく上回ったことになります。
先日発表されていたUM消費者信頼感指数速報値は、11か月ぶりの低い数値だったことと対照的な結果となりました。
大きく市場予想を外したものの、ロイターの予想参加者は55人と少なくありません。やはりUMの数値低下が影響したのでしょう。
次に取引結果です。
指標発表時刻を跨いだポジションはオーダーできませんでした。本指標でそのタイミングでの取引は、指標推移の上昇/下降基調が明確なときだけです。現状は、どちらかと言えば停滞気味なので、取引を見合わせました。
背景が黄色の取引はシナリオ外取引です。指標発表値が直近ピークを上回る大きな改善だったことを、発表から30秒ぐらいして確認できたので、追撃ポジションを取りました。ポジションは10分ほどで利確しましたが、チャートではその後10分ぐらいで更に反応を10pipsばかり伸ばしていたようです。
まぁ、そういうことは考えても仕方ありませんが。
本指標次回発表は9月25日です。
以上
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