本日は、豪州小売売上高の発表が10:30、英国製造業PMIの発表が17:30、にありました。さすがにこの時間に取引はできません。よって、以下は分析結果検証のみで、取引結果検証は行えません。
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まず、 豪州小売売上高 の分析検証です。
指標結果は前回・予想を下回り、反応は陰線で素直でした。
一方、事後差異判別式の解の大きさは0.3で、直後1分足値幅は14pipsでした。この結果は、事後差異0.1あたり4.1pipsという回帰式に当てはめると12.3pipsなので、ほぼ過去の傾向通りの反応程度だったと言えます。
ロイターの解説記事に依れば、この結果は「RBA(豪中銀)の失望を誘う内容」で、明日のRBA金融政策発表では「政策金利の1.5%据え置きがほぼ確実視されている」とのことです。
けれども、いつもの話の通り、そんなことは経済に対して興味があるヒトの話です。
直前1分足は、ポジションの根拠が不成立でした。
指標発表後の追撃は、直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を超えているので、判定は〇とします。
この判定について補足します。
分析を当てても取引に負けることなんて、よくある話です。がしかし、分析は分析だけの成績を検証し、取引を行えたときは取引成績を検証しないと、効率よく稼げない原因がどっちにあるのかがわかりません。両者の良し悪しを別々に判定するのはそのためです。
なお、次回本指標発表は10月5日です。
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次に、 英国製造業PMI の分析検証です。
指標結果は、2017年11月集計分をピークに下降基調継続で、2016年7月集計分を下回りました。
ロイターの解説記事に依れば、この結果は新規受注の低迷を原因と指摘しています。合意無きEU離脱が迫る時節柄、対EU輸出手続きが不透明なためか、輸出受注の落ち込みが2016年3月集計分以来の水準だったそうです。
新規受注が低迷している以上、これから暫くの間は製造業PMIが例え前月より改善しても、それが大きな改善になることはないでしょう。
けれども、いつもの話の通り、そんなことは経済に対して興味があるヒトの話です。
直前1分足は、ポジションの根拠が不成立でした。
指標発表後の初期反応方向への追撃は、うまくいったと思われます。論拠は次の通りです。
まず、直後1分足始値は直前1分足終値143.33を採用します。指標発表から数秒で143.13まで20pips下げた後、10秒後には143.23まで10pipsを戻しています。その後、指標発表から1分過ぎまでに143.08まで下げ続け、そこからは小さな上下動をしながら直後11分足は143.11で終えました。指標発表から10〜30秒の間に追撃を開始した場合、その後10分後までのいつ決済しても利確できたはずです。
よって、判定は〇とします。
指標発表後1分を過ぎてからの再追撃は、上下動を利用しての小さな利確の積み重ねを狙うことにしていました。がしかし、上下動が小さ過ぎたことに加え、僅かに戻し基調で推移しています。こうした値動きでは、再追撃で利確することは難しかったと思われます。
よって、判定は●とします。
次回本指標発表は10月1日です。
以上