「富野由悠季の世界」は全国6会場で順次公開されています。静岡では県立美術館で2020年の9/19-11/8まで展示。閑静な山の中にあるちょっとイカした美術館ですよ。
富野由悠季は、ご存知かと思いますが「機動戦士ガンダム」などを監督した方です。現在76歳ぐらいのはず。まだまだ現役です。というか、死ぬまでアニメ作っていそう。
「虫プロ」に入社して「鉄腕アトム」を作っていた頃から、現在の「Gのレコンギスタ」までを、一気に回顧しようという無謀な展覧会です。とてつもなく膨大な量の絵コンテや演出ノート、設定資料、原画等々から「ごく一部」だけを抜粋して紹介していますが、全部をじっくり見て回ると半日では終わらないかも。というか、これを企画・実現した学芸員の執念が怖い。「イデオン」とかまた全話見たの? 死にますよ。
富野氏直筆の資料のほかにも、アニメ制作にかかわる資料が山ほど展示されているので、興味がある人にはたまらないかもしれない。お子さんも結構来ていたけど、どちらかというと、連れてきた親御さんの方が真剣に見ている。
管理人的には、全盛期の安彦良和さんのエンピツ生原画が見れたのと、若かりし頃の永野護くんの原画が見れて、ちょっとお得でした。安彦さんのエンピツの線、超絶的に美しいですよ。
余談ですが、静岡県立美術館では、この「富野展」の前に「みんなのミュシャ展」をやっていました。
あのアルフォンス・ミュシャの作品を、影響を与えた現在のマンガ等も含めて250点ぐらい、どかんと盛大に見せてくれるという涎が出そうな展覧会です。
じつは管理人の住むN市でも2020年の4〜6月に開催の予定でしたが、コロナ直撃の影響でスパッと中止にされています。ぐわあ。
もの凄く見たかったので、せめてパンフレットだけでも欲しいと思って売店のお姉さんに聞いてみたら、
「えっと、売り切れです」
ということでした。
みんなコロナが悪いんだ。
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