毎年2月中旬から3月中旬は、所得税の確定申告期です。サラリーマンの方は縁がない人も多いと思いますが、自営業の人や、副業がある人などは「うわ、もうそんな時期!」と焦る季節です。
管理人は所得税の確定申告も毎年やっていますが、贈与税の確定申告もやっています。
贈与税の申告時期はちょっと早くて、2月1日からです。
何を貰っているかというと、親から先祖代々の土地を区分移転しているのです。
土地を丸ごと一気に貰うのではなく、1/10とか1/4に分けて、少しずつ持分を増やしてゆくのです。
いわゆる「生前贈与」ですが、現金と違ってけっこうめんどくさい。
毎回登記が発生する上に、不動産取得税がやってきて、ついでに贈与税がかかります。
さらにいうと、持分が100%になると(全部自分の財産になると)、固定資産税もやってきます。それは毎年やってきます。
不動産は維持するだけでもお金が必要なのです。
不動産は上手く扱えば、維持コスト以上の利益がもたらされますが、周辺環境や社会情勢などの影響からは逃れられないので、絶対安全な資産というわけではありません。
ただし、最悪の状況として、とんでもないインフレや預金封鎖などが起きた場合、通貨よりは不動産の方が資産としての堅牢性は高いと思っています。そんな日が来るのでしょうか。来たら困るよね。
ということで、贈与税の申告書です。
税理士さんに頼めばやってくれますが、もちろんタダではない。自分でやればタダです。
国税庁のサイトから、申告書作成コーナーに行くと、誰でも簡単に作れちゃいます(うそ)。
土地の贈与の場合は、路線価図の見方を勉強しておく必要があります。
詳しく説明しませんが、土地の評価はプロでも間違うことが多いので注意が必要です。贈与税申告書よりも、その前に作る「土地等の評価明細書」のほうが難しい、というか、こっちが本命です。
管理人は、土地の間口や奥行きの資料がなかったので、巻き尺を持って実測に行ってきました。
そんな手間暇をかけて、ようやく申告書が出来上がりました。
申告は2月1日からですが、じつはそれより早くても別に断られることは無いのです。
国は電子申告(e-tax)を推奨していますが、管理人はあえてアナログな方法で申告・納税しています。
あまり国家を信用していないからです。
自分でやると、いろいろ分かることも多いのです。
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