「乙嫁語り」の基本的な主人公は、アミルさん(20)とそのご主人のカルルク君(12)ですが、14巻ではアミルのお兄さん(アゼル)たちのお話がメインです。
舞台となるのが19世紀の中央アジア(カスピ海の周辺)で、ロシア帝国の侵攻が始まりつつあります。アゼル達の草原の一族と街の一族が会談を開き、それに対抗するために同盟を結ぶことになります。草原の一族の結束を固めるため、ハルガル族のアゼルはジャンディク族の娘を嫁に貰うことになりますが、娘が認めた男にしか嫁がせないという条件がつきます。勝負は「馬競べ」。
ということで、今回は中央アジアの雪原を、馬で爆走するお話です。
「馬」とか「馬具」とか「民族衣装」とか、あらゆる角度から描きまくっています。スゴイよ。
森先生はディティールをきっちり描くタイプの人なので、絵を見ているだけでわくわくします。
誰に強制されたわけでもないのに、ペルシア絨毯の柄を、延々と描き込んでいます。怖いぐらい。
森先生はデジタル派ではなく、紙にペンで描いているそうなので、できれば手伝ってあげたい。
ちなみに「乙嫁語り」は、通常サイズのコミックスとは別に、大きなサイズのワイド版も発行されています。
そうです。できるだけ大きなサイズでお楽しみいただきたい作品なのです。
原画を見たいなあと思ったら、じつは原画展もやっているのです。
ものすごく行って見たい。
京都で2022年の12月までやっている。
そうだ、京都行こう