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2015年06月02日
燃えつきるまで (幻冬舎文庫) 唯川 恵
少し前のことになりますが、その頃とにかく恋愛のことばかり考えていて、参考にならないかと思い、本棚にあった本を読んでみました。
31歳の女性が5年間付き合った男から別れを告げられることから始まる話。主人公は失恋により心と体の調子を失ってしまい、次第に追い詰められていきます。
あるときは自分自身に。
あるときは友人からの情報に。
あるときは別れた男が新しい恋人を見つけたことに。
あるときは仕事での失敗に。
そうして自分が抱え込んでいた感情の全てを出し切った後、ようやく立ち直りを見せるようになります。
この本からは、失恋一つでものすごい喪失感があるのだなということを感じます。失恋といっても、片思いの失恋ではなく、長期間付き合った後の失恋(年齢などの事情もある)ではありますが。自分には経験がないことなのでとても貴重な疑似体験になったな、と思います。
「たかが恋愛一つに・・・」と話す主人公やその友達に共感します。理性と感情というのは全くの別物で、人間は双方を持ち合わせた生き物である以上、仕様がないのだろう・・・と感じました。
ところで、見た目の可愛さとか、しっかりしてる感とかと、恋愛とか失恋とかに関する耐性っていうのは全く関係がないのでしょう。だとすると、考えたうえで接しなければ、相当な火傷をするはめになるのかもしれないです。まあ、自分には関係ない話ですが。
恋愛の怖さを垣間見た小説でした。
面白かったです。
31歳の女性が5年間付き合った男から別れを告げられることから始まる話。主人公は失恋により心と体の調子を失ってしまい、次第に追い詰められていきます。
あるときは自分自身に。
あるときは友人からの情報に。
あるときは別れた男が新しい恋人を見つけたことに。
あるときは仕事での失敗に。
そうして自分が抱え込んでいた感情の全てを出し切った後、ようやく立ち直りを見せるようになります。
この本からは、失恋一つでものすごい喪失感があるのだなということを感じます。失恋といっても、片思いの失恋ではなく、長期間付き合った後の失恋(年齢などの事情もある)ではありますが。自分には経験がないことなのでとても貴重な疑似体験になったな、と思います。
「たかが恋愛一つに・・・」と話す主人公やその友達に共感します。理性と感情というのは全くの別物で、人間は双方を持ち合わせた生き物である以上、仕様がないのだろう・・・と感じました。
ところで、見た目の可愛さとか、しっかりしてる感とかと、恋愛とか失恋とかに関する耐性っていうのは全く関係がないのでしょう。だとすると、考えたうえで接しなければ、相当な火傷をするはめになるのかもしれないです。まあ、自分には関係ない話ですが。
恋愛の怖さを垣間見た小説でした。
面白かったです。
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2015年06月01日
アルスラーン戦記 #9 仮面の下
アンドラゴラス王の居場所を探るべくナルサスとダリューンがパルス城に潜入する話。
そこへ銀仮面卿が現れて、ダリューンと剣を交え、ダリューンがその仮面を弾き飛ばして火傷が露わになる・・・という話でした。
ストーリーの核心に繋がるエピソードの一つが今回明らかになった訳ですね。
今回の主題はここでしょう。タイトルにもなっていますし・・・。
でもそれよりも、メッセージとして重要なのは、宗教に関する幾つかのエピソードです。
図書館の貴重な書物(この時代は電子データなんてありませんから、記録の全てといっても過言ではない大事なものです!!)を異教徒のものだからと言って焼き捨てる宗教者。
この宗教者が不細工に描かれているところには作者の意図的なものを感じますが・・・。
あるいは「イアルダボード教の教えに触れれば改宗しないわけがない!!」という思い込み。
「イアルダボート教は万民に平等だ。勿論、異教徒は差別して良いのだ」という理不尽さ。
一方でアルスラーン側の行動としては、自らの神を大事に思いながらも他の神を排除せずに考えてみようという姿勢が目立ちます。
このあたりに田中芳樹さんの宗教観が出ているのかな?と思います。
銀河英雄伝説では政治体制に関する強い思いがふつふつと描かれていましたが、今作では宗教というのがひとつのキーワードかもしれません。
そこに着目してみると、より楽しめるかもです。
あ、今回の、銀仮面とダリューンの剣闘シーンはスピードと迫力があってとても良かったです!!
「あいつは俺に殺させろ」という台詞も良かったなあ・・・。
そこへ銀仮面卿が現れて、ダリューンと剣を交え、ダリューンがその仮面を弾き飛ばして火傷が露わになる・・・という話でした。
ストーリーの核心に繋がるエピソードの一つが今回明らかになった訳ですね。
今回の主題はここでしょう。タイトルにもなっていますし・・・。
でもそれよりも、メッセージとして重要なのは、宗教に関する幾つかのエピソードです。
図書館の貴重な書物(この時代は電子データなんてありませんから、記録の全てといっても過言ではない大事なものです!!)を異教徒のものだからと言って焼き捨てる宗教者。
この宗教者が不細工に描かれているところには作者の意図的なものを感じますが・・・。
あるいは「イアルダボード教の教えに触れれば改宗しないわけがない!!」という思い込み。
「イアルダボート教は万民に平等だ。勿論、異教徒は差別して良いのだ」という理不尽さ。
一方でアルスラーン側の行動としては、自らの神を大事に思いながらも他の神を排除せずに考えてみようという姿勢が目立ちます。
このあたりに田中芳樹さんの宗教観が出ているのかな?と思います。
銀河英雄伝説では政治体制に関する強い思いがふつふつと描かれていましたが、今作では宗教というのがひとつのキーワードかもしれません。
そこに着目してみると、より楽しめるかもです。
あ、今回の、銀仮面とダリューンの剣闘シーンはスピードと迫力があってとても良かったです!!
「あいつは俺に殺させろ」という台詞も良かったなあ・・・。
2015年05月31日
全力!脱力タイムズが面白い その2
先週は不覚にも見逃してしまいました。
そこで今回は録画して視聴。
オンタイムで見たときと比べると少し臨場感(?)は薄れましたが、面白かったです。
今回の犠牲者はお笑い芸人ピースの綾部さん。
なかなかの空回り振りでした。
これ仕事とはいえ、なかなか大変ですよ。周りの人はワザとずれたことを言っていると分かっているのに、それに対して全力で突っ込んでいき、相手にされずズレていく感じを演出する。。。
それも視聴者に見抜かれないように。
自分が果たして出来るかな?と思うと、ちょっと難しそうです。
ところで今回は、真面目な部分で、印象に残る話がありました。
元官僚の岸さんが話していた会社の飲み会の話です。
日本の社会は「就職」ではなく「就社」であると話し、何をやるかが分からないまま仕事に就くのが一般的であり、欧米の職能主義とは異なるため、入社した時点では必要なスキルを持っていないことが多いのだと説明します。
・・・確かにそうです。
そして日本人はなかなか面と向かって大事なことを話すことが出来ないから、夜の飲み会の席でそれを話す。つまり仕事の伝承が飲み会の中でされている。
それが最近の若手社員は飲み会に参加しないため、この伝承がうまく機能しないのだと話します。
・・・なるほど。そうかもしれない。
と、考え出したところで話があっという間にズレだして、真剣に考え込むまでには至りませんでしたが・・・。
また来週が楽しみです。
そこで今回は録画して視聴。
オンタイムで見たときと比べると少し臨場感(?)は薄れましたが、面白かったです。
今回の犠牲者はお笑い芸人ピースの綾部さん。
なかなかの空回り振りでした。
これ仕事とはいえ、なかなか大変ですよ。周りの人はワザとずれたことを言っていると分かっているのに、それに対して全力で突っ込んでいき、相手にされずズレていく感じを演出する。。。
それも視聴者に見抜かれないように。
自分が果たして出来るかな?と思うと、ちょっと難しそうです。
ところで今回は、真面目な部分で、印象に残る話がありました。
元官僚の岸さんが話していた会社の飲み会の話です。
日本の社会は「就職」ではなく「就社」であると話し、何をやるかが分からないまま仕事に就くのが一般的であり、欧米の職能主義とは異なるため、入社した時点では必要なスキルを持っていないことが多いのだと説明します。
・・・確かにそうです。
そして日本人はなかなか面と向かって大事なことを話すことが出来ないから、夜の飲み会の席でそれを話す。つまり仕事の伝承が飲み会の中でされている。
それが最近の若手社員は飲み会に参加しないため、この伝承がうまく機能しないのだと話します。
・・・なるほど。そうかもしれない。
と、考え出したところで話があっという間にズレだして、真剣に考え込むまでには至りませんでしたが・・・。
また来週が楽しみです。
タグ: 脱力タイムズ
今週の東京喰種
ハイセの決意…
物語の中で彼の決意は常に自分を犠牲にすることを伴います。
犠牲にするということを通り越し、半ば捨て去ろうとすらようにすら感じます。
そうしなければどうすることも出来ない程の状況に追い込まれてしまうからでしょうか。
すぐに死なない喰種の体は、その代償として人間をはるかに超える痛み(人間なら死んでしまう)を浴びてしまうのかもしれません。
その痛みを浴び続けたカネキの精神はどれほど傷付いていることでしょう。
そう考えたとき、
「救われねえのな」
という西尾先輩のかつての言葉が刺さります。
「自分が消えてしまってもいい」と決意した向こうにどんな未来が開けるのか・・・
来週も、いよいよ見逃せないです。
物語の中で彼の決意は常に自分を犠牲にすることを伴います。
犠牲にするということを通り越し、半ば捨て去ろうとすらようにすら感じます。
そうしなければどうすることも出来ない程の状況に追い込まれてしまうからでしょうか。
すぐに死なない喰種の体は、その代償として人間をはるかに超える痛み(人間なら死んでしまう)を浴びてしまうのかもしれません。
その痛みを浴び続けたカネキの精神はどれほど傷付いていることでしょう。
そう考えたとき、
「救われねえのな」
という西尾先輩のかつての言葉が刺さります。
「自分が消えてしまってもいい」と決意した向こうにどんな未来が開けるのか・・・
来週も、いよいよ見逃せないです。
タグ: 東京喰種
2015年05月30日
キングダム芸人について
今週のアメトーーク!は「キングダム芸人」でした。
キングダムって何?という方に説明しますと、
古代中国・春秋戦国時代を舞台にした、秦の始皇帝とその戦友の物語です。
ヤングジャンプで現在も連載中です。
アメトーーク!はとても大好きな番組で、このキングダムも愛読書な私にとっては、予告を見た瞬間に「マジか!!来たぞこれ!!」と大興奮してしまうほど、この企画は衝撃的でした。
そして期待をして番組を見た訳ですが・・・
正直、イマイチでした。
というのも、いわゆる「ガンダム」とか「キャプテン翼」みたいな国民的な知名度はまだ無いとディレクターが判断したからでしょうか?キングダムを良く知らない人たちに、入門を勧めるというような構成で作られており、期待したような「キングダムの面白さをコアな視点から芸人さんたちが面白く語り尽くす」というような内容では無かったんです。
本当に魅力的な作品で、話して欲しいポイントは幾つもあって、そのどれが紹介されるんだろうとワクワクしていたことはほぼ全て空振りに終わりました。
全然面白さが表現されてないじゃん。。。
李牧すら話に出てこないんですよ!?
まあ、ろうあいの股間ネタは出るだろうなーと思っていたら案の定でしたけど。(あまり面白くありませんでしたが・・・)
信が成長していくポイントとなる戦いの様子も紹介されません。
島耕作に例えたり、北斗の拳に例えたり、ドラゴンボールに例えたり・・・。
そんな話を聞きたいんじゃないんですよ!!と、不完全燃焼な回でした。
これは、個人的に「キングダム芸人」として、仲間内で語り尽くすしかないですね。。。
キングダムは本当に面白い漫画なんですから。
ところでびっくりしたのは小島瑠璃子さんの羌?が完成度が高すぎたことです。
えっ、これ本物じゃない!?と思うくらい雰囲気が出ていました。めちゃくちゃ綺麗で、可愛い。鋭さがある。
これを見るだけでも今回は価値がありましたね。
世の中の一人でも多くの人がキングダムを読んでくれることを願います!!
キングダムって何?という方に説明しますと、
古代中国・春秋戦国時代を舞台にした、秦の始皇帝とその戦友の物語です。
ヤングジャンプで現在も連載中です。
アメトーーク!はとても大好きな番組で、このキングダムも愛読書な私にとっては、予告を見た瞬間に「マジか!!来たぞこれ!!」と大興奮してしまうほど、この企画は衝撃的でした。
そして期待をして番組を見た訳ですが・・・
正直、イマイチでした。
というのも、いわゆる「ガンダム」とか「キャプテン翼」みたいな国民的な知名度はまだ無いとディレクターが判断したからでしょうか?キングダムを良く知らない人たちに、入門を勧めるというような構成で作られており、期待したような「キングダムの面白さをコアな視点から芸人さんたちが面白く語り尽くす」というような内容では無かったんです。
本当に魅力的な作品で、話して欲しいポイントは幾つもあって、そのどれが紹介されるんだろうとワクワクしていたことはほぼ全て空振りに終わりました。
全然面白さが表現されてないじゃん。。。
李牧すら話に出てこないんですよ!?
まあ、ろうあいの股間ネタは出るだろうなーと思っていたら案の定でしたけど。(あまり面白くありませんでしたが・・・)
信が成長していくポイントとなる戦いの様子も紹介されません。
島耕作に例えたり、北斗の拳に例えたり、ドラゴンボールに例えたり・・・。
そんな話を聞きたいんじゃないんですよ!!と、不完全燃焼な回でした。
これは、個人的に「キングダム芸人」として、仲間内で語り尽くすしかないですね。。。
キングダムは本当に面白い漫画なんですから。
ところでびっくりしたのは小島瑠璃子さんの羌?が完成度が高すぎたことです。
えっ、これ本物じゃない!?と思うくらい雰囲気が出ていました。めちゃくちゃ綺麗で、可愛い。鋭さがある。
これを見るだけでも今回は価値がありましたね。
世の中の一人でも多くの人がキングダムを読んでくれることを願います!!
2015年05月29日
世の中を良くしたいなんて思っても・・・それだけでは何も変わらなかった。
世の中を良くしたい!
・・・とかつては心に思っていたはずなんですが、気が付けばいつのまにか年月が過ぎ、結果として世の中のためになることなんて対して出来ていなかったように思います。
一方、逆に「別に世の中を良くしようなんて思っていなかったはずの人」が、結果として社会の発展に貢献していたことを目の当たりにしてしまい、愕然としました。
何故なんだろう?
と思った時、それは「世の中」という漠然としたものに対して貢献したいということを考えていたからではないか、という仮説に辿り着きました。
結果を出すためには、その目標や対象が明確であればあるほど成功率が上がります。
これは一般的に言われていることです。
では「世の中を良くしたい」という思いはどうでしょうか?
そうです。
目標や対象が、これでは何も明確になっていないのです。
漠然としたイメージを持つことは悪いことではありませんが、実際にそれを形にしようとしたならば、もっと具体的なものに落とし込まないと一人の人間の力では何も出来ないのではないでしょうか。
だから「世の中を良くしたい」というあやふやな綺麗事を思っていただけの私には、何も形に出来ていないということなのでしょう。
であれば、もっと目の前の具体的な何かに、そのイメージを落としこんで、明確な目標を持たなければなりません。そうすれば私も、将来振り返った時に、「結果として世の中に貢献できた人」の仲間に入れるのかもしれません。
それが一歩を踏み出すということなのかもしれません。
・・・とかつては心に思っていたはずなんですが、気が付けばいつのまにか年月が過ぎ、結果として世の中のためになることなんて対して出来ていなかったように思います。
一方、逆に「別に世の中を良くしようなんて思っていなかったはずの人」が、結果として社会の発展に貢献していたことを目の当たりにしてしまい、愕然としました。
何故なんだろう?
と思った時、それは「世の中」という漠然としたものに対して貢献したいということを考えていたからではないか、という仮説に辿り着きました。
結果を出すためには、その目標や対象が明確であればあるほど成功率が上がります。
これは一般的に言われていることです。
では「世の中を良くしたい」という思いはどうでしょうか?
そうです。
目標や対象が、これでは何も明確になっていないのです。
漠然としたイメージを持つことは悪いことではありませんが、実際にそれを形にしようとしたならば、もっと具体的なものに落とし込まないと一人の人間の力では何も出来ないのではないでしょうか。
だから「世の中を良くしたい」というあやふやな綺麗事を思っていただけの私には、何も形に出来ていないということなのでしょう。
であれば、もっと目の前の具体的な何かに、そのイメージを落としこんで、明確な目標を持たなければなりません。そうすれば私も、将来振り返った時に、「結果として世の中に貢献できた人」の仲間に入れるのかもしれません。
それが一歩を踏み出すということなのかもしれません。
2015年05月27日
ある日空を見上げたときに感じたこと
晴れた日に空を見上げると、見渡すかぎり真っ青で、何だか青い蓋をされたかのような閉塞感を覚えていました。
その感覚がいつのまにか自分を支配し、太陽、月、星も、全てプラネタリウムに投影されたかのように、空という天井に投影される像のように認識をしていました。
それが先日、夜空に静かに光る明るい月を見た時に、「空に浮かんだ球体だ」という存在感を唐突に感じて驚きました。
そして同時に、
「空は蓋ではなく、地球は閉塞されていない。
この空の向こうには果てしない空間が広がっていて、その途中に月や太陽、その他の惑星やその向こうに様々な星が存在しているんだ」
という感覚を初めて体感したような気がしました。
味わったことのない感覚に戸惑い、少し呼吸が荒くなっていました。
そうか、自分は今、広大な宇宙の中の一角に存在しているんだ・・・
こんな風に、宇宙の広がりを体感することはありますか?
今もその感覚を思い出すと、何だかこそばゆいような感じを覚えます。
不思議な感覚です。
その感覚がいつのまにか自分を支配し、太陽、月、星も、全てプラネタリウムに投影されたかのように、空という天井に投影される像のように認識をしていました。
それが先日、夜空に静かに光る明るい月を見た時に、「空に浮かんだ球体だ」という存在感を唐突に感じて驚きました。
そして同時に、
「空は蓋ではなく、地球は閉塞されていない。
この空の向こうには果てしない空間が広がっていて、その途中に月や太陽、その他の惑星やその向こうに様々な星が存在しているんだ」
という感覚を初めて体感したような気がしました。
味わったことのない感覚に戸惑い、少し呼吸が荒くなっていました。
そうか、自分は今、広大な宇宙の中の一角に存在しているんだ・・・
こんな風に、宇宙の広がりを体感することはありますか?
今もその感覚を思い出すと、何だかこそばゆいような感じを覚えます。
不思議な感覚です。
2015年05月26日
読む本を選ぶことについて
アマゾンを巡回していたとき「あ、面白そうだな」と思った本があり、とりあえずレビューを読んでみました。
ジャンルで言えばビジネス本で、内容的には起業家に向けた本らしい。
でもやっぱり結構面白そうだな・・・と思ってレビューを見ていると、一つの言葉が飛び込んできました。
「起業家に向けた本で、内容は参考になりそうなことが書かれていましたが、私自身は起業家でも経営者でもないので素晴らしさのおそらく3分の1程度しか分かりませんでした」
このさりげない言葉は、私に対してはものすごくインパクトのあるものでした。
というもの、経営者や起業家が書いた本って、割と好きなんです。
自分と全く違う生き方をしてきた人たちのエピソードは刺激的ですし、そのような世界で生きてきた経験から紡ぎだされる含蓄のある言葉は「ためになる」と思っていたからです。
勿論そうなんでしょう。
でも一方で、少しモヤモヤしていたものが常にどこかにあったんですよね。
それが明確に突きつけられた気がしたんです。
「自分は経営者ではない」ということを。
「それなのに何故経営者の生き方から学ぼうとするのか?」
「今の自分をしっかりと見ていない、認めていないのではないか?」
という問いかけとともに。
改めて考えるとそうかもしれません。
単純に趣味で楽しく読めるのならそうかもしれませんが、もし何かを学ぼうとしてその本を手に取るのであれば、本を読む自分をまずはしっかり見てからでないと、どんな本から学ぶことがいいのかは分からないはず。
そこをまず考えてみようよ。
そう言われた気がしました。
何を目指しているのか、何に悩んでいるのか、何を好きなのか、何を楽しいと思うのか・・・。
「そこを見失ってしまうと何もかもが自分を通り抜けていき、後には虚しさと悲しさしか残らないのかもしれないのかもしれない」と想像して、少しゾッとしました。
いい気付きにしたいです。
ジャンルで言えばビジネス本で、内容的には起業家に向けた本らしい。
でもやっぱり結構面白そうだな・・・と思ってレビューを見ていると、一つの言葉が飛び込んできました。
「起業家に向けた本で、内容は参考になりそうなことが書かれていましたが、私自身は起業家でも経営者でもないので素晴らしさのおそらく3分の1程度しか分かりませんでした」
このさりげない言葉は、私に対してはものすごくインパクトのあるものでした。
というもの、経営者や起業家が書いた本って、割と好きなんです。
自分と全く違う生き方をしてきた人たちのエピソードは刺激的ですし、そのような世界で生きてきた経験から紡ぎだされる含蓄のある言葉は「ためになる」と思っていたからです。
勿論そうなんでしょう。
でも一方で、少しモヤモヤしていたものが常にどこかにあったんですよね。
それが明確に突きつけられた気がしたんです。
「自分は経営者ではない」ということを。
「それなのに何故経営者の生き方から学ぼうとするのか?」
「今の自分をしっかりと見ていない、認めていないのではないか?」
という問いかけとともに。
改めて考えるとそうかもしれません。
単純に趣味で楽しく読めるのならそうかもしれませんが、もし何かを学ぼうとしてその本を手に取るのであれば、本を読む自分をまずはしっかり見てからでないと、どんな本から学ぶことがいいのかは分からないはず。
そこをまず考えてみようよ。
そう言われた気がしました。
何を目指しているのか、何に悩んでいるのか、何を好きなのか、何を楽しいと思うのか・・・。
「そこを見失ってしまうと何もかもが自分を通り抜けていき、後には虚しさと悲しさしか残らないのかもしれないのかもしれない」と想像して、少しゾッとしました。
いい気付きにしたいです。
タグ: 読書
なぜ本を読むのかという、ふとした疑問
なぜ人は本を読むのだろうかという疑問がふっと湧いてきましたので、ちょっと考えてみたいと思います。しかし人といっても、他人のことは良く分からないので、自分に置き換えて考えてみます。
「自分はなぜ本を読むのか」(※漫画も含む)
シンプルな答えは、
「面白いから読む」
というものです。
本を読むのがそもそも苦痛なら、他人に強いられない限り読むことはないでしょう。
ではなぜ面白いのか?
この問いにはシンプルに答えることは出来ません。いろいろなことが次々と自分の中で浮かび上がってきます。
一つには、自分の知らない知識があるから。
一つには、物語を疑似体験できるから。
一つには、好きな人が書いた本だから。
一つには、暇でやることが他にないから。
一つには、読んでいると何か落ち着くから。
この他にも色々な答えが浮かび上がり、波紋を起こし、複雑な模様を精神作用の中に描いていくのが感じられます。
何が一番主になるのだろう?と漠然と思考を広げていったとき、思い浮かんだ一つのビジョンは、アニメ「PSYCHO-PASS」で、主人公の敵役である槙島聖護が自分をメンテナンスするために本を読んでいる場面です。
なるほど、自分の精神作用の鏡としての役割もあるなあ、と思い出されました。
自分の気に入った本のページをパラパラとめくり、指や目から得られる情報がその瞬間の自分自身にどう響いてくるか、それを彼は確かめているのでしょう。
チューニングをしているとでも言うのでしょうか。
同じ本でも、読む時々によって感じるものは違います。
書かれている内容は同じなのに、不思議なものです。
それは瞬間瞬間の自分自身という存在が常に変化しているからに他なりません。
その意味で内容が変わることのない一冊の本が、自分自身がどう揺らいでいるかを確認するツールになるのかもしれません。
自分で言えば、ツールに使える本は一体何があるだろうかと考えると「コレだ」と言い切れる本は今のところ無いというのが実感です。
ならば、僕はその本に出会うために、本を読んでいるのかもしれません。
それは言い換えれば、自分の存在を確かめるため・・・なのかもしれません。
・・・なんて格好良いことを書いてみたものの、基本的にはミーハーで「あの人が書いたものだから読みたい!」「何か役に立ちそうなことが書いてあるかもしれないから読んでみよう」「めっちゃ面白い!続きが読みたい!」みたいな適当な感じで面白いから読んでいるのに過ぎないんですけれどね。
単純に中毒かもですね。
「自分はなぜ本を読むのか」(※漫画も含む)
シンプルな答えは、
「面白いから読む」
というものです。
本を読むのがそもそも苦痛なら、他人に強いられない限り読むことはないでしょう。
ではなぜ面白いのか?
この問いにはシンプルに答えることは出来ません。いろいろなことが次々と自分の中で浮かび上がってきます。
一つには、自分の知らない知識があるから。
一つには、物語を疑似体験できるから。
一つには、好きな人が書いた本だから。
一つには、暇でやることが他にないから。
一つには、読んでいると何か落ち着くから。
この他にも色々な答えが浮かび上がり、波紋を起こし、複雑な模様を精神作用の中に描いていくのが感じられます。
何が一番主になるのだろう?と漠然と思考を広げていったとき、思い浮かんだ一つのビジョンは、アニメ「PSYCHO-PASS」で、主人公の敵役である槙島聖護が自分をメンテナンスするために本を読んでいる場面です。
なるほど、自分の精神作用の鏡としての役割もあるなあ、と思い出されました。
自分の気に入った本のページをパラパラとめくり、指や目から得られる情報がその瞬間の自分自身にどう響いてくるか、それを彼は確かめているのでしょう。
チューニングをしているとでも言うのでしょうか。
同じ本でも、読む時々によって感じるものは違います。
書かれている内容は同じなのに、不思議なものです。
それは瞬間瞬間の自分自身という存在が常に変化しているからに他なりません。
その意味で内容が変わることのない一冊の本が、自分自身がどう揺らいでいるかを確認するツールになるのかもしれません。
自分で言えば、ツールに使える本は一体何があるだろうかと考えると「コレだ」と言い切れる本は今のところ無いというのが実感です。
ならば、僕はその本に出会うために、本を読んでいるのかもしれません。
それは言い換えれば、自分の存在を確かめるため・・・なのかもしれません。
・・・なんて格好良いことを書いてみたものの、基本的にはミーハーで「あの人が書いたものだから読みたい!」「何か役に立ちそうなことが書いてあるかもしれないから読んでみよう」「めっちゃ面白い!続きが読みたい!」みたいな適当な感じで面白いから読んでいるのに過ぎないんですけれどね。
単純に中毒かもですね。
2015年05月25日
「NARUTO」を読んでみた
「NARUTO」を思い立って読んでみました。
とりあえず一気に28巻まで。
最近の少年ジャンプを代表する漫画としてすっかり定着している感がありますが、今までちゃんと読んだことはありませんでした。
どっちかというと アンチでした。
でもかつて 大アンチ だった 「ONE PIECE」 をまとめて読んでみたら180度入れ替わって 「ONE PIECE最高!!」 となった自分歴史もあったので、これだけ売れている漫画なんだから面白いに違いないと思い、とりあえず読んでみることにしたのです。
・・・
結果としては、「自分には合わなかった」というものでした。
まとめて読む意識が強すぎたため、ちゃんと読めていないのかもしれません。
結局世界観が分からないというか、主人公に「火影になりたい」という気持ちがあるのは分かるのですがそれがどういう意味があるのかピンとこないし、何か常に受け身の展開で巻き込まれる感じで話が進んでいくし・・・
そんなこんなで感情移入できなかった、という事なんでしょうね。
FF10をやった時の感覚に似ています。
街、ダンジョン、街、ダンジョン、の繰り返しで、ワールドマップが無かったんですよ。
だから結局どんな世界を旅しているのかが最後までわからなかった。
無駄だということで省いたのかもしれませんが、やっぱり大きい地図のうえで世界を旅して、感覚の中に「こういうところを旅しているんだ」というを分かりたいというのが私の感覚だと思うのですが、そこに合わなかったんですよ。
「NARUTO」は僕には合いませんでした。
でも、力のある漫画だと思います。
漫画の好き好きは人それぞれなので、ちょっとでも気になった人は読んでみてはいかがでしょうか?
とりあえず一気に28巻まで。
最近の少年ジャンプを代表する漫画としてすっかり定着している感がありますが、今までちゃんと読んだことはありませんでした。
どっちかというと アンチでした。
でもかつて 大アンチ だった 「ONE PIECE」 をまとめて読んでみたら180度入れ替わって 「ONE PIECE最高!!」 となった自分歴史もあったので、これだけ売れている漫画なんだから面白いに違いないと思い、とりあえず読んでみることにしたのです。
・・・
結果としては、「自分には合わなかった」というものでした。
まとめて読む意識が強すぎたため、ちゃんと読めていないのかもしれません。
結局世界観が分からないというか、主人公に「火影になりたい」という気持ちがあるのは分かるのですがそれがどういう意味があるのかピンとこないし、何か常に受け身の展開で巻き込まれる感じで話が進んでいくし・・・
そんなこんなで感情移入できなかった、という事なんでしょうね。
FF10をやった時の感覚に似ています。
街、ダンジョン、街、ダンジョン、の繰り返しで、ワールドマップが無かったんですよ。
だから結局どんな世界を旅しているのかが最後までわからなかった。
無駄だということで省いたのかもしれませんが、やっぱり大きい地図のうえで世界を旅して、感覚の中に「こういうところを旅しているんだ」というを分かりたいというのが私の感覚だと思うのですが、そこに合わなかったんですよ。
「NARUTO」は僕には合いませんでした。
でも、力のある漫画だと思います。
漫画の好き好きは人それぞれなので、ちょっとでも気になった人は読んでみてはいかがでしょうか?